この世界は壊れている。
大崩壊後、赤き霧に囲われたここはまさに箱庭のようで、人ならざる者共が跋扈し外敵を探し続ける。文明の灯が途絶えて久しいこの地では死人を生命機関再生式ーー通称BOR奇生体を心臓に埋め込むことで作られた不死の戦士、吸血鬼(レヴナント)を動員することで生存圏を確保していた。しかし、レヴナントの活動の維持には血が必要であり、生き残った数少ない人間の生きた血液を摂取する以外には人間の血の代替となる「血涙」を実らせる植物、「血涙の泉」を探し、確保する必要がある。
しかし、人間は大きな勢力の保護下にある傘下にないレヴナントは活動を維持できず、やがて「血の渇き」を発症する。それが往く所まで往けば、最後には理性を失い、血の渇きの儘に人を襲う堕鬼(ロスト)に堕ちてしまう。それだけではなく、死ぬと肉体を再生し復活するレヴナントは死ぬ度に記憶を欠落していく。これを抑えるべく「Q.U.E.E.N.計画」が始動。紆余曲折を経つつも成功まで漕ぎつこうとしていた計画は、要である少女・クルスの暴走によって破綻してしまう。暴走したクルスーークイーンを討伐するために多くのレヴナントが尽力し、斃れていった。しかし遂に、リーダーであるシルヴァとジャック、そして名も無きレヴナントによってクイーンは討伐され、封印のためにクイーンの一部である神骸を取り込み抑える人柱ーー継承者がその身を捧げた。
しかし、そこで問題は解決せず、クイーン発生時、討伐後も残り続ける赤い霧によって吸血鬼と人間は外界と切り離され、やがてヴェインと呼ばれる閉鎖された世界は、クイーン討伐帯が前身となって結成された臨時総督府によって曲がりなりにも秩序が形成されていた。だが、臨時総督府の圧政、そしてロスト化への恐怖によって鬱屈とした世界は少しずつ終末へと近づいていた。
あなたはそんな世界で目覚めた一人のレヴナントだ。見知らぬ女性の導きによってこの世界で起きたあなたは、傍にいた白髪の少女ーーイオと行動を共にすることにした。臨時総督府の輩によって捕らえられ、血涙の泉を探すことになったあなたは、人のよさそうなレヴナント、オリバーと探索を進めていたが、オリバーが負傷。一人で先を進めることになった。その先で出会った青年レヴナントと協力して外へ出た。
そこでは暴走したオリバーが他に探索をしていたレヴナントを薙ぎ倒していた。安全の確保とオリバーの後ろに倒れていたイオを発見したあなたは激闘の末、オリバーを葬った。オリバーが遺した残留思念の塊、血英を吸収する。それに驚く青年だったが、続けてあなたが枯渇した血涙の泉を復活させたのを見て自身の勢力に誘う。
それを承諾したあなたは青年ーールイの拠点に招かれる。そこで血涙の謎と神骸の継承者の暴走を沈めていったあなたは、その功績から信用を獲得し、個室が与えられた。あなたに寄り添うことが使命だと言うイオもあなたと同じ部屋でーー当然反対する者もいたがーー過ごすことになったのだ。
そこで、当然というべきか。ある問題が生じた。それはーーあなたが男性であり、まだ年若いこと。そう、如何なレヴナントと云えども元は人間、生物である。レヴナントになっても依然として欲の類いはその身の内に存在し発散しなければ溜まり続ける。まだ若いあなたの身にも存在している。食欲は拠点のバーを利用すればいいし、睡眠欲はベッドで寝れば問題ない。しかし、性欲はどうすることもできない。
一人で自慰行為に勤しんでいれば発散できるが、上記の通りあなたが暮らす部屋には銀に近い白髪が美しい少女、イオが居る。目覚めた当初、あなたの目に飛び込んできたのは物憂げな表情を浮かべる美少女である。何処か神秘的で儚げな雰囲気を纏う彼女の肢体は印象とは裏腹に肉感に富んでいる。
大きく柔らかな質感を伺わせる胸と臀部。太腿も触れば極上の感覚を齎すだろう。金の意匠が刻まれた黒い外套を纏った内には、擦り切れた絹の下着で裸体を辛うじて隠しているだけだ。胸部を覆い隠す部分は左右に引き裂かれたように豊かな胸と深い谷間を曝け出し、白き衣は腰までしか続いていない。所々に絹のレースのような模様が浮かび上がっており、左腕に巻かれた4つのバンドと手足に巻かれた包帯が神秘的な人形のような印象を抱かせる。
そんな少女が目の前で「私はあなたに寄り添う役目を負った伴侶である」と宣うのだ。当然あなたは欲情した。それも激しく。目の前で麗しい少女があなたへの奉仕を口にしたのだ。まぁ、しかし、あなたは結局その場で手を出すことはしなかった。あなたは純愛主義者だったからだ。まずは関係を深め、十分に愛を育んだ後で行為に及ぶ。それがいい、それが。決してヘタレだったわけではない。
「?…どうか、しましたか…?」
これまでのことを回顧していたあなたの様子を不思議に思ったのだろう、イオが首を傾げ疑問を口にした。うん、やはりすごく可愛らしい。あなたはそう思った。
「…ふふ、今もあなたがいる。あなたに寄り添うことができる。それに…」
イオがそう言うと、徐にベッドから立ち上がり、此方に近づいてきた。あなたが疑問符を浮かべながら眺めていると、イオはあなたに抱き着いてきた。
イオが備えていた二つの巨丘があなたの胸板で柔らかく潰れる。そしてイオの花のような匂いがあなたを包み込む。突然の行動、そして胸の感触にあなたが脳内でスパークを起こしていると、イオが耳元で囁いた。
「あなたに
何処か含みを持たせた言い方をするイオ。しかし、先程の出来事で混乱したあなたの脳はまだ再起動中で耳に入っても反対側から流れ出てしまう。
それを知ってか知らずか、イオはあなたの肩に手を置き、ゆっくりとベッドに押し倒した。
「私はあなたの伴侶です。あなたが
そう言うと、イオはあなたが来ている服を脱がし履いているズボンを下げ始め、遂にはパンツに手をかけた。
思わず待ったをかけるあなたにイオは薄く微笑み、琥珀色の瞳に慈愛ともつかぬ感情を浮かべながら
「もう、我慢しなくてもいいのです。」
そう言うイオはパンツをあなたのずり落とし、半ば膨張し始めている肉棒を曝け出した。
「ふふふ…私は、あなたの伴侶。あなたが私に劣情を感じているのなら、それを沈めるのが役目。他の伴侶、お姉さま方が、何かしらの原因で斃れたのを知った中で、私は、あなたと出会えた。私は、果報者です。あなたと寄り添い合うことができる」
白魚のような指であなたの肉棒を摩っていたイオは、ムクムクと大きくなった肉棒を両手で優しく持つと、自分の胸元、白い絹が左右に裂け露出している谷間に肉棒を持って行った。
「んっ…熱い、でも、あなたの体温を確かに感じる…」
ふにゅりと、柔らかな感触をもってあなたの剛直がイオの大きく育った巨乳の間に埋まる。瞬間、電流のような快感があなたを貫き、ビクリと身体を震わせる。それにイオは情愛の籠もった瞳で微笑みかけると、身体を前後に動かし始めた。
「ん…はっ…ふふ。気持ち良い、ですか?」
ズリズリとイオがあなたに奉仕する音が響く中、イオが問いかける。あなたはそれに肯定の意を示しながら、襲い来る快感に耐えようと天を仰いだ。
「我慢しないで…何時でも
あなたが達しそうなのを察したイオが上下する度に顔を出す亀頭に口づけを交わす。水音を立ててイオの小さな口があなたの肉棒の先端に快楽を与え続ける。
イオへの躊躇いとこの快楽をできるだけ味わっていたくて射精を堪えていたあなただったが、イオの奉仕に遂に限界を迎える。
「!んっ…じゅるる…ごくっごくっ」
イオが口内に放出された精液を躊躇い一つ見せず嚥下していく。肉感的な肢体を持ち、普段はアンニュイな表情を浮かべる美少女があなたの精液を喜んで飲み干していることにあなたは充足感を感じた。
「ん、く…まだ硬い…なら…」
イオが精液を嚥下し終わると、谷間から肉棒を抜き取り、再び両手で持ち自身の股座に持って行った。
くちゅ、とイオの秘所と亀頭が接触する音と感触がする。あなたはイオにいいのか、と聞いた。
「はい、私は、あなたと繋がりたい。その愛を一身に受けたい。あなたを、愛して」
そこまで言って一度イオの言葉は途切れた。感極まったあなたが唇を奪ったからだ。あなたがイオを引き寄せた結果、あなたの剛直はイオの太腿に挟まれる位置に滑り込んだ。
「ん…ふ…ちゅ、れろ…」
最初は唇同士が触れ合う軽いキスが交わされていたが、それはやがて深く、舌を絡め合うようなものに変化していった。その動きに合わせて肉棒はイオに太腿に擦れ、イオも肉棒を保護するように太腿を締める。
「んっ…んぅ…ちゅぅ…」
あなたとイオの距離がゼロになり、イオの柔らかい身体を全身で感じている時、あなたはイオを一際強く抱きしめると、肉棒を暴発させた。
どくどくと
「あなたを始めて見つけた時、私の心が温かくなったのです…それが何かわからなかったのですが、今ならわかります。それは、あなたに対する慕情。愛する者を見つけた時に抱くものであったと…」
そこまで言うとイオはあなたの胸板に頭を預ける。
「改めて申し上げます。あなたに寄り添いその愛を受けることを、許してくれますか…?」
あなたはそれを聞くとすぐに了承し、あなたの上に乗っていたイオを逆にベッドに押し倒した。イオはあなたの言葉を聞くと微笑み。
「うれしい、です」
イオを押し倒したあなたの腰と肉棒が、イオの脚と手によって秘所に引き寄せられていく。
「不束者ですが、よろしくお願いします」
亀頭が、イオの内に沈んでいく
「ん…!ふぅ、ん…」
あなたの肉棒が根元までイオに入り込んだ。
「やっと、あなたと繋がれた。やっと、あなたの愛をこの身に…!」
感極まった表情で此方に微笑みかけるイオ。愛しい感情で胸がいっぱいになったあなたは、イオ、イオ、と目の前の愛しい人へ声をかけながら腰を振るう。
「はぁ…!あ…!ん…。私は、気持ちいいですか…?」
頬を紅潮させながらイオはあなたに問いかける。それに答えながらもあなたは腰を振り続ける。イオもあなたの腰に回した脚であなたを引き寄せより深く
あなたの腰とイオの柔らかな臀部がぶつかりパンパンという音を辺りに響かせる。
「あんっ……
それを聞くと、あなたはラストスパートに入った。イオの身体を貪ろうと激しさを増す腰の動き。それに伴って荒くなるあなたとイオの息遣い。そして混ざり合う二人の匂い。
やがてあなたの身体が震えると、射精の予感を感じ取ったイオが強くあなたを引き寄せる。
「あァ…!あ…。温かい…」
あなたの心臓の脈動と共に精液がイオの内に注がれる。あなたを抱き締めるイオの表情は幸福に満ちており、あなたを抱き締める力がより強くなった。
これからも、イオと共に。どんな苦難が待ち受けようと、仲間と、イオといれば乗り越えられる。あなたはそう思った。
想定ではこの世界は大分ふわっとしている。
悪い結末にはならないだろう。