ケモミミ貴族令嬢にTS転生したら、ふたなりたちに玩具にされた 作:ぐらんぐらん
知らない天井だ……
「おはよう、マフィ。無理やり連れて来てしまってすまないね」
「んんぅ……?」
すぐ近くから殿下の声。
久しぶりにこの声を聞くとぞわぞわする。
低いけど低すぎなくて、滑らかで。
てかなんでこんな近くに殿下が?
確かさっき……そうだ、殿下のお茶に睡眠薬が入ってて……
「──おわぁっ!?」
意識が覚醒してきて、自分の状況も把握する。
私はベッドに寝かされていた。
そのベッドに殿下が腰かけていて、なんか私の髪をひと房すくい上げていた。
驚かない方が無理だ。
飛び起きて殿下から距離をとる。
……うん、なにもされていないようだ。よかった。
あ、でも着物に皺が。まぁ神術で直せばいいか。
さっきの部屋とは違う場所だ。
窓は無いし照明は薄暗いけど、部屋そのものの意匠は変わってない。
城の中ではあるんだろう。
デカいベッドしかないのは不自然にもほどがあるけど……
「で、何してんですか。意味わかんないんですけど。拉致ですよこれ」
「そうだね」
「釈明してくださいよ!」
声音自体には謝意が籠ってるのに、相変わらずニコニコと。
私だって伊達に2年もこの人と一緒だったわけじゃない。笑顔の種類くらい分かるつもりだ。
この微笑み方は……のらりくらりとしたい時。
結局わからん。何がしたいんだこの人は。
……いや、数パターンある可能性を予測できないわけじゃない。
でも想像したくない。
もし本当だったら、その、困る。
「あら、お目覚めになられていたのですね、お姉様」
「お帰りリアリス君。そっちはどうだった?」
「つつがなく」
「なら早速……」
よく分からないままリアが部屋に入ってきて、よく分からないまま殿下に「はいこれ」と小瓶を渡される。
容器は一緒だけど中身はさっき見せてくれた『生やす薬』とは違うものだ。
むかし飲んでたやつと同じような、何も言われなくても中に入ってるのが何か分かるような。
「これは……」
「学院でキミが飲み慣れたものだよ」
っ……
学院でのことは、思い出そうとすれば昨日のように鮮明だ。
でも思い出さないようにしていた。
この人に抱かれるのが日常で、弄られる感触も貫かれる感触もまだ肌の内と外に残っているようで──
「ふ、ふざけないでください!」
私は瓶を投げ捨てた。
割れて床を汚すかと思ったけど絨毯に落ちたようで予想した音は聞こえてこない。
それよりもだ。
こいつらは2人して何をしようとしている?
殿下もリアも、私が結婚することを承知で「今だけ」とか「卒業するまで」とかの関係でいたはずだ。
今はもう結婚してて、それ以前のことは過去のものにしたんだ。
いま渡された薬が『体の耐久性と柔軟性を上げる錬術薬』だというのは瞬時に理解できた。
それが何を意味するのか、分からないほどバカじゃない。
怒りが湧いて当然だろ。
「何やってるのか分かってるんですか!? 冗談にならないような戯れに私を巻き込まないでください! リアも一緒になって何やってんだよ!」
こういう誘いをしてきたのもそうだけど、なによりムカつくのは……私がその誘いに乗ると思われてること。
確かに昔は押し切られたりズルズルになったりしたけど、もう昔の私ではない。
今は結婚していて、子供もいる。
ホウジョウ家の次期夫人なんだ。
2人は何も言わない。
私が怒ったのに、どこか勝ちを確信しているような余裕しゃくしゃくのまま。
「な、なんだよ……なんか言えよ」
「ふふふ、失礼しました。お姉様は相変わらず健気でお可愛いと思ったらつい見入ってしまって」
リアが近付いてくる。
私の座るベッドに手をついて、上体を近付けてきて……これまでの経験から抱き着かれるかキスされるものと思って後ずさる……間に合わない。
思わず体が強張った。
それを察知したのかは分からないけど、リアの接近も止まる。
止まったとはいえ息のかかる距離。
私と同じ赤い瞳に映る自分自身の顔すら見えるほどに近い。
一瞬だけ止まった動きを再開させようとして、今度は背中に柔らかい感触が。
いつの間にか殿下が私の背に回って逃げ道を塞いでいる。
「お姉様、好きです」
それが家族愛からくる言葉じゃないことも、ホウジョウに嫁入りした私に言うべきでない言葉であることも分かっている。
「ボクもキミが好きだマフィ、愛している」
王族だからって既婚者に言っていい言葉じゃないことも、返事なんてできない言葉だということも分かっている。
なのに私は2人の言葉の意味を噛み砕くことすらしなかった。
久しぶりに超間近で見るリアは可愛いなとか。
この前までちっちゃな子供だったのに16歳になって大人っぽくなったなとか。
めっちゃ良い匂いするけど何の香水かなとか。
殿下って王子様系なのに胸は普通にあるなとか。
相変わらず耳元で囁かれると体の力が抜けちゃうとか。
後ろから抱き着かれると色々思い出しちゃうとか。
とかとかとか。
多分現実逃避みたいなものだったんだと思う。
私は逃げることも言い返すこともできなくなって、完全に止まった。
きっとこの時はまだ動けたんだと思う。
突き飛ばすなり暴れるなりすれば虚を突けて脱出できた。
でも姉が妹に暴力を振るうなんてできるわけがないし、殿下に怪我なんてさせたらっていう保身の心も邪魔をした。
躊躇してからではもう遅い。逃げるチャンスはもうとっくに遥か後方。
だからなんとか説得するしかない。
私はアヤの妻だから2人の気持ちには応えられない。断固拒否だ。
本心からそう思ってる。
どうにか言葉を絞り出そうとして、ようやく喉から声が出てくる。
同時に目からも少し……キャパオーバーになった私の頭の悲鳴を代弁するような涙が頬を伝った。
「…………ごめん、むり……だから……はなして……」
泣き落としとか、女々しくて嫌だったんだけど。
私の最後の抵抗はこれだけだった。
その効果はリアの目を少し見開かせて動きを一瞬止めるだけ。
「ああ……お姉様ってばおいたわしい。怖がらせてしまいましたね」
リアは一瞬の驚きの後、微笑みを見せる。
しかし退くことはなく、さらに近付いてきた。
ただでさえ文字通り目と鼻の先だったのにもっと近付くということは、距離なんてなくなるということで……
「ん、あっ……チュッ、やめ──ンンっ……!」
「ン……お姉様……ちゅっ、好き……♡」
唇が触れて、さらに奥まで。
当たり前のように舌を入れようとしてくる。
もちろん私は力を込めて口を結ぶ。
でも無駄だった。
やめろと言おうとした隙に滑り込んできた。
妹の舌を噛めるわけもなく、結局されるがまま。
「らめぇ……っ、う、っ……! もうやらっ、わかった、わかったからいったんやめてっ」
「いいえやめません……ちゅっ♡ お姉様が家を出てから……ずっとずっとこうしたかったんですから♡」
長い長いキスだった。
リアだけではない。殿下も後ろから私の耳を手で畳んできて、私の中に入った舌の動きと水音が頭全体に反響する。
どれだけの時間をそんな状態でいただろう。
1分か1時間か、何度もやめてほしいと言っては却下され、狩人のような舌に嬲られ続けた。
唇だけじゃない。変な触られ方はしてないけど、体も前後からぎゅううとサンドイッチにされている。
もう着物はしわくちゃだ。
力が抜けて、指先すら思うように動かなくなって、ボーっとする。
ようやくリアが唇を離した時、体の密着も解けて……空気がひんやりしてるのを感じて初めて、自分の体温がすごく上がってるんだと気付いた。
変な薬とかじゃない。というか薬でもない。
キスだけで、こんなにも腰が抜けた。
リア、いつの間にこんな……キス上手すぎ……
「ふふっ、お姉様ったらすっかり蕩けて……夫人がしてはいけないお顔ですよ」
「リアリス君、ボクもいいかい?」
「本当は死ぬほど嫌ですけど……仕方ないので許します」
顎に手を添えられ、横を向かされる。
そしてまた熱い吐息が口の中に侵入する。
ああ、この舌の動かし方……学院にいた頃に何度もされたやつだ。
「ちゅっ、ンっ、あっ……♡ だめ、殿下……」
「フフッ、可愛いよ。子狐」
貪りながら気持ちよくさせてくるリアのキスとは違う。
女をトロトロにほぐす、優しくて深いやつ。
それでいて体内を支配しようとするかのように唾液も流し込まれるやつ。
知らず知らずこっちから「もっと、もっと」とせがみたくなるキス。
殿下との時間もまた長くて、足と腰が空気に触れるひんやり感に気付くのが一瞬遅れる。
着物だから帯を解いて布をめくるだけですぐ肌が露わになってしまうのだ。
「あらあらまぁまぁ、お姉様ってばこんなに濡れて♡ 下着までヌルヌルですよ♡」
「ひゃっ!? にゃにを──」
「マフィ、よそ見はいけないよ」
「おつらいでしょう。脱がせちゃいますね♡」
体に力が入らないのだから抵抗もできない。
ショーツはいとも簡単に脱がされ、股の辺りがヌチヌチとべたついてるのが分かった。
そしてお腹の上にズンと乗った重いモノ……それが何なのかもすぐに理解できた。
「はぁ……♡ またお姉様と結ばれるなんて夢みたい♡」
「っ!? ンーーーー! ンーーー!」
それだけはまずい。
絶対にダメだ。
「ひっ……! お、おいやめっ!」
冷静さと一緒にわずかな力も戻ってきて、私を抑える殿下をなんとか押しのけてリアの方を向く。
「大丈夫だよマフィ。薬は飲ませたから怪我をすることもない」
殿下が言うにはキスしてる時に唾液に混じらせて──とのことだけれど、体が心配で拒んでるんじゃない。
「なぁリア、だめだって! ほんとにだめだから! お前だって婚約者いるだろっ!」
「アレのことを覚えていたんですね。ご心配なく、練習台としてちゃんと愛してあげましたから♡」
ずりゅっ──♡
「っ!!?♡♡ あ、っ♡」
「あらあら? まだ擦っただけですよ♡ 1ズリで達してしまわれるなんてこと、ありませんよね?」
嘘、だろ……今、リアのがちょっと動いただけで……!
挿れてもないのに、ちょっと触れてるだけなのに!
「どうしました? アヤ様とラブラブなら夜の営みも沢山されているでしょう? そんな生娘のような反応をされたらイライラしてしまうではありませんか」
「お、お願い止まって! 話聞いてっ!」
「なんですか? もう挿れたいんですけど……♡」
こんなの挿れられたらおかしくなるに決まってる!
絶対ダメだ……こんなおっきい……おっきいやつ……
「もうやめよう……リアが私のこと好きなのは昔から分かってるから。私もリアのこと好きだよ、だからこんなことやめよ? ドッキリだろ? 殿下と悪ふざけしてるだけ……でしょ? 冗談だって言ってくれれば怒らないし、別に誰にも言わないから放して、ね? ね?」
さっきとは打って変わってスラスラ出てきた。
声は震えてるし早口になってるけど……伝わってるはず。
「殿下もほら、らしくないですよ、こんな強引なの。だからイタズラだってバレバレで……」
──ぐぷっ♡
「ぇ゛……っ!?♡ 待って、リアっ! 挿れないでっ!」
「一度だけ謝りますね。ごめんなさいお姉様♡」
「なにが──」
リアはがっしりと私の腰を脚んで、先端だけ密着しているモノをさらに挿れようとする。
両腕は殿下に掴まれてしまった。
逃げられない。
「ボクも一度だけ謝っておこう。ごめんねマフィ、らしくない強引な手段をとってしまって。でもボクらは決めたんだ」
「やっぱり諦められませんでした。だからわたくしたちで……お姉様を堕とします♡」
にゅふふぐぐぷぷ……♡♡
「ぎっ♡♡♡ やめ、入らな……♡」
リアが私の中に入ってくる。
こじ開けられて、隙間なく密着して、奥を押し上げようとしている。
だめだ、そんなのだめ……
「う、せま……っ♡ ほとんど閉じてるじゃないですか。もしかして全然シてないんですか?」
そんなわけない。アヤとはよくシている。
お前のが大きすぎるだけだ。
──と言おうとしたけど、言葉なんて吐ける余裕もない。
ずっと忘れようとしていた感覚がまた来る。
嫌だ。嫌。忘れたままでいたいのに……!
「それか、アヤ様のが小さいとか?」
「ぎゅっ゛……♡♡ ふっ、ふーっ!」
「あらあら、そんなに睨まれたら本当かと思ってしまうではありませんか♡」
ぐりっ♡
「あ゛っ♡♡♡ ああっ♡ やっ♡ だめぇっ♡♡」
「そんな声で言われても説得力がありませんね♡」
「お、おく、あたってる……もう行き止まり……ぃっ♡♡」
お、っき、すぎる……♡
むり、こんなのムリっ!♡
もう子宮に当たってる!
「でも私のはまだ余ってますよ。どうしましょう?」
ほっぺに指を当てるように、亀頭で子宮をぐりぐりされる。
結婚してからはディルドでしか感じたことのなかった感覚……いや、ディルド以上に大きくて、なにより熱い。
久しぶりなのに痛みとか全然なくて、ただ……いや、だめだ、思っちゃだめだ……!
「昔みたいに根元まで包んでください、お姉様っ!♡」
グボォッ!♡♡♡
「ぎゃ゛っ♡♡♡♡ ああああぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーっ゛!!♡♡♡♡」
あ……
あああ……!
これ゛っ……♡ 根元まで……お腹が、あああぁぁ♡♡♡
「ああっ♡♡ お姉様の膣内!♡ ぎゅうぎゅうと締め付けてきますっ♡♡ 気持ちいいっ♡ お姉様も気持ちいいですかっ♡」
「お、おねがっ゛……リア、抜いてぇ゛……♡♡ ッ、い、うううぅぅ゛ぅ゛♡♡」
い、イっちゃった……挿れられただけで、簡単にイカされた……!
やっぱりムリ、こんなの絶えられない。抜いてもらわないと、戻れなくなるっ♡
■TIPS パング族の下着
大昔のパング族は着物の下に何も纏わなかったりサラシふんどしスタイルだったりした
だが他氏族の下着を見て「いいじゃん!」となりブラやショーツを身に着けるようになった。
なので現代の一般的なパング族の装いは上から着物類、肌着として長襦袢、ブラショーツとなっている