※この作品はR-18です。

対魔忍短編録   作:リクリク

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今回、スカトロ表現を含みます。

苦手な人は注意!!
あと今回きららがメインではないです。


泡へと沈められたきらら~囚われる母~

「ひぃいぃぃっ!!」

 

 袈裟斬りにされたオークの身体が斜めにずれ落ちるのを見て、女淫魔は腰を抜かした。

 あたりには同じく切り裂かれたオークの死骸が散乱している。

 

「あの子の行方…知っているのでしょう?」

「あ、あの子?だ…誰のこと……ひぃっ」

 

 とぼける淫魔の股の間に、鋭利に尖ったつららが突き刺さる。

 

「とぼけても無駄よ。最後にあの子が目撃されたのは、あなたが表でやっていた店が最後よ」

 

 さらに、もう一本……今度は足元に氷の矢が刺さる。

 女淫魔は恐怖のあまり失禁し、ガタガタと震えだす。

 雇っていたオークは一掃され、残ったのは自分一人。下手な返しをすれば、命はない。

 だが心当たりがないのも確かだった。

 女淫魔はもぐりの調教師をしており、当然依頼の中には人身売買や誘拐などで連れて来られた女も多くいた。

 その日暮らしの女淫魔にとって、依頼はあくまで食い扶持稼ぎであり、調教対象に対して興味もなかった。

 

 心当たりがないというよりも心当たりが多すぎてわからない…というのが正しかった。

 

「わ、わかった!特徴を教えて!!思い出すから!!だから命だけは助けて!!」

「そう、いい子ね……」

 

 それからしばらく、女淫魔は恐怖で震えながら特徴を聞き続けた。

 そして……

 

(あの対魔忍の小娘か!!)

 

 数か月前に依頼され調教どころか魔界医術を使った肉体改造まで施した対魔忍・鬼崎きらら。

 女の言う特徴はその対魔忍に当て嵌まっていた。

 大口の顧客である大枝雄二の裏ビジネスを邪魔し、大枝の怒りを買ったたきららは、散々改造された肉体を嬲られ、今では従順なソープ嬢として、大枝がオーナーを務めるソープで働いている。

 違法薬物による中和剤がなければまともな思考も留めておけず、セックスに溺れ、売り上げで薬を買う終わった女。

 ときおり女淫魔も呼び出され、メンテナンスを頼まれる。

 

(対魔忍の上層部には媚薬嗅がせてるんじゃなかったの?)

 

 元々半魔族のきららは五車組織の一部に煙たがられており、その連中にそれなりの金を大枝が握らせ、早々に捜索は打ち切られた。

 女淫魔には詳細までは教えられなかったが、きららを納品してからしばらくして、表で獲物を釣るため営業しているミストサウナの店舗を対魔忍が探りに来た際に、大枝に助けを求めたところ、捜索は長続きしないと言われ、事実、相談してしばらくしてから、周辺を嗅ぎまわっていた対魔忍も、今では全く見なくなった。

 

 そのため、終わった案件だと思っていたのだが…。

 

「…それで心当たりは?」

 

 首筋に両刃の剣が押し当てられる。

 薄く肌を裂いたのか、ちくりとした痛みと熱が首筋から感じられた。

 

(ひぃいぃ)

 

 女の冷たい殺気と、冷たい剣の感触が、恐怖をさらに煽る。

 元来淫魔族とは戦闘能力があまりない種族だ。

 多少人間より頑丈な身体と生命力を持っているだけで、あとは人間と大差ない。

 調教した女で遊ぶのは好きだが、命のやり取りをするなど、考えたくもないのだ。

 だがこの女ときららの関係がどういったものかは分からないが、今のきららの状態を考えると、とても自分が生き延びられるとは思えない。

 今この場で逆らっても殺される。

 もはや今死ぬか後で殺されるかの違いしかない。

 どうせ死ぬのなら、少しでも長く生きていたい……だが居場所を吐こうものならすぐにでも殺すだろう……どう答えるのが正解か? 必死に頭を回転させ、女淫魔は口を開いた。

 

 

 

 霜の一族族長・ラグナロク=シンモラは胸中に渦巻く怒りを、なんとか堪えながら、淫魔の後を追いかけていた。

 

(フレイヤ……)

 

 愛娘が行方不明になっていることを知ったのは、行方不明になって半年が過ぎたころだった。

 たまたまビジネスで滞在していた東京キングダムで、愛娘の意中の相手であるふうま小太郎と鉢合わせたのだ。

 

 何かの任務中だったのか、ギャングの下っ端に追われていた小太郎を助け、娘との近況を訪ねたところ、小太郎は顔色を曇らせ逡巡したあと、愛娘の失踪を告げたのだ。

 

『すまない……きららは、俺のせいで……』

 

 小太郎の話によれば、デートの最中、別行動している間に入った店を最後に、きららは行方不明となった。

 自身はデート早々に駅前で行われていた新作ゲームのイベントに参加してしまい、1時間ほど時間を潰していてほしいときららを待たせてしまったらしい。

 

『いつもきららには世話になっているから。せっかくの休みだから羽を伸ばしてもらいたかったんだが……』

『……それで、見失ったの?』

『ああ』

 

 別行動中は携帯で連絡を取り合い、互いに時間を合わせていたそうだ。

 だが小太郎がイベントを1時間ほど堪能し、待ち合わせ場所に向かうときららの姿はなく、すぐに携帯に連絡を入れたが繋がらない。

 しばらく一人で探し回ったが見つからず、最後にきららと思われる人物が入った店にも行ってみたが、既にきららの姿は無く。

 

『店の奴に聞いたら、さっき客は帰ったと言われて……。あれからずっと探しているんだけど、全然見つからなくて……』

小太郎の話によれば、最後に見かけたのはきららが店に入った直後らしい。

その後すぐに店を出て、駅に向かったとのことだ。

だがその駅には誰もおらず、駅員に聞いてもそんな人物を乗せなかったという。

 

 対魔忍…しかもすでにいくつもの任務をこなしているきららが、容易に連れ去られるはずがない。

 事ここに至って異常事態と判断した小太郎が五車本部に連絡したのは、行方不明となって2時間ほど経った後だった。

 それからは組織だって捜索が行われたが良い報告は上がらず。さらに一対魔忍に対してここまで捜索に力を注ぐことに、一部の対魔忍達が疑念の声を上げたため、総隊長である井河アサギも捜索の打ち切りを指示せざるをえなかった。

 捜索は打ち切られ、きららは行方不明のまま、時間だけが無為に過ぎて行った。

 

(五車に預けたままにしたのが間違いだった。私のもとにいても、ふうまに会うことはできたのに…)

 

 娘の恋心を優先させたせいで、娘を失おうとしている。

 ラグナロクは、過去の己の判断を悔いていた。

 母ではなく、一族の長としての判断をしていれば、このようなことにならなかったかもしれない。

 

(いえ、悔やんでも何にもならない。いまはきららを助け出し、この件に関わっている連中、すべて氷漬けにして粉々に砕いてやるわ)

 

 淫魔の話では、きららは抵抗意思を阻害する淫紋を刻まれ、大枝という男の運営するソープランドで働かされているらしい。

 ノースキンで膣内射精 (なかだし)OKということで、半年の間にかなりの人気嬢として客をとり、金を店に…オーナーに貢いでいる金の卵あつかいとのことだ。

 愛しい娘をそんな目に合わせているのだ。それ相応の報いは受けてもらおう。

 固く心に誓いながらラグナロクは淫魔の後を追っていた。

 

 

 

 

 

 東京の裏路地を右へ左へ曲がり、たどり着いた雑居ビル。

 入り口に『ソープランド・オオエダ』と書かれた看板が掲げられていた。

 

「ここがお嬢様がいらっしゃるお店です」

「そう」

 

 ラグナロクが一歩踏み出すと、周囲の温度が下がり始める。

 淫魔の吐く息が白く染まり、周囲の気温がどんどん下がってゆく。

 パキパキと音を立てる足元のアスファルトから氷がはえ、ビルの周りの空気が白く濁ってゆき、ビルの壁に触れると、一瞬で壁一面が凍り付く。

 さらに一歩を踏み出すと、足先に触れた壁の凍結範囲が広がり、あっという間に氷の城と化した。

 淫魔は腰を抜かしへたり込む。

 恐怖のあまり失禁したのか股間からは湯気が立ち上り、アンモニア臭があたりに漂い始める。

 

「逃げないことね」

「は…はひ」

 

 振り向きもせずそう言ったラグナロクに淫魔はガタガタと震えながら、ブンブンと何度も首を縦に振り答える。どこに逃げても絶対に逃げ切ることはできない。本能的に淫魔は悟っていた。そもそも尻が路面に張り付いて逃げられない。

 

 ラグナロクがビルの入り口を開ける。

 中にまで入り込んだ絶対零度の冷気で、受付の男は意識を失っていた。

 待合室にて待機していた客達も、倒れ伏している。

 そのまま階段を登り、きららがいるという部屋へと向かう。

 廊下まで霜が降り、触れた壁は一瞬にして白く濁り冷気を放っていた。

 突き当りの部屋のドアに手をかける。鍵がかかっているようだが関係ない。

 ラグナロクは腰に差した両刃剣――魔剣・レーヴァテインを抜くと、一閃する。

 切れ味の良すぎる剣は、ドアを切り裂き、真っ二つに両断した。

 

 部屋の中に踏み込む。

 部屋は冷気で白く曇り、ベッドに腰掛けている女性が一人。

 霜をまとわりつかせた肌と髪、色欲に染まり濡れた紅い瞳。

 両の乳首と股間にピアスを開けられた裸の少女は……ラグナロクの娘・きららだった。

 

 

 

「フレイヤ」

 

 驚かせぬよう、静かに優しく声をかける。

 ぼんやりと虚空を見つめていた瞳がラグナロクに向けられ、徐々に焦点が合う。

 隣へゆっくりと腰掛けると、びくりときららの身体が震えた。

 

 その反応に、ラグナロクの心が痛む。

 半年前、行方不明となったきらら。

 この半年間、散々男どもの欲望のはけ口として嬲られてきたのだろう。

 あれほど勝気で溌溂とした性格だった愛娘の変わりように、ラグナロクは改めてこの件に絡んでいる連中への殺意を抱いた。

 

 だが、まずはきららを正気に戻すことが先決だ。

 そう考えたラグナロクは、ゆっくりと手を伸ばし、きららの身体を抱きしめた。

 その途端、きららが悲鳴を上げる。

 

「ひゃあぁぁぁぁぁっ」

「大丈夫、大丈夫よフレイヤ」

 

 優しく背中を撫でながら声をかける。

 本来ならすぐにでもきららを連れて脱出。仮の拠点に落ち着くのが最良だろう。

 だが、きららの様子から母として、このまま放っておくことなどできない。

 少しでも心安らぐなら、たとえ敵中であっても、こうして抱きしめてやりたい。

 

「は……あ、マ…マ……?」

「そうよ、フレイヤ。もう大丈夫よ」

「ママ……。でも、どうしてここに……?それにここって……?」

 

 きららは周囲をキョロキョロと見回しながら、困惑した表情を浮かべている。

 記憶の混濁があるのだろう。正気と狂気の狭間を行き来している印象だ。

 そんなきららに、ラグナロクは真実を告げるか迷ったが、いずれ知ることになるのだ。ここで伝えても問題はないだろうと考え直した。

 

「ここはね、あなたが働いていたソープランドよ」

「え?」

「あなたはそこで客を取らされていた…。でも、もう大丈夫よ」

「そ……んな……」

 

 きららの顔が絶望に染まる。

 無理もないだろう。自分が客を取っているなど、たとえ事実だとしても、まだ年若い少女には耐えられない現実だ。

 

「ママ……私……」

「いいの、何も言わなくていいわ。さあ、帰りましょう」

 

 そう言って優しく抱きしめながら背中を撫でてやると、きららはすすり泣きながらラグナロクの身体に縋りつき、嗚咽を漏らす。

 そんな愛娘をなだめるように撫で続けながら、ラグナロクはこれからのことを考えていた。

 

 

 

 

 

「さて」

 

 泣きじゃくっていたきららがようやく落ち着いたのを確認したラグナロクは、ゆっくりと立ち上がる。

「行きましょう」

「……うん、ママ」

 

 ラグナロクの腕を支えにして、きららが立ち上がる。

 まだ本調子ではなさそうだが、自分がいるのだから問題はないだろう。

 あの淫魔から聞いた話がどこまで本当かわからないが、それほど大きな組織ではないらしい。

 正直なところ、なぜきららが捕らえられたのか、ラグナロクにはわからなかった。

 改造されたあと逆らえなくされたのだろう、今の状況はわかる。だが自身の血を引き、対魔忍として鍛え抜かれているきららがそう簡単に捕まるだろうか。

 

(それほど、ふうまの小僧がフレイヤにとって大切ということか)

 

 当時のことを考えれば、影響を与えたのはあの青年だろう。

 ならば、その責任はとってもらう必要がある。

 

(フレイヤが落ち着いたら、少し話す必要があるわね)

 

 きららを後ろに、氷漬けの店内をゆっくりと出口へと向かう。

 それなりに時間が経っているはずだが、特に敵の気配はない。

 おそらくは、まだ事態に気付いていないか、あるいは動けない状況なのだろう。

 いまなら何も心配はない……そう考えながら店の外へ出たときだった。

 

 バンと音がなり、煌々と人工の灯りがラグナロクときららを照らす。

 突然の光にラグナロクは手を翳しながら周囲を見やった。

 大勢の男達が半円状にビルの入り口を包囲している。

 その数約30名。武装した男どもは手に手に銃器を携え、ラグナロクときららを油断なく睨んでいる。

 

「あら、大歓迎ね」

「ふん…あれか?」

「ええ」

 

 武装集団の真ん中、女淫魔を従えた仕立ての良いスーツを着た男が、忌々しそうにラグナロクを睨みつけている。

 淫魔が男に向かって何事か囁くと、男は小さく頷いた後、一歩前に出る。

 

「えらく無礼なことをするじゃないか。君が騒いだせいでしばらく店は休業だ」

「それは悪いことをしたわね。でも親の同意もなく子供をこんなところで働かせるなんて…人間は常識がないのかしら」

「子供の悪戯と見逃すにはあまりにもその娘はお痛が過ぎた」

「それで?その娘の不始末は親である私に責任がある……とでも言いたいのかしら?」

「話が早くて助かるよ」

 

 男がパチンと指を鳴らすと、武装集団が一斉に銃を構える。

 ラグナロクときららは、それを静かに見据えた。

 

「さて、その娘だが…ここの稼ぎ頭でね」

「フレイヤは連れて帰るわ」

「フレイヤ?……ふむ。まあそれはどうでもいいことだ。それよりも、君もとても魅力的な身体をしている」

 

 ねっとりとラグナロクの肢体をみやった男はニタリと笑う。

 不快感にラグナロクは眉をしかめる。

 

「どうだね。おとなしく従ってくれれば、優しく雌に躾けてやる」

「ごめん被るわ」

 

 一瞬の静寂があたりを包む――。

 

「撃て!!」

 

 男の言葉と共に、30もの銃口から弾丸が発射される。

 ラグナロクにとって、人間の使う武器など脅威にもならないが、いま後ろには弱り切ったきららがいる。

 

 判断は一瞬だった。

 瞬く間に氷が立ち上り、大きな氷の壁が出来上がると、殺到した銃弾を受け止める。

 

「なにっ!?」

 

 男が驚愕の声を上げる。

 銃弾は氷の壁に当たると、そのまま氷に飲み込まれてしまった。

 ラグナロクの作り出す氷は、一族随一の硬度を誇る。

 ダイヤモンドよりもさらに硬い氷をたかが人間の武器が突破できるわけがない。

 

「大枝様!!無理です!!逃げましょう!!」

 

 あの淫魔が男に縋り付いて叫ぶ。

 大枝と呼ばれた男は淫魔を引きはがすと、憎々し気に睨みつける。

 恐ろしい強度を誇る氷は、同時に驚くほど透明で、向こう側で悠然と立つラグナロクの姿がはっきりと見えた。

 いくら銃弾を撃ち込もうと、氷が砕けることはない。

 そのうち一人また一人と銃弾が尽きたのか、発砲をやめる。

 カランと最後の薬莢が地面に落ちる音がなり、再び静寂があたりを包んだ。

 

「終わりかしら」

「っ」

 

 ラグナロクの冷たい声が響く。それを合図に先ほどまでびくともしなかった氷の壁が瞬く間に溶けていく。

 男達はナイフなどの近接武器を構えなおすものの、すでに戦意を喪失している。

 だが、そんな中でも大枝だけは違った。

 先ほどもまでと違い、余裕を取り戻しニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、変わらずラグナロクを視姦している。

 

「お…大枝様ぁ」

「いやはや、素晴らしい力をお持ちだ」

「世辞は結構よ。それより車を用意してもらえるかしら。娘が疲れているみたいなの」

 

 淫魔の言葉を無視した大枝の言葉に、ラグナロクは少し苛立たし気に返す。

 背後に庇うきららが先ほどから息を苦し気に乱している。

 異常なまでに性感を改造された身体は、立っているのも辛いのだろう。早く安全なところで休ませてやりたかった。

 

「ははは、そうだな。私も明日は朝が早い…ここで終いとしよう」

 

 男がそう言った瞬間。背後から現れた白い手が、ラグナロクを抱きしめる。

 首筋にチクリとした痛みが走った。

 

「なっ…に」

 

 慌てて距離を取ろうとして、恐ろしいほど強く抱きしめられていて、身動きが取れなくなる。

 必死に首だけで背後を確認すると……恍惚とした笑みを浮かべるきららがいた。

 火照った頬に、濡れた瞳。そんな顔もするのかと場違いにもそんなことを考えてしまう。

 きららは母を背後から抱きしめると、甘えるように首筋に顔を埋めた。

 そのままさらに強く抱きしめられる。

 まったく身動きが取れない。まるで蜘蛛の糸に絡め取られたかのようだった。

 いや、違う。自身の身体から力が抜けているのだ。

 

「ごめんねぇ……ママぁ」

 

 甘えるようにきららがみららに縋り付いてくる。

 必死に身をもがくが、びくともしない。いやむしろ動くたびに身体に力が入らなくなっていくようだ。

 

(これは……毒?)

 

 そう気づいたときにはもう手遅れだった。

 

「よくやった、きらら」

「えへへ」

 

 もはや脅威を感じていないのだろう。無防備に近づいて来た大枝がきららの頭を優しく撫でる。

 撫ぜられたきららは嬉しそうに目を細め、母を抱きしめる手に力を込めた。それだけでラグナロクの反撃は封じられた。

 

「だめだよ、ママぁ?大枝様を傷つけちゃ?」

「フ…レイア…」

「魔獣にも効く麻酔薬だ。なにほんの数日眠るだけだ。その間に下準備は済んでる」

「きさ…ま」

 

 急速に遠のいてく意識に、大枝の胸糞の悪い笑い声ときららのハァハァという息遣いが響く。

 だめだ。ここで眠るわけにはいかない。だが……もう……。

 がくりと膝が落ちる。視界が闇に包まれていく中、きららのとろけた顔が近づいて来て……そして――――。

 

 

「ん…」

 

 暗闇に閉ざされていた意識が、急速に浮上する。

 意識が覚醒し、ゆっくりと目を開ける。

 寒々としたコンクリートの壁に囲まれた部屋だった。

 腕を後ろに、足を畳む様に縛られ、宙吊りにされている。

 衣類は濃紫のショーツ以外は剝ぎ取られ、豊満な乳房は重力に引かれて垂れている。

 

「…くっ」

 

 拘束を解こうと身体に力を込めるが、いまだに薬が抜けきっていないのか、まったく身体に力が入らない。それに妙に身体が疼いた。

 なんとか身を捩ろうともがくが、ただむなしくロープがギシリと軋む音がするのみだ。

 しばしそうしていると、ギィとドアが開く。

 

「あ、起きてたんだ…ママ」

「フレイヤ」

 

 現れたのはきららだった。

 裸体ではなく、いつか見た対魔忍スーツによく似た衣装を身にまとっている。

 だがところどころデザインがことなり、機械的な印象を受けた。

 スーツに身体を浮き彫りにする、身体に張り付くようなインナーを身につけていた。

 ただそのデザインのせいだろう。乳房は強調され、乳首や股間の割れ目まではっきりと浮かび上がっている。

 

「心配したんだよ?大枝様は大丈夫だって言ってたけど、改造中全然起きないし」

「改造?」

「そう、私と同じで性感帯だったりおまんこだったり…いろいろ弄ったんだ。へへ…お揃いだね」

 

 何でもないことの様にそう言って、嬉しそうに笑うきららに、ラグナロクは苦々し気に表情を歪める。

 自身に施された悍ましい改造もそうだが、なによりきららにもそれが施されているとうことが、許せなかった。

 もはや塵も残さない。一瞬で塵も残さず消滅させてやろうと、渾身の魔力を込めて拘束を解こうとしたその瞬間。

 

「ん゛ん゛っ!?♡」

 

 つぷりといつの間にか背後に回っていたきららの指が、ラグナロクの尻穴に埋め込まれた。

 細い白魚のような指が同じく雪のように白い母の桃尻の間、肉の谷間の奥底にある、ひくひくと蠢く肛虐の門を無遠慮に貫き、門の裏側をグチュグチュとかき混ぜる。

 真っ白い尻たぶがビクビクと震え、排泄穴は異物を吐き出そうとぎゅうぎゅうと蠢いているものの、それが逆にきららの指まるでしゃぶるように咥えこんでいるように見える。

 たったそれだけで身体に漲っていた魔力は霧散し、ラグナロクは無力化されてしまった。

 

「特にケツ穴は念入りに改造してもらったの。本当は人格も排泄してオナホ加工するってエレナさん…あっ、淫魔族の人ね?が言ってたんだけど、それはやめてって止めたら代わりにって」

 

 だいぶ怒ってたわよと困ったように笑って、きららはヌプリと尻穴から指を抜く。

 まるで愛液のように汁に塗れた指を、ラグナロクの尻タブで拭うと、ゆっくりと前へと回り込み、ほんの数擦りで荒い息を吐く母の顔を両手で包み込んだ。

 親指で頬を優しく撫でると、クスリと笑みを漏らす。

 そのまま顔を近づけると、その豊満な唇を啄む。

 ちゅっちゅっとついばむような口づけをしたかと思うと、ぬるりと舌を差し入れる。

 

「んんっ!?」

 

 歯茎をなぞりあげながら口内に侵入したきららの舌が、ラグナロクの舌に絡みつく。

 淫靡な音を立てながら行われたそれは、まるで恋人同士が愛し合うような、しかし確かな凌辱の始まりに、ラグナロクの雌としての本能が恐怖を覚える。

 抵抗もできずに口内を凌辱され、隅々まで舐め味わわれる。

 

「ん……れろ……んっ、ちゅる」

「んんっ!?♡じゅる……お゛っ♡」

 

 やがて満足したきららが口を放すと、二人の間に唾液の橋がかかる。

 

「はぁ♡……ママったら可愛い声出しちゃって」

「っ!フレイヤ!!正気に戻りなさい!!」

「あはっ、まだそんな元気があるんだ?」

 

 そう言って笑うきららは、淫蕩に染まり切った笑みを浮かべていた。

 その笑みは淫魔のそれだ。あの淫魔が浮かべていたような、堕落と退廃に満ちた淫靡な笑みだった。

 

「ママ?大枝様の雌豚になれれば一緒にいられるんだよ?マフィアだとか一族だとかそんなしがらみ忘れて、ちんぽとザーメンのことだけ考えてれば幸せなんだよ?」

「馬鹿な事を言わないで!!貴女は誇りある対魔忍でしょう!!」

「誇り?知らないよ。大枝様のおちんぽ以外どうでもいいもん」

 

 そう言ってラグナロクの乳首に手を伸ばすと、コリコリと優しく愛撫する。

 淫魔たちによって開発された身体は、それだけで愛液を垂れ流して悦びを示していた。

 そんな自身を歯がゆく思いながらも、気丈にきららを睨みつける。

 

「もう……素直じゃないなぁ。まぁいいよ、お店しばらくお休みになっちゃったから、ママを躾けるのが今のお仕事だし」

「なにを……んひぃっ!?♡」

 

 きららが乳首を強く摘まむと、ラグナロクは甲高い声を上げる。

 その反応に気をよくしたのか、今度は乳房全体を優しく撫でまわす。

 

「ママのおっぱい柔らかくて気持ちいいね♡それに乳首もビンビンで可愛いよ」

「あ゛っ♡おほっ♡やめっ♡やめなさいぃ♡」

「やめないよぉ?だってママが素直になるまでずっと続けるんだから」

 

 そう言って、乳房へと顔を近づけると、そのまま乳房に吸い付いた。

 

「あ゛っ♡おほっ!?♡」

「んちゅ……れぇろ……んっ」

 

(なにこれっ♡乳首吸われただけでイクっ♡)

 

 淫魔によって改造された乳首はクリトリスのように敏感な性感帯と化している。

 優しく舐め上げられ、しゃぶられれば、瞬く間に軽イキしてしまうのは必然だった。

 

「んっ……ちゅっ……れぇろ……じゅる」

「んひぃっ♡あ゛ぁっ♡おほっ♡」

 

 だが、きららはそれで終わらせはしなかった。

 今度は反対の乳房に吸い付き、同じように優しく愛撫する。

 そしてまた唇を放すと、今度は乳輪を舌でなぞり始める。

 円を描くようにぐるぐると舐めまわし、時折中心の勃起した乳首を弾く様にして刺激する。

 かと思えば突然強く吸い上げたり、舐めていない方の乳首を爪でカリカリとひっかいたりと、多彩な舌技でラグナロクを追い詰めていく。

 

「あ゛っ♡あぁんっ!♡フレイヤぁ!!♡」

「れぇろ……ちゅぱっ、ママのおっぱいおいしいね」

「おほっ♡んひぃいぃ♡♡♡」

 

(だめぇ♡♡乳首イクっ♡イクイク♡イックぅぅぅ♡♡♡)

 

 ぷしゅ。

 軽い音を立てて、ラグナロクの秘所から飛沫が上がる。

 きららは嬉しそうに微笑むと、乳首にから口を離した。

 

「あはっ♡ママってばもう、お漏らしはダメよ?」

「はぁっ♡はあっ♡」

 

 ようやく愛撫が終わった。

 驚くほど乱れた呼吸に、ラグナロクは必死に呼吸を整えようと息を荒げる。

 だが、そんな休息の時間などあるわけがない。

 

「じゃあそろそろ……ほぐそっか」

「はぁー♡はぁー♡」

 

 にこりと笑ったきららは、はじめに弄ったように宙吊りのラグナロクの後ろに回り込むと、ずっしりとした尻肉を左右に引っ張った。

 弄られ敏感になっていた尻穴に顔を寄せると、ふぅーっと息を吹きかける。

 

「ひぃぃぃぃっ♡」

 

 生暖かい吐息の吹きかけに、ラグナロクは情けない声をあげ、尻穴はひくひくとひくついた。

 きららはそれを見ると、満足そうな笑みを浮かべ、ゆっくりと指を2本埋めていく。

 

「あ゛っ♡お゛ぉっ♡」

 

 ずぷっと音をたてて、尻穴にきららの指が入っていく。

 第一関節まで入ると、中で指を曲げて腸壁を引っ掻き回した。

 

「んひぃいぃ♡♡」

「ママったらお尻でも感じちゃうなんて……ほんとはマゾなんじゃない?」

「ちがっ♡ちがうぅう♡」

 

 必死に否定するも、きららは小馬鹿にしたように嘲笑うと、対魔忍スーツの胸元から一錠の錠剤を取り出すと、ケツ穴に挿入した2本の指を左右に開き、くぱりと広がった尻穴に落とした。

 

「んぉおっ!?♡♡」

「ママ、これなんだかわかる?」

 

 体温で瞬く間に錠剤が溶け始めると消火剤のように白い泡が立つ。瞬く間に体積を増していくそれに、ラグナロクは悲鳴のような嬌声をあげる。

 

「お゛お゛お゛ぉ゛お゛っ♡お、なかぁっ♡膨らんでるぅ!?♡」

「そうだよ。今ママのお尻に埋め込まれたのはレイナさん特性の浣腸剤♡」

 

 きららがそう告げると同時に、その変化は顕著に現れた。

 ボコボコと見る間に泡立ちながら膨らんでいく。同時に直腸が熱くなり、尻穴がカッと熱くなるのを感じた瞬間。

 

「お゛お゛っ♡で、でりゅぅ♡でちゃうぅ♡♡」

「ああ、ダメダメ、ダメだよママ。許しもなく勝手にだしちゃ…もう……仕方ないなぁ」

 

 やれやれときららは首を振ると、すり鉢ほどのつららをその手に生み出し、内側からの圧力で盛り上がるケツ穴にずぶりと突き刺した。

 

「んぎぃいいいっ♡♡」

 

 肛門から脳天までを突き抜ける刺激に、一瞬意識が飛ぶ。が、きららはそれを許さないとばかりに、さらに深く突き立てる。

 

「ママぁ?これ一応大枝様の命令でやってるんだからね?それを勝手にクソ捻りだしたら駄目でしょ?」

「あ゛っ♡お゛ぉっ♡ごめんらしゃいぃっ♡」

 

 謝る必要などないのに、ラグナロクは娘に…その背後にいる男に屈服するように、謝罪の言葉を口にする。

 

「ふふ、よく謝れました」

 

 そう呟くと、きららは鍋を混ぜるように氷柱でぐりぐりと浣腸剤をかき混ぜ始めた。

 直腸の中で回転する氷塊は、すぐさま形を変えて巨大なイボへと変貌していく。

 

「あ゛っ♡お゛ぉおっ♡ん゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ♡」

 

 ぷぅ…ぷしゅぅ。

 

 氷と肛門。そのほんの少しの隙間から、膨張する浣腸剤が発するガスが放屁のように漏れ出す。

 

「あはっ、ママったらおならでちゃったね♡」

「ち、ちがっ♡んぎぃっ♡♡」

 

 必死に否定するも、きららは氷柱をさらに奥へと押し込み、ぐりぐりとかき混ぜる。

 腸壁をイボに擦り上げられ、肛門からガスを放出しながらの尻穴責めは、まさに拷問だった。

 

「ちなみに、その膨らんでるの…なんで膨らんでるかわかる?」

「ん゛ん゛っ…あ゛あ゛っ」

「聞けよ」

 

 パァンッと破裂音がなる。

 容赦ない平手打ちが桃尻に炸裂し、尻たぶが赤く染まる。

 

「ほぉ゛っ♡わ、わがりらない゛ぃ゛♡」

「ママはバカだなぁ?正解はぁ……ママの魔力♡」

「なっ!?」

「これから雌豚になる女に、必要ないでしょ?だから体中の魔力ぜぇんぶもらっちゃおうって。頭いいよねぇ、エレナさん」

「あ、あの淫魔っ……!!」

 

 怒りと屈辱に震えるが、きららはそんな母をあざ笑うように、さらに深く氷柱を突き入れる。

 そしてまたかき混ぜるように動かすのだ。

 

「お゛ぉ♡んほぉぉっ♡♡」

 

(魔力吸われるっ♡♡ケツ穴で魔力吸収されるぅ♡♡♡)

 

 意識してみれば、確かにその異物が膨らむたび、身体から力が抜けていく感覚がある。

 腹部の圧迫感による苦しみと、魔力が抜かれる虚脱感。

 ラグナロクは、必死に腸腰筋や腹筋、肛門括約筋など、排泄のための筋肉に力を込める。尻穴から魔力を放出してしまうことは、即ち魔力を奪われること。

 捕らえられた状況で、魔力まで失ってしまえば、自身の脱出もままならない。そして霜の一族の長として強大な敵を打ち破ってきた矜持にかけて、それだけはなんとしても阻止せねばならなかった。

 

「ん゛ん゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛」

「ふふ……ママったら頑張るね」

 

 何か月も溜め込んだ便秘を排泄するように、必死に気張るラグナロクの顔は、眉間にしわが寄り、美貌が台無しのものとなっている。

 淫魔にも負けない妖艶な美女だったとは思えぬその顔に、きららはニタニタと笑う。

 

「ふふ、少しずつ押し出してるね。ほら、がんばれがんばれ♪」

 

 ぶぅ…ぷしゅぅと放屁音を発しながら、肛門に突き刺さった氷柱をひり出していく。

 浣腸剤と肛門が擦れて、じりじりと熱くなり、腸壁から魔力が漏れ出る。

 

「ん゛お゛っ♡お゛ぉぉ♡」

 

 雄叫びのような声をあげて、肛門から氷柱を吐き出す。

やがてそれは半分程の長さになり、ようやく排泄の快感が訪れようとした瞬間だった。

 

「はい、ストップ」

 

 きららがそう呟くと、指で氷を抑えぴたりと動きを止めた。

 

「お゛ぉ♡ん゛ん゛ん゛ん゛っ♡♡フレイヤぁ♡なんでぇ!?♡♡♡」

「ん~?出したいの、ママ?」

「だしたいぃ♡ださせてぇ♡♡ん゛ん゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡♡」

「だったら、それなりの態度があるでしょ?雌豚」

 

 そう言って、きららはせっかく押し出した氷柱をぐりぐりと動かす。

 

「ひっ…ひぃぃぃぃ!!しゅみませんしゅみませんん゛ん゛ん゛っ!!雌豚ラグナロクに魔力ウンチ、脱糞させてぇぇぇぇぇぇ!!」

「はーい♡よくできましたぁ♡」

 

 きららが指を離すと、ズポンと氷柱が勢いよく、ラグナロクの尻穴から飛び出した。そしてそのまま重力に従って落下し、べちゃりと床に落ちた。

 

「お゛ぉ゛ぉ゛っ♡♡♡ウンチぃ♡♡ウンチひり出すのぉ♡♡♡」

「うん、ママの魔力たっぷり詰まった、濃厚な魔力ウンチ出してね」

「お゛ぉ゛♡ん゛ほぉ゛ぉ゛っ!!♡♡♡」

 

 ぶりゅ……ぶりぶりぶりぃ♡♡♡と下品な音を立てて排泄される浣腸液と魔力の溶け込んだ便。最初は泡立った消火剤のようだったそれは、ラグナロク莫大な魔力を取り込み、ピンク色に輝く一本糞となって、ラグナロクの肛門を内側から押し上げ、千切れることなく床へととぐろを巻いていく。

 

「あははは、すごいすごい!!便秘だったの?あ、私が入れたのか!!あはははは」

「ほぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛♡♡♡んほぉ゛ぉ゛ぉ゛♡♡」

 

 ぷしゅぅっ、ぷしゅぅぅぅっ

 

 大切な娘に嗤われながら、脱糞による解放感。そして、改造された肛門性感帯による快感で、ラグナロクはイキ潮を吹きながら恍惚とした表情を浮かべている。

 そしてしばらくして、ぶぴゅという音を最後に、放出は止まった。

 

「お゛っ♡…お゛ぉ゛♡」

「ふぅ……いっぱい出たね。えらいえらい♡」

 

 そう言いながら、きららは部屋の隅に置かれていたガラス瓶を取ると、手袋を嵌め魔力の籠った糞を拾い上げ収めていく。

 ラグナロクほどの魔族の魔力が籠った糞はいろいろと使い道がある。

 特殊な装置を使って魔力を抽出したり、乾燥させ粉末にし薬として服用すれば、一時的なドーピングとしても利用できる。

 いまや姉のように慕う女淫魔からの要望で、ほかほかの糞を回収したきららは、その瓶にラベルを張るとにやりと笑った。

 ここから肝心のメインディッシュだ。

 きららはガラス瓶をテーブルに置くと、ラグナロクに向かって行く。

 再びラグナロクの尻の前に立ったきららは、対魔忍スーツの股布を横にずらすと割れ目に手を当てた。

 

「んんっ♡」

 

 甘い吐息をこぼすきららの下腹部。膣内から漏れ出た白濁の液が凍り付いていき、一本の氷柱が出来上がる。

 先ほどの物とは異なり、先端は丸みを帯びて、見ようによっては亀の頭のように見える。

 円柱部分は一部盛り上がり、筋のようだ。

 それは肉棒だった。

 氷でできた肉棒を作り上げたきららは、最後に己のクリトリスとその周辺に愛液を糊替わりにして固めて取り付けると、ラグナロクの尻タブを鷲掴んだ。

 

「それじゃ、ご褒美をあげるわ。雌豚」

「…へ?」

 

 ぶじゅっと音を立てて、氷で出来た肉棒が、脱糞して開ききったケツ穴に挿入された。

 

「ん゛お゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛っ!?♡♡♡」

「あはっ、ママったらケツ穴めっちゃくちゃ緩んでる…ちゃんと締めなさいよ」

 

 きららは笑いながら腰を動かし始める。

 氷であるがゆえに肉棒のような固いゴムのような硬さではないものの、その冷たさで体内でその存在がよくわかる。

 先ほども氷柱で同じようなことをされていたが、やはり腰の効いたピストン運動による挿抜と、尻タブにあたるきららの下腹部との肉同士のぶつかる感触が性交を思い浮かばせ、魔力脱糞により惚けていたラグナロクの脳髄を焼く。

 

「お゛っ♡んほぉ゛ぉ゛♡♡♡ケツ穴、らめぇっ♡♡さっきので敏感になって…あひぃいぃ♡♡♡」

「ダメじゃないでしょ!!散々改造されてもとからケツまんこになってんだから!!ほら、もっと締めなさい雌豚!!」

「おごぉっ!?♡」

 

 パァンッと乾いた音が響く。きららの平手が尻に叩きつけられ、その衝撃で肛門がきゅっと締まる。

 だがそれは同時に肉棒を締め付けることにも繋がり、腸壁越しに伝わる熱と硬さにラグナロクは悶えた。

 

「んほぉっ♡ケツ穴っ♡ケツマンコぉっ♡♡あ゛ぁんっ♡イグっ♡♡ケツイキしぢゃうぅ♡♡」

「イケイケイケイケッ!!」

 

 きららはスパンキングを続けながら腰のスピードを速めた。

 ラグナロクの桃尻が手のひらの形で赤く色付き、氷肉棒で穿り返されるケツ穴の下。ほんらい挿入されるべき蜜壺が切なげにひくひくと震え、ときおりケツ穴絶頂で潮を吹きだす。

 

「お゛ぉんっ♡♡ケツ穴イグぅ♡♡ケツマンコでまたイクのぉぉおぉっ!!♡♡♡」

 

 ぶしゅぅっ、ぷしゃああぁっ

 

「あはっ♪そろそろ射精()すよ!!」

射精()す!?♡射精()すってぇ!?♡」

「このちんぽは、私のおまんこに射精()された大枝様のザーメンでできてるの。だからあんたのいっちばん奥で()してあげる!!」

 

 きららは腰を振りながら、勝ち誇ったように笑う。

 そして限界まで腰を引くと、一気に根元までねじ込んだ。

 

「んほぉお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!?♡♡♡イっぐぅぅうぅぅぅううう!!!♡♡♡」

 

 ぼびゅっ!!ぶびゃ!!ぶぼぼぼぼぼぼぼびゅ!!

 

 氷が内側から弾け、冷えたザーメンがまき散らされる。

 改造によって身体に染み込まされた大枝のザーメンに、条件反射で身体が絶頂へと急加速した。

 いままでの比ではない、本気絶頂がラグナロクの脳を焼き尽くす。

 

「あ゛っ♡あ゛ぁんっ♡♡」

「ふぅ……気持ちよかったよ、ママ」

「ん゛ぉ゛っ♡」

 

 ぽっかりと開いた尻穴からどろりとしたザーメンが溢れ出し、床に水たまりを作る。

 きららは満足げに笑うと、疲れ果て項垂れているラグナロクの髪を掴むと、その顔を上げさせた。

 

「ママ、どうだった?自分の子供とのガチ交尾は♡」

「んひっ♡あ゛っ♡♡……ぎもぢよがったぁ♡♡」

 

 もはやかつての凛々しい顔など見る影もなく、快楽に屈しきった顔で、ラグナロクはそう答えた。

 

「あはは!ママってばすっかり堕ちちゃってぇ♡まあでもこれからは大枝様の雌豚仲間として一緒に頑張っていこうね?」

 

 きららがはそう言って、ひどく楽しそうに笑った。




アクション対魔忍のラグナロクって、なんだかジェダイぽい戦い方してますよね。

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