呪いで獣耳娘にTSした親友の冒険者と色々あって結ばれる話 作:うきつねこ
冒険者トシアキは、ギルドで可愛い獣耳娘の冒険者を見つけるが、それは獣耳娘になった親友の男冒険者キヨヒコだった。キヨヒコはクエスト中にダンジョン内で遭遇した妖狐の呪いで獣耳娘になってしまい、ギルドで単独でクエストを受けられなくなってしまっていたのだ。そこで、トシアキはキヨヒコと一緒にクエスト受けることを提案し、一緒にクエストに向かう。
クエストに出てみると思った以上に弱体化していたキヨヒコ。しかし、こんな身体にした妖狐(呪いを解くアイテムを持っている可能性あり)に借りを返すため、妖狐を討伐したいので鍛えてほしいとトシアキに頼み込み、トシアキも了承する。
そうして二人でクエストをこなしていく内にキヨヒコはどんどんと身体に慣れ力を付けていった。キヨヒコ一人で危険な妖狐に挑んでほしくないトシアキは「お前を失いたくないから」とキヨヒコを説得し、妖狐にも二人で挑むことになる。そしてキヨヒコが囮になり妖狐にえっちなことをされてその隙にトシアキが攻撃する方法で妖狐を討伐した。
結局キヨヒコは元の姿に戻れなかったが、二人のパーティはギルドにA級冒険者として認められ、その後も二人は相棒として冒険を続けることになったのだった。トシアキはキヨヒコの見た目は可愛いと思っているし大切にも思っているが、二人の関係には進展はなかった。少なくとも、これまでは。
(あの親父、俺たちを恋人同士だと思ってやがったな)
ベッドの上で天井を見つめながらトシアキは思い出していた。
トシアキは、キヨヒコと共に向かうクエストの目的地に向かうための旅路の宿にいる。
その日も二人分の部屋が取れず、キヨヒコと同じ部屋に泊ることになったのだが、宿の主人が「やっぱ冒険者同士のカップルってのは多いのかい?」「お似合いだよ」などと彼に耳打ちしてきたのだ。
人から誤解されるのも仕方ない。客観的に見れば、自分とキヨヒコはいつでも一緒に仕事をする無二のパートナーになっていたし、自分は男、キヨヒコは獣耳娘だ。そして、確かにあいつの笑った顔は可愛いし、戦う姿はりりしく見とれてしまう。何より、一緒にいて楽しい。万が一にも自分の前からキヨヒコがいなくなるなんてことは耐えられない。
でもキヨヒコは親友だし、ずっと俺を信頼してくれている。そういう目で見るのは裏切りじゃないか。妖狐を倒した時だって、キヨヒコは俺を信じてくれたから、自分が囮となってあんな姿をさらして…。
そう、妖狐に服を全て剥ぎ取られたキヨヒコは、妖狐のなすがままにされていた。隠れている俺の目の前で、秘所にあてがわれた妖狐の尻尾が上下する度に甘い声を上げ、薄い胸を丹念に尻尾でいじくられて息を荒くするキヨヒコ。妖狐にキスをされ、妖狐の首に腕を回すキヨヒコ。
そこまで思い浮かべてハッとなり頭を振った。
(いかんいかん、忘れろ俺!もう寝よう!)
そうしてトシアキが眠りに落ちたか落ちないという時だった。
「…っ」
小さな物音がトシアキの眠りを妨げた。その音は、キヨヒコが眠る隣のベッドから聞こえてくるようだ。
何だ?と思い耳を澄ます。
「…っ♡…っ♡」
その音は、押し殺しているが、確かにキヨヒコの声だった。なぜか艶を帯びている。そして、ごそごそと何やらうごめく音。思わず目を開けてキヨヒコのベッドを見る。
すると、ベッドの上ではキヨヒコが上気した顔で身体をくねらしながら、あえぎ声を上げていた。
(おい!俺が隣にいるのに、何やってんだよ!)
そう思うが、キヨヒコの姿態から目が離せない。
キヨヒコの右手は、綺麗な曲線を描く白い腹の下の寝間着に滑り込んでいる。左手は獣尻尾の付け根あたりを緩急つけて握りしめて刺激する。
キヨヒコが焦点の定まらない目でつぶやく。
「…あ、おれ、まける…♡このからだじゃかてなくて…♡まものにまけて、やられちゃう…♡しもべにされちゃう…♡」
(よりによって魔物に負ける妄想かよ!)
弱体化した獣耳娘の身体。それではかなわない魔物に敗北し、身体をまさぐられ、いいように犯されて、さらには心も体も隷属した存在に成り下がってしまう。キヨヒコはそんな暗い妄想に耽っているのだろう。
呟きながらキヨヒコは股間に差しいれた右手を動かす。左手は尻尾を刺激するのに飽きたのか、薄い胸をまさぐり、さらには獣耳に指を差しいれ始めた。獣耳娘は尻尾や耳が性感帯というのは本当のようだ。
トシアキの中に情欲がもりあがってくる。今までキヨヒコには感じなかった、いや向けないようにしていた情欲。キヨヒコは可愛い獣耳の女の子で、隣でいやらしいあえぎ声を上げながら自分を慰めている女の子で。もし俺があいつを抱いてやったらどんな顔で…そこまで考え、慌てて布団をかぶる。
(ダメだ、ダメだ、ダメだ。そんなこと考えるな!)
しかし、そのままやり過ごすにはあのキヨヒコの姿態は刺激的すぎた。
(奴がそんな妄想でしてるなら、俺だってしたっていいだろう!自業自得だぞ!)
トシアキは布団をかぶったまま、自分の下半身に手を伸ばし…しかし、すんでのところで堪えた。