洋上で溺れる幻影
海上油田施設を襲撃していた魔物の討伐任務を終え、帰還するクルーザーの甲板。火照りうずき始めた身体に、大きく息を吐いた。
ずくりずくりと下腹部の奥が切なく疼き、無意識にもじもじと内股を擦り合わせてしまう。
その疼きの原因は、おそらく先ほどの魔物だろう。
大型の魔物を相手に大立ち回りを演じていた際に、不知火は切り裂いた傷口から噴き出した魔物の血を少なくない量浴びていた。
魔物の中には体液に媚薬成分を含んでいるものもいる。
不知火の身体に今起きている異変は、おそらくその類のものだろうと彼女は当たりを付けていた。
「んっ……はぁ……♡」
熱い吐息が唇から漏れる。無意識のうちに股間に伸びてしまいそうになる手を理性でどうにか抑えて、不知火は甲板をあとにする。
ふらふらと去っていく不知火の後ろ姿をねっとりと見つめる視線に、彼女は気付いていなかった。
「はぁ……んくっ♡ ふっ、あぁっ♡」
淫靡な水音が響き渡り、淫らな嬌声が不知火の口から漏れ出す。
船室に戻ってきた不知火は対魔スーツを脱ぎ去る手間すら惜しいと言った様子で、スーツのクロッチ部分をずらすと自らの指で陰部を慰め始めていた。
指を動かすたびにぐちゅりぐちゅりと湿った音が不知火の耳朶を打ち、彼女の羞恥心を煽っていく。しかしそんな羞恥心すら今の彼女にとっては快楽のスパイスでしかなかった。
「んふぅっ♡ あぁっ♡ だめっ、なのにぃっ♡」
帰還するだけとはいえ、いまだ任務中。だが口ではそう言いながらも、不知火は自らの手を止めることが出来ない。むしろ指の動きは次第に激しさを増していき、それに合わせて彼女の口から漏れる嬌声も大きくなっていく。
「んひぃっ♡ あっ、あぁっ♡ イくっ♡ イっちゃうっ♡」
びくんっと身体を弓なりにしならせながら、不知火は絶頂を迎えた。がくがくと身体が痙攣し、腰が浮く。
「はぁ……はぁ……♡」
絶頂の余韻に浸りつつ、不知火はベッドに倒れ込み荒い呼吸を繰り返す。だが身体の疼きは治まらずむしろより強くなっていた。
「はぁ……ん♡」
もどかしそうに内股を擦り合わせながら、不知火は小さく喘ぐ。彼女の頭の中はもう、快楽のことでいっぱいだった。
身体の疼きを鎮めるためか、はたまた更なる快感を求めてか。不知火は自らの手を秘部へと伸ばす。
「あ……っ♡」
指先が触れた瞬間、甘い吐息が漏れた。そのまま割れ目をなぞるように指を上下させる。ぬちゅりと湿った音が鼓膜を揺らした。
(こんな、こと……♡)
ダメだと分かっている。しかし、一度火がついてしまった身体はもう止められなかった。
「んふぅっ♡ あ、あぁっ♡ いいっ♡」
(だめなのに……こんなことしたら、戻れなくなっちゃうのに……)
頭では分かっていても、不知火の手は止まらない。むしろどんどん激しくなっていく。
「あふっ♡ んぁっ♡ イくっ♡ もうイっちゃうぅっ♡」
再び訪れた限界に不知火は身体を弓なりにしならせ――
「不知火さん、ちょっといいかい」
扉を叩く音と男の声が、不知火の動きをぴたりと止めさせた。
「っ!?」
突然のことに驚いた不知火は慌てて起き上がると、急いで股布を戻しながら扉の方を見つめる。
「ど、どなた?」
動揺を必死に押し隠し、不知火は冷静を装って問いかける。
「少し任務のことでね、入っても?」
「え、ええ」
入ってきたのは今回の任務でサポートを担当していた井河の下忍の男だった。備え付けのベッドに腰かけている不知火へと軽く頭を下げると、無遠慮に部屋の中を見渡す。
仮とはいえ女性の…しかも上司にあたる不知火の部屋をじろじろと見て回る男に、不知火は眉をひそめた。
「それで?」
「ああ……」
不知火の言葉に男はやれやれといった風に肩をすくめた。
「つらいんじゃないかと思いましてね?」
「なんのことかしら」
不知火はつとめて平静を装いながら、男を睨み付ける。
「隠さなくてもいい。雌のにおいがプンプンしてるぜ?」
「なっ!?」
男が不知火の方へと近づいてきて、彼女の剥き出しの太ももに手を伸ばす。咄嗟に払い除けようとするが、それよりも早く男の手が不知火の内股を撫でた。
「ひゃうんっ♡」
びくんと身体を震わせながら甘い声を漏らす不知火に、男はにやにやと下卑た笑みを浮かべる。
「やっぱりな」
「……なんのことかしら」
内心の動揺を隠すように睨みつけるが、男は余裕たっぷりといった様子で不知火の肩に手をかける。そのままぐいと顔を近づけてきた。
「とぼけても無駄だよ、不知火様」
「だから、なんのことかしら」
あくまでも知らぬ存ぜぬといった態度を崩そうとしない不知火に、男は小さく肩をすくめる。
「船に戻ったときから様子を見ていた。荒い息に蕩けた瞳…それに」
息がかかるほど近かった顔がさらに近づき、男の唇が不知火の唇に重なった。
「んむぅっ!? ん、むぅっ♡ ちゅぷ……んっ♡」
分厚い舌が不知火の唇を割り開き口内へと侵入してくる。歯茎の裏や上顎をなぞり上げられ、ぞくぞくとした快感が背筋を走り抜ける。
それと同時に男の唾液が流れ込んできた。吐き出そうとするものの、後頭部を押さえつけられているせいで飲み込むことしか出来ない。それを嚥下するたび、身体が熱くなっていくのを感じた。
「ふぁっ♡ あふっ♡ ちゅぷ……んむぅっ♡」
ぴちゃぴちゃという水音が室内に響き渡る。
「はむっ♡ れろぉ……♡ じゅぷっ♡ ぢゅるるっ♡」
(だめなのに……こんな、ことされたら……♡)
口内を蹂躙され、思考がどんどんと蕩けていく。身体の疼きはより強くなり、無意識のうちに腰をくねらせてしまっていた。
そんな不知火の痴態を見て男は目をいやらしく細めると、不知火の身体へ愛撫を始める。
「んちゅっ♡ れろぉ……♡ はむっ、ちゅるっ♡」
男の手は不知火の乳房へと伸びていた。スーツの上からでも分かるほど張り詰めた乳房を乱暴に揉みしだかれる。それだけで不知火の口から甘い吐息が漏れ出る。
(だめなのに……気持ちいい……♡)
抵抗しなければと思う反面、もっとして欲しいという欲求も湧き上がってくる。そんな矛盾した思考に翻弄されているうちに、男の手が不知火の股間へと伸びた。そしてクロッチ部分をずらすと、無遠慮に膣内へと指を挿入する。
「んふぅっ!?♡ んっ、ちゅっ♡ れろぉっ♡」
男の太い指が膣壁を擦る度に、先ほどの自慰とは比べ物にならない甘い痺れが全身へ走り、不知火の身体を蕩けさせる。いつの間にか彼女は自分から積極的に舌を絡めていた。
そんな様子に気をよくしたのか、男はさらに激しく責め立てる。膣内に挿入した指はそのままに親指で陰核を押し潰すように刺激を与え、もう片方の手は不知火の豊満な乳房を揉みしだく。
「んんっ!?」
口内と胸の両方から同時に与えられる快感に思考回路が蕩けていく。そしてついにその時が訪れた。
「んっ、んん~~~ッ!!♡♡♡」
びくんっと一際大きく身体を痙攣させ、不知火は絶頂を迎える。秘部からは潮を吹き出し、男の手やベッドのシーツを濡らした。
「ぷはっ……はぁ……♡」
ようやく解放された不知火は大きく肩で息をしながら男を睨むが、その瞳には快楽の色がありありと浮かんでいた。
そんな視線を気にすることもなく男はズボンを脱ぎ捨てると、怒張しきった肉棒を取り出す。赤黒く血管の浮き出たそれは大きく脈打ち、不知火の記憶にある亡き夫のモノより明らかに大きかった。
ごくりと喉を鳴らしてそれを凝視する不知火に男は笑うと、何も言わず仁王立ちになる。
「……っ!」
それが何を意味するか理解すると、不知火は自然と男の前に跪いた。そして両手で包み込むように男のモノを握ると、ゆっくりと顔を近づけていく。
(すごいにおい……♡)
鼻をつくような強烈な雄の臭いに頭がくらくらする。その臭いを嗅いだだけで発情した身体震え愛液が溢れ出し、太ももを伝って流れ落ちた。
「はぁ……んっ♡ れぇろぉ……♡」
舌先でちろりと先端を舐めると、しょっぱい味が口いっぱいに広がり、それに比例するように身体の火照りが強くなっていった。
「れろぉ……♡ んちゅっ♡ ちゅるっ♡」
裏筋を舐め上げ鈴口に口づけをするたびに不知火の口から甘い吐息が漏れる。そしてそのまま亀頭を咥え込むと、ゆっくりと顔を前後に 動かし始めた。
「んふっ♡ じゅぷっ♡ ぢゅるっ♡」
口内で分泌される唾液を潤滑油代わりにして、不知火は頭を動かす。
「んぶっ♡ ぢゅるっ、じゅぷっ♡ ちゅるるっ♡」
喉奥まで使って奉仕をするたびに口内で男のモノが大きくなっていくのを感じた。そして同時に不知火の興奮も増していき、自然と舌の動きが激しくなっていく。
「んふっ♡ んちゅっ♡ ちゅぱっ♡」
(だめ……♡)
頭では分かっていても止められない。むしろもっと気持ち良くなって欲しいという思いが強くなり、不知火はさらに激しく舌を動かす。
「んぶっ!?♡」
突然、男の手が不知火の頭を掴んだかと思うと、一気に引き寄せた。喉奥まで突き入れられ嘔吐感に襲われるがそれも一瞬のこと。すぐにその息苦しささえ快感に変わる。
「んぼぉっ♡ おぼっ♡ じゅるるっ♡」
酸欠により思考回路が鈍り、快楽物質が大量に分泌されて頭が真っ白になる。そして――
「射精すぞ!」
男が一際強く不知火の頭を押し付けた瞬間、大量の精液が彼女の口内へと放たれた。
「んぶっ!?♡ ごきゅっ♡ ごくんっ♡」
粘っこい液体が喉を通って胃の中へと落ちていく感覚に、不知火はぶるりと身体を震わせる。だがそれで終わりではなかった。射精しながらも男は不知火の頭を押さえ続けているのだ。そのため不知火は吐き出すことも出来ず、ただ喉を鳴らしながら飲み続けるしかない。
やがて長い吐精が終わるとようやく解放されると、不知火は肉棒をゆっくりと口から引き抜いた。
「けほっ、こほ……はぁ……♡」
咳き込みながら呼吸を整える不知火の顔には恍惚の色が浮かび上がり、口の端からは飲み込み切れなかった白濁液が垂れている。その姿はあまりにも淫靡だった。
そんな不知火を見下ろしながら、男は満足げな笑みを浮かべると再びベッドへと腰を下ろす。
「さて、次はこっちだが…」
そう言って男が指差したのは彼女の秘部だ。蕩けきったそこは愛液に濡れ光っており、ひくひくと小さく痙攣していた。
「どうします?疼きは治まったんだってんなら…」
「挿入れて!!」
男の言葉を遮り、不知火は男へと乞うていた。脚をがに股に開いて腰を突き出し、両手を使って陰唇を左右に広げる。くぱぁっと開かれた秘部からは膣内に溜まった蜜が滴り落ちており、まるで涎を垂らしているようだった。
「私のオマンコにそのぶっといおチンポぶち込んでぇ♡」
もはや恥も外聞もないといった様子で不知火は男に懇願する。そんな彼女の様子に男は下卑た笑みを浮かべると不知火をベッドへと押し倒す。そしてそのまま覆い被さるように体勢を変えると、一気に挿入した。
「お゛ぉッ!?♡」
突然の衝撃に、不知火の口から濁った嬌声が上がる。その反応を楽しむかのように男はゆっくりと腰を動かし始めた。
「あひっ♡ あふっ♡ すごっ、奥まで来てるぅ……♡♡♡」
男のモノが膣内を押し広げていく感覚に不知火は歓喜の声を上げる。太く長い陰茎が子宮口をノックするたび彼女の口から甘い吐息が漏れた。
「んふぅっ♡お゛っ♡お゛お゛っ♡」
徐々にピストンの速度を上げていく男に対して不知火はの身体はさらなる快楽を求めており、無意識のうちに自分から腰を動かし始めていた。
そんな反応を見て男は笑みを浮かべるとさらに動きを加速させる。パンッという音と共に肌同士がぶつかり合う音が響き渡り、結合部からは泡立った本気汁が流れ出ていた。
「へへ、イイかよ不知火。俺のちんぽはよ」
「 あへっ♡へへっ♡ イイっ♡キモチイイっ♡」
快楽に染まりきった頭の片隅から必死に理性が訴えてくる。しかしそれも一瞬のことだった。次の瞬間には男の肉棒が子宮口を突き上げたことで強制的に中断させられることになる。
「おごぉッ!?♡♡♡」
あまりの衝撃に獣のような叫び声を上げる不知火だが、そんなことはお構いなしといった様子で男は抽挿を続ける。パンッ!パァンッと肌同士がぶつかり合う乾いた音。結合部から溢れる愛液と先走り汁が混ざり合った粘着質な水音。それらが混じり合って部屋中に響き渡る。
「あひっ♡ おごっ♡ あ゛ーっ♡」
もはや意味のある言葉を発することができないほど快楽に溺れてしまっている不知火。膣内の締め付けは強くなり、子宮口は亀頭に吸い付いていく。
「うおっ、すげえ締まる……!」
男は限界が近いのかさらにピストン運動の速度を上げた。それに比例するように不知火の声も大きくなっていく。
「あひっ♡ あへっ♡ イクッ♡ イッちゃうっ♡」
そして遂にその時が来た。男が一際強く腰を打ち付けた次の瞬間、不知火の膣内で熱いものが弾けた。
どぴゅるるるるっ♡びゅー♡どくんっ♡どぴゅっ♡
同時に不知火は身体を弓なりにしならせると盛大に潮を吹き出す。
「お゛ぉ~~~~~ッ♡♡♡」
獣じみた声を上げながら不知火は絶頂を迎えた。ビクビクと痙攣するたびに秘部からは愛液が流れ出しシーツに大きな染みを作っていく。しかしそれでもなお男のモノは硬度を保ったまま、射精を続ける。
やがて長い吐精が終わると、ようやく男根が引き抜かれた。栓を失ったことで逆流してきた白濁液がごぽっと音を立てて流れ出す。その感覚にさえ感じてしまったのか不知火は小さく喘いだ。
(すごかった……)
ぼんやりとした頭で考えるのはそれだけだった。今まで経験したことのないほどの快感と幸福感に満たされている。
男が不知火に覆い被さり顔を寄せてくる。
「んちゅっ♡ れろぉ……♡ちゅっ♡」
抵抗することもなく唇を重ねれば、すぐさま舌が侵入してきた。口内を蹂躙される感覚に酔いしれる。しばらくして男が口を離すと銀色の橋がかかった。
「落ち着いたかい?」
「……ええ、迷惑をかけたわ」
男の言葉に、不知火はそう答えた。
これは任務中に不覚にも魔物の体液で発情した不知火への治療行為であり、不知火の同意のもと行われた性行為なのだと。
もちろんそんなわけがない。
不知火が魔物の体液で発情していたのは事実だがそれだけだ。この一連の行為は男の性欲を満たすためのものであり、不知火の治療目的などではない。
だが不思議と男への嫌悪感はなく、むしろもっとして欲しいと思ってしまっていた。
「じゃあ続きといこうか」
「……はい♡」
再び覆い被さってくる男に、不知火は小さく返事を返し、身体を委ねた。
船は速度を落とし、結局予定より2日ほど遅れて港へと入港した。その間に不知火と男との間に何があったのかは言うまでもない。
投稿頻度は?
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