※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 一部 二人の水輝   作:伊駒辰葉

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事後?w でしょうか。
あ、エロシーンはありません。


積極的というかもはや強姦ではw 3

「んぅ……多輝!?」

 

 ぱっちりと目を開けた優一郎が驚いたように言う。だが多輝はへなへなと優一郎の上に崩れた。口づけしたことで余計に欲情してしまったのだ。

 

「うあー。やべえ、まじで我慢出来ない」

 

 優一郎が起きていることにも気づかず、多輝は泣きながらそう呻いた。

 

「夢、なのかな?」

 

 間近に呟きのような声を聞いた多輝はがば、と身体を起こした。勢いをつけすぎてそのままベッドから転げ落ちてしまう。悲鳴を上げて転がり落ちた多輝を慌てたように優一郎が見る。

 

「本物、かい?」

「いたたたた……」

 

 多輝は痛みに顔をしかめて身を起こした。間近に転がっていたショーツを見止めて慌ててそれを引っつかむ。多輝は真っ赤な顔をしてじりじりとベッドから離れた。恥ずかしくて優一郎の顔が見られない。

 

「待って! 多輝!」

 

 声を張って優一郎が身を起こそうとする。だが優一郎は苦しげに呻き、額に汗をかいてベッドに逆戻りした。多輝は慌ててベッドに駆け寄って優一郎の顔を覗きこんだ。

 

「だっ、大丈夫か!? もっ、もっ、もしかして、お、おれが勝手に……せ、セックスとか、したからか!?」

 

 心配のあまり、多輝は引っくり返った声でそう訊ねた。優一郎の額に浮いた汗を拭こうとして手を近づけかけて、握っていたのがハンカチではなくショーツだったことに気付く。多輝は慌ててその手を背に回した。

 

「多輝? 僕の事が嫌いになったんじゃなかったの?」

 

 優一郎がかたく閉じていた目を開けてそう言う。多輝は慌てて首を横に何度も振った。

 

「いや、ごめん! おれ、もう近づかないから!」

 

 真っ赤な顔で叫んで多輝はまたじりじりとベッドから離れようとした。だが少し離れたところで膝からがくんと力が抜け、床にへたり込んでしまう。

 

「やっぱり、そうなんだね」

「だって近づいたら、また欲しくなるし! おれ、優一郎に迷惑かけるのやだし!」

 

 情欲に囚われて熱を帯びた身体を何とか懸命に起こそうとしつつ、多輝は切羽詰った声で言った。

 

「迷惑だなんて、そんなことあるはず無い。僕の事が嫌いになったなら、嫌いになったと正直に言って」

「嫌いになるはずねえだろ!?」

 

 そう叫んで多輝は何とか腰を持ち上げた。腰を上げた多輝の陰部からとろとろと愛液が漏れる。情けなさに呻いて多輝は顔を歪めた。やっぱり男に戻った方がいい。このまま優一郎と話していたら、どんどん欲しくなるだけだ。

 

「だったらどうしてっ! 僕を避けようとするの?」

 

 優一郎の問いかけに多輝は顔を上げた。どうしようもない情欲に身を焦がされつつ、多輝は必死の面持ちで言った。

 

「約束破ったから、もうおれ要らないんだろ!? でもおれは傍に居たらどうしても優一郎としたくなるし、そんなの迷惑だし、だから男でいた方がいいし」

 

 早口で言って多輝は何とかその場に立ち上がった。

 

「要らないなんて、そんなこと言ってない!」

「だって、優一郎以外の男にやられても気にしないって言った!」

 

 泣きじゃくりながら多輝は叫んだ。すると優一郎が呆気に取られた顔になる。多輝はぐしぐしと泣きながらよろけつつベッドに近づいた。

 

「気にする必要無いって主張してたのは、多輝、君じゃないか? 僕が独占欲から押し付けていただけで」

「他の男が欲しいはずねえだろ!? あんなの、オナニーの材料じゃねえか! 本物の優一郎が抱いてくれるんなら、要らねんだよ!」

 

 そう叫んで多輝はわんわんと声を上げて泣き始めた。無意識に片手が股間に伸びて乱暴に自慰をし始める。

 

「多輝……ごめん」

「謝るなあ! おれが悪いんだから!」

 

 支離滅裂なことを言う多輝を見つめて優一郎が目を細める。多輝は鼻を啜って右手を胸にあてがった。

 

「いい! 男に戻るから!」

 

 ぐしぐしと泣きながら多輝は手に力をこめた。

 

「だめ! 君が悪いんでしょ?」

 

 そう言われて多輝は思わず手を止めた。優一郎はいつの間にか笑みを浮かべている。多輝は怪訝に思いながらも少し食い込んでいた手を胸から抜いた。目許を拭う多輝の片手は忙しく股間を弄っているままだ。

 

「多輝。これからも、僕以外の相手との交わりを禁じる。そして」

 

 布団から出した手で優一郎が多輝の腕に触れる。自慰をしている方の腕に触れられた多輝は思わず呻いて腰を引いた。軽い絶頂に思わず声が漏れる。

 

「僕の許可無く、男性体に戻ることを禁じる。さらに」

 

 笑いながら優一郎が人差し指で多輝の腕をなぞる。多輝は甘い快感に身を捩った。

 

「性欲を感じたら、躊躇することなく、僕の事を考えながら自慰することを命じる」

「えっ!? 他の奴らの前では絶対やだ!」

 

 多輝は真っ赤な顔でそう叫んだ。優一郎が微笑みを浮かべて多輝の腕をつかむ。多輝はよろけてベッドに倒れこんだ。

 

「自慰は、緊急時以外は他人に見られない場所で行う事」

 

 くすくすと笑いながら優一郎が多輝の頭を撫でる。多輝はうっとりとした顔をして頷いた。優一郎に触れられていると身体の力が抜けてしまう。多輝は手足を投げ出してベッドに寄りかかった。

 

「……駄目だ。ごめん、多輝……。まだ、回復までには時間がかかりそうだ……」

 

 苦しそうな声で言って優一郎が顔を歪める。多輝は慌てて顔を上げた。

 

「えっ、もしかして力足りなかったか?」

 

 心配顔で多輝はそう言った。すると優一郎が困ったような顔をして多輝を見つめる。視線を感じた多輝は小さな声を上げて顔を歪めた。自然と手が股間を弄ってしまう。

 

「水輝さんとの戦闘で、宿体を作り変えるとか無茶をしたからね……。休まないと、無理みたいだ……」

 

 力なく首を横に振る優一郎を見つめてから、多輝は落ち着きなく視線を動かした。やっぱりここで優一郎に無理を言ってはいけないのだろう。交わりたいという欲求を必死で堪えて多輝は頷こうとした。だがどうしても欲しいという気持ちが抑えられない。

 

「あ、あの」

 

 多輝は真っ赤な顔をして優一郎に呼びかけた。その途端に部屋のチャイムが鳴る。多輝はぎくりと肩を竦めて優一郎を見やった。

 

『多輝。優一郎の具合について訊きたい』

 

 インターフォンを通して透の声が聞こえてくる。多輝は泣きそうな顔で優一郎を見やった。だが優一郎は静かに目を閉じてしまっている。多輝は仕方なく身を起こした。よろよろと頼りない足取りでドアに近づく。そっとドアを開けるとそこには透がいた。

 

「優一郎の具合はどうだ? 話をしたりはできるか?」

「あ、ええと……さっきまでは起きてたんだが」

 

 そう言いながら多輝はちらりと優一郎を見返った。ドアを外側から大きく開いた透が大股で部屋に入ってくる。多輝は懸命に足に力を入れて何とか透の後をついて歩いた。

 

「姉さん、二、三十分程度なら大丈夫です。ただ、その後、時を区切って自己暗示をかけて、深層睡眠に入ろうと思います」

 

 それまで目を閉じていた優一郎が静かに言って瞼を上げる。ベッドに歩み寄った透が頷く。多輝はそんな二人を見比べてベッドの傍に近づいた。スカートをつかんで懸命に情欲を堪える。

 

「すまない。本格的に眠りにつく前に、相談したいことがあってな」

 

 真剣な顔で透が言う。だが多輝はそんな透を見ている余裕はなかった。ごめん、と詫びて脱兎のごとくその場を駆け出す。多輝は優一郎の部屋についているバスルームに飛び込んで内側から鍵をかけた。脱衣室で慌ただしく服を脱ぎ捨て、浴室に入って勢いよくシャワーを出す。タイル張りの床に膝をついた多輝は両手で股間を弄り始めた。優一郎のことを思いながら自慰をする多輝の甘い声がシャワーの音にかき消される。多輝は情欲のままにバスルームで自慰に耽った。




2人のいちゃらぶとは真逆で、透はマジです。たぶん。
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