ケモミミ貴族令嬢にTS転生したら、ふたなりたちに玩具にされた 作:ぐらんぐらん
65 新章といえばボテ腹エッチ
約2ヶ月強の長期休みを終え、マフィは再び学院へ。
休み中はちょくちょくアヤに会いに行ったり、妹に迫られチンポをしゃぶったり、去年のことを忘れられないメイドから熱っぽい視線を浴びたり、相手できないことをちょっと残念に思ったり……
総合して健全な帰省だった。
卒業した第四王女の手配は片道だけではない。島への馬車や船も豪華仕様にしてくれた。
なので再びのVIP待遇での出迎え。学生たちは何も知らずに「ジャスリン殿下やさしー!」と感謝する。
久しぶりの島には知らない顔も多く、新入生が来たんだと実感させられる。
久しぶりの寮は不在の間も手入れが行き届いており、マフィの部屋も綺麗なままだった。
久しぶりに会う友達は相変わらず仲が良さそうで……
「私たち婚約したわ!」
「し、した……」
メロリィは嬉しそうに、キリーネヤは恥ずかしそうに報告してきた。
お互いの家族同士が集まった場で婚約を成立したとか。
メロリィの家は七位官だから両親ともに「ご、五位官家となんて恐れ多い! 詐欺じゃないよね……?」とビクビクしてたとか。
そんな思い出話を聞かされ、マフィは顔を綻ばせる。
「そっか、おめでとう。何かお祝い送るよ」
予想していたことなので普通に祝福。
「私たちとあんたの式、どっちが早いかしらね?」
「さぁな……どっちでもアヤと一緒に出席するよ」
「そういえばホウジョウ二位官令嬢は今年入学したのよね?」
「ああ。今は入学式中だろうしあとで紹介するよ」
前にも話題になればマフィが「アヤは可愛くてな~!」と惚気ていた婚約者。
友達である2人が気にならないわけがない。
入学式が終わり、待ち合わせたアヤと合流し紹介。
桜色の可愛い子狐が可愛くぺこりすれば、メロリィは予想通りの反応を見せた。
「かわい~~! えっマフィ本当にこの子と結婚すんの!?」
対してキリーネヤは「は、はじめまして」とコミュ障みたいな反応。
秘密厳守神術でバレないとはいえ、さすがにマフィにマネージャーをさせていた引け目があった。
「初めまして、アヤ・ホウジョウです。マフィがお世話になっています」
そんな事情を知らないアヤはそれぞれの自己紹介を受け、二位官令嬢として申し分ない優雅さで返す。
その後は場所を喫茶店に移してお互いの馴れ初めなんかを話しちゃったりした。
マフィとアヤは小さい頃のことを。
キリーネヤとメロリィは入学してからのことを。
チン道のことは言えないので色々省いたり脚色したりしたけど、マフィ繋がりで仲良くなったということにした。
「なるほどね~……こんな可愛い幼馴染がいたらそりゃ百合百合したくなるってもんよね」
「まさかおふたりの架け橋がマフィだなんて、なんか鼻が高くなります……!」
アヤはなにより学院でマフィに良い友達が出来たことを喜んだ。
その姿ですら優雅で、キリーネヤたちは思わず見惚れる。
可愛くて、礼儀正しくて、清楚で、しっかり者。
そんな彼女の人となりは短い間でも初対面の2人に伝わり、身分差を気にしないアヤの性分も相まってすぐ打ち解けた。
同時に「こんな可愛い婚約者がいるのにマフィは……」という空気がそれとなく混じる。
当のマフィはアヤにデレデレしまくって2人のなんとも言えない視線に気づくことはなかったのだが。
クラス替えなどは特になく新学期が始まり、2年生としての学院生活が始まった。
残り1年、もう折り返しだ。生徒たちは1年生の間に進路などを漠然とでもいいから決めている想定のカリキュラムは、大半が選択授業。
マフィは1年生の頃からだいたい方向性が決まっていたので、同じような授業をとった。
まぁ授業パートなんてほぼ飛ばすからあまり関係ないだろう。
問題は放課後、クラブ活動だ。
ジャスリンが卒業してしまい、錬術薬研究会にはもう誰もいない。
というか顧問教師すらいなくてクラブそのものが自然消滅してそう。
定期的に偽装神術をかけてもらうことになっているけど、逆に言えばそのスパンでしかジャスリンとは会えないということだ。
もしかして部屋に行っても誰もいないんじゃ……たったひとりでどうやって新薬を作れば……という懸念と共に城の7階へ。
「やぁマフィ、進級おめでとう」
おるやんけ!
これがギャグマンガならズコーッしてただろう。
残念ながらこの物語はファンタジー/恋愛でコメディ要素など皆無なのでそんなことは起こり得ないのだが。
「ジャスリン様!? 卒業したんじゃ……」
残念だったな……トリックだよ。
留年?
留年ではない。
「ここは正体を隠しつつ研究するのに適しているからね。非常勤として学院の教師になったんだ」
思いっきり王族としての権力を使っていた。
本人がちゃんとした錬術薬師じゃなければ天下りの税金泥棒みたいな就職だ。
「ボクが学生じゃなくなっただけで、キミのクラブ活動は今まで通りだから安心して」
「はぁ……」
「つまり今年もよろしくってこと」
「まぁ、はい。よかったです」
諸々考えればジャスリンがいなくなるデメリットの方が大きいマフィは呆気にとられながらも納得。
なにせ製薬に関してはこれ以上なく心強い味方だ。
彼女なしに生やす薬を作ろうなんて夢のまた夢。
「さて、まず切れかけの術をかけ直そう」
曰く、今回はかなりギリギリになったらしい。
もう数日遅れていれば術が解けてバレていたとのこと。
……そう、マフィのお腹はもう言い訳できない状態になっている。
だいたい妊娠5~6ヶ月。
長期休みが始まる前と後で目に見えて大きくなっていた。
双子が入ってるものだから大きさもその分……まぁ単純な2倍ではないけれど、立派なボテ腹と呼んでもいいくらいになっている。
「う……」
かけ直すために術が一旦解かれ、自分でも引くような見た目の変化に複雑な表情をするマフィ。
無理もない。
セックスとランニングで引き締まっていたお腹が、少し目線を下に向けただけで視界に入るくらい大きくなっているのだから。
偽装神術で体の重さはごまかせないが、改めて自分の目で見るとお腹の重さが増した気分になった。
命を宿した証。
無残に孕まされた証。
負け堕ちメスになった証。
こんな状態ではスカートの位置も下になり、ブラウスなんかまともに着られない。
「どうしたんだい?」
「いえ……」
そして孕ませた張本人が目の前にいて、優しくお腹に手を当てている。
王女専用のフカフカ椅子で、その王女の膝の上に座っている。
女としての本能が、お腹にいる子の父親が近くにいることに安心している。
そうして過ごすこと数分。
神術が施される気配はまだない。
「……ジャスリン様? かけないんですか?」
「そういえば、マフィはもう安定期だったね」
「えっ……」
愛おしそうにボテ腹を撫でる狼の目に、慈しみ以外のものが浮き上がる。
それを見逃すマフィではない。
わざわざ安定期か訊いてきたことを加味し、体の奥に熱が灯る。
妊娠した時、一緒になってジャスリンにハメ倒された生徒を思い出す……
「あ、あの、そういうこと……まだスるんですか」
「うん」
遠足は帰るまでが遠足、セフレ契約は妊娠してもセフレ。
小学生が1年目に習うこの世の摂理である。
「久々の学院で疲れただろう? 今日くらいはクラブ活動も休もうじゃないか」
こうして腕の中にいると、安心と同時に思い出すことがある。
甘い空気の中でなし崩し的に体を開かされた日々を。
すると途端にスイッチが入るようだった。
妊娠と長期休みを挟んで、そういう行為はご無沙汰だ。
もちろん口とか手はその間にも使われてたけど、股に何かが入ることはなかった。
「それとも、嫌かい?」
太ももを撫でられる。
マフィは答えない。
だが言葉にせずとも体は正直。
王女の膝の上からどくことも、絡まる腕を振りほどくこともしない。
「んっ……♡」
いつものように口づけを交わし、いつものようにまさぐられる。
婚約者が同じ島にいても、1年の間に調教されたマフィは体を許してしまう。
「でも、久しぶりで……怖いから……ベッドがいいです」
「いいよ。じゃあボクの部屋に行こうか」
お姫様抱っこで窓から下校することにも、もはや抵抗がない。
久々の王族専用屋敷、久々のジャスリンの部屋とベッド。
ここに来るだけで体が疼く。妊娠しててもお構いなしに体温が高くなってしまう。
お風呂で体を清め、何も隔てることのないボテ腹狐の姿が露わになる。
大きな尻尾に負けない大きなお腹。
その下に見え隠れする愛液を垂らした股。
控えめおっぱいもちょっとは大きくなっただろうか。
妊婦相手にもヤリ慣れてる殿下は、お腹に負担をかけないようマフィを横向きに寝かせた。
そして後ろから抱き着く形で密着。
いわゆる側位の体勢だ。
「もう胎動は感じる?」
「……実は、昨日少しそれっぽいのが……んっ♡」
胸と太ももへの愛撫。
これだけで体が励起する。
「子供も元気みたいでよかった」
ジャスリンは勿体ぶるようにいじめてきた。
乳首や股間には触れず、本当にただ撫でるだけ。
しかしエロい手つきでマフィはどんどん切なくなる。
「あっ♡ じゃ、ジャスリン様、もっと……」
「もっと?」
「もっと、触って……♡ おっぱいもおまんこも、ずっとシてなかったから……んひっ!?♡」
「あんまり優しくできなくなるようなこと言わないで」
ぎゅっと乳首を摘ままれる。
まだ母乳は出ないけど、まるで搾るような動き。
加えて太ももの間に硬くて熱くて大きいモノが差し込まれた。
「あっ、見えない……」
後ろからの素股は、自身のお腹によって見えない。
しかし間違いなく自分をママにした女殺しの凶悪チンポがズルズルと股間に触れている。
じんわり汗が浮かび、愛液で滑りのよくなった内ももはもはやオナホのように狼巨根を包んでいる。
「やっ♡ あっ♡ ひ、引っかかって、当たるっ……♡♡」
何人もの女の膣ひだを抉ってきた高いカリが陰唇と陰核に当たり、マフィはすっかりメロメロ。
「(はやく欲しい……♡ ジャスリン様のっ♡ つよつよパパちんぽっ♡♡♡)」
「ね、ねぇ……挿れ、て……」
「欲しい?」
「……ほ、しい……からぁ……♡」
「お腹に赤ちゃんがいるのに、ひどいお母さんだね」
そう言いつつ手はしっかり胸を揉みながら太ももを持ち上げ、すっかり性交慣れした形になった狐マンコにぐにゅっ♡ と亀頭を押し付けている。
巨根を受け入れるのが当たり前になった膣口は、涎を垂らしながら
ぐちゅぶっ……♡
「っっ!♡♡♡」
目には見えずとも、挿入されたのが一瞬で分かった。
存在感がありすぎる。
久しぶりのこじ開けられる感覚にマフィは息を吐きながら全身を強張らせる。
「リラックスして。壊したりはしないから」
「う……♡♡」
愛液にまみれたつぶつぶとひだひだを強引にかき分け、先端がコツンと最奥に当たる。
「っ、あ……っ!」
「痛い?」
「だ、大丈夫……っ」
「無理しないで。動かないから慣らしていこう」
この時点でも竿の半分ほどが露出している。
腹ボコしないセックスなんて久しぶりだ。こんなに余るのか……とマフィは改めて自分がいつも相手をしていたモノの大きさを思い知る。
「っ、マフィ……すごく締め付けてくるっ……♡」
一方、ジャスリンは動かずとも肉竿を刺激してくる膣内に舌を巻く。
何ヶ月も閉じていた名器はまさしく眠れる獰猛な肉食獣。
雑魚童貞ならそこに1秒いただけで果ててしまうひだひだうにょうにょ。
押しに弱く、今もこうして体を許しているメス狐の態度とは裏腹に、その体内は久しぶりの性交に湧いていた。
これが『膣は口ほどに物を言う』というやつか。
実際、マフィの心と体はいま満たされている。
「はーっ……♡ はーーっ……♡♡ う、ぐ……♡」
「イキそうかい?」
「そ、そんなわけ……」
ぐりっ♡
「あ゛っ゛!♡♡ う、動かさないでっ♡♡」
「まだ痛む?」
「ちがっ、久しぶりだから……変になるっ♡」
「そう、それなら……♡」
ひだひだを引っかけて抉るカリがゾリゾリと返っていく。
入口付近までチンポが抜かれたことに気付く前に、マフィは声を漏らしながら腰を震わせた。
「動くよ」
「っ…………♡」
ずりゅっ♡ ずりゅっ♡ ずりゅっ♡ こつんっ♡ ぐりぐりぐり……っ♡♡
「や゛っ、だめっ♡♡ 気持ちいいっ♡ 奥、あたるっ……♡♡」
腕みたいなソレが出し入れされる感覚。
心の隅にあった「赤ちゃん大丈夫かな」という懸念が吹き飛ぶほどの快楽が襲い、でっかいチンポが往復する度に軽イキに見舞われる。
膣はきゅうきゅうと締め付け、亀頭と竿を包んで搾り、羊水を漏らさないために閉じているはずの子宮口でさえちゅっちゅっ♡ とおチンポ様に媚び媚び。
ブランクなど関係ない。
一度堕ちたメスが常人に戻ることなどない。
まるで奴隷の焼き印のように
ぱちゅっ♡ ぱちゅっ♡ ぱちゅんっ♡
「お゛っ゛♡♡♡ お゛っ゛♡ い、ぐ……♡ だめイッちゃうっ♡♡」
重いお腹で思うように動かない腰が控えめにガクガクと震える。
そんな些細な逃げも許さんとばかりに、王女の両手がガシッと腰を掴み……今までよりもう少し深く挿入される。
「イ゛っ、あ゛♡♡♡ いぐっ゛♡♡ っ゛、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーっ゛♡♡♡♡♡」
久しぶりの深イキは、そのまま狼チンポへの奉仕攻撃となる。
ジャスリンもまた短く呻き、竿をブルブルと震わせた。
「やっ、じゃすりっ♡ しゃまっ♡♡ イッてる゛っ゛♡♡ からっ♡ だめ、だめだめだめぇっ゛♡♡♡」
堕ちメスの懇願など意にも介さず、申し訳程度に子宮に配慮した激しいピストン。
ふたなりは射精という明確なピークと緩急があるが、メスはそうはいかない。
イッてる最中に激しく突かれればずっとイキッぱなし。
それは射精まで続き……射精してる最中にも続いた。
「っ、出すよっ♡♡」
「お゛ぉ゛ぉ゛っ゛♡♡♡ 出しっ♡ らひてぇ゛っ゛♡♡♡ なかっ♡ いっぱいぃぃ゛♡♡♡♡」
ぼびゅっ──♡
「あ゛────♡♡♡」
びゅびゅびゅぶぶぶびゅるるる゛っっ♡♡♡ びゅーーっびゅびゅぶぐぐぐびゅぐぐっっ゛♡♡♡♡♡
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁあああぁ゛ぁ゛っ゛っ゛!!♡♡♡♡ イ、っ゛っ゛ぐぅ゛ぅ゛ぅ゛♡♡♡♡」
お腹と股の間で弾ける熱い何か。
それはマフィを苗床にし、いま子宮にいる子供たちを仕込んだ繁殖力抜群遺伝子の濁流。
ただでさえ膣内はチンポでミッチミチに詰まってるのに、摘まんで噛めるほどの半固形ザーメンが無理やり居場所を作って広げていく。
「射精ながいっ♡♡ もう入らない、入らないからぁぁ゛ぁ゛っ゛♡♡♡」
一発で精液ボテさせるような波濤は狭膣と巨根の圧力に負け、とうとう結合部から勢いよく飛び出す。
隙間から白い礫がブピブピと太ももとシーツに飛び散る。
布地に染みこまないそれらは、いかにぶっ濃くてネバネバしているかを表していた。
「──……ふぅー……♡」
やがて王女の射精が終わり、精液と愛液で汚れたイチモツがずるりと引き抜かれる。
柔らかくなってもなお大きなソレは腰かけのように太ももの間に居座り、発される雄と雌の匂いはマフィの鼻まで届いてきた。
「大丈夫だったかい?」
「ば、ばかぁ……♡ なんで抜かないんだよぉ♡」
「キミが中に出してって言ったんじゃないか」
ジャスリンの吐息が耳のすぐ隣に。
同時にマフィの背中には柔らかな感触。
王女のおっぱいが潰れるほど抱き締められ、いまだ冷めやらぬ快楽の中に安心感がやってくる。
「中が嫌なら、次はどうしようか?」
「外……顔でも胸でもいいから♡」
「それだけ?」
「じゃあ飲むから……早く続きして……♡♡」
当たり前のように甘い声でねだる淫乱狐。
もし親類縁者が見たら頭を抱えるか卒倒する光景だ。
「後ろも使っていい?」
「…………」
マフィは頷く。
「そっちなら中に出してもいい?」
「…………」
マフィは頷く。
久しぶりの菊穴もまた、物欲しそうに蠢いていた。
その後、全身を夥しい量の子種ゼリーで染められたマフィは深夜に差し掛かろうという時間にようやく解放された。
宣言通り何発も精子をぶっかけられ、胃にも腸にも子種汁が詰まっている。
こんなに出されたら身籠っていなくても同じような腹になっていたことだろう。
もはやザーメンタンクだ。
その様はまるで大人数にレイプされた哀れな娘。
しかし本人の顔は享楽に染まり切っており、喉から漏れる声には悦びの余韻しか含まれていない。
「ァ゛…………♡♡ ぉ゛っ゛……♡♡」
「お風呂はメイドにやらせるから、このまま寝ていいよ」
ちょっとやりすぎただろうか……ジャスリンは苦笑する。
まぁマフィもマフィで久々のセックスにタガが外れたのでおあいこだろう。
「今日は泊まっていいから。術は明日また、ね」
「は、ひ♡♡♡」
「『バラレーリュを穿つ北蓋、ハクトシュカの南門、集め惑わす黄昏の砌、左右の窓を叩く風』」
翌朝、王女自らの術によってマフィの体の形が変わっていく。
数秒もしないうちに、孕む前の健康的な狐の姿が戻ってきた。
あくまで偽装なので本当にお腹が引っ込んだわけではないが。
「うん、これで大丈夫」
「どうも……」
「ん? どうかした? 術は完璧なはずだけど」
「いや、そういうんじゃなくて……」
マフィはもじもじと両手の指を絡め、口を尖らせる。
「昨日は流されたけど……もう婚約者も入学してきたから、ああいうのは控えてほしいです」
なんとコイツ、まだこんなことを言えるだけの理性があった。
だが理性があるだけにNTRモノのテンプレみたいな台詞を吐いている。
「放課後とか週末とか、アヤと過ごしたいんで」
「そっか……分かった。婚約者との時間は大切だよね」
ジャスリンはあくまで物わかりの良さを見せた。
だってもう孕ませるまでやってるし。
「でも、たまにはボクのために時間を作ってくれるかな?」
まるで少女漫画のような顎クイと、至近距離でのイケメンスマイル。
並みの女子なら腰を抜かして「はひぃ~♡」と頷くところを、マフィは目を逸らして耐える。
「まぁ、たまになら……」
こうしてマフィの2年生は始まった。