「ね、ねえ、サンちゃん」
「はい?」
ある日の放課後。桂木家では2人の少女が家の主のいない間に、秘密の相談をしていた。高町なのはは緊張による渇きを感じ、コップの茶をぐいと飲み干した。一方、相談をされているライジングサンは、マイペースにお茶請けのクッキーを手にしたままである。
「あれって、痛いの?」
あれ、と言われてもサンにはすぐに頭に浮かぶことがなかった。魔法のことならばユーノに聞けばよいことだし、痛いというのがどのことを指しているのかやはり不明である。
「ええと、どの件に関してなのか少しわかりかねます」
サンがそう言うと、なのはは小さく唸るようにして考え込む。そして、思い切ってサンの耳元で具体的な用件を打ち明ける。
「お、お兄ちゃんのおちんちん、入れてもらってたよね? そのことなんだけど……」
「おち……ってあわわ」
羞恥によって顔を真っ赤にする2人。なのははこんなはしたないことを相談してしまっていることで、対してサンは前回の初体験を回想してしまってのことである。
サン自身も無我夢中であったために、正直あまりよく憶えていないというのが実際のところであった。かといって、曖昧に返してなのはを除け者にするようなこともしたくない。サンは悩みつつも、どう伝えればよいのか考えた。
「お優しい方ですから、主さまは。たくさん愛してくださいましたし、痛みなんて勲章のようなものです」
「お兄ちゃんのこと大好きなんだね、サンちゃんも」
太陽のような明るい笑顔でサンはそれを肯定する。彼女の話を聞いて、なのはの中でますます自分もしてみたいという思いがふくらんでいた。
◇◆◇
買い物から帰ってくる途中で、廣明はなぜかサンと出会った。あまり出歩かないようにと言ってあるので基本的に彼女がそれを破ることはないのだが、今日はどうしても散歩をしたい気分だという。
「あんまり遠くまで行くんじゃないぞ」
そこだけは釘を刺して、彼は家に戻った。両手で持っていた買い物袋を片手に集め、玄関のドアを引く。サンからなのはが遊びに来ているというのは聞いてあったので、鍵が開いているのはわかっている。
靴を脱いで居間に入り、荷物を置く。そのなのはは、ソファーに静かに座っていた。
「なのは?」
廣明が声をかける前に、なのはが彼の腰に抱きつく。そして、先制パンチには充分すぎる威力の言葉をつぶやく。
「抱いて、ください……?」
どこで覚えたのかは知らないが、士郎や恭也が聞けば卒倒しかねないワードである。廣明はあえて不正解であろう行動をとり、とりあえず抱っこという形でそれは実行される。なのはの軽い身体がいとも簡単に宙に浮き、2人の目線が交差する。
「これも嬉しいけど、って違うよー!」
意思が伝わっていないことをアピールするために、なのはがバタバタと暴れる。
「ええ? それじゃあなんだよ」
感づいていたとしても、さすがに口にするのは憚(はばか)られる。最後のところまで足を踏み入れてもいいのか、廣明にはまだまだ迷いがあった。
「……わたしの色んなはじめて、お兄ちゃんにあげたいの」
ついに言ってしまったとなのはは思う。後悔なんてしていない。ずっと一緒にいたい。それがなのはの本心なのだから。
彼女の強い想いを痛いほどに感じて、廣明はそのまま歩き出す。なのはを抱きかかえたまま階段を昇り、自室の前までやって来た。
「知らないぞ、どうなっても」
「大丈夫だよ、お兄ちゃんだもん」
そんな遣り取りをしながら、廣明は部屋のベッドになのはを降ろす。彼女はわずかに顔を強張らせながら、目を閉じた。
「キス、好きなんだな」
2つのくちびるが触れる。ちゅっ、という軽い音が何度も鳴る。なのはは廣明の首に腕を回し、想いをぶつけるようにくちびるをついばむ。
その気になった彼は、それに応えるように舌でなのはのそれをなぞる。やがて舌は彼女の口腔に潜り込み、粘膜どうしの粘っこい水音を奏でさせた。
「ん……んんっ」
2枚の舌がお互いを求め合い、絡みつく。なのはの口内を廣明の熱を含んだ舌がマーキングをするように全体を舐めていく。
『キス……、すごいよ』
『ほんと、ずっとしていたいくらいだ』
キスに没頭しながらも、2人は念話を交わしていた。そうしていないと、興奮でどうにかなってしまいそうだったからだ。
「はあっ、ふう……」
ようやく、2人のくちびるが離れる。どちらも互いの唾液によって、口のまわりがベトベトになっていた。
廣明が暑くなってシャツを脱ぐ。無駄な肉がついていないその身体を、なのはが恐る恐る触る。腹の付近をやんわりと撫でられたところでくすぐったさに耐えられず、彼はなのはを腕で持ち上げてベッドに寝そべった。
「お返しをしないといけないな」
なのはの上着に手をかけて、ゆっくりと脱がす。下着はそのままにしておき、その上から胸の感触を確かめる。薄い胸が撫でられるたび、廣明の胸の上に置かれている手がかすかに揺れる。
「ちっちゃくても、ちゃんと柔らかい……」
「大きくなったら、きっとお母さんみたいになるんだから」
現在のなのはに桃子のようなたわわなモノが存在することを想像するのは難しいが、成長していけば美人になることは間違いないとは彼も思う。
「うん、いまはこれで充分だよ」
甘い香りのする胸に、下着の上から下を這わす。ギリギリのところで乳首にあたらないように動くそれは、なのはにももどかしく感じられた。触れてもらいたいのにしてもらえない。そんな彼女の反応を、廣明は楽しんでいた。
「お兄ちゃん、いじわるするのやだよお……」
悲しそうな顔をするなのはを見て。そろそろ限界かな、と彼は判断する。触ってほしいと自己主張するようにピンと張った小さな乳首を布の上から探りあて、指で刺激し始めた。願いが叶えられたことで、なのはは気持ちよさそうに吐息をもらす。
「脱がすぞ?」
頃合だろうと廣明が下着を取ると、2つの突起はしっかりと彼の方を向いていた。愛らしいそれを指で弄びながら、もう片方を口に含む。ほんのりと口の中に甘さが広がるようで、赤ん坊がするように廣明は乳首を吸う。
なのはが味わったことのない感触に思わず目を閉じる。彼は構わず続け、くちびると舌で乳首を愛撫する。交互に左右の乳首に違う刺激を与えられたことにより、なのはの脳内で快感が強まっていく。
「こっちも気持ちよくなっておかないとな」
「ふええ……」
なのはの子供っぽいショーツの大切な部分を覆っているところ。そこに、わずかだが染みができている。廣明が布ごとそこを押し込むと、中に隠されていた蜜が染みを大きくする。円を描くように陰部をなぞると、愛液が糸となって廣明の指に絡む。
「もうちょっと触るるからな」
スカートと愛液で汚れたショーツを足から抜き取り、廣明は人差し指で中の様子を探る。壁を手加減してこすり、なのはの反応をうかがう。
「お兄ちゃんの指、わかるよ……」
とろけたようななのはの目が、廣明を見つめる。身体に熱がこもり、感じたことのないような快感がなのはを支配しようとしている。
指に中をかき回されるのが気持ちよく、もっとほしいと勝手に腰が揺れる。少女は確実に、性に目覚めようとしていた。
(そろそろやってみるか?)
快楽によがるなのはをいったんベッドに寝かせ、その横で廣明はズボンを脱ぐ。隆起した男性器が、下着を押し上げて存在感を放っている。決心して、それを思い切って解放する。
ガチガチに固くなったペニスは上を向き、いまにも腹にぶつかってしまいそうな勢いである。興奮により血管が浮き上がり、張り出たカリと合わせてなかなかにグロテスクな形状となっていた。
「これが、入るんだね……」
やめておくか、なんてことはもう言わない。目を丸くするなのはの頬にキスをすると、それを機に彼は挿入の準備をする。きれいな割れ目を気持ちだけ左右に開くと、ピンク色の中身が少しだけ顔をのぞかせる。
「痛いと思うからごめん、先に謝っておく」
廣明が腰に力を込める。まず第一歩、亀頭が膣の入口を無理やりにこじ開ける。なのはのそこは、当然異物を拒絶し、吐き出そうとする。抵抗に負けないように、廣明はペニスにそえた手で押し込むようにした。なのはの顔が、苦痛に歪む。それでも必死に愛そうとしてくれている少年のためにも、決して言葉には出さなかった。
「あっ……う」
なんとか亀頭が膣内に隠れる。初めてなことと体格差があることもあり、かなり痛々しい見た目となっている。棒の部分が進むころには血が出はじめており、なのはの負担は増大していた。
「よし……、入った!」
破瓜の血を感じながらも、最奥部へとペニスが到達する。限界まで広げられた陰部だが、それでもしっかりと男を包み込んでいる。
「なのは、ありがとう」
組み敷いた腕の下で、なのはは歯を食いしばって痛みを耐えていた。瞳に大粒の涙が浮かび、決壊寸前であった。
ちゃんとすることができた。そんな安心感と強烈な痛さで、涙が一気に流れ出した。
「あう、ひっく、痛いよ……」
とめどなく涙が流れ続ける。大切な少女を泣かせているというのに、挿入されたそれはまったく衰えることなく膣を圧迫している。自分自身で恨めしく思いながらも、廣明には彼女をあやしてやることしかできない。強く抱きしめて、ひとまずなのはが泣き止んでくれるのを彼は待った。
「こんなに痛いなんて、聞いてなかったから……」
なんとか呼吸を落ち着け、なのはが疲れたように言った。その額に浮かんだ脂汗を、廣明は拭ってやる。ふうーっと深呼吸をして、彼女は話をつなぐ。
「最後までして、ね?」
彼女はあくまでも、行為の一連の流れをまっとうするつもりであった。
「なるべく早く終わらせる」
正直に言ってしまえば、廣明のモノはなのはが泣いている間も締め付けられっぱなしであり、射精まではそう時間のかかる状態ではなかった。彼女の膣内をなるべく傷つけないように、慎重に腰を動かす。
なんとか痛みが和らぐようにと、なのはが一番好きなキスをする。胸にも手をやり、少しでも快楽が生まれるようにと願って彼は愛撫をした。
「やあ……いっ……」
愛液の分泌はまだまだ足りていないものの、本能的な部分でなのはの膣がペニスに精を吐き出させようとだんだんと動き出している。幼い子宮口にペニスをゆっくりとぶつけ合わせると、廣明の背中にビリビリと刺激が走る。もっと速く突き動かしたくなる衝動を理性で抑えつけて、ペニスを細かく揺する。
「悪いな、おればっかり」
なのはが左右に首を振ってそれを否定して、抱きつくように彼の背中に腕を回した。
それを合図に、射精が始まる。どくっどくっと大きく何度かに分かれて、狭い膣内に精液が注入される。初めて男の熱い液体を胎内で受け止めた少女は、行為を完了したことで満足気に微笑んでいる。廣明が射精し尽したペニスを抜くと、中から破瓜の血と精液が交じり合ったものが垂れ落ちた。
「いま、とっても幸せなの」
愛しそうに、なのはは自分の腹を撫でる。廣明はなんだか気恥ずかしくなって、後処理をするためのティッシュを探す。
「サンちゃんの言ってた通りだったよ」
「うん?」
ちょっとすごいことになっている自身の秘部をなのはが見る。痛いのは確かにそうだったが、胸には充実感が溢れている。他では得ることのできない心と身体の強いつながりを、彼女は行為をすることで感じていた。
こうして大人になっていくのかな、なんてことを高町なのはは少年の匂いが残る枕に顔をうずめながら考えていたのだった――。