※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 一部 二人の水輝   作:伊駒辰葉

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エロシーンです!
久しぶりに生身では……?


やってる間に約束させるなw

 ともすれば涙ぐむ佑を落ち着かせるために、水輝は何度も身体の動きを止めて優しく抱きしめて髪を撫でた。佑が肩に顔を埋めるのを見つめて水輝はしばしその体勢のままでじっとしていた。懸命に泣くのを堪えているのか、佑は身体を縮めて震えている。

 

「まだ安心出来ないか?」

 

 苦笑して水輝は佑の髪に唇を落とした。少し身体を浮かせて佑の額と頬に口づけをし、最後に唇を合わせる。軽く触れるだけの口づけをすると佑は照れたような笑いを浮かべて鼻をすすった。

 

「だって、水輝さんが……」

 

 上目遣いに水輝を見て佑がまた目を潤ませる。水輝は苦笑して二人の繋がっている部分に手を伸ばした。身体を少し起こしてペニスを咥え込んでいる佑の陰唇にそっと触れる。ぴくん、と身体を震わせた佑は泣きそうな顔をして唇を尖らせた。

 

「心配しなくてもちゃんと入ってるだろ? ほら」

 

 水輝は軽く下腹に力をこめてわざとペニスを動かした。膣内でペニスがぴくんと動いたのを感じたのだろう。佑が驚いたような声を上げる。

 

「あんっ! もうっ」

 

 愛らしく頬を膨らませた佑の頭を軽く撫でて水輝はゆっくりと腰を引いた。子供を産んだとは思えないほど佑の膣口は狭い。それに膣壁はペニス全体を擦るように吸い付いてくる。水輝はぎりぎりのところまでペニスを抜いてから微かに笑った。

 

「あんなに出したのにな。少しも出てこない」

 

 挿入してからどれくらい経っているだろう。水輝はその間に何度か射精したが一度もペニスを膣内から抜いてはいない。佑がつられたように頭を上げて二人の繋がっているところを見ようとする。水輝は佑の足を支えて持ち上げてみせた。上を向いた陰部にペニスが刺さっているところを目の当たりにした佑の頬がかっと赤くなる。

 

「夢じゃないのね」

 

 ほっとしたように言って佑が頭をベッドの上に戻す。水輝は佑の足を持ち上げたまま、ゆっくりと腰を突き出した。ペニスに押されて佑の膣内から透明な愛液が漏れてくる。

 

「久しぶり過ぎておれとする感覚忘れたか?」

 

 からかう口調で言ってから水輝は慎重にペニスを押し進めた。根元までしっかりと入ったところで佑が身震いする。

 

「どうして、相談してくれなかったの?」

 

 頬を染めた佑がぽつりと呟くように言う。水輝はそうだな、と呟いて軽く腰を動かした。ぴったりとペニスに吸い付いてくる膣壁が時折ひくつく。ペニスの先端で佑の膣奥を小突きながら水輝は苦笑した。

 

「言えば心配するだろ? それにおれも最初は自分でどうにか出来ると甘く考えていたからな」

 

 もう何度も吸ってすっかり隆起している乳首を水輝は優しく指で撫ぜた。豊かな乳房は触れると滑らかで指に吸い付いてくる気がする。

 

「木村さんの対処は一見非道に見えるけど、適切だったわ。それと……」

 

 そこで言葉を切って佑が表情を引き締め、真剣な目で水輝を見つめる。水輝は身体の動きをぴたりと止めて佑の言葉を待った。

 

「あの人形の作成と、破壊行為について、自覚してるの?」

 

 微かに顔を歪めて佑が囁くように言う。水輝はほんの少し目を細めてからゆっくりと手を動かした。柔らかく乳房を揉みながら佑の肩に唇を落とす。鎖骨の窪みを舌先で撫でながら水輝は微かに笑った。

 

「知ってる。近いうちにそうなるだろうとは思ってた」

 

 唇を佑の肌に触れさせたまま、水輝は答えた。柔らかな快感にうっとりとした面持ちをして佑が軽く吐息をつく。

 

「水輝さんは、奈月さんをどうしたいの?」

 

 水輝はぴたりと動きを止めて顔を上げた。佑は快感に晒されつつも真顔で水輝を見つめている。どうやらごまかされてはくれそうにない。水輝は諦めの息を吐いて再び佑の肌に口づけした。

 

「壊したくない」

 

 日ごと見る夢は徐々に深くなっている。夢の中での自分の行動を思い出すと胸が痛む。夢の中で水輝はひたすらに奈月を貪っているのだ。

 

 意識すると器の一部が解けて佑の力と直に混ざり合う。水輝は微かな吐息をついて無意識に腰を押し出した。ペニスの先端から徐々に感触がなくなり、その代わりに言いようのない深い快楽がこみ上げてくる。

 

「んっ、水輝さんっ! わたしは……あっ!」

 

 何事かを言おうとした佑が背を反らして腰を前後に揺する。水輝は佑の頭を両手に優しく包み、耳元に囁いた。

 

「もう一回、あそこだけ器解いて」

 

 耳朶を甘く噛みながら水輝は薄い笑みを浮かべた。佑の開いた足が時折、びくびくと震える。

 

「こ……う? ああんぅっ!」

 

 切ない声を上げて佑が水輝にすがりつく。上手い上手い、と佑の耳元に囁いてから水輝は唇を舐めた。佑の膣内の一部分が解けて直に水輝の力と混ざる。器同士の交わりとはまた違う、心地のいい快楽に水輝は目を細めた。水輝はペニスの中ほどまでの器を解いて佑の尻に片手を伸ばした。無意識に脱力しかけていた佑の腰を自分の腰に密着させる。

 

「ほら、溶けてるの、判るだろ?」

 

 そう言いながら水輝は形の残っているペニスで佑の膣内を軽くかき回した。すると解けた力が佑の体内で波打つ。

 

「ええ、すごいわっ! ああっ!」

 

 掠れた声を上げて佑が全身を緊張させる。水輝はくすくすと笑って佑の頭を撫ぜた。混ざり合っていると、互いの感じている快感も判るために心地のよさが倍増したのだろう。

 

「いったの判った?」

 

 佑の陰部からは愛液が滝のように滴り落ちている。乱れた息を吐きながら佑はうっとりとした目で水輝を見つめた。小さく頷いてから佑が少し間を置いて口を開く。

 

「わたしは、水輝さんに壊れてほしくない。だから……」

 

 そう言って今度は佑が自分から水輝に抱きつく。水輝は苦笑して佑の背を撫でた。

 

「水輝さんは、わたしの言うことを聞いてくれるわよね?」

 

 水輝を抱いていた腕を解いて佑がにっこりと微笑む。その笑みを見止めた水輝は目を見張って息を飲んだ。穏やかな微笑みがどことなく立城に似ている気がする。そんなことを考えてから水輝は慌てて頭を振った。だが下半身に意識を集中していなかったからか、前触れもなく達してしまう。水輝は佑に圧し掛かって息を殺した。射精とは違う種類の深い快感が断続的に襲ってくる。

 

「奈月さんのことは、わたしに任せて、悪いようにはしないわ」

 

 くすりと笑った佑が労わるように水輝の背を撫でる。水輝は息を整えてから何とか顔を上げた。

 

「任せるって……どうする気だ。おれは奈月を食うつもりはないぞ」

 

 それを避けようとして順に頼んだのだ。水輝は快感の余韻に目を細めつつそう告げた。

 

「そんなことするはずないじゃない? それに、水輝さんはわたしのもの、でしょう?」

 

 だから、わたしの言うことを聞いて。優しく歌うような口調で佑が言う。水輝は警戒を解いてもう一度、佑に覆い被さった。身体を合わせているととても落ち着く。豊かな胸の膨らみも、柔らかな丸みのある肩も急に愛おしくなる。水輝は佑を両腕に抱いて腰を揺すった。半分ほど解けていたペニスに意識を向けて、ゆっくりと少しずつ器を解いていく。

 

「ほら、こうやって互いを混ぜ合わせれば気持ち良いでしょう?」

 

 くすりと笑って佑が優しく水輝の頭を撫でる。うっとりとした目をして水輝は頷いた。力と力の交わりがこうして間近に感じられるのは久しぶりかも知れない。魔法で引き出した力との交わりはある意味では一方的なものだ。だが今は佑も水輝と交わろうとして器を解いている。

 

「だから、わたしにまかせて」

 

 にっこりと笑った佑の顔をのろのろと見上げてから水輝は目を細めた。まるで魔法のような言葉だ。そんなことを考える。それに何故、佑は同じように交わっているのに平然としているのだろう。だが深い快楽に飲まれかけていた水輝はすぐに何も考えられなくなった。頭の芯が痺れて下腹部が熱くなる。次の瞬間、水輝は急に絶頂に引き上げられて断続的な声を漏らした。昂奮に緩んだ肛門から漏れた愛液が筋を描いて滴り落ちる。

 

「ごめ、ん。ちょっ、と、待て。何も、考えられない」

 

 深い快感に晒されつつも水輝は何とか言葉を継いだ。すると佑が水輝の頭から耳に手を滑らせて耳朶をくすぐる。そのまま首筋を撫でられた水輝は懸命に佑の手を押し退けようとした。だが手に力が入らずに佑の手に触れるだけに終わってしまう。

 

「だから、わたしが考えてあげるの。水輝さんが一番いいように、わたしが」

 

 そう囁きながら佑が腰を揺らす。水輝は目を見張って慌てて器を再構成しようとした。だが佑はそれより早く、徐々に器を解いて水輝の力と自分の力を混ぜてしまう。待て、と呟いて水輝は歯を食いしばって何とか身体を起こした。その勢いに任せて強引に佑から離れる。そこで漸く一息ついて、水輝は器を再構成した。消えていたペニスがしっかりと形になる。

 

「快感で意識が飛んでる間に約束させるなよ」

 

 苦笑して水輝はその場に胡座をかいた。おれだってその手は使わなかったろ。そう付け足して水輝は頭をかいた。

 

「ごめんなさい。そういうつもりじゃ無かったのよ。っていうか、水輝さんが始めたんじゃない?」

 

 開いていた足を閉じて佑がぷくっ、と頬を膨らませる。ごめん、と詫びて水輝は佑の傍に座り直した。佑の頭を抱えて強引に膝枕をする。

 

「おれは何もなくしたくない」

 

 佑の髪を撫でながら水輝はぽつりと呟いた。いつの間にそんなことを考えるようになったのだろう。以前はなくすものは何もないと思っていた。なのに気がついてみればなくしたくないものばかりが増えているのだ。

 

「何も無くさせる気はないわ」

 

 水輝を見上げて佑が手を伸ばす。差し出された手をしっかりと握って水輝は微かに笑った。

 

「じゃあ、さしあたってはだな。おれと一緒に寝てくれ」

 

 そう言いながら水輝はさっさと佑の隣に横たわった。足元にあった毛布を爪先に引っ掛けてたぐり寄せる。驚いたような顔をする佑を片腕に抱いて、水輝は二人の身体に毛布をかけた。




ちょっと長めですが切るには短かったのでそのままアップしました。
ところで風邪をひいたんですよ……花粉症かと思ってたのに! 熱が出てきて!
だるくて何も考えられない感じだなー、と思ったら風邪でしたよ!(泣)

とりあえず今日は更新出来たので良しとしよう……。
途切れたらすみません。
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