※この作品はR-18です。

ケモミミ貴族令嬢にTS転生したら、ふたなりたちに玩具にされた   作:ぐらんぐらん

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76 悪い、やっぱ小せえわ……

 急遽予定変更、アヤは実家に戻るのを諦め学院の施設に収監……じゃない、入居した。

 

 彼女はどうやら発情期が近くなればなるほどむずむずが強まるようで、内股でもじもじするのを見たマフィは危うく襲いかけたとか。

 

 嵐がやむ少し前の日、見舞いに行ったマフィはとうとう面会謝絶を言い渡された。

 

「(とうとうこの日が……!)」

 

 マフィも折良く危険日と思わしき期間。

 天が孕めと言っている。

 

 今すぐ押し通って凸りたい気分を抑え、マフィは登校。

 もちろんアヤが学校を休もうが学院は平常運転。やるなら放課後である。

 

 

 

 夕方、件の建物へとやってきたマフィは朝と同じ守衛さんと顔を合わせる。

 朝は拒まれたが、今回は普通に通された。

 

 日中のうちにしっかり手続きを踏んだからだ。

 

 婚約者であり来年には結婚するともなれば家族も同然。

 正式な手続きがされているのなら、中でナニが起きても学院は関知しない。

 

「えっと、17号室……」

 

 中はお嬢様学校としての最低限の西洋風な意匠が施された、城よりかは新しい印象を覚える。

 

 一定間隔で扉が並び、中でどんな惨状になっているかは知れない。

 前にマフィが実家で隔離されたのと同じように、防音の神術がかけられているのだ。扉はもちろん施錠済み。

 刑務所? 人聞きの悪い……

 

 アヤの部屋は簡単に見つけられた。

 

 この扉の向こうで彼女がどうなっているのか、想像するだけで胸が締め付けられる。

 

 悲しい方の意味ではない。キュンキュンという萌えによってだ。

 

「ゴクリ……」

 

 もし自分のように頭バカのシコ猿になっていたら、多分死ぬほど引く。

 でもあのアヤが……と思うとキュンとくる。

 

 もしジャスリンのように問答無用で襲い掛かってくるレイプ魔と化していたら、多分死ぬほど引く。

 でもあのアヤに襲われる……と思うとキュンとくる。

 

 どんなアヤでも受け止めるんだ。それが婚約者の甲斐性ってやつだ。

 

 マフィは意を決して鍵を刺し、扉を開く。

 

 

 

 部屋の中は思ったよりも過ごしやすそうだった。

 調度品は一級モノばかりだし、そこかしこにいかにも貴族的なラグジュアリーみを感じる意匠の細工。

 あくまでお貴族様を丁重にもてなす……という風情を感じる。

 

 まぁ、窓にはめられた鉄格子が全部台無しにしてるんだけど。

 

 もてなされる客も当然そこにいる。

 

 モフモフ尻尾で大きく盛り上がったシーツを頭まで被っているのはアヤだろう。

 その下からは唸るような啜り泣きの可愛らしい声も聞こえてくる。

 

「アヤ?」

「っ……!? ぁ、嘘……」

 

 アヤはオナニーバカになるでもなく、獣のように襲い掛かってくるでもなく、シーツにくるまって泣いていた。

 

「ま、ふぃ、だめ……っ!」

 

 マフィは察する。自分とて発情期を経験した先輩だ。

 

 真面目なアヤは内から湧き出る衝動を「悪いもの」と捉え、それが止まらず自分が支配されていくのが怖かったのだ。

 

 もし実家なら隔離されるとはいえ身近に家族や家人がいる。

 しかしここは学院の隔離施設で、お世話といえるものは決まった時間に食事が壁の小さな穴からお盆に乗って差し出されるだけ。

 刑務所……?

 他にも発情期の生徒が多数収容されているからどこか機械的。

 

 アヤがいくら歳と見た目に不相応な落ち着きと真面目さを持っていても、やはり15歳。

 頼れる者がいない状況で約1ヶ月もの地獄を過ごす……恐怖と不安で泣き暮れるしかなかったのだろう。

 

「きちゃだめ、っ゛……! なんでここにっ」

「アヤが心配で……」

 

 さて、ここからがマフィの演技ターン。

 

「今すぐ出てって、くださあ゛っ……!?♡ あ……はやくっ゛♡」

「で、でもアヤが苦しんでるのに……」

 

 泣き声のような怒鳴り声のような必死な懇願を無視して、マフィは扉を閉めてベッドに近付く。

 

 多くのふたなりに二度見される色気、そこにいるだけで女の魅力を振り撒くビッチがやってくるのだ。アヤの目には淫魔がにじり寄ってくるようにしか見えない。

 ちなみに『ビッチ』はピー音なしで地上波で流せる単語である。

 

「無理しないで、アヤ……」

 

 発泡スチロールなどのプラスチックを火で炙るとどうなるか、それは火を見るよりも明らか。火だけに。

 

 マフィという火が近付き、理性が炙られデロデロに溶けていく。

 

 アヤは必死に姿を見まいと目を閉じて、声を聞きまいと耳を手で折りたたむように押さえる。

 

 だが無駄だ。

 淫魔にとってシーツなんてシールドは無いも同然。

 ベッドのすぐ傍まで来てしまえば、理性が溶けている人間が「彼女を見ないようにする」なんて、翼も無しに空を飛ぼうとするようなもの。

 

「あ……」

 

 アヤも同じ。

 気配で感じる色香に五感が吸い寄せられ、顔がそちらに向いてしまう。

 

 そこには発情期の人間の前に立つというのに警戒すらしていない笑みを浮かべる婚約者の姿。

 

 

 なお、この笑みは精一杯我慢しているものが漏れ出たニヤニヤである。

 

「(うわあああぁぁ! アヤ超かわいいいぃぃ!!)」

 

 麿っぽいまんまる眉毛を極限まで八の字に歪め、作り慣れてない皺を眉間に作り、小さなおくちは歯を食いしばり、唇の端からは涎が垂れている。

 頬は紅潮し、汗も熱もある。

 

 一見すれば重い風邪に苦しむ病人。

 

 本能と理性が争い、孤独に苛まれるかわいそうな狐の姿である。

 

 マフィは今すぐガバッてやりたいところを抑え、待つ。

 ガバるのはアヤの仕事だ。

 

 既成事実のためには『発情期の婚約者に襲われる令嬢』にならねば。

 

「はぁっ、はぁっ、はぁ……っ、ぁっ……! まふぃ、おねがっ……もうっ……!」

 

 糸一本のような細い理性が切れそうな瞳で最後の抵抗。

 

 普通の令嬢なら、婚約者の必死の願いを聞き届けて逃げるだろう。

 マフィは動かない。

 ただ慈愛(と仄暗い)笑みを浮かべるのみ。

 

 

 アヤがシーツを捨てて飛び掛かってくるまで、さほど時間はかからなかった。

 

「わっ」

 

 肩を掴まれ、床に押し倒され、熱く荒い吐息が上から降り注ぐ。

 

 目の前にメスがいれば問答無用で襲い掛かる、獣欲の塊。アヤは正しく発情期に侵されていた。

 

「はっ、はっ♡ ま、まふぃ、もうだめ♡ 助け、て……♡」

「っ~~…………!」

 

 あのアヤが、オスの欲丸出しで自分を見下ろしている。

 かわいい以外の感情が消し飛び、下腹部もキュンキュンする。

 

「ふーっ、ふーっ!♡」

 

 小さなてでマフィのブラウスに手をかけ、ぶちぶちとボタンを千切りながら胸元を開く。

 さらにはブラもずらし、いまだ小さくならないママおっぱいも外気に触れた。

 

「あっ……♡ アヤっ」

 

 乱暴な手つきで胸を揉みしだく手。

 相手を気持ちよくさせようとかは微塵も感じさせず、ただ行為の前に戯れで感触を楽しむかのよう。略して前戯。

 

 ぐにゅっ♡ むにむにっ♡ ぐいー♡ と捏ねれば捏ねるほど形を変えるマフィぱいに、童貞アヤは感動を覚えた。

 

「ま、マフィ、たす……助けて……♡ 変に、へんに、なる、ぅ……!♡」

 

 自分よりも小柄で年下な幼馴染が必死に縋ってくる。これに耐えられる者がいようか。

 少なくとも鼻血が出るのを必死で堪えてるマフィには無理だ。

 

「チュ……んっ……♡ ちゅっ♡ ちゅっ♡」

 

 親鳥に餌をせがむような吸い付きを唇で受け止め、口内に自分のものより高い体温を受け入れる。

 

 アヤとここまで濃密なキスをしたのは初めてのこと。

 これまでは唇が触れ合うだけのことしかしてなかったのに……ゆっくり育てるプラトニックなラブから一気に進んだ。

 

「もうだめ、まふぃっ♡♡ 足りないぃっ……♡」

「うん……いいよ♡」

「でも、やり方、わからなくて……っ、どうすればっ……」

 

 残念ながらアヤは童貞、それもオナニーすら知らない無垢。

 

 問答無用で本能のまま合体とはならなかったが、それはそれでいいかとマフィは微笑む。

 

「大丈夫、俺がリードするから♡」

 

 なんでリードできるんですかね……? という疑問は発情期のアヤには浮かばない。

 気持ちよくなれればそれでいいのだ。

 

 

 マフィは悶える婚約者を抱えベッドへ。

 

 自身は一足先に全部脱ぎ、必死に絞った体型と大きくなった胸に釘付けになるアヤの簡素なワンピースにも手をかける。

 

「邪魔だから、全部脱ごうな」

 

 期待に胸を膨らませるマフィも興奮を隠しきれない。

 ガチャ画面で虹色に輝くやつが出てきた時に似ている。

 

 脳裏に浮かぶのはかつての強敵(セフレ)たち。

 彼女らのイチモツを初めて見た時の衝撃は、まだマフィの中に思い出として残っている。

 

 それを上書きする勢いで、愛しいアヤのモノを瞼に焼き付けるべく、マフィは生唾を飲み込んでアヤを引ん剝く……

 

 

「………………あれ?」

 

 そこにはショーツがあった。

 なんだ、穿いているのか。

 

 中で何度も射精してしまったのだろう、栗の花のかほりがツンと鼻孔をくすぐる。

 

「(可愛いパンツだな……膨らみ具合はちょっと布が張ってる程度……萎えちゃってるのか? 発情期に萎えるとかあるか知らんけど)」

 

 これまでの経験から、下着がくっきり盛り上がって影で形が伺えるようなのを期待し、下着からはみ出してるのかとも思っていたが……まぁいい。脱がせば同じことだ。

 

「コレも脱いじゃおうな~♡」

 

 少し躓いたが、やることは変わらない。

 苦しそうな輝く太ももを撫でながら腰に手をかけ、マフィは一気に下着をずり下ろす……

 

 

「………………えっ?」

 

 そこにあったのは、マフィの期待していたモノではなかった。

 

 いや、きっとそれは"ソレ"なのだろう。

 ぷるぷる震えているのは外気に触れて冷えたからではない。

 発情期らしくピンと上を向き、先端から精液混じりのカウパーをダラダラ垂れ流すソレはまさしくマフィの見慣れた男根……そのはずだ。

 

 しかし見慣れたモノたちとはサイズが違いすぎる。

 

 指輪っかで回らないほどの太さとか、顎から頭頂部までありそうな長さとか、そういうのとは無縁。

 

 太さは親指程度、長さは小指程度……こんなの前世でも見たことがない。

 

 この世界で巨根ばかり見てきたマフィにとって……アヤのソレは存在しないのと同じ。

 もう逆にびっくりした。

 

「ちッッッッッッッッッッ──………………ッスーーーーーッ…………」

 

 思わず「ちっさ!!」と言いかけて踏みとどまった。

 えらい。

 

「(え、ちっさ……小さすぎない? これ勃起してる……んだよな……? ええぇ……?」

 

 ポジティブに考えれば、100人中100人が可愛いという感想を抱くアヤの容姿と体格的にはぴったりではある。

 リアリスや赤毛姉妹のような『可愛い顔に凶悪な~』といったギャップの無い、ストレートに可愛さ重視みたいなサイズ。需要が無いわけじゃない……はず。

 

 でも物には限度があるだろう。ここまで下限ブチ抜くのは何かしらの法に引っかかるんじゃないか?

 

 ネタとかではなく、短小って実在するんだ……と感動すら覚えた。

 

 

「あう……あ、マフィ……?」

「っ、ごめんごめん! 初めて見るから(大嘘)びっくりしちゃった」

 

 触っていい? と確認しながら答えを待たず手を伸ばす。

 

 あまりの衝撃に混乱して「これ本当にチンポか?」と確認したくなってしまったのだ。

 

「(あー……一応硬い、けど……)」

「っ!?♡ まふぃ、だめ──ふぁっ、ああぁぁっ♡♡」

「えっ!?」

 

 ぴゅっ、ぴゅるるっ、ぷぴゅっ♡

 

「ご、ごめんなさ……ま、また出……っ♡」

「えっと、これは……」

 

 掌に収まってしまうようなソレをちょっと触って握るだけで、白っぽい液体が飛び出した。

 

 ちょっと糸を引くだけの、水で溶いたローションみたいなそれは多分、きっと精液……なのだろう。

 匂いは紛れもなく同じだし。

 

 幸い、射精したにも関わらず硬いままではある。おそらく発情期パワー。

 

 だがぴくぴくと頼りなさげに震えるモノを見ていると、いつ萎えてもおかしくないと思えてくる。

 

「えっと、その……それじゃ、シよっか」

 

 さっさとシてしまうのが吉……マフィの本能がそう唱えた。

 

 

 

「俺が上になるから、アヤはそのままで、な?♡」

「ううっ♡ マフィ、はやくぅ♡♡」

 

 はー、ギャンかわです。

 

 真面目系後輩婚約者が発情期でトロットロになって自分の下でおねだりしてるなんて夢以外の何物でもない。

 短小とかどうでもよくなるくらいかわちい。

 

 そうだ、アヤはこんなに可愛いからアヤなんだ。

 

「男の価値は髪の毛の量で決まるもんじゃない、ハートで決まるんだ」という名言もある。

 

 ふたなりの……人間の価値はチンコのデカさなんかで決まらねぇ!

 

 気を取り直していよいよ挿入。

 仰向けのアヤの上に覆いかぶさる騎乗位の形に。

 

「挿れる……ぞ……♡」

「マフィ、なにを──っ!?♡ っっ!?♡♡ く、うぅぅぅぅ……!?♡♡」

 

 日々の過酷な修行(セックス)の中で自然に鍛えられた下半身で秘所をアヤのチンポにあてがい、そのままゆっくり腰を下ろす。

 

「入った……?」

「な、っ♡♡ なにこれっ♡ あつっ、ちんちんが熱いぃぃっ♡♡」

「(あ、入ってるのか……)」

 

 感度も興奮度合いも通常時の何倍もある発情期に、マフィの膣は毒が過ぎた。

 

 にゅるにゅる、つぶつぶ、ぞりぞり、きゅっきゅっ……

 

 そうしたグロテスクな快楽が全方位から襲い掛かるのだ。気持ちよくないわけがない。

 惜しむらくは、根元まで入っても奥どころか真ん中にすらとどかないせいでその全貌を味わうことができないところか。

 

 ちなみにこれだけで耐えられなかったアヤは早速ぴゅっぴゅっ。

 

「(ん、熱っ……カウパーの感触……?)」

 

 今まで受け止めてきた種付けザーメンに比べ量も濃さも劣る精液は、マフィに先走りと間違えられるうっす~い米とぎ汁だった。

 

 射精を気付かれていないのでマフィはとりあえず揺するように動いてみる。

 それがまたアヤに殺人級の快楽を与え、さらにぴゅるるっ。

 

「ふあぁぁぁっ!♡♡♡ だめ、まふぃ、うごくのだめぇっ゛♡♡♡」

 

 もはやトラウマになりそうな童貞卒業に、アヤは悲鳴をあげた。

 

 一方、マフィはとても喘げそうにない。

 

「「(ええー……これ、かぁ……これかぁ……うそぉ……)」

 

 内心のガッカリを顔に出さないよう必死。

 待ち望んだアヤとの情事だというのに、アヤかわいい以外のポジティブな感情が湧いてこない。

 

 チンポの大きさや形は十人十色。

 大きな人もいれば小さな人もいる。

 

 子供でも分かる常識を忘れていたのは、これまで相手してきたのが上振れ上澄みチンポばっかだったせい。

 確かにイリーゼやチン道童貞3人衆といった平均的なチン主もいたが、それでも気持ちよかった。

 

 だがアヤのモノは、入ってるかどうかも分からない小指チンポ。

 

 動けば「あ、うん、入ってるね」と気付けるくらいの、愛撫にもならない擦りつけ。

 

 いや指でも入ってれば多少は気持ちいい。うん多少は。

 でも入口付近でスポスポされても、奥イキに慣れ切ってしまったマフィにとっては物足りない。

 

「(この世界大きな奴ばかりだったのに、よりによってアヤがこんな……)」

 

 はっきり言ってしまえば、「残念窮まる」。

 

 だがこれが現実だ。

 マフィが知らなかっただけで、ずっとそうだったのだ。決まり切っていた予定調和だったのだ。

 

 だって第1話投稿時点での作品あらすじで「婚約者である幼馴染(短小ふたなり)」って書いてあったんだから。

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