「んっ…あむっ……ちゅう…」
おれは、この前なのはとした約束を実行している、のだが。
「ちゅうう……ぷあっ!」
おれは、フェイトに手で奉仕させるのではなく、一歩進んでその可愛らしい口でしてもらっている。やはり、フェイトにはもう少し自分の意思というものを持たせるべきなのだろうか。そう思うのだが、限界まで肥大したおれのモノを舐める彼女は、なんとなく嬉しそうである。口いっぱいに肉棒を頬張り、苦しそうにしながらも行為をやめようとはしない。むしろ、おれがやり方を教えてあげる度にどんどん積極的に舌を絡ませてくれるのである。
「くあっ……フェイト、あんまり無理しなくてもいいんだぞ?」
「ふぁい? ふりはんてひへないれふ」
フェイトが口にちんぽを含んだまましゃべろうとするので、なんとも言えない刺激がおれの身体に走る。これは、正直やばい。とりあえず、フェイトが嫌々しているのではないというのが確認できたので、おれはまた快感に身を任せることにする。
「なあフェイト、なんでそんなに楽しそうなんだ?」
「ちゅ……。えっとね、おちんちんを舐めてると、その……お兄さんがすごく可愛い顔してくれるから、かな?」
うお……。おれは一体どんな顔になってるんだ。これじゃあ年上としての立場が……。
「それにね、なのはよりもすごいことしてるんだって思うと、なんだか嬉しいんだ」
おっと、こんなところでフェイトの負けず嫌いな部分が見えるとは。おれは、そんな健気な彼女の頭に軽く手のひらを乗せ、愛情をこめて撫でた。
「ははっ! そうだな、じゃあ今度は2人でしてもらおうかな。もちろん先生はフェイトだぞ?」
その言葉にフェイトはパッと表情を輝かせ、楽しそうにうなずいた。
「うん、一緒に気持ちよくしてあげるね♪」
そこからは、フェイトも本気だと言わんばかりに激しく行為を再開した。
◇◆◇
「ちゅぷ……ちゅぅ……んんっ!」
フェイトの攻めが激しくなるにつれて、部屋中に淫らな水温が鳴り響く。小さな口が、おれの精液を求めて必死でペニスに吸い付いている。大好きな子がこんな痴態を見せているのに、興奮しない男がいるのだろうか。おれもまったく例外ではなく、先ほどから一瞬でも気を抜けば腰から黒い欲望が全て流れ出してしまいそうだった。
「ちゅ……ずずっ!」
「フェイト、そろそろ出すから抜いて……」
「んんー!」
激しく左右に首を振るフェイト。どうやら、このまま口の中で射精してほしいみたいだ。って、いいのか?
「くおっ!」
そんなことを考える暇さえ与えないように、フェイトの奉仕は間断なく続いている。正直、いますぐにでも彼女の口に全部放出してしまいたい。おれの欲望は、もうとっくに限界に達していた。
「わ、わかった、フェイトの口に精液出すからな」
こくん、とフェイトが小さくうなずいたのを確かめ、おれは流れを快感に任せた。びくんっ!とフェイトの口内でペニスが大きく震える。尿道が、熱い精液によりこじ開けられ、奔流となって彼女の喉に打ち付けられた。
「っ! んんっ、こくん」
とどまることを知らないおれの精液を、フェイトが音をたてながら飲み込んでいく。それだけで、とてつもなくいやらしく思える。ぼーっとする頭で、おれはそう感じた。
「ちゅる、ちゅうう」
ほとんどの白濁液を体内に収め、フェイトは残りを尿道から吸い出しているところだ。敏感になっている先っぽに吸い付かれると、背筋に刺激が走る。一生懸命さにかけては、なのはにも劣ることはないといえる。頭をなでなでしてあげると目を細めて嬉しそうにしてくれるのも、非常に男心をくすぐられるというものだ。
「お兄さん、ごちそうさま、です」
時々このようなドキリとすることを言ってくれるのも、反則的な可愛さがある。口の端に少し付着している液体を指で拭ってあげながら、フェイトの頬に口付ける。
「フェイトもなかなか、エッチだったよ」
いままでのスイッチが切れたのか、彼女が瞬く間に赤面する。そんな仕草がたまらなくなり、フェイトの両脇を抱えて自分のほうへ抱き寄せた。
「あ、あの、お兄さん」
「ん、どうした」
「精液って、魔力が宿ってるんですね」
フェイトはおなかをさすりながら、恥ずかしそうにつぶやいた。
「なのはもそう言ってたけど、本当だったのか……。それってどんな感じなんだ?」
自分の精を介して他人に魔力を行き渡らせることができるなんて、なんだか不思議な気分になる。
「そうですね……。えっと、お兄さんのあったかい力が、わたしのものと混ざり合う。そんな感じかな? なんだか嬉しいです」
フェイトの話を聞く限りでは、受精の段階のような感覚なのか? よくはわからないが、気持ち悪いとかそういうものではないようでよかった。
「なるほど、合体するようなもんか。うん、まあいいや」
そんなことより、フェイトを可愛がることのほうが先決である。おれは雰囲気に任せて、フェイトをベットへと運んだ。
「ふえっ! お兄さん、なにをするんですか?」
「大人のすることの、続きとか?」
じゃれあうようにおれは、彼女の服に手を伸ばす。なすがままのフェイトは緊張した面持ちでこちらを見つめていた。いざ、次の段階へ――。
「――お兄ちゃん、待って!」
ガチャリ、と勢いよくドアが開かれたかと思うと、なのはが乱入してきたのである。おれたちは驚いて、変な体勢のまま固まってしまった。
◇◆◇
「なのはを、置いて行っちゃやだよ……」
感情が溢れてしまいそうななのはの声。おれもフェイトもなのはを置いてけぼりになんてするはずがないのに、それでも彼女は不安になってしまったのだろう。調子に乗ったことを少し反省する。
「ばーか」
ちょん、となのはの額に軽くデコピン。
「はにゃ!?」
可愛らしい声を上げるなのは。自然と、フェイトにも笑みがこぼれる。よく分からないといった様子で、彼女はおれとフェイトを交互に見た。
「フェイトとおれが、エッチしちゃうと思ったんだ?」
意地悪く、なのはのみ身元でささやく。みるみるうちに、顔全体が桜色に染まる。
「だ、だって、お兄ちゃんが紛らわしいことしてるんだもん!」
なのはは大声で反論した。余裕を保ったままのおれは、さらに彼女をいじめたくなった。
「それは、なのはがフェイトにも教えてあげてって言ったからだろ?」
「うにゅう」
よくわからない声を発しながら涙目になるなのは。ちょっとやりすぎたかな?
「ちゅ……。大人になるのは2人一緒。おれがなのはのこと大好きなの、わかってるだろ?」
優しくほっぺにキスしてから、安心させるようになのはに語りかける。フェイトもじれったくなったのか、おれの反対側からなのはに口付ける。
「お兄さん、あんまり意地悪したら、もうしてあげないんだから」
おお、フェイトに怒られてしまう。これ以上していたら、レイジングハートたちにも愚痴られかねんな。
「悪かった、許してください」
まるで、フェイトがなのはのお姉さんにでもなったようだ。こんな姉妹に可愛く迫られたら、抗いようがないな。なのはも落ち着いたみたいだし、お茶にでもするか。