ボーイ8メンタルアウトアウト~学園都市編~R18 ver. 作:真夜中のミネルヴァ
「あんっ、レイくんっ……ソコぉっ……」
また先生が声を甘くして啼いていた。
彼女は両腕を頭の上に投げ出して、何もかも晒して全てを委ねた負けきったポーズになっている。
もう腋の下も乳房も恋人の目から隠そうとはしていないのだった。なにより恥ずかしい部分を相手の面前に差し出して淫らな愛撫に身をまかせていた。
「キモチいいですか?」
束の間、恋人の性器から顔を上げて少年が訊く。
「うん……」
操祈は幼女のように従順にこっくり頷いた。
少年は操祈の愛らしいクリトリスの裏側の根元、左右の花びらの合わせ目のつくるとても小さな割れ目のあたりに舌を伸ばして、ちょっとしょっぱい味に心をときめかせて優しく舐めているのだ。
そこは彼女のカラダが最も感じやすいところ。とてもステキなことに恥垢が残りやすいところでもあって、白っぽいカッテージチーズのような小さな残滓が見つかったりすると嬉しくてたまらなくなる場所だった。
操祈を心から崇拝する少年は強いにおいを好んだので、デートの前にはなるべく性器を洗わないようにといつもお願いしているのだが、彼女はなかなか聞きとどけてはくれずにいて、いつもトイレの温水シャワーなどで綺麗に洗い流された後だったりするので物足りないと感じることが少なからずあったのだ。
だから不意をついてのクンニのときなどにそうした幸運に巡りあえるとすごくありがたくて、とても貴重な女神さまのチーズをゆっくりと舌の上で転がして、溶け崩れていくのを惜しみながら、大切にいただくことになるのだった。
「……先生……大好きです……」
またふっくらとしたドテ、大陰唇を左右に展げて深い谷間の底まで見えるようにして、操祈の性器を観察する。
何度見ても飽きることのない愛おしい姿に心を動かされながら。
男にとって誰よりも愛し尊敬する憧れの女性の性器を間近にすることにまさる歓びはない。
まして操祈のような女性は本当に特別な中の特別だった。
彼女の性器はクンニをはじめる前はなめらかな薄いピンク色だった粘膜が、いまは少し
両手の指を使って処女の証である薄い肉襞を広げて、指ひとつほどの穴の縁がなめらかで傷がないのを確かめた。
「なんてきれいなんだろう、先生のダイジなところ……」
「あんまり、みないで……すっごく恥ずかしいんだから……」
「それに、とってもいいにおいがします」
少年がそう言うと操祈は心もとなげに指をくわえたが、性器は悩ましげにヒクついていて彼の愛撫をねだっているのが感じられるのだ。
「スメグマの味をみてもいいですか? 貴重なものをボクに少しだけ分けてください」
彼女がノーというのを承知で訊いてみる。
思った通り「ダメぇっ――」という悲鳴にも似た拒絶反応が返ってきたので少年はワルい顔になってニンマリした。
レイの計算では操祈は生理を終えたばかりのはずで、きっと膣内にはまだその残滓があるのを彼女が感じているからなのだ。そもそも今日のデートを彼女が躊躇ったのもそれが理由なのだと少年には判っていた。
「ダメですか? そんな意地悪言わないでください」
「だって、あれ、すごく汚いから、イジワルしないでレイくんっ」
「先生のカラダにキタナイところなんてありませんよ」
「ダメよ、ホントにダメなのっ、ねぇレイくぅん……ああ、ヤダッ」
抗議を無視して少年は指を伸ばすと恋人のカラダを傷つけないようにしながら膣の中に探りを入れる。ふわっとした温かなものを指にまとわらせたまま、それを鼻先にまでもってきてにおいを楽しんだ。彼女の膣のおりものとスメグマの混じった、とても貴重な粘液のこの上なく濃厚な香りを。
生理を終えたばかりのそれは、すばらしいにおいのする少年にとってのなによりのご馳走なのだった。
「スゴいな、スゴくいいにおいがする……先生が作ってくれたチーズ、とても美味しいです」
露骨な物言いに操祈は両手で顔を覆って悶絶している。
「ああヤダぁ、もうレイくんのバカぁ……イジワルばっかりしていじめるんだもん……きらいよぉ……」
少年の目には美しい女性が駄々をこねる姿も愛らしく映るのだ。
「ボクのいちばんの大好物を取り上げないでください……先生のカラダにしか作れない、とっても貴重なものなんですから……」
操祈が啼くのにも構わず、膣口に直接口をつけて、穴の中に舌を忍ばせながら襞の奥に溜まっていた粘り気の強いものを吸いとろうとするのだった。
彼女の濃厚な味わいが口中いっぱいにひろがると、目もくらむような歓喜のために自然に若い体が精を放ってしまっていて、とっさにペニスにティッシュを押し当てて粗相を受け止めても、彼女のにおいを嗅いでいるとたちまち勃起をはじめてしまい、少年の欲望は尽きることがなかったのだった。
どんなに愛しても、もっともっと恋しくなる、愛おしい恋人のカラダ。
操祈の肉体はただ美しい姿をしているだけでなく、五感の全てを歓喜で満たしてくれるどこまでも甘美な謎の塊なのだ。
だから彼女には幸せになって欲しくて、いろんなことをして可愛がりたくなる。
クリトリスの肉真珠は操祈のように経験の浅い女性の場合、たとえ舌でもペロペロ擦ると痛みを与えてしまうほど敏感だったが、クリトリスの軸の根元付近は舐めても吸っても痛めることはないし、指を使って刺戟を加えても喜ばれるとてもお得な、文字通りのスイートスポットだった。
そのあたりをアプローチの仕方を変えていろんな刺戟を与えると、いつも操祈は体をふるわせて甘啼きするようになるのだ。
とりわけ膣の中に指を挿れて、俗にGスポットと呼ばれるクリトリスの裏側あたりの膣壁を内側から押し出すようにしながらクリトリスの軸を露わにさせて、舌先で撫でてやると本当にキモチがいいらしく操祈は首をうちふってイヤイヤをしながら愛撫をおねだりするようになっていく。
その一方でクリフェラはまだ早くて、クリトリスの先っぽの肉真珠は舌の裏側に埋めるようにして、温もりを伝えるようにするのがここち良いらしく、彼がそれをするとじっと大人しくなって身をかたくして堪え抜こうとしていた。
またお尻の穴は、比較的に早いうちから開発を進めたところで、とても感じやすく作られた素敵な体は、多くの秘密のボタンのありかを教えてくれて、デートを重ねるごとに愛撫のバリエーションを増やしていくことにつながっていた。
とりわけ中指を深く挿し入れて、開いている方の手で下腹部を広く指圧して子宮の口のあるあたりを体の内側から肉の壁越しにノックをしてやると、奥の方にまで影響が及ぶようで彼女はいっそう従順になって愛撫に身をまかせるようになってくれたのだ。それから膣に親指を挿れてお尻の穴に挿れた中指とを合わせて間の肉壁を優しく擦り付けるようにしてやると、まるで河童に尻子玉を抜かれたようにどうにも深刻なことになるらしく、ふだんは慎ましい彼女がグズグズになってほどけていってしまうのだった。
股関節が柔らかく正体をなくしてしまい、どんな体位にも応えてくれるようになっていくのを間近にするとき、少年の頬は嬉しさに緩みっぱなしになっている。
美しい女体を手と口を使うだけで、思うさまにトロトロにできるのは、いつでも素晴らしい見ものだった。
先生は、初めの頃は涙を浮かべるほど恥ずかしがっていたことも、今では少年のプロポーズをたいてい素直に聞き入れて応じてくれるようになっていて、たとえばお尻の穴が見たいと言えば、当惑した顔をしながらも四つん這いになってお尻を顔の方へ向けてくれるし、お尻の穴を舐め始めても従順に黙ってされるままになってくれているのだ。
体の関係を持つようになってから半年以上、十数回を数えるデートの後半は、ほとんどの機会にオーラルプレイに持ち込んでいて、レベルの差はあっても多い時には一晩に二回も三回もオルガスムスを経験していれば、いかに初心な女の子であっても二人の間のいとなみとして馴染んでくるのは当然だったのかもしれない。
それでもやっぱり今でも抵抗感があるのか、少年が操祈の脚を開かせようとすると、最初は太腿を固くして逃れようとすることがあるので、そんなところも実に先生らしくて胸が痛くなるくらい可愛らしいのだった。
そんなふうに先生はいつも慎ましげでおとなしいのに、それなのに愛液はたっぷりでとても量が多いのだからたまらない。それからどんな時でも感動させられる、すばらしいにおい、性器臭。
彼女の場合、大陰唇、ドテの部分はふっくら肉厚で、そのぶん谷間も深いのだった。粘膜が豊かに発達しているぶん皮脂腺もたくさん分布しているのだろう、分泌線もしっかりとした立派なものを備えているのに違いなかった。だからきっと性器臭も豊かで強いタチなのだ。他の女性と比較したことがないから確かめようがなかったが、先生の体臭は遺伝的な意味でも人種くくりで補正しても、きっと濃い方なのだと思う。
だからといって臭いと思ったことなんか一度だってなくて、初めて彼女の股間の匂いを嗅ぐことを許された時は、ほんの一瞬、ツンとするその強いにおいにびっくりしたけれど、それはすぐに嬉しい驚きになって、普段の和やかな体臭とはまるで違うリアルな彼女のにおいを知ることができて天にも昇るような気持ちになれたのだった。
本当に彼女にしか作れないステキなにおい。
汗と尿と皮脂腺と分泌物、恥垢が
愛くるしい清楚な美貌とのギャップがかえって男の気持ちを掻き立てて、勃起が止まらなくなるのだった。どんなにそこに顔を埋めても飽くことなんてありえなかった。
それは心のやさしい美しい女性の命のにおい、女神の魂のにおいだから。
だから少し離れると、すぐに恋しくなってまた彼女のにおいに包まれたくなるのだ。
もしかしたらそれは胎内回帰願望というものなのかもしれない。
ただ年齢が近いこともあるのだろう、操祈には母性というよりも姉性の方をより強く意識していて、一緒にセックスの冒険をするようになってからはパートナーというか、かわいいガールフレンドという感じにもなっていた。
学校では敬愛する師として、そして二人っきりになるとヒエラルキーが反転して少年の方が主導権をにぎる側にまわる。
いろいろな体位で先生にクンニをするのは本当に楽しかった。
ただ修学旅行で京都のラブホで使ったラヴチェアーはやっぱり優れもので、体位のバリエーションを楽しむにはあのエッチな椅子をまた使いたくなる。
女の子のカラダを無慈悲にしゃぶり尽くすのに、あれほどよくできた大人の大道具はないと思う。実際、あの日以来、操祈先生とのセックスでタブーというのはほぼ無くなっていた。
あの時、半ば強制的に顔面騎乗を経験させられた先生は、求めればベッドでも顔の上にしゃがんでくれるようになったのだから。
心から尊敬する大好きな女の人が、そんな大胆な体位を受け入れるほど心を許すようになるなんて!
それどころか彼女が女の本能からなのか、あるいは自ら快感を求めてからなのか、自分から股間をこすりつけてきて匂いづけのような仕草さえするようになって、あの無垢だった操祈先生がここまでするようになったのかと嬉しくなるのだ。
もちろんそんなときには、クリと膣と肛のとっておきの三点刺戟のクンニで彼女にオシッコをもらすほどに感じてもらってお返しをしてあげるのだったが。
ただ今夜はまだそこまではしてあげていなかった。
側位での後背クンニからまんぐりクンニで酸っぱしょっぱい蜜をごちそうになった後は、穏和な正常位のクンニになってじっくり彼女の粘膜の襞とお話をしている。
本当のお楽しみは後に残しておくものだった。
「レイくん……来て……もうあたしをひとりにしないで……」
股間に顔を伏せている少年に両腕を伸ばして先生が招いていた。恥ずかしい愛撫に堪えながらの懸命な表情が胸に迫る。少年はそれに応えて、開かれたままの両脚の豊かな白い肉を這い上がって彼女を組み敷いたのだが、そのまま身を返して添い寝の形になるのだった。
目の前でつぶらな瞳をせつなげにして先生が見つめていた。羞らいに目元を朱に染め、憂いをたたえて揺れる眼差し。
初めての頃はクンニの後は泣かせてしまったり、顔を合わせようとはしてくれなかったのだが、今ではこうしてアイコンタクトをして愛らしい表情を見せてくれるようになっていた。
「カワイイひと……」
自分がこんなにも美しい人の性器や肛門を舐っていたのかと、あらためて深い感動に包まれる瞬間だった。
少年は恋人の乱れ髪を整えながら頭をやさしく撫でていたが、口づけを求めてももう彼女は拒まなかった。
これも慣れないころは嫌がっていたが、きっと他ならぬ自分自身のにおいを纏った少年を疎んでのことだったのだろう。でも、それも今は違っている。
「ボク、先生のにおいが大好きだから……本当になんていいにおいがするんだろうな、先生のセックスは……」
羞らいに操祈の表情が翳るが、嫌がっているというのではないのが伝わってくるのだ。
きっとこちらのすなおな気持ちが彼女にも届いているからにちがいない。
クンニリングスと、アニリングスという愛撫が、男と女にとってもっとも特別なものであることが彼女にも納得できているからだろう。
それは女性にとって普通のセックスよりもハードルが高い分、親密度を増す愛の行為だ。
本当に信頼をしてくれないと、あの繊細で感じやすい秘密の部分を見せてくれることはないし、恥ずかしさに堪えてそれをしてくれるのは、彼女がそれ以上に心を寄せてくれているからにちがいない。
「愛してる……先生……大好きです、先生のことが……」
「……うん……」
瞳を潤ませて操祈はこっくんする。
「あたしもレイくんのことが好きよ……大好き……愛してるわ……」
少年は愛しい顔を目の前にして、また意地悪な質問をぶつけてみるのだった。
「先生はクンニリングスはお好きですか?」
「そんなこと……聞かないで……」
「やっぱり今でもイヤですか?」
「……わかってるくせに……イジワルね……ただあたし、あなたに申し訳なくて……」
「申し訳ない?」
「だって……」
彼女が何を気にしているのかはわかっていた。それは女の口からはとても言いにくいこと。
「……あたしばっかりが……ホントに体が溶けちゃうくらい……なのにあなたには……」
「ボクが先生のにおいに包まれている時、どんなに幸せで満たされているか知ったら、きっと先生はボクにジェラシーを感じるんじゃないかな?」
「……?……」
「キミが感じているキモチのよさなんてほんのささやかなものです。先生のダイジなところにキスできる歓びに較べたら……」
操祈にも思い当たる節があるのかちょっと考えを巡らせている。
「じゃあ、あたしにもその幸せのおすそ分けをして欲しいわ、あたしもレイくんに同じことをしたいの……」
「同じことって、ボクにフェラチオがしたいんですか?」
「だって、そうじゃないと不公平じゃない」
「先生は大きな勘違いをされてますね」
「どうして?」
「ボクのペニスなんて、舐めたってつまんないですよ。ピュッと臭い精液が飛び出すだけでおしまいですから」
少年は男性器と女性器の違いを詳しく説明して操祈の表情をしっかり曇らせてから
「でも本当の意味での違いは、先生は女神で、ボクはただの人間の男だってことです。ボクが先生にクンニリングスをしたいのは女神の神秘に触れたいと思うから……それは地を這う
「そんなこといって、すぐにはぐらかすんだから……ずるいわ……あたし、女神なんかじゃないのに……」
「先生は女神さまですよ……心のやさしい美しい女性のことを、人は女神と呼ぶんです」
「………」
「美しい魂にふさわしい依り代としての、美しい姿……」
「ちがうわ……そんなんじゃない……」
「ちがいますか?」
「レイくんは何も知らないのよ……あたしのこと……だってひどいことだっていっぱいしてきたんだから……わたしは女神というよりも魔女よ……ワルい魔女……」
「そんなにひどいことをしていたんですか?」
「ええ、ワルいこと、いっぱいしてるの」
「たとえば?」
「いいたくないわ、そんなこと……」
「ワルいことって、たとえば帆風さんに心理掌握の能力を使って無理やりいっぱいケーキを食べさせちゃったりしたことですか?」
「――!?――」
操祈はつぶらな瞳をさらに大きく瞠って少年を見つめる。
「どうして知ってるのっ!?」
「あんなの、子どもらしいカワイイおイタじゃないですか」
「おイタって、彼女にはすごく申し訳ないことをしていたと思うわ……他にもいっぱい……本当に恥ずかしく自分がイヤになる」
「先生ほどの力があれば、どんなことだってできたはずです。気になる異性を思い通りにしたり、憎い相手を無残に滅ぼしたり……地位、名誉、金、権力、なんだって自由に手に入れることができたのに、先生はそうはされなかったじゃないですか。それだけでも大変なことだと思いますよ。ボクにはとてもマネできないから。何が何でも欲しいものがあったら、ボクはどんなことをしてでも手に入れようとする……きっとそうします……」
「それはまだ子どもだったから、そんな知恵がまわらなかっただけのことよ」
「子どもだから抑制のブレーキが働かずに暴走するってこともあるんですよ。事実、あの時代の高位の能力者のほとんどがそうだったから」
少年がそういうと明らかに操祈の表情が訝しげに翳ったのだ。
「ねぇ、レイくん、正直に答えてちょうだい、あなたはどうしてそんなことまで知っているの? あの頃の資料は殆どが今はアクセスできなくなっているはずだけど……一介の中学生であるあなたには知りようがないことよ……なのにどうして?」
「それは……」
「本当は、あなたは……何者なの、レイくん……」
「見ての通りのごく普通の平凡は男子中学生ですよ」
「平凡な中学生が担任の教師をこんなにはしないわ……」
言われた少年は普通ではない男子生徒になって操祈の乳房に手を伸ばした。
「それは先生がキレイすぎるから」
指の間に可愛らしい乳首を挟んで刺戟すると敏感な器官はたちまち目覚めて身をかたくする。
「ごまかさないで……」
操祈は心地よい愛撫の誘惑から逃れると、身を守ろうと腕を前にして胸を庇うようにするのだった。
「ちゃんと話してくれるまではイヤよ」
「それは困ったな……」
少年は微笑んでいて、
「にくらしい、ちっとも困ったようには見えないわ」
操祈は女の子の顔になってむくれてみせる。
その後、すれ違いの言葉の応酬が重ねられても、お互いに納得づくのやりとりになっていて、気まずくなるようなことにはならなかったのだ。
それは長く褥を共にして固い絆、信頼関係が結ばれていればこそのものなのだった。
「わかりました、そうですね……先生にはいつかは話さなければいけないとは思っていたんですが……今がその時なのかもしれませんね……」
少年がそう言うと、操祈は興味津々に瞳を輝かせている。
「ボクが先生に逢ったのは二年以上前、まだ大学生だった先生が教育実習生としてウチに来た時でした……あの頃、先生はまだ十代だったのかな?」
「ええ、二十歳の誕生日を迎えたのは、実習を終えた後だったから、そうなるわね」
「ボク、ひと目で大好きになっちゃいました。やさしそうで綺麗で可愛くて……今もそうですけど、あの時は本当に美少女そのもので……」
「あなただって十二歳でしょ、少し前までランドセルを背負ってた子供だったわ」
「覚えてるんですか? ボクのこと」
「うーん……」
操祈は絶句する。
正直に言うと彼女の記憶には全然なかったのだ。
「ホラ、覚えてない」
「だってしょうがないじゃないのよぉ、こっちはたった一人で、相手をする生徒は百人も居たんだからぁ」
あの時の操祈は講義をきちんとこなせるかで精一杯で、そのうえ一年次から三年次まで都合四クラス、計約百名の生徒といきなり対峙させられることになって、とても一人一人の生徒の顔まで気が回らなかったのだった。期間もたったの五日間で、その間に課題評価やレポートの作成しなければならず、自分のことだけで精一杯だった。
「ボクはあの時のこと、けっして忘れません……だって、こんなに美しい女のひとが本当に居たんだって、夢じゃなかったんだって、ものすごいショックだったから」
どこか微妙な言い回しをする少年に操祈が怪訝な顔を見せると、
「ボク、先生には、もっと前から逢っていたんです……先生がウチに来るずっと以前から……」
「……?……」
「逢っていたっていうのも変かな……ただボクは先生のことを見ていただけだから……」
「見ていたって……レイくん、あなたまさか……」
「違います、誤解しないでください。ボクは覗きなんてしませんから」
「そうじゃなくて、あなた、もしかして能力者だったの?」
「能力者? 遠隔知とか予知夢で見ていたってことですか? そういうんじゃないです。てっきりボクは先生の力がしていたんだと思っていましたから」
「わたしにはもう、力なんて何も残っては居ないわ……」
「でも、ボクは先生のことをずっと前から見ていましたよ。子供だったり、常盤台の制服を着ていたから中学時代だったのかな、たくさんの取り巻きを従えて女王様のようにしていたことも知っています。それから一変して学業に懸命に取り組んでいたことも……」
「………」
「あの頃、ボクはたくさんの問題を抱えていて、どうしていいかわからなくなって途方に暮れていました。いっその事、ボクなんか死んで居なくなっちゃえばスッキリするんじゃないかって思うくらい」
少年は言いながらまた操祈の乳房に手を伸ばしてやんわりと包むようにする。今度は操祈は拒まずにそれを許していた。
「でもボクが道を見失って茫然自失、自暴自棄になりかけると、不意に目の前にキミ……キミの幻が現れて……金色の髪をした凄く綺麗な女の子で、優しい目をしていて……まるでそっちへ行ってはダメ、というようにボクの前に立ちふさがったり、こっちよ――というように曲がり角を誘うように進んでいったりして……そしてその都度、小さな幸運が舞い込んできて……それでボクは今日まで命を繋ぐことができたんです……だから先生はボクの命の恩人なんです……」
操祈は首を横に振る。
「それはあたしじゃないわ……そんなことをした覚え、ないもの……」
「最初はボクもただの幻覚だって思ってました。自分の生存本能が勝手に作りだした幻だって……でも、光の女神は……ボクはキミのことをそう呼んでました……現れるたびに成長していて、同時に存在感も増していったんです……はじめは薄い影のようだったものが、どんどん輪郭も細部もはっきりしてきて……それで女神の着ていた制服を調べたら、常盤台のものだって分かって、それでボクはここにやってくることができたんですよ……」
少年は操祈の温かな体に身を寄せると甘えるように胸の谷間に顔を埋めた。片方の乳首を唇にとらえて舌で優しく舐めながら、二の腕をとって腋の下をあらわにさせるとそこにも顔を寄せようとする。甘酸っぱい芳醇な香りは性器とは別のスリルがあって、乳房よりも匂やかなぶん接吻の時間も念入りになるのだった。
少年がきわどい愛撫を好むことをよく知っている操祈は、仕方なく腕を開いてほしいままにさせていた。
クンニリングスもボディキスも、レイと出会わなければきっと今も知らずに居るだろうと思うのだが、異性と
自分がどんなに醜い姿を見せても、少しも疎んだり恐れたりしないで変わらぬ愛情を注いでくれる心優しいパートナーを、レイ以外にイメージすることなどとてもできなかった。
「……ここに来るまでの間も、先生は高校生や大学生の姿になっていって……そしてついに生身の姿になってボクの前に現れた……あの時の衝撃と感動を、ボクはけっして忘れない。憧れの女神が、本当に居たんだって知った時の歓びを……」
操祈は乳房と二の腕の内側を執拗に往復する少年の口づけに息を乱しながら
「……不思議ね……」
と、呟いた。
「そうですね……その女神さまと、いまこうして抱き合っているなんて、とても不思議です……でも分かっていただけましたか? 先生がボクの女神だってこと……」
「全然わからないわ……だってあたし、何にもしていないし、あなたのことだって気がつきもしなかったのよ」
「でもキミはボクの夢をみんな叶えてくれて、今も叶え続けてくれている……」
「………」
「初めて会ったあの日から、ボクはキミとこうなることを夢見ていました。先生のカラダの隅々まで知ることができたらどんなに幸せだろうって……」
そう言うなり少年は操祈の体を這い降りていくと両脚を肩に担ぐように体位を取るのだった。
操祈は手にダメよ、と言わせたが間に合わずに、ほんの一瞬の隙を突かれる形で、彼女はまた陰部を少年の顔前にさらす形になっているのだった。すぐにそこが展かれて、デリケートな部分に彼の吐息を感じるようになる。
彼の顔が寄せられて、においを嗅ぎ取られているのがわかるのだ。
すごく恥ずかしいけれど、同時に満たされた気持ちにもなれる、不安と恐れと歓びとが綯い交ぜになった不思議な気持ち。
セックスはいつだって女の子には不安なもの。でも、彼はそれ以上にいつもやさしくて惜しみない愛情を注いでくれる。
「先生のにおいが恋しい……ボクはずっとキミのにおいに包まれていたいから……」
こんなことを言われて女心が揺さぶられないはずはなかった。
「先生、今度は四つん這いになって下さい……お尻の穴のにおいを嗅ぎながら先生にクンニリングスがしたいんです」
少年は操祈の股間から顔を上げて彼女が動くのを待っていて、もう是非もなかった。
仕方なく気だるい動作で身を返してうつ伏せになると、膝を寄せて腰の位置を高くする。ちらっと後ろに視線を送ると、少年は男根をそそり立たせているのが見えて、その長く優美なフォルムには胸がドキドキと高鳴るのだった。
でも彼にはまだそれを使うつもりはないらしく、関心は専ら彼女の股間に向けられていて、尻の肉たぶを分けて剥き出しになった部分に指をあててくる。
「きれいだなぁ、先生のお尻の穴は……慎ましくお口を閉じていて、初めて見せてもらった時にはあんまり可愛らしかったんでびっくりだったんです。本当に先生らしくて、きれいで、清潔で、愛らしくて……だから賛美のキスをせずにはいられなかった……」
そこに口づけをされて操祈のお尻がピクリと跳ねた。
展げるようにされてにおいを嗅ぎ取られ、舌をあてられて味を確かめられる。
肛門とお口の間で交わされる淫靡で背徳の睦みあい。
しかし操祈にも、それが自分にとっての愛情表現なのだと分かっているのだった。
教え子にお尻の穴を舐めさせるなんて性的虐待で、とんでもなく酷い教師のすることだったが、でも彼がそれを望み、懸命に愛情を伝えようとしているのが感じられる。
さすがにお尻の穴を強く吸われると緊張するが、自分がどれほど愛されているか、大切にされているのか、まっさきに女の肌がそれを感じて心を動かされているのだった。
彼が行動で愛を伝えようとしてくれるのなら、自分もまた行動でそれを示さなければ……。
以前にレイが教えてくれた言葉が蘇る。
「男の愛は愛すること、女の愛は愛されること――」
ベッドに肘を付いて頭を伏せながら、お尻だけを高々とさせて陰部を晒すという屈辱の体位で、まるで奴隷女が買い手に品定めをされるときのような哀しい姿でお尻の穴を舐られている。
でもそれが愛情表現なのだというのであれば頷けるのだった。
女の体が歓びを感じるように作られていることを教えてくれたのは彼だ。
レイとのセックスで、いったいどれほど感動を経験したことだろう。
恥ずかしいことをいっぱいされたけれど、その先にはいつも言葉にならない歓びがあった。
心優しい彼は、いつもそれを行為で伝えようとしてくれていたのだ。
嬉しかったのは、感動しているのは自分だけではなく彼もまたそうであったこと。
自分にそれだけの価値があると思うのは、女の自尊心を満たして充足感もあるのだった。そして胸がいっぱいになって相手への感謝の気持ちに包まれる。
それはまさに体のいとなみを通して学んだ愛という感情だった。
性の歓びは男と女の絆を生み、互いを慈しむ感情を育むもの。
胸に膨らむ感情は、自然に言葉になって唇から紡ぎ出されていた。
「愛してるわ……レイくん……」
「ボクも……先生のことがどんなに大切か……」
少年の舌に愛情が込められているのをお尻の穴で感じて、操祈はまた一歩、新たな性の冒険へと踏み出していく。
「あ、レイくんっ……」
刹那、甘い刺激に身をかたくした。
「気持ちいいでしょ……ここもすごく感じるところだから……先生のカラダはステキだな……感じやすいところがいっぱいあって……」
会陰の下の小陰唇の合わせ目は、ちょうどクリトリスのある部分とは反対側のスイートスポットとなって、お尻の穴を舐めながら指でそこを撫でてやると操祈の場合、くすぐったいばかりだった肛門がいきなり甘美な音色を奏でるようになるのだった。
だから愛撫を止めてもお尻の穴をヒクヒクさせてキスをおねだりしている。同じことが会陰の反対側にある膣にも波及して、性器全体がざわつきはじめて彼女にしか作れない濃いにおいのする愛の蜜を分泌しはじめるのだった。
少年はその貴重な体液のたとえ一滴だってむだにはしまいと顔を寄せていた。
誰よりも美しい愛しい女性が、恥ずかしさに堪えて必死に生み出してくれた奇跡の香油。
鼻先をぴたりと寄せてお尻の穴の濃厚なにおいに恍惚となりながら、膣の中にまで舌を伸ばしてしょっぱくも甘露な蜜の味わいをじっくりと楽しんだ。
操祈はめくるめく快感に備えて目を閉じて頭を垂れていて、彼女の股間に顔を密着させて豊かに張ったお尻を抱いた少年は、勝利の歓喜に陶酔している。そして彼女の腰のくびれのあたりを支える両の掌に、豪華な肉体がまた歓びに鳴動しているのが感じられるようになると、限りなくやさしい気持ちになってどこまでも愛おしく思うようになっていった。
「操祈先生……愛してます……誰よりも……いつまでも……」
その夜の二人だけの時は、まだ始まったばかりなのだった。