このエピソードで七章は終わりです。
宙に浮いたぼろぼろの公衆電話の受話器が本体に戻る。立城はくすりと笑って電話に向かって指を鳴らした。電話線の切れた電話がゆっくりと消えていく。
書斎の中は静まり返っている。ベッドに横たわる水輝の顔色は青白く、苦しげな息を吐いている。立城は宙に浮かんだまま、水輝を見下ろした。佑に触れられた部分から血を流す水輝をしばし見つめる。唇の端からまた血が流れて頬に伝う。
『水輝……。結局君は、非情にはなりきれないんだね』
嬉しそうに告げて立城はそっと水輝の傍に降りた。血の流れる唇を指先で軽く撫でると水輝が微かに呻く。立城はくすくすと笑ってゆっくりと水輝の唇を指先でなぞった。静かに指を持ち上げて水輝の血を口に運ぶ。
『だけど、君のそういう甘いところが大好きだよ』
目を細めて愉悦の笑みを浮かべながら立城は唾液の音を立てて指に絡んだ血をしゃぶった。水輝が微かに瞼を震わせる。立城は指の血を舐め取ってから身を乗り出した。水輝の唇に流れている血を舌で直接舐める。立城は手を伸ばして水輝の首筋をするりと撫で、シャツのボタンを一つずつ外していった。
水輝が苦痛に顔を歪めて唇を開く。立城が深く口づけした瞬間、水輝は首を仰け反らせて低い呻きを漏らした。傷ついた水輝の舌を舌で撫でて手を肌に這わせる。立城は薄い笑みを浮かべて水輝のシャツの中に手を滑らせた。
「あっ!」
掠れた声を上げて水輝が仰け反る。立城は顔を上げて血に濡れた唇を舐めた。細い指先で引っかくように水輝の乳首を愛撫する。
「んっ、ああっ! たつきぃ!」
苦しむように眉を寄せて水輝が掠れた声で呼ぶ。爪先にこりこりと引っかかれた水輝の乳首が小さいながらも勃ちあがる。立城はくすりと笑いを零して水輝の首筋に唇をつけた。血の滴る傷口を舐めると水輝がびくんと身を竦める。
水輝の身体には幾つもの傷が走っていた。ごく浅いものから深いものまで、肌には無数の傷がついている。立城は水輝の乳首を執拗に指先に弄びながら一つずつ傷を舐めて癒していった。
『可愛いよ。水輝』
そう囁きながら立城はくるりと指先で水輝の肌を撫でた。ひくりと肌を震わせた水輝がシーツを強くつかみ寄せる。苦しそうだった水輝の呼吸はいつの間にか熱い別のものに変わっている。
一つずつ傷が癒え、水輝の肌には傷痕が残されていく。かつての傷が佑に触れることによって開いていたのだ。立城は水輝の腹までを舐めてから、薄い笑みを浮かべた。水輝のベルトを静かに解いてズボンの前を開く。血だらけの股間に立城が触れた途端、水輝はすすり泣くような声を漏らしてシーツの上でもがいた。
『しゃぶってあげようか? それとも、いらない?』
すっかり勃起しきっているペニスを下着からはみ出させながら立城は笑った。水輝は立城の手が触れるたびに腰をひくつかせている。
「ほ、欲しいっ!」
切羽詰ったように言って水輝が薄く目を開ける。熱に浮かされたように立城を見つめる水輝の目は潤んでいる。立城はそんな水輝に笑みかけてペニスに舌を這わせた。ペニスに塗れた血をゆっくりと舐め取る。水輝は熱い息を吐いて首を仰け反らせた。
先端から根元までを舐めて、また根元までを舐める。細くした舌先でくすぐるように亀頭部分を撫でる。子供の口の中には納まりきらないサイズのペニスに立城は執拗に舌を這わせた。そうしながら水輝の穿いているものをずり下げる。
「んっ! くふっ! あっ! いいっ! 立城、たつきぃっ!」
水輝が恍惚の顔であられのない声を上げる。立城は指を使ってペニスの先端にあるくびれを攻めた。すっかり血を舐め取られたペニスの先端から透明な雫がどんどん垂れてくる。立城はそれを指にからめて水輝の弱い部分をしつこく愛撫した。そうしながら陰嚢にこびりついている水輝の血を舐めしゃぶる。
「たっ、たつきっ! おれ、もう……がまん、できねっ! ああっ!」
切羽詰った声を上げた水輝に薄笑みを向けて立城は指でペニスの先端を押さえた。ぷっくりと膨れきった亀頭の先を押さえられた水輝が喉の奥で悲鳴を上げる。立城は悠然と笑って指先でしっかりと小さな割れ目を押さえた。
「たつきっ! のんでっ! おれの! のんでぇっ!」
甘えた声でせがんで水輝が腰をひくつかせる。小さな手の中に握った水輝のペニスがびくびくと脈打つ。立城はくすりと笑って水輝の陰嚢をめくり上げた。
細く潤んだ亀裂に指を這わせて嗤いを浮かべる。立城は片方の手にしっかりと水輝のペニスを握り、もう片方の手で愛液を垂らしている陰唇の間を弄り始めた。目を見張った水輝が途切れ途切れの声を上げて何度も仰け反る。
「あっ! あっ! んんぅっ! たつきぃっ! おねがいっ! このままじゃ、おれ……あふっ!」
陰嚢の下にひっそりと隠れていた女性器を弄りながら、立城はもう片方の手の指を軽く振った。先端をしっかりと押さえられてくすぐるようにペニスを撫でられた水輝が嫌がるように首を振る。
水輝の身体はしっかりと男性をとっている。なのに股間には両性の性器がついているのだ。立城は嗤いを浮かべてたっぷりと潤んだ陰唇の間に指をゆっくりと埋めた。
『サイズ的に、ちょうどいいかな?』
くすくすと笑いながら立城は水輝の細い膣内を指でかき回した。射精を遮られた上に更に快楽を与えられた水輝が腰を跳ね上げる。腿までずれていた下着とズボンが水輝がもがくたびにずり下がっていく。
『水輝。ここに欲しいかい?』
「んっ、立城ぃ! おれ、ほしい! あふんっ! ちょうだいっ!」
囁きで訊ねた立城に水輝が叫ぶように返事する。立城は笑みを浮かべて膣から指を抜き、水輝の穿いているものを剥ぎ取った。自分から腿を開いた水輝の足の間に身体を滑り込ませる。
エロシーンだけで出来てるエピソードなので、苦手な方は避け……。
後書きだと意味がないかも!?w