「――――♪」
高町なのはは上機嫌である場所へと向かっていた。ある場所――、といってもそれは桂木廣明の部屋なのだが。恋人となった直後にフェイトと紆余曲折あったわけだが、いまとなっては3人そろって笑顔でいることができる、そんな関係になってなのはとしては心からよかったと思っているのである。
「お兄ちゃーん」
なのはとフェイトは廣明より、自宅の合鍵を受け取っている。2人で交代に廣明を起こしに来ることが、いまの彼女たちの日課である。
「朝だよ、お兄ちゃん」
優しく枕元で語りかける。普段ならばこれで彼は起きるのであるが、今日はあまり反応がよくない。そのため、なのはは強攻策に打って出ることにしたのである。
「もう、起きなきゃだめなの!」
なのはは、勢いよく目の前の布団を剥ぎ取った。これで起きてくれるだろう。そう思ったなのはの目に飛び込んできたのは。生理現象により隆起している恋人の性器だった。小学3年生の彼女には、当然そのような知識はほとんどない。それらしいことは授業なり友達との会話で知っているが、所詮その程度である。初めて男の"勃起"を目にしたなのはは、強く興味を惹かれた。
「なんか、すごく大きいの……」
これを見ているだけで、いけないことをしている気分になってくる。一度つばを飲み込んで、なのはは"それ"に手を伸ばそうとした――。その瞬間、廣明の身体がビクンと動いた。なのはは手を伸ばしたまま、固まってしまった。
「ん……」
なんだ……、やけに涼しいな。そう感じたおれは、ゆっくりと目を開けた。おれの虚ろな視線の先には、小さな恋人がいた。ああ、いつものように起こしに来てくれたのか。そう理解したものの、なぜかなのはは硬直したまま動かない。
「なの――」
声をかけようとして、ようやく気がついた。なのはの見ているもの、それがおれの勃起した息子であるということに。一瞬わけがわからなくなった。なにしろ、彼女はおれのものに手を伸ばしたまま固まっているのだ。どうしようとしていたかなど、容易に想像がつく。なのはの視線が自分のモノに注がれている――。一旦意識してしまうと、なかなか収まってくれないのが男の辛いところである。おれのイチモツは、おかしな興奮によっていよいよ本格的に大きくなっていった。
「にゃっ、どんどん大っきく……」
なのはもようやく硬直から解き放たれたらしい。だがすでに手遅れである。おれのペニスは、言い訳できないほどに膨らんでしまっていた。
「ね、ねえ、お兄ちゃん?」
必死になってどう言い繕うか考えていたおれに、なのはが話しかけてきた。
「これって、その、おちんちんなんだよね?」
衝撃的だった。これほどストレートに言われてしまうと、どう返答すればいいのかおれにはわからなかった。だからいっそ、素直に認めてしまうことにした。
「……そうだよ」
「ふわあ……、おちんちんってこんなになるんだねー」
興味深そうに、おれのをまじまじと見つめるなのは。情けないことに、おれのちんこはそれだけで興奮しきっていた。何もかも限界に達したおれは、なのはにエッチなお願いをしたくなった。
「あのさ、なのは」
「どうしたの? すっごく苦しそうだよ」
すまんなのは。確かに苦しいのは苦しいが、これは欲望からきているんだ。
「男はな、おちんちんが大きくなるととっても苦しいんだ。だから、さ……」
◇◆◇
「お兄ちゃん、これでいいの?」
「あ、ああ」
おれはいま、夢を見ているのだろうか。そう思ってしまうような光景が、目の前にある。なのはが、おれの限界まで勃起したチンコを握っている。こんな現実が目の前にあるのだ。とっくに理性は焼き切れ、おれは快感を得ることだけを考えていた。
「両手で上下にこすってみてくれるか?」
いいよ、と従順な彼女はゆっくりと手を上下させ始めた。おれはその気持ちよさに驚いた。なのはの柔らかな手のひらの感覚がモノ全体に伝わってくる。じんわりと襲ってくるその快楽に、おれは煩悩から少し解放された。少々罪悪感を感じたが、いつかこうなるであろう日が来るのはわかっていたし、それがいくらか早くなっただけだろうと思うことにした。それほどまで、おれに素直に尽くしてくれるなのはの手からは、いいようもない愛しさが滲み出ているのだ。
「んしょ……、んんっ」
勝手がわかってきたなのはのチンコを扱くスピードが、段々と早くなってくる。魔法を覚えるのと同じくらい、この子はエッチの才能もあるのではないかと思えてくる。リズムを単調にすることもなく、角度まで工夫を入れようとしている。
「なんだろう、この液体……」
「それは、な」
気持ちよくなったチンコの先っぽから、ガマン汁が染み出ている。なのはは物珍しそうにそれを見ると、指ですくってなんのためらいもなく口へ運んだ。
「んんっ、ちょっぴり苦いねこれ」
おれが別に舐めなくてもいいんだぞと教えてやると、そうなんだと納得し、手の動きを再開させた。
「やばっ」
突如襲来する射精感。間違いなく大波だ。断続的に与えられる快感に、おれはついに限界を迎えてしまった。大きく膨らんだ亀頭から、熱いマグマのような精液の塊が発射される。それは無抵抗なままなのはの顔に降りかかり、彼女を綺麗に白く染め上げたのだった。
「あ、ああ」
呆然とするなのは、びっくりするのも無理はない。彼女にとって、なにもかもが初めてなのだ。やけに冷静にそれを観察するおれの肉棒は、いまだに脈打ち続け、なのはの両手に精液を垂らしていた。
「っ! なのは、ごめん!」
我に返ったおれは、なのはを拭いてやろうとティッシュを探そうとした。
「……これ、お兄ちゃんの精子なの?」
なのはが、そう聞いてきた。なんだか情けなくなってきた。なのはを性の対象として見ていた自分にも驚いたが……。
「う、うん、それがおれの精子……」
――ぺろり。なのはがおれの出したての精液を一舐めした。そして……。
「なんだか、不思議な味がするの。お兄ちゃんの味かな?」
「ん、どうなんだろ」
ちゅぱちゅぱと、指についた残りも舐めとった。その姿に、おれはなぜか感動を覚えた。
◇◆◇
――おれがなのはの顔についた精液を拭き終わると、もう結構な時間が経っていることに気がついた。幸い今日は休みなことだし、なのはとゆっくりするのもいいかな。それにしても、おれの精液を体内に入れたなのはは気になることを言った。
「なんだろう、お兄ちゃんのから魔力をもらった気がする?」
おれは魔力生成タンクの才能でもあるのか? どんな能力だよと言いたくなる。
「ねっ、お兄ちゃん。今度はフェイトちゃんにも教えてあげてね?」
なのはは意外に真剣な目をこちらに向けてくる。確かに、フェイトとしないのは仲間はずれになるのか。それにしても、想像しただけで下半身の辺りがむずむずしてきた。おれは、2人にはまりきってるなあと強く認識するのだった。