※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 一部 二人の水輝   作:伊駒辰葉

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ここから八章です。
近親! 束縛! 多少SM! 警報!
苦手な方は避けてください!


八章
それはゆめまぼろし


 セーラー服のスカートをたくし上げた渚を水輝がじっと見つめている。視線を感じた渚は甘いもののこもった吐息をついてその場に腰を下ろした。畳敷きの水輝の部屋は六畳ほどの広さで、黒で家具は統一されている。窓にかかっている青いカーテンは、妹の莢花が選んだものだ。

 

 畳に足を開いて座した渚は、体の後ろに手をついて背を少し反らした。見せつけるように晒された濡れたショーツを眺めて水輝が嗤う。

 

「ぐっしょりだな」

 

 水輝が自分の恥ずかしいところを見ている。それだけで渚は達してしまいそうな快感を覚えていた。学校から戻って制服を脱ぐ前にこうして水輝の前で股間を晒すのが渚の日課なのだ。水輝もまだ制服を身に着けている。

 

 渚は淫靡な過去の幻に囚われていた。水輝に促されるままにショーツを脱いで、濡れそぼった股間を晒す。渚は熱に浮かれた顔をして濡れた陰唇を指で割り開いた。とろりとしたものが口を開いた膣口から漏れてくる。

 

「クリトリスまでばっちり丸見えだな」

 

 そう言いながら水輝が傍にあったカメラを取り上げる。カメラを顔の前に構えた水輝は嗤いながら何度かシャッターを切った。その度に渚にフラッシュが浴びせられる。一枚撮ってはフィルムを巻き、更に一枚撮る。それをしばし繰り返してから水輝はカメラを下ろした。

 

「撮られるのがいいのか? クリトリスがびんびんに勃ってるぞ」

 

 嘲笑を浮かべて水輝が言う。渚は甘えた声を上げて身をくねらせた。水輝がカメラの後ろの口を開けてフィルムを取り出す。指に挟んだフィルムを天井にかざしながら水輝はにやにやと嗤った。

 

「おれがこれを現像して、暗い部屋で渚の恥ずかしいところを見ながら昂奮するのがいいのか?」

「もっと……もっと言って」

 

 渚は蕩けた顔で水輝にねだった。鼻で嗤った水輝がフィルムを大事そうに制服のポケットに入れる。

 

「明日、学校の暗室でオナニーしてやるよ。出来たての渚の写真に精液たっぷりかけてやる」

 

 もちろん、一人で。そう続けた水輝を見つめて渚はだらしなく口を開けて身体を緊張させた。震える渚の膣口から愛液がとろとろと流れ落ちる。そんな渚の股間を眺めながら水輝は喉の奥で嗤った。

 

「二時間目の授業中に抜け出すからな。次の休憩時間に始末に来ないと、お前の恥ずかしい写真が誰かに見つかるかも知れないぞ」

 

 壁に寄りかかって水輝は片方の膝を立てた。伸ばした足の爪先で渚の手をつつく。渚は小さな声を漏らして自慰を始めた。クリトリスを指で擦りながら膣口を弄り回す。水輝の視線を感じながら渚は懸命に声を殺した。隣の部屋には莢花がいるし、階下には母親もいるのだ。

 

 幻の中の渚は弟である水輝に痴態を見せつけることで快楽を得ていた。水輝に言葉で嬲られながら見られるのが何よりも気持ちいいのだ。昂奮にぱっくりと開いた膣口に指を突っ込んで膣内をかき回しながら渚はうっとりと水輝を見つめた。

 

 これまでどれだけ水輝に犯されただろう。最初は森の中で、次は公園で、学校で抱かれることもよくある。その度に渚は深い快楽を覚えた。水輝のペニスに貫かれ、体の中を乱暴にかき回されて、精液を注がれる度に深い絶頂に襲われる。

 

「……一分三十四秒。もういくのか? 新記録かな」

 

 腕の時計を見下ろして水輝が嗤う。渚は声を殺して開いた足を震わせた。左右の膝がかたかたと音を立てて触れ合う。指を根元まで突っ込んだ渚の陰部からは透明な愛液が零れている。

 

 水輝がゆらりと立ち上がって制服のスラックスを脱ぐ。下着を取って上着を放ってから、水輝はその場に渚を組み伏せた。絶頂の余韻に脱力していた渚は思わず小さな悲鳴を上げた。

 

「声をたてるな。母さんや莢花に聞かれても知らないぞ」

 

 人の悪い笑いを浮かべ、水輝が渚の左足を抱え上げる。右足を横にずらされた渚の股間に剥き出しの水輝のペニスが触れる。水輝は渚の右の腿を跨いで腰を突き出した。昂奮に緩んだ膣口に音を立ててペニスが潜り込む。渚は口を手で覆って快感の声を殺した。

 

「おっ。言いつけ通り、ブラジャーは着けてないな。今日は体育があったんだろ? ばっちり乳首勃ててクラスメイトを悦ばせてやったか?」

 

 にやりと嗤って水輝が渚の乳房を乱暴に揉む。渚は懸命に声を殺して何度も頷いた。

 

「走って揺れる度に体操服の中で擦れたろ?」

 

 渚の耳元に囁きながら水輝が腰を突き出す。膣壁を強く突かれた渚は思わず呻きを漏らした。交わっている部分から何かが吸い取られていくのが判る。言いようのない強い快楽に渚は顔を緩めて腰をくねらせ始めた。乾いた笑い声を漏らして水輝が何度も腰を突き入れる。

 

「おにいちゃーん。ごはんだってー」

 

 襖を隔てた廊下から莢花の声が聞こえてくる。渚は思わずびくん、と身体を竦めた。

 

「ああ、判った。着替えてから行く」

 

 渚を犯しながら水輝がごく普通に答える。すると襖の向こうで莢花がもう、と拗ねた声を上げた。

 

「まだ着替えてないの?」

「着替え中なんだよ」

 

 呆れたような莢花の声に答えながら水輝は渚の腰をつかんで引き寄せた。緊張に身を強張らせた渚の膣内をでたらめにペニスが突く。

 

「もうっ。早く来てよっ。今日、酢豚なんだからっ」

 

 莢花は苦手な木耳を水輝に食べて貰おうとしているようだ。水輝が判った判ったと笑いながら答えると、漸く納得したのか莢花が襖の前から遠ざかる。渚は震えながら腰をひくつかせた。

 

「莢花にばれるかもって思いながらするのがそんなにいいか? またいっただろ?」

 

 薄笑いを浮かべて水輝が激しく腰を振り始める。絶頂の余韻に脈打っていた膣壁を強く擦られて渚は身体を弓なりに反らした。もののように渚を揺すりながら水輝が嗤う。

 

 水輝が息を詰めて腰を突き出す。膣奥にたっぷりと精液を受けた渚は微かな声を漏らした。同時に達してしまった渚の膣壁がびくびくと脈打つ。水輝は深い息をついて何度か腰を前後させた後、ペニスを膣から引き抜いた。恍惚の表情でぐったりと横たわる渚の股間に冷ややかなものが触れる。慌てて起きようとした渚の肩を押さえ、水輝が喉の奥で嗤う。

 

「おれの精液が漏れないようにいいものを入れてやる」

 

 水輝は指に挟んだローターを渚の膣に押し込んだ。つるりと膣口に飲み込まれたローターの感触に渚はぶるりと身を震わせた。

 

「ほら。さっさと着替えてこいよ。夕飯だぞ」

「え……これ、入れたまま?」

 

 渚は戸惑いながら水輝を見上げた。精液を綺麗に拭き取ったティッシュペーパーをごみ箱に放って水輝が呆れたような顔をする。

 

「当り前だろ。ああ、電源入れないとな」

 

 そう言って水輝が身を屈める。膣口から伸びたコードの先には小さなリモコンがついている。スイッチを入れられたローターは小さなモーター音を立てて振動しはじめた。

 

「せいぜいばれないようにしろよ。父さんも帰ってきたみたいだし」

 

 人の悪い笑みを浮かべて水輝が着替え始める。渚は快感に震えながら何とか身を起こした。のろのろとショーツを取り上げて静かに水輝の部屋を出る。自分の部屋に入った渚は制服を脱いだところで股間に触れた。

 

 水輝の仕込んだローターが振動している。そのことに渚はうっとりと顔を緩めた。少しずつ何かが身体の外へと出て行っている。目に見えない不思議な感覚に目を細めて渚は着替えを続けた。

 

 ダイニングキッチンには家族が揃っていた。莢花の隣には水輝が腰掛け、渚の横には父親が座っている。母親は忙しくシンク台の前を行き来している。

 

「お姉ちゃん?」

「えっ?」

 

 急にかけられた声に驚いて渚は莢花を見た。莢花は訝しげな顔をしている。

 

「あ、なに? おしょうゆ?」

 

 渚は自分の前にあった醤油さしを目で示した。すると莢花が首を傾げる。渚は平静を装いつつ、腿をすり合わせた。堪らない快感が背を突き抜ける。

 

「具合悪いの?」

「なに。渚、身体の調子が悪いのか?」

 

 莢花の声に反応し、今度は隣の父親が言う。そんなことないわ、と渚は首を横に振ってみせた。そんな渚の前に並んだ皿を水輝が箸の先でさす。

 

「でも食ってないだろ?」

 

 言われて渚ははっとして自分の前に並ぶ料理を見た。味噌汁椀をのせたトレイを手に、今度は母親が心配そうな顔をする。

 

「ごっ、ごめんなさい。ちょっと考え事をしていただけだから」

 

 渚は俯き加減にそう言って、出された味噌汁の椀を取り上げた。テーブルの下で腿をすり合わせる。そんな渚を莢花が険しい顔で見つめる。だが渚は素知らぬ顔をして食事を始めた。

 

「ほら、莢花。寄越せよ」

 

 水輝がそう言って莢花の前の酢豚の皿から木耳を箸で摘み上げる。すると莢花はぱっと明るい顔になった。母親が困ったように笑って好き嫌いは駄目よという。父親はテレビで流れているニュース番組に夢中だ。

 

 ごく当り前の日常の風景の筈なのに、私のあそこにはローターが入ってる。渚は誰にもばれたくない、と思う一方で恥ずかしいところを見られたいとも感じていた。

 

 一番に食べ終えた水輝がごちそうさまと挨拶して席を立つ。渚はぼんやりとした面持ちで水輝の動きを目で追った。食器を流しに入れた水輝がリビングのテレビの前に陣取る。チャンネルを変え始めた水輝に不服の声を上げて莢花が残っていたごはんをかきこみ、慌ただしく食器を流しに入れる。

 

「あっ! こら、何すんだよ」

 

 ソファに腰掛けていた水輝の隣に乱暴に腰を下ろした莢花が、奪い取ったリモコンでテレビのチャンネルを変える。水輝はそんな莢花と笑いながらしばしじゃれあっていた。

 

「ごちそうさま」

 

 渚は静かに言って箸を置いた。あら、と母親が渚を見る。

 

「もういいの?」

「うん。ごめんね、残しちゃって」

 

 そう言って渚は食器を片付け始めた。おかずの残った皿をシンク台に乗せてちらりとリビングを見やる。ソファに腰掛けた二人は仲良くテレビに見入っている。そんな二人の後姿を見てから渚は自分の部屋に戻った。

 

 静かにドアを閉めて熱い息をつく。緊張が緩んだためか、渚のショーツには熱いものが染み込んだ。

 

 幻に囚われ、虚ろな眼差しをして床に倒れている渚を誰かが懸命に呼んでいる。だがうっとりとした顔をする渚の耳には声は届かなかった。




これは端的に言うと倒れてる渚の夢みたいなものです。
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