※この作品はR-18です。

まやかしの終わり 一部 二人の水輝   作:伊駒辰葉

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エロシーンの続きです。


まやかしの兆し 2

「大丈夫じゃないか? 絵美佳ちゃんも引っ張るのに協力してそうだし」

 

 唐突に横から声をかけられて佑は慌ててそちらを見た。いつの間にか水輝はソファに身体を伸ばして煙草を吸い始めている。その口許に薄い笑いが浮かんでいるのを見て佑は首を傾げた。近づいて水輝の傍にそっと腰を下ろす。水輝は当然のような自然な仕草で佑の腰を片腕に抱いた。

 

「水輝さん、わたしと祐は明らかに魂のかたちから異なる存在だった」

 

 だから、あの娘は金の標としての役割を終えた後、この身体から離れ、消滅を望むことができた。そう続けて佑はじっと水輝を見つめた。ソファは幼い頃には随分と大きく感じられたのに、今は横たわった水輝の足が肘掛からはみ出している。

 

「そうだな」

 

 頷いて水輝が横目に佑を見つめる。その口許には笑みが浮かんだままだ。

 

「でも、わたしと優一郎の魂は完全に同じもの。それはわかっているの」

「ああ、知ってる」

 

 頷いた水輝が佑の腰を抱く手をそっと動かす。腰の丸みを確かめるように撫でた手がスカートの裾をたくし上げて佑の足を撫でる。水輝の口許には相変わらず笑みが浮かんでいる。だがその笑みは角度を少し変えてみると嗤っているようにも見えた。

 

「わたしの過ごした十八年間は、優一郎の過ごした十八年間とは違うのよ! わたしにとって、優一郎の人生は他人事としか思えないの」

 

 優一郎の過ごしてきた時間と佑の過ごしてきた時間は違う。例え虚構だとしても、佑にとっての現実はここで幼い日を過ごしたあの過去の上に成り立っている。もしもあれが全てまやかしだとするなら、こうして水輝と共にいる今もまやかしに過ぎないことになる。

 

 ストッキングに包まれた足を撫でた手がやがてショーツに包まれた股間に辿り着く。水輝はするりと指を動かしてショーツの底布をずらして佑の陰部に触れた。小さく息を飲んだ佑は次の瞬間、思わず身を屈めて足を震わせた。愛撫もせずに水輝が指を膣内に滑らせたのだ。水輝と抱き合っていた時に感じていたとは言え、まだ濡れ方が十分ではない膣内に強引に水輝の指が潜り込んでくる。

 

「いいじゃないか、それで」

 

 中指を佑の膣内に根元まで埋めた水輝が囁くように言う。

 

「逆も同じってことよ! 優一郎にとって、わたしの過ごした十八年間は夢の中の出来事でしかないわ。いいえ。優一郎だけじゃない。わたし以外の全ての存在にとって、わたしの人生はまやかしに過ぎないの!」

「おれには現実だけどな」

 

 涙を浮かべて叫ぶように言った佑に水輝があっさりと答える。佑は驚きの目で水輝を凝視した。水輝は煙草をくゆらせながら指一本で佑の中をかき混ぜる。

 

「おれはお前が生まれてから最近までずっとここにはいなかったからな。知り合ったのは二年程前か?」

 

 水輝は指に挟んだ煙草を握り潰し、身体を横に向けて今度は両手で佑を弄り始めた。片手で乳房を服越しに触りつつ、膣内を指でかき回す。

 

「水輝さん!」

 

 佑は身体の向きを変えて水輝に抱きついた。その拍子に膣から指がすっぽ抜ける。おいおい、と苦笑して水輝は身を起こして佑を片腕に抱き上げた。膝の上に佑を抱え直し、改めて水輝がスカートをめくり上げる。水輝の足を跨いで、足を大きく開く格好になった佑は頬を染めつつも水輝のすることをじっと見つめた。向かい合わせに座った水輝が再び佑の膣内に指を入れる。

 

「……おれはもう悩まないことにした」

 

 ぼそりと低い声で言って水輝が急に指を艶かしく動かす。さっきまでより激しい動きで膣内をかき回されて佑は思わず掠れた声を漏らした。

 

「あっ、んっ! 水輝さんっ! 愛してるっ!」

「槙花、来るんだろ? 銀も来るのか」

 

 切なさに声を上げた佑に水輝が低い声で囁く。佑は快感に身をくねらせながら何度か頷いた。水輝がへえ、と呟いて唇を舐める。

 

「優一郎に、戻らなきゃ……。わたしでは……ああんっ!」

「そのままでいろよ。どうせ銀には話をつけるだけだろう?」

 

 水輝はそう囁きながら佑の膣内に人差し指も挿入した。二本の指がばらばらに動いて膣内をかき回す。ついでに、と笑って水輝が親指でショーツの上からクリトリスを強く押す。佑は無意識に腰を揺すりながら夢中で水輝に口づけした。手を伸ばして水輝の股間に触れるとペニスの勃起を指先に感じる。佑は濡れた目を上げて甘い息を吐きながら水輝のズボンのファスナーを下ろした。下着の隙間から現れたペニスを指先で弄る。

 

「ああんっ! 駄目! 絵美佳さんに会ったら……わたしの、時間が……崩れてしまいそうで、怖いの!」

 

 ペニスの先端には透明なものが滲んでいる。佑は情欲に潤んだ目をして執拗にペニスの先端を弄り回した。時折、ペニスがぴくんとひくつく。

 

「そうか、あれがいたか……厄介だな」

 

 そう呟いて水輝が軽く手を動かす。佑は膣壁のある部分を探られて腰を大きく揺らした。強烈な快感がこみ上げてくる。水輝は片腕で佑の腰をがっちりと押さえてから膣壁の同じ箇所を何度も指先で突いた。

 

「ああっ! んぅ! くふぅんっ! みずきさぁんっ!」

「ふうん。もう話が続けられないか?」

 

 にやにやと人の悪い嗤いを浮かべて水輝が囁く。佑は甘えた声を上げて水輝のペニスを指につかもうとした。だが濡れた先端は指の間をするんと逃げる。

 

「んっ! みずき、さん?」

 

 違和感を覚えて佑は訝りの目で水輝を見た。どうした、と問いつつも水輝が指を動かして佑のクリトリスを強く擦る。

 

「ああんっ!」

「何だ。欲しくないのか?」

 

 嗤いを浮かべて言いながら水輝は佑の片手を取り、ペニスに導いた。指を絡めてペニスの先端を握らされる。そうしつつ水輝は右手の指で佑の膣壁を絶え間なく刺激した。

 

「ちょうだいっ! 水輝、さあんっ! ああぁんっ!」

「犯してください、は?」

 

 水輝は右手で佑の膣壁を強く擦りながらそう告げた。低い囁き声を耳にした佑の背にぞくりとしたものが伝う。無意識のうちに佑の股間からは潮が噴いた。ショーツで受け止められなかった水分が滴り落ちて水輝のズボンやソファに落ちる。だがそのことすら自覚出来ないほど、佑は快感に溺れていた。

 

「犯してください! みずき、さぁあんっ!」

「まあいいか。ほら、望みのものを入れてやる」

 

 肩を竦めて言ってから水輝が強く佑を引き寄せる。すっかり濡れそぼった膣口に一気にペニスを突き入れられた佑は激しい声を上げて背を反らした。佑の腰をつかんだ水輝が乱暴に手を上下に揺する。




佑視点ではあるのですが、書かないとややこしいので水輝の動きも書かれてます。
実際の佑はエロに夢中で見えてませんw
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