※この作品はR-18です。

ボーイ8メンタルアウトアウト~学園都市編~R18 ver.   作:真夜中のミネルヴァ

1 / 3
密森黎太郎

 

 食峰操祈……。

 もしも彼女に巡り逢わなければ、きっと今もたった一人で凍りついた闇の中を彷徨っていたことだろうと少年は思う。

 常盤台での一年生の秋、実習生として彼女が教室に現れるまで――。

 そしてその姿を目にした瞬間に少年は心を奪われていた。

 こんなにも美しい女性が、本当にこの世界に、居た――なんて!

 つぶらな瞳のやさしい顔立ちの美貌、聖母像を思わせる長い睫毛の細面の白い横顔。

 あまりにも現実離れしているその完璧なまでの美しさは、自分がまだ幻覚を見ているのではないかと目を疑わせるほどだった。

 でも、彼女は確かにそこに居て自分たちと同じ空気を吸っていた。

 やさしいお姉さんそのものの声で語りかけてきて、時に悪戯っぽい視線を送って生き生きとした生身の存在感を示していた。

 サラサラの長い金髪は甘やかなシャンプーの香りを放ち、優雅なしぐさとともに身にまとった清潔感にあふれた体臭が匂って鼻腔をくすぐる。スーツに隠されたブラウスの胸許は豊かさを暗示する柔らかな曲線を描いて悩ましく、長い足はかたちよくしなやかで目を惹きつけずにはおかないのだった。

 とりわけスカートの裾から覗く内腿の蒼白さは眩しいほどで、まだ十二歳とはいえ雄の心をかき乱さずにはいられない鮮烈な印象を刻みつけて、もっと彼女のことを知りたい、という強烈な欲望を目覚めさせていた。

 それはまさに性の覚醒といえるものなのだった。

 思春期を迎えた少年にとって美しい年上の女性の登場は、ただ憧れの対象に留まる筈もなく、尽きることのない性的な興味の対象となっていったのだ。

 操祈の纏う清浄な雰囲気が、冒しがたい清潔感がそっくりそのまま強い性衝動をもたらすという嬉しい驚き。教師という禁忌の恋愛対象が、逆に雄の征服欲を掻き立てている。

 そして今年の春、母校の教員として正式に採用された彼女が日々教壇に立って指導にあたるようになってからは、少年は本心をひた隠しにしてしおらしい生徒として敬意を払いつつ、罪の意識を抱きながらも想像の中で操祈の服を剥ぎ取り、放恣なイメージを弄んでは男の精を放つ、というのが日常になっていったのだった。

 何より少年が悩ましく思い描いたのは、彼女に自分の顔の上に跨(またが)ってもらうこと――。

 妄想の中で操祈先生専用の秘密の自転車があって、そいつはサドルの部分が眼鏡を外した自分の顔になっているのだ。そして彼女が乗るにはそれを跨ぐしかないのだった。

 レイの顔を見て先生はほとほと困り果てた表情になるのだが、想像の中で彼女は、

「ごめんなさい、もしも息ができなくなったら教えてちょうだい……」

 と、恥じらいに顔を赧らめつつも素直に応じてくれて、レイの方も「大好きな先生のなら平気です、安心してお乗りになってください」と、口を開いて舌を伸ばして待ち構えている。

 すると彼女は躊躇いながらもハンドルを握ると、ついに待ちこがれたこの上ない歓喜の瞬間を迎えることになるというわけである。

 先生は伸びやかな脚を開いて彼のサドルに跨って、そのとき彼女にはスカートをわざと広げてサドルを包むようにしてもらうのだ。もちろんスカートの下には何も身につけてはいないし遮るものなんて何もないのだった。中では彼女の可愛いらしい尻の割れ目に密着している自分の顔がある。少年の鼻はしっとりと濡れた密やかな柔肉に塞(ふさ)がれて、その豪奢な重みに押しつぶされそうになりながら新鮮で刺激的な匂いに恍惚となっている。

 操祈先生の股間にしっかりと挟み込まれてこれ以上ないくらいにぴったりと接し、一体化している自分の顔……。

 自転車に乗って町を行く楚々とした美しいブロンド女性が、よもやそのような淫らないとなみに身をまかせているとは誰も思わないだろう。いつになく上気して頬を染めているのを見ても、あるいはときおり堪えかねたように口を開いたのを見られたとしても、誰もその姿を疑いもしないし怪しみもしない。

 けれどもスカートの中ではひと知れず、二人だけの情熱のドラマが演じられているのだ。先生の性器やお尻の穴の粘膜と自分の舌や唇とのせめぎ合いが片時も休むことなく繰り広げられている。

 時に少年の顔の向きは前に向いたり、あるいは後ろを向いたりする。

 目と鼻と口は彼女の黄金色の柔らかなヘアの中をさまよったり、あるいは舌をのばして会陰や、その先にある羞恥の極みともいえる肛門のまわりを行きつ戻りつしたり、周りにまばらに生えている金色の産毛の本数を数えて、唇で吸うようにしながら優しく引っ張ったり、舌を固く尖らせてお尻の穴にも探りを入れたりするのだった。そしてもし彼女がオナラをしてくれるのならそれはご褒美でしかなく、一心不乱に嗅ぎ取らずにはいられない、ということになる。

 一方、先生には彼の淫らな冒険がよりやりやすくなるように、微妙に腰の位置を変えたり、周りに気づかれないようにスカートの中に手を忍ばせて素敵なヘアをかき分けたりと協力してもらったりしている。

 こんなふうにして少年の舌と唇は彼女の秘密のあらゆる部分に分け入っては丹念に検分し、くまなく調べあげ舐りつくしてしまうのだ。そして彼女が自転車を降りる頃には少年は美しい女体のその秘密を誰よりも知悉することになっているというわけである。

 何という奇怪な幻想だろう。

 だが少年は女神の神秘ともいうべき操祈の性器やお尻の穴に強く憑かれて執着していたのだ。

 女性器に顔を寄せてペロペロ舐めまわすことが性器接吻、クンニリングスと呼ばれる実際に男女間で行なわれている性行為であると知ってからは、彼女こそが自分がそれをするただ一人の女性だと強く願うようになっていたのだった。

 他の誰でもない、操祈先生にだけはそれをしたい――と。

 性器だけじゃなくお尻の穴だっていっぱい舐めたいし、オシッコはもちろん、うんちだって先生のなら食べられる!

 十二歳の男の子が弄(もてあそ)ぶにしては異様ともいえる淫靡な妄想。その中で彼女の白い体はどこまでも可憐で美しく、そして非力なのだった。

 操祈先生……先生がいけないんです、あんまり美しすぎるから……あんまり清潔すぎるから……。

 だからボクは先生のにおいが欲しくてたまらなくなるんです。先生の女のコの蜜を思う存分に舐めて吸い尽くして、美しいカラダのつくりをどこまでも深く知りたくなるから……。

 どうか先生は処女でありますように。それどころか他の誰からもクンニもアニリングスもされていませんように……。

 もしも彼女が誰か他の男に性器や肛門を舐(ねぶ)られているのかと思うと、体に脂汗が滲んでくるほどの焦燥感に襲われるのだった。夜中にベッドの中で、彼女の愛おしい膣の中にひそかに蓄えられていた恥垢、神聖なスメグマを指でかき取って、匂い立つ女神のチーズをたっぷりとご馳走になることを夢想しながら、今この瞬間にそれが誰かに舐り取られているかもしれないと想像すると体が恐ろしさにうち慄えてしまう。

 少年は操祈のにおいも味も、何もかも自分一人のもの、一人だけのものにしたかった。

 幸いなことに彼女の周辺には男の影が無く、性格もおカタいことから未経験であるとは思うのだが、あんなにも美しい女性がいつまで無垢なままで居られるだろうか。

 そう考えると、このまま何もせずにいるなんてことには堪えられなかったのだ。

 今はまだ先生がレベル5の能力者だった頃のことを恐れて誰もが遠巻きにしていても、彼女が無能力者だと知れ渡ればたちまち男たちが群がってくるに違いなかった。

 いったい、残された猶予はどれほどあるのか?

 その上で、どうしたら先生を自分のものにできるのだろう?

 ゲーム――いわゆる恋愛シミュレーションゲーム――などでは、二人だけのプライベートなイベントを発生させてポイントを重ねて距離を縮めていき、決定的な場面でライバルたちを出し抜く、というのがメインキャラクターの攻略法だったが、現実はそう単純にはいかない。

 第一に自分は客観的にまだ子供で、そもそも先生のような身持ちのいい女性にとって教え子は恋愛対象にはなりえないだろう。体の関係を結ぶなんてことは彼女にとって以ての外になるのに違いなかった。

 こんな背景を抱えたまま、他の男たちの接近を許さずに先生の心を射止めるにはどうしたらいいのか?

 しかも生徒として普通に生活をして、誰にも気づかれずに実現させなければならないなんて、普通に考えれば無理ゲー、できるはずがなかった。

 しかし――。

 少年には一つだけ、それを解くための方法があったのだ。

 彼にのみ許された切り札となるものが。

 それは……。

 魂を売ること。

 堕落することを恐れずに、どんなに恥知らずなことでもやってのけるというのは、いつだって欲望を満たすための最も有効な手段だった。

 そして食峰操祈の肉体が己の魂一つで手に入るというのなら、それはあまりにも安い取引であるように少年には思えるのだ。

 性器やお尻の穴だけじゃなく、腋の下も巨きなおっぱいも、可愛らしいお臍も、先生の秘密のなにもかも思う存分しゃぶれるのなら、なんだってやるし、どんなに卑怯なことだってできる。

 世の中にはごく些細なことで簡単に心を売りわたしてしまうような、安っぽい取引のできる愚か者が無数に居るが、それに較べて自分が求めているのは計り知れない価値のあるもの、先生のカラダだ。

 この世に二人といない美しい女神の肉体をほしいままにできるというのなら、そんな天にも昇るような幸福を掴めるのであれば、ちっぽけな自分の魂なんてむしろ喜んで売りつけてやる。その結果、地獄の底まで堕ちたってそれがどうしたというのだ。天国の極みにたどり着いた後のことなど知ったことか!

 誰にも真似のできない卑劣で、悪辣な手を使ってでも必ず先生を自分のものにする。

 自分がどのようにすればいいかは判っていた。覚悟が決まると、おぼろげではあったが既に登攀(とうはん)ルートは見えていた。

 それがここ数日間、考えあぐねた挙句にたどり着いた結論なのだった。

 視点を変えることさえできれば、どんな無理ゲーも攻略可能となるもの。

 この場合、時間はかかるが、逆に時間さえかけられれば必ず達成できる、勝利を約束されたゲームといえるものになっていた。

 鍵となるのはほんの少しの勇気と、偶然を必然に、必然を運命に変えるというトリック、そして常に先生には自分の方がリードしていると思っていてもらうこと……。

 パズルのように入り組んだ課題を達成していく過程で、彼女にはたくさんの嘘をついて、自分をたくさん偽ることになるがそれも仕方がない。

 少年の計画では目標期限は、おそらく来年の夏休みの前後。クリスマスまでに、という案も検討してみたが拙速は禁物だと戒めた。

 社会に出たばかりの二十歳の女のコ、着任したばかりの若い女教師に生徒と肉体関係を持つという決断をさせるには、それなりに心の発達、ゆとりが必要だろうと判断したからだった。

 来年の八月として、残すところ四百日あまり――。

 それだけの日数があれば、少なくとも大小数十のプライベートイベントを発生させられるだろうと逆算する。それは二人の間に特別な親密さを形作るのには恐らく十分な量となるものだ。

 他方、対外的には操祈先生が力を取り戻しつつあるという印象操作を並走させることで外部からの干渉を牽制して時間稼ぎをする。

 手数のかかる長い旅路となるが、先生の心のわだかまりを取り除いていくには、丁寧に、慎重に一歩一歩迫っていくのがベストな選択肢。

 けして慌てず焦らず、そして着実に――。

 そうしていればきっと、先生はボクの顔の前で長くしなやかな脚を開いてくれるようになるのだから。そしてすばらしいにおいに包まれて、彼女の密やかな肉の味わいを心ゆくまで楽しむことになる。

 来年の夏休みには――。

 操祈先生の処女の恥垢は、どんなにスゴいニオイがして、お口を蕩(とろ)けさせてくれるだろう?

 想うと自然、口中豊かに唾液が溢れて頬がゆるんでくるのだった。

 外は六月――。

 青々とした新緑が柔らかな風に靡(なび)いてそよそよと葉音を立てている。

 長閑な、とても長閑なお昼前の風景、体育の授業が行われていない校庭には誰もいなかった。

 思えば、ちょうど去年の今頃だった。

 少年は光の女神――と勝手に見做していた美少女、美女の幻影――の導きによって、去年の初夏、六月に常盤台に転入してきたのだ。当時はあの幻は一体なんだったのかと訝しんだものだったが、彼女と巡り合うためのものだとすれば全ては胸に落ち、必然にも思えてくる。

 きっとボクはあの人に巡り合うためにここへと導かれてきたんだ。

 だとすれば、操祈先生はボクのもの――。

 だから必ずボクのものにする。

 ボクだけのものに……。

 代わりにボクは永遠の忠誠を誓います。先生しか抱かないし、先生以外の女性にはけして興味を持たないと。

 もちろんクンニをするのは先生にだけ……。

 ああ、先生のカラダに歓びを教えることができたらステキだろうな……。

 いろんなことをして可愛がってあげたい……いっぱいいろんなことをして……。

 先生……食峰操祈先生……。

 大好きです……先生のことが……。

 ボクの光の女神さま……。

 

 

「みつのもりクン――」

 気がつくと、いつもの耳に心地のいい優しげな声音が自分に呼びかけていた。

「密森黎太郎くん」

「は、ハイ――」

「なんだかずいぶん嬉しそうだったわねぇ、問題が簡単すぎたのかしらぁ?」

 教壇の上から操祈先生が微笑みかけている。先生はちょうど板書のグラフと数式を書き終えたところのようだった。初夏にふさわしいクリーム色のサマージャケットにスカート、楚々とした白いボタンシャツに豊かな胸のつくる陰影が眩しい。

 明るい色の服に白く端正な面差し、長いブロンドヘアというのは、黒板の前ではくっきりと鮮やかに、まるで後光を放っているように輝いて見えるのだった。

 少年の目には幻影そのままに、彼女は生ける女神そのものだった。

「そんなことはありません、とっても難しい問題だと思います」

「でも貴方になら解けるわよね?」

 黒板の式を示しながら言う。

「えーと、たぶん……」

「じゃあ、やってみて」

 操祈が長い腕を伸ばして招いていた。黒板には三角関数に関する簡単な計算例題が先生の優美な筆跡で書かれている。

 レイはいちばん後ろの席から立ち上がると、教卓の前まで進み出た。操祈の手から彼女の温もりの残るチョークを受け取る。先生の手は指先が白いチョークに染まっていたが、びっくりするくらい綺麗で、長い指先がどこまでも優雅なのだった。

 この美しい指が、やがては自分から密やかなワレメを開いてくれる日が来ることになると思うと、どうしようもないくらい期待に胸が膨らんでしまうのだ。

 強い羞らいに懸命な顔をして、それでもボクに言われるままに恥ずかしいところを奥の方まですっかり見せてくれるようになるのだとしたら、それが二人の運命なのだとしたら……。

 彼女がボクにクンニのおねだりまでするようになったら楽しいだろうなぁ……。

 岩清水や後輩位、顔面騎乗にまんぐり返し……。

 いろんな体位でクンニして、それを記録に残して二人だけの秘密の写真集をつくったりなんかする……それを二人で一緒に振り返りながら、次に試してみる体位を相談したりして……操祈先生はきっとすごく恥ずかしがるだろうけど、ボクはいよいよエッチなことを言って先生を困らせたりするんだ……。

 邪(よこしま)な想像を弄んで、少年は胸ばかりでなくパンツの中も膨らんで固く勃起させていた。サポーターでしっかり引き締めていたので目立たないが、良く見ればズボンのチャックのあたりが上の方までこんもりとしているのが見て取れたかもしれない。

 だがみんなには背中を向けていたし、近くにいた先生の目は板書されていく式を追っていたのでそんなきわどい事情に気がつくはずもなかった。

「うん、いいわ……正解よ。良くできたわね、やっぱり貴方には少し易しすぎたのかしらぁ? うふっ」

 笑顔、なんてやさしい素敵な笑顔をするんだろうと胸を高鳴らせる。汚れを知らない女神の微笑みだ。とてもセックスなんてするようには思えない清楚な美しさ。

 レイは操祈からお褒めの言葉をもらい、その他のオーディエンスからは歓声とひやかしのヤジが飛んでいる。

「そんな……先生は難題で、解くのに時間がかかりますけど……」

 レイは大人しげな優等生らしくコックリと頭を下げた。言外にこめた意味深長な仄(ほの)めかしにはもちろん彼女は気がつかないし、気がつくはずもなかった。

「あらぁ、そうかしらぁ、でもその姿勢が大事よぉ、諦めずに真面目に取り組むと、そうするときっといいことが待ってるんだゾ」

「だといいんですけど――」

 少年のつぶやきは、男子生徒のヤジにかき消されて操祈の耳には届かなかったのだろう。  

「ほーら、みんな静かにぃ、おとなしくしていないと小テストにしちゃうんだゾっ」

 言いながら操祈が答案用紙の束を掲げて、エーッ! と、一斉に非難の声が上がる。

 操祈は教室運営の方に関心を向けていて、既に席に戻っていく小柄な少年には注意を払ってはいなかったが、レイの方はつい今しがた、美しい女教師のスーツの前が開けてボタンシャツの前が覗き、光の加減から薄い生地が透けて露わになったブラジャーの、その量感のある乳房に目と心を奪われていたのだった。

 あの巨きなおっぱいを背後から抱いて、両手をブラジャーの代わりにして包むことができたらどんなにステキだろうなと胸をもやつかせている。

 それに先生のそばにくると、なんともいえないいい匂いがするのだった。ほんのりと甘くてちょっと乳臭いようなインファントな体臭。

 愛くるしいウブな雰囲気を纏(まと)っていながら見事なプロポーションの体つき、ときに少女のようなおきゃんな物言いをしながら、実に明晰で理知的な美貌は大人の女性のものだった。

 いろんな表情を見せる彼女のなにもかもが好ましくて、それはストレートにセックスのイメージを増幅させている。

 ああ、先生を抱きたい……先生にクンニがしたい……前からも後ろからも先生のカラダをペロペロして……。

 後背クンニだとお尻の穴のにおいを嗅ぎながらというなんとも刺激的なアプローチになるのだった。あの美しい人に獣のように四つん這いになってもらって、お尻の穴が丸見えになる状態でのクンニができるなんて……きっとスゴいだろうな……。

 どんなにおいがするんだろう、操祈先生のアソコは……。

 どんなにニオっても臭くてもかまわなかった。

 それがあの人のにおいなら、それはこの世でいちばん好ましいにおいになるに違いなかったからだ。

 来年、ボクは先生の恋人になって、そして舐め犬になるんだ――。

 女の人のアソコのニオイがいちばんキツくなる時、生理の時だってボクは平気で舐めますから覚悟していてくださいね、先生……。

 クンニがしたい……クンニを……クンニリングスを……クリトリスに処女膜に小陰唇の花びら、大陰唇、オシッコをする穴に、膣、そしてお尻の穴……。

 あんなに美しい人のカラダにもそれらが全て備わっている、というのがどうしようもなく悩ましいのだ。

 時に憂いの影がよぎる整った鼻筋の横顔に見惚れながら、淫らなことを考えていると頭がぼうっとしてきて破裂してしまいそうだった。

 少年は授業が済んだら昼食の前に、またトイレに駆け込んでたっぷりザーメンを出しておかないと思うのだった。すでに肌着が粘ついていて、寮室に戻って穿き替えてもすぐにまた汚してしまいそうだったからだ。

 操祈の清潔な体臭とセックスのニオイを想像すれば、若い体は何度だって蘇り、精を放つことができるのだ。

 少年は顔を伏せがちにしてメガネのフレームに視線を隠すようにして、操祈の後ろ姿のお尻の部分に目を凝らした。

 あのスカートの中に限りない神秘と悦楽の甘い謎が無垢なままにひっそりと開花の時を待っていた。自分はそれを間近にして彼女に女の歓びを教えてあげることになるのだ。

 生まれて初めてのクンニでオルガスムスを迎えた時、いったい彼女はどんな姿を見せてくれるのだろうか?

 きっとたまらないほど可愛くて、胸が痛くなるほど愛おしい容子になるに違いなかった。

 想えば想うほど、考えれば考えるほど期待に胸が熱くなる。

 それはそう遠くない将来、必ず果たされることになる密かな願いであり、今や少年にとっての確信になっているのだった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。