※この作品はR-18です。

対魔忍短編録   作:リクリク

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お盆でしばらく離れてました…

今回は蛇子の続きになります。

暗示というより若様が人質にされているせいで動くに動けない蛇子。
言われるまま身体を売り敵の組織に貢献するって好きなんですよね。


対魔忍 蛇子 続暗示学園・東京淫行

「んっ♡んっ♡んんっ♡気持ちっ♡♡」

 

 聖花学園の片隅にある旧校舎の一室。

 むせかえるほど濃厚な情交の匂いが立ち込める中、相州蛇子の鼻を抜けるような甘く蕩けた喘ぎ声が響いている。

 

 校舎には不釣り合いな革製のソファの上。

 両腕をソファの背へ広げ、上体をどっしりと預ける男に跨がり、自ら腰を振る蛇子の姿は、まるで色街の娼婦のようだった。

 

 相手の男は学園の制服の前をはだけ、自身で染めたのか雑な色の金髪ウルフヘア。浅黒く焼けた肌にはタトゥーが入れられている。

 

「はぁっ♡んんっ、シュン君のちんぽぉ♡ぶっとくて長くて気持ちイイよぉ♡シュン君も気持ちイイ?蛇子のおまんこ…気持ちよくできてる?んんっ♡」

 

「ああ、最高だよ。何人もちんぽ咥えてるまんことは思えない締まりだ」

 

「あはっ♡よかったぁ♡」

 

 男――シュンの言葉に嬉しそうに微笑んだ蛇子は、さらに屈伸運動の速度を上げて、己の秘部を貫く肉棒への奉仕を激しくしていく。

 

「へへ、黒川会の傘下グループに上がれたおかげで、こんな上物のオナホが使えるようになるなんてな…香山先輩にはマジ感謝だぜっ」

 

 黒川会。

 S県・T市を裏から牛耳る暴力団だ。

 もともとは町内治安維持を掲げ、構成員も少なく、地元地域に貢献し行き場のない者の受け皿として機能していた組織だった。

 

 それがいつからか違法薬物の売買、人身売買といった犯罪行為に手を染め、潤沢な資金を使って都市ひとつを牛耳るまでに成長し、東京の裏社会ともつながりを持ち始めていると噂されている。

 蛇子が所属する売春組織も、黒川会の傘下グループのひとつで、今日は新たに加わったシュンの不良グループへの歓迎接待として、蛇子が奉仕する運びとなったのだ。

 

「んっ♡はぁっ♡シュン君、そろそろイキそう?いいよ♡いっぱい射精()して?♡♡蛇子の膣内(ナカ)にいっぱい射精()♡♡」

 

「へへ、いいぜぇ……うっ射精()るっ!!」

 

 蛇子の膣壁がウネウネと蠢き、男根をギュッと締め付けた瞬間、シュンの腰がぶるりと震え熱い滾りが吐き出される。

 

 どぷっ!びゅるるっ!びゅくっ!!

 

「んん~ッ♡♡あはっ♡すっごいぃ♡シュン君のおちんぽ汁、蛇子のおまんこにいっぱい出てるぅ♡♡」

 

 同時に絶頂()ったのか、蛇子の身体はガクガクと痙攣し、トロリと蕩けた恍惚顔が、うっとりと天を仰いだ。

 

「~~っはぁっ…はぁっ…へへ、マジで膣内射精(ナカだ)ししちまった。ガキできても知らねぇぞ、俺は」

 

「ふふ、いいよ。そんなこと気にしないで。赤ちゃん出来ちゃったら、ふうまちゃんと育てるから…そんなことより、ね。チュー…しよ?」

 

 そう言って顔を寄せた蛇子の唇を、シュンは乱暴に奪った。

 濃密な唾液が混じり合い、鼻腔を通って互いの熱がさらに絡みつく。

 腰の奥から力が抜けていくような感覚に、シュンは吐息をもらしながらも蛇子の腰を強く抱き寄せた。

 

 

「蛇っち、ありがとね~」

 

 まだ男の体温が残る室内に、軽やかな足音と共に現れたのは、蛇子の所属する売春組織の元締めを務める女学生――香山里奈だった。

 

 「んふふ…里奈ちゃん、見てた? 今日の子、すっごく元気でねぇ♡」

 

 とろけた笑顔のまま、蛇子はスマホを手に取り、行為中に届いていた客からのメッセージに次々と返信を打ち込む。

 その指が一瞬だけ止まり、画面には別のスレッドがちらりと映るが、すぐにまた絵文字混じりの文章が流れ始めた。

 

「相変わらず手際いいねぇ。そういうとこ、あたし好きだよ」

 

「えへへ…里奈ちゃんのおかげだよ♡」

 

  里奈がソファの背に手を掛け、蛇子の肩越しに画面を覗き込む。その笑みは、飼い主が愛玩動物を値踏みする冷ややかさを含んでいた。

 

「?どうしたの?」

 

「あはは、実はさ、ちょっと黒川会の若頭から依頼が来ててねぇ。久しぶりに対魔忍としてのへびっちに活躍してほしくてさ」

 

 香山の言葉に蛇子は小さく眉を顰める。

 敵の罠に絡め捕られ娼婦の真似事をさせられる一方で、蛇子は香山の私兵としてこの街の暗部に関わっていた。

 

 これまでにも違法薬物の取引現場の警護などに駆り出されている。

 

「いいけど…今度は何?」

 

 困惑した様子の蛇子に、里奈は肩をすくめて見せた。

 

「簡単だよ。黒川会の会長さんがちょっと東京に行くことになってね。その護衛」

 

「…」

 

「あ、変なこと考えちゃ駄目だよ? 小太郎君がいるんだから」

 

 里奈は蛇子の顎を軽く指先で持ち上げ、いたずらっぽく笑った。

 

「もし向こうで勝手なことしたら…わかるよね?」

 

「わかってるよ~」

 

 香山の言葉を遮り、蛇子はソファから立ち上がった。

 裸体にこびり付いた男の体液の臭いがむわりと広がる。

 机に置かれたバスタオルを手に取り、部屋の隅に作られた簡易シャワー室へと足を向ける。

 

「じゃあ、会長さんには伝えとくから。あとしばらくお休みにもしとくねぇ。そんじゃよろしくね、へびっち?」

 

「は~い♡」

 

 香山の言葉を背に受けながら、蛇子は防水カーテンを音を立てて引き、外界を遮断した。

 シャワーヘッドから落ちる水音が、まだ肌に残る熱と臭いを洗い流していく。

 口元に浮かぶのは、先ほどまでの蕩けた笑みのままだった。

 

第1章 東京淫行

 

 指定された待ち合わせ場所は、町はずれにある黒川会会長・黒川誠二郎の屋敷だった。

 大きな門構えの武家屋敷は、黒川会の力をこれでもかと誇示しているようで、成金趣味丸出しだと蛇子は思った。

  

 木製の門だが、内部にはうっすらと鋼鉄の板が仕込まれ、監視カメラ訪れた人物をゆっくりと追尾してくる。

 門扉の横に取り付けられたインターフォンのボタンを押すと、直ぐにスピーカーから低い男の声が聞こえて来た。

 

「どちらさんで?」

 

「44793」

 

 事前に教えられた今回の関係者だけが知る暗号を伝えれば、ガチャリと錠の外れる音が鳴り、続いて重々しい扉がゆっくりと開いて行く。

 

 扉の向こうに広がる石畳の道の中ほど、グラサンにスーツ姿の男がひとり、蛇子を出迎えるように立っていた。

 

「お久しぶりです、浜谷さん」

 

「おう、今回はよろしくな、蛇子ちゃん」

 

 腰に回された手は、挨拶代わりにその張りのある尻を軽く撫でた。

 

「また今度イイか?」

 

「うーん、香山さんに聞いてください。私の方では何とも」

 

「はは、OK」

 

 軽く肩を叩いた浜谷は、顎で屋敷の奥を指す。

 

「会長は中で待ってるぜ。お前が護衛に付くって聞いて、上機嫌だった」

 

 蛇子は小さく息を吐き、スカートの裾を整えながら石畳を踏み出した。

 

 

  

 豪勢な応接室で待っていたのは、この屋敷の主である黒川誠二郎。

 歳の頃は六十ほど。肉付きの良い体躯に仕立ての良い和服を纏い、整えられた口髭が威厳と艶気を同時に醸し出している。

 濁りのない低い声と、蛇のように細められた眼差しが、老いてなお衰えぬ精力と欲望をありありと語っていた。

 

「おお、蛇子ちゃん、待ってたよ」

 

 にやりと笑みを浮かべた口元には、どこか獲物を前にした狩人のような色が見えた。

 

「会長ちゃん、お久で~す。準備はできてるんですか?」

 

「ああ、ほれこのとおり」

 

 そう言って足元のキャリーケースを指差す。

 大型ケースが3つ、小型ケースが5つ。個人の荷物としてはかなりの量だ。

 

「香山さんには東京でどこかの組織と会合するって聞いてるんですが…」

 

「ははは、気になるのかな?蛇子君?」

 

 にこにことした笑み。だがその瞳は一切笑っておらず、温度を感じさせない視線が蛇子を射抜く。

 

「いえ。ただ、荷物が多くて浜谷さんが大変かなって」

 

「言ってやってくれよ蛇子ちゃん。会長、久しぶりに蛇子ちゃんと出かけるからって大はしゃぎなんだ」

 

 おどけた様にそう言う浜谷。それに合わせるようにして一瞬張り詰めた室内の空気が弛緩し、穏やかな雰囲気に変わる。

 黒川も「ははは」と笑うと、蛇子へと近寄り、その細く小さな身体を抱き寄せた。

 制服の袖越しに感じる大きな掌が、背中をゆっくりと滑り降りていく。

 

「やっぱり、お前みたいな可愛らしい女を連れていけるとなるとな。年甲斐もなくはしゃいでしまう」

 

「あはは、会長さんに喜んでもらえると、蛇子も嬉しい♪……んっ、ちゅぱ…じゅる、れろ」

 

 寄せられた唇に応じるように自身のそれを重ねる。舌と舌を当たり前のように絡め交え、口腔の熱と湿り気を交換する。

 背筋を這う男の手が、制服越しにゆっくりと腰へ降りていく。

 蛇子の身体が小さく跳ねて、男の手から与えられる悦びに震える。

 

「くちゅ、じゅば…じゅるるっ…ぷはぁ…はぁ、はぁ…えへへ、キス…気持ちイイ♪」

 

 離れたふたりの間に伸びた唾液の橋がぷつりと切れて、蛇子の唇から顎に垂れる。

 これまでの客へ向ける媚びた顔ではなく心底慕う男へと向けるような、安らぎを感じた女の顔に、黒川が蛇子にとって特別な存在だということが感じられた。

 

「くくっ、時間があればこのまま抱いてやりたいが…」

 

「駄目ですよ会長。そろそろ出ませんと。そういったことは行きの車の中でいいでしょう?」

 

「だがなぁ浜谷。女にこれほど誘われて応じないのはなぁ」

 

「駄目ですって。ただでさえ途中でいくつか寄る宿を増やしたせいで、スケジュールギリギリなんですから。ささ、急いで」

 

 呆れた様子の浜谷に促され、黒川は名残惜しげに蛇子から手を離す。

 構成員たちが手分けして荷物を運び出すと、大型の黒塗りセダンが正門前に横付けされた。

 艶やかなボディに映る屋敷の門が、まるで別世界への入口のように見える。

 

「じゃあ、行こうか」

 

 黒川が軽く顎をしゃくると、浜谷が後部座席のドアを開けた。

 蛇子はスカートの裾を押さえながら車内に滑り込み、黒川が隣に腰を下ろす。

 直後、重いドアが閉まる音と同時に、彼の大きな掌がさりげなく蛇子の膝に置かれたが、当然蛇子がそれを跳ねのけることはなかった。

 

 

 車が走り出して10分少々。

 冷房の効いた車内には、淫靡な空気が溢れていた。

 

「んんっ…じゅるっ、あ、あむっ……」

 

 先程の続きとばかりに噛みつくように唇を奪った黒川が蛇子の口内を蹂躙していく。

 

「ん……ちゅるっ、れろっ……じゅぷっ」

 

 黒川の舌が歯列をなぞり、上顎を擦るように舐め上げる。

 唇を離して舌同士を宙で絡め合い、再び重ね合わせると、今度は蛇子が黒川の口内へと舌を差し込み、黒川の舌に纏わり付くように這わせていく。

 

「じゅるっ、れるっ、じゅぷっ……んんっ…会長ちゃんの唾液…生臭くて苦くてぇ…んむぅ…ちゅぱ…おいひぃ♡んっくちゅ…ちゅぱ」

 

 蛇子が黒川の舌を吸い上げると、今度は黒川が蛇子の舌を扱くように撫で上げていく。

 互いの舌が絡み合い、淫靡な水音が車内に響く。

 

「あふっ……はぁはぁ……んんぅっ!?♡」

 

 黒川の手が蛇子のスカートの内側へと入り込み、すでにキスで出来上がっているのか、しっとりと濡れた秘部をショーツ越しに撫ぜた。

 くちゅりと淫らな水音に蛇子が頬を染める。

 

「なんだ、もう濡れているじゃないか」

 

「だってぇ…久しぶりに会長ちゃんと…しかもセックス三昧だと思うと我慢できなくてぇ」

 

「はは、さっきまでの真面目お仕事モードはどうした?甘えんぼモードに入るには早いんじゃないか?」

 

「いいのっ!!せっかくの旅行…楽しまなきゃ…ね?…んっ…」

 

 再び口付けを始めると、より激しく舌を絡め合い、零れた唾液が顎を伝って下へと落ちる。

 黒川は甘える蛇子の様子に目を細めながら、その手は変わらず蛇子のスカートの中へと入り込んでいて、遠慮なく弄ってくる。

 

「んんっ!!…はぁっ…会長ちゃ…んちゅ…指…ちゅぱ、れろ、じゅるれろぉ…おまんこ弄ってきてぇ、んんぅ…キシュできないよぉ…ちゅぱ、じゅる…はぁぁっ」

 

「とか言って、自分から腰…擦り付けて来てるぞ。まったく、蛇子はほんとに淫乱だなぁ」

 

「ちがうぅぅ、んんっ…ちゅ、くちゅ…れろくちゅ…会長ちゃんのせいだもん…会長ちゃんの指が気持ちいからぁ…んあぁっ!?」

 

 黒川の中指がショーツの中へと潜り込み、より深く蜜壺の中へと差し込まれる。

 ぐちゅぐちゅと膣壁をなぞるたびに蛇子の背筋がびくびくと跳ねる。

 

「あっ…あぁっ♡…だめぇ…こんなの…っ♡ゆ、ゆびぃ…ふかいいぃ♡」

 

 言葉とは裏腹に、腰は無意識に前へ突き出され、指を貪るように蠢く。

 膣肉が指へと絡みつき、きゅきゅっと締め付けてくる感覚に、黒川はニタニタと口角を上げた。

 

「ほぉ…こんなに俺の指を離したくないって顔して…まったく蛇子は」

 

「だ、だってぇ…あっ♡…ぁん♡…もっと…ぬるぬるぐちょぐちょしてほしいんだもん…♡」

 

 黒川の指先がくちゅくちゅと一層深くを抉り、蜜壺の奥からとろりと愛液が溢れ出す。

 

「ああっ!?そ、そこしゅごいぃっ♡イイところ当たってるっ!!♡蛇子のおまんこ、会長ちゃんの指でイかされるっ♡んんっ♡」

 

「いいぞ、イっても。どうせこれから嫌と言うほどイかせてやるんだから。旅のはじまりにまず一回…イっとけやっ!!」

 

「んんんんっっ♡イっ…イクッううううぅ♡♡♡」

 

 がくがくっと大きく身体を跳ねさせ、より一層強く黒川の指を締め付けて、蛇子は絶頂を迎える。

 

「はぁっ…♡はぁ…♡…んふふ…会長ちゃんの指…やっぱり…大好きぃ…♡」

 

 黒川は手を引き抜き、愛液で濡れた指先をわざと蛇子の唇の前に突き出す。

 

「ほら…舐めとけ。お前の“おもてなし”はまだまだこれからだ」

 

 蛇子は素直にその指を口に含み、ぬるりと舌で絡め取った。

 

「ちゅっぱ、れろ…んふ…♡んちゅっ…」

 

 甘く湿った音を立てながら、蛇子は黒川の指を一本ずつ丁寧に舐め上げ、愛液ごと味わうように口内で転がす。

 

「ははっ…まるで犬っころだな。嬉しそうに舐めやがって…」

 

 言葉に滲む嘲りにも、蛇子は笑みを崩さず、唇から指が離れる瞬間まで舌先を絡め続けた。

 

「だってぇ…蛇子が汚しちゃったんだもん…綺麗にしなきゃ♡」

 

 そう言って最後の指を丁寧にしゃぶりあげると、そっと口から指を離す。

 蛇子はそのまま黒川の腿へと手を這わせ、膝上からゆっくりと中心へと近づけていく。

 

「んふ…会長ちゃん、こっちも…お掃除していい?」

 

 挑発するように上目遣いを向けると、黒川はニヤリと口元を歪め、腰をわずかに前に突き出した。

 

「いいぞ…ただし中途半端は許さねぇ」

 

 ズボン越しに硬さを主張するものへ蛇子の指先が触れる。熱を帯びたそれを包み込むように握り、ゆっくりと擦り上げると、布地の内側で脈打つ感触が手のひらに伝わってきた。

 

「あっつぅい…♡もう、こんなに元気なんだぁ…」

 

 蛇子は嬉しそうに呟くと、座席から降りて車の床へと膝をつくと、器用に黒川の股の間へと身体をねじ込み、盛り上がったズボンのファスナーを下げる。

 開かれた隙間から、朝から蒸れていた黒川の男の臭いが溢れ出し、蛇子の鼻が嬉しそうにひくひくと震えた。

 

「くっさぁ~♡会長ちゃん、おちんぽ…洗ってないでしょ?」

 

「おう、その方が蛇子が嬉しいと思ってな」

 

「はぁ…まったくもう…………大好き♡ちゅ♡」

 

 黒川の言葉に、一瞬だけ眉を顰めて見せたあと、いたずらっ子の様な笑みを浮かべて告げた蛇子は、そのまま現れたボクサーパンツの盛り上がりへと唇を落とす。

 れろれろと舌を布へと這わせると唾液が塗されて、布地の色が濃くなり、内側の肉棒へと張り付き、輪郭がよりくっきりと浮かび上がった。

 

「……んふふ♡ 形、よーく見えちゃう…」

 

 蛇子は囁くように言い、指先でパンツ越しにゆっくりと竿の根元をなぞる。そのまま掌で包み込み、上下に擦りながら、舌先で亀頭の位置を探るように突いていく。

 

「……ほらぁ、もう我慢できないでしょ?」

 

 黒川が小さく鼻で笑った瞬間、蛇子はパンツのゴムを指で引っ張り、蒸れた熱気とともにそっと肉棒を解放した。

 手の中に収まったそれは脈打ちながら存在感を主張し、蛇子は愛おしげに根元からゆっくりと擦り上げる。

 

 ぴくぴくと刺激に跳ねる肉棒に笑みを浮かべた蛇子は、そのまま顔を近づけると、今度は直接亀頭へと舌を伸ばしていく。

 

「んえぇぇぇっ♡れろれろれろ♡ちゅっ♡…ふふ、ぴくぴくして可愛い♡…あ~むっ」

 

「んぐっ!!へ、蛇子。いきなりはやめろ…驚いて射精()るかと思ったぞ」

 

ん、ほめん(ん、ごめん)?くちゅ…じゅぱ、ちゅるるるっ♡…はぁ…でも気持ちイイでしょ?」

 

 そう言って軽く塗された唾液を亀頭全体を撫でまわと、肉幹へと塗り付けていく。

 じゅちゃじゅちゃと手が上下するたびに鳴る、唾液が練られる音に、より一層黒川の肉棒が固くなり、それを手を通して感じた蛇子は、ニタリと笑みを浮かべ、より激しく手を動かしていく。

 

 垂れ落ちた唾液の雫が陰嚢へと伝い、それを掬うように添えられた手が、今度は睾丸をマッサージするようにクニクニと動き、袋がふにゃふにゃと形を変える。

 あまりの心地よさにたまらず「んぁっ!?」と黒川が呻くも、蛇子は構わず手を動かしていく。

 

「ははは、会長、蛇子ちゃんの玉揉みにヤられてますねぇ…ほんと気持ちイイんだよなぁ、それ」

 

 運転席の浜谷はバックミラーをちらりと見やり、後部座席のやり取りを微笑ましくみながら、その股間を固くしている。

 そこに自身の組織のトップが急所を握られているという事への危機感はない。

 従順な雌としての蛇子に対する信頼がそこにはあった。

 

「えへへ、みんな……蛇子の手と玉揉み、クセになってるんでしょ?…ん…れろぉ♡」

 

 舌先で亀頭をぺろりと舐めながら、悪戯っぽく笑う。

 そのまま再び亀頭を口で包むと、ゆっくりゆっくりと見せ付けるように口内へと収めていく。

 

「ふぅぅぅぅっ♡…ふぅぅぅぅっ♡」

 

 喉の奥深くまで肉棒に埋め尽くされて、鼻に呼吸を頼らざる負えない蛇子。

 鼻の穴を呼吸のたびに大きく開き、熱く生臭い吐息を吐き出しては、その臭いに軽くイキそうになる。

 肉幹の生え際、陰毛の茂みへと舌を伸ばしてチロチロと弄ると、今度はゆっくりと肉棒を引き抜いていく。

 

「んっ…じゅるるるるるっ♡」

 

 頬を窄めてのバキューム吸引。

 広がる鼻の穴に、へこむ頬。

 蛇子の様な美少女の相貌が、間抜けなひょっとこの形に歪むのを見て、黒川は喉の奥で笑う。

 

「写真撮っていいか?蛇子ちゃんの可愛いひょっとこフェイス」

 

「ふん?んん~!!」

 

 黒川の言葉に蛇子が小さく首を振るが、そのままスマフォを取り出すと、明らかに承諾した反応ではないにもかかわらずシャッターを切る。

 カシャリカシャリとシャッター音が鳴るたびに、蛇子の無様なひょっとこ顔が黒川のスマフォのフォルダに記録されて行く。

 

「はは、可愛いよ蛇子ちゃん」

 

「ん~!!んん~!!」

 

「いいや、消さないよ。大丈夫、私が鑑賞するようだからさ。それよりフェラ…続けてくれ」

 

 その指示に観念したように小さく肩をすくめた蛇子は、亀頭まで抜けた肉棒を再び喉奥まで収めると、今度は止まらずゆっくりと引き抜いていき、そしてまた吞み込んで行く。

 

「じゅぴっ♡じゅぽ♡じゅぽ♡ぐじゅづ…じゅるるるるっ♡れろぉ♡ちゅぶ♡」

 

 頭を前後に動かしながら、口内では舌が忙しなく、肉幹を、溝を、亀頭を舐め上げて行く。

 走る快感を耐えるため、自然と尻に力を込めながら、自身の股間で揺れるサラサラとした緑髪に、黒川は手を伸ばすと、その肌触りを楽しむ様に梳く。

 

「ははは、この髪を使ってコいてもらうのもいいなぁ」

 

「ぐぷっ♡んっ、じゅぶ…ぷはぁ♡…汚れ撮るの大変ですから、今夜ですねぇ♡…あ~むっ♡」

 

 黒川の要求に嫌がることもなく、蛇子は笑みを浮かべたまま再び亀頭を咥え込み、喉奥へと押し当てる。

 柔らかな唇の輪郭が根元まで降りていき、次の瞬間には熱を帯びた吐息と共にじゅるりと引き上げられる。

 

「じゅぽっ♡じゅぷっ♡…れろぉ♡んむっ♡…じゅるるるるっ♡」

 

 唾液が糸を引き、黒川の下腹部に滴る。蛇子は時折、艶やかな緑髪を黒川の指に絡ませるように頭を傾け、その視線だけで彼の劣情をさらに煽る。

 

「はは……やっぱりお前はいい。従順で、いやらしい」

 

「ぷはぁ…えへへぇ…褒められちゃいましたぁ♡…もっと気持ちよくなってくださいねぇ♡」

 

 甘く囁きながら、蛇子は舌先で尿道口をちろりと掠め、続けざまに吸い上げた。黒川は喉の奥で唸り声を漏らし、指先で蛇子の髪を強く握り込む。

 

「くっ……いかんな……」

 

 そう呻いた黒川を見上げ、蛇子はわざと舌先を止めた。喉の奥で温かい息をふっと吹きかけ、唇だけで亀頭を包み込む。

 

 「れろれろれぇぇぇっ♡…ふふ♡もう…来ちゃいそうなんですねぇ♡いいですよぉ…蛇子のお口の中に…ぜんぶ、熱いのくださぁい♡…あ~…むっ♡」

 

 そうして亀頭を蛇子が咥えた瞬間、黒川の陰嚢が引き締まり、白濁液を蛇子の口内に吐き出した。

 

 どびゅるるるるるるっ♡びゅるるるるるるっ♡♡どびゅっ♡♡♡…どぴゅっ♡♡♡

 

「んっ……んく♡ごくっ♡ごきゅ♡ごきゅっ♡んっ…じゅるるるるるるるるっ♡」

 

「ぐっ……蛇子ちゃん、出したばっかりだから、もうちょっと優しく……」

 

「じゅぞぞっ♡れろっ♡んぶっ♡れるっ♡んじゅうう♡」

 

 チラリと黒川へ視線を向けた蛇子は、目元で笑みを浮かべると、静止の言葉も意に介さず、尿道に残った最後の一滴すら吸い出そうと、強く吸い上げる。

 黒川の陰嚢が引き締まり、尿道を熱い液体が駆け上る。

 

「んっ!……くっ」

 

 びゅるるるっ♡♡どぴゅっ♡♡♡……どぴゅっ♡♡♡……びゅくくくっ♡♡♡……びゅるっ♡♡♡……

 

 肉棒が限界の限界まで吐き切り、これ以上でないことを確認すると、ずろろろろっとずろりと半ば萎えた肉棒を吐き出すと、口内には白濁の湖が広がっていた。蛇子はそれを見せつけるように舌をせり出し、ゆっくりと一周かき混ぜる。

 

「……んふ、あったかい♡」

 

 そして白い喉がゴクリと一度脈打ち、一滴も逃さず嚥下した。

 

 

 

 

 S県を出てから数日。東京までの道のりを、黒川はまるで観光のようにゆっくり進み、そのたびに淫らな宿泊を挟んだ。

 

 初日の夜は山間の温泉宿。湯けむりの中で腰を抱かれ、打ち寄せる湯の波にあわせて突き上げられた。

 二日目は港町のビジネスホテル。安っぽいベッドの上で、魚市場帰りの潮の匂いがまだ残る男根をしゃぶらされた。

 三日目は古い旅籠。障子越しの月明かりの下、寝転んだまま何度も膣内に注がれた。

 

 ――すべてが、旅の記録と呼ぶにはあまりにも生臭く、熱い記憶ばかりだ。

 

「結構かかりましたね~」

 

「蛇子ちゃんも楽しんでたじゃないか」

 

「だって、会長ちゃんが毎日毎日おちんちん硬くしてるから…」

 

 最後の宿泊地は、一晩の宿泊でサラリーマンの月の収入を軽く消し飛ばす高級旅館だった。

 山あいにひっそりと佇む数寄屋造りの門をくぐると、手入れの行き届いた庭園が広がり、石灯籠の影に小川がさらさらと流れている。

 玄関では女将と仲居が深々と頭を下げ、黒川一行を出迎えた。

 

「お待ちしておりました、黒川様。本日は特別室をご用意しております」

 

 案内されたのは最上階、専用の鍵でしか入れない特別フロア。

 襖を開けると、まず目に飛び込んできたのは畳二十畳はあろうかという広間と、障子越しに望む広大な庭の夜景。壁際には漆塗りの飾り棚と掛け軸、香炉からはほのかに沈香が漂っている。

 

 さらに奥には檜造りの内風呂と、露天風呂付きの庭園が広がっており、湯面には月明かりが静かに揺れていた。

 

「へぇぇ~、すっごい……ここ、泊まるだけじゃもったいないですよぉ」

「ああ。だからこそ、使い倒すんだよ」

 

 黒川が意味ありげに笑う。その視線の先にあるのは、すでに運び込まれていた黒革のアタッシュケース――中には、この夜のためだけに用意された玩具類が、きっちりと詰め込まれていた。

 

 蛇子はわざとらしく首を傾げ、唇に笑みを浮かべかけた、その時だった。

 

――コツ…コツ…

 

 静まり返った廊下に、場違いな足音が響く。仲居が履く草履の音でも、宿泊客の足音でもない。硬質な靴底が、畳敷きに敷かれた板の間を踏む重さだった。

 

 浜谷がすぐに眉をひそめる。

 

「…部屋は全部貸し切りのはずだぜ」

 

 黒川もゆっくりと視線を障子に向ける。

 

「この階に上がってこれるのは限られている。――浜谷」

 

「へい」

 

 腰のホルスターに手をかけかけた浜谷よりも早く、蛇子が立ち上がった。

 

「私が行きます」

 

 その声音には、先ほどまでの甘ったるさは一片も残っていない。

 すっと障子脇に立ち、呼吸を整える。緑の瞳は、まるで夜闇の中に棲む獣のように鋭く細められていた。

 

 コツ、コツ――音が近づく。

 

 障子がわずかに揺れた瞬間、蛇子の身体が弾かれたように動いた。

 開きかけた引き戸をわずかに滑らせ、その隙間に手刀を差し入れる。続けざまに低い唸り声と共に、人影が畳の上へと崩れ落ちた。

 

「……一人です。外にもう二人」

 

 蛇子はそう告げると、腰の小型クナイを引き抜き、庭へと通じる障子を開け放った。

 月明かりが白く降り注ぎ、露天風呂の湯気の向こうに、黒い影が2つ、静かに忍び寄ってくるのが見える。

 

 次の瞬間、2つの影が同時に跳躍した。手には月光を反射する短刀。

 だがその軌跡を、蛇子は一歩も動かず見切っていた。

 

「遅い」

 

 片方の刃をクナイで逸らし、もう片方の男の手首を掴んで捻り上げる。

 短刀が畳に落ちるよりも早く、蛇子の膝が男の鳩尾を抉り、呼吸を奪った。

 

 背後で衣擦れと共に乾いた破裂音――浜谷の拳銃が火を吹く。

 

「廊下側も二人だ。もう一人は生きてるぞ」

 

 返事代わりに蛇子は地面に崩れた男の短刀を拾い上げ、庭から侵入したもう一人に投げつけた。

 刃は的確に太腿を裂き、悲鳴と共に膝をつかせる。

 

「止めを」

 

 浜谷が短く言い、庭へ踏み出そうとしたその瞬間、露天風呂の影からさらに三つの影が現れた。

 それぞれが手斧や鎖鎌といった得物を構えている。

 

「浜谷さんは会長さんをお願いします」

 

 言い終わるより早く、蛇子は畳を蹴って踏み込んだ。

 金属同士が打ち合う甲高い音が、静かな旅館の夜に響いた――。

 

 

 「今日はありがとうなぁ、蛇子ちゃん」

 

 夜の帳がすっかり下り、庭の露天風呂にはもう戦いの痕跡はない。割れた石畳は職人が呼ばれてすでに補修され、血の跡も湯と水で流し去られている。

 黒川は上機嫌で盃を傾け、浜谷は警戒を解かぬまま別室に連れて来た構成員と詰めている。

 

「礼なんていりませんよ。仕事ですから」

 

「ははは、そのまじめな口調、似あってないよ」

 

「ひど~い!!ちょっとはカッコつけさせてよね!!」

 

「悪い悪い、しかし改めてだが対魔忍ってのはすごいんだな。いつも俺の下でアヘアヘ喘いでるだけだから忘れてたよ」

 

 ニヤニヤと笑う黒川に、蛇子は頬を膨らませて剥れながら、対魔忍スーツ姿で酌をする。

 ほんの少し前に命を狙われたとは思えない堂々と落ち着き払った態度。それは蛇子という心強い用心棒がいるからなのか、生来の能天気さからなのか。

 どちらにしても黒川にとって襲撃は、もはや過去のことであり、美味い酒と飯を楽しんだあとは、別の「楽しみ」が待っている――そう言わんばかりに、黒川の視線が自身の隣へと向かう。

 

 そこには黒革のアタッシュケース。

 この日のために黒川が作らせた特注の玩具がそこには入っている。

 

「さて……今度は、こっちの準備をしようか」

 

 黒川の声は、盃に注いだ酒よりも甘く、熱を帯びていた。

 蛇子は酌を置くとゆっくりと立ち上がる。

 

 黒川がアタッシュケースを開けると、中には丁寧に並べられた麻縄、革製のベルト、金属製のフックと滑車が収められていた。

 蛇子はちらりと覗き込み、わざとらしく肩をすくめて見せる。

 

「またずいぶん、物騒な準備ですねぇ…」

 

「物騒? 俺にとっては最高の肴だ」

 

 黒川の指先が、蛇子の手首を掴む。

 次の瞬間、背後から浜谷が近づき、柔らかな感触の麻縄を手際よく巻き付け始めた。

 両手首を背中側で揃え、幾重にも縄を掛け、結び目をぴたりと締める。

 

「んっ……これ、後ろ手?」

 

「そうだ。そのまま足も寄せろ」

 

 言われるまま両足首も揃えられ、そこにも縄が食い込む。

 背後で金具の擦れる音がしたと思うと、天井の梁から吊り下げられたフックに、手首と足首を結ぶ一本の縄が通されていく。

 

「ちょ、ちょっと…これって……」

 

「駿河問い、ってやつだ。知ってるだろ?」

 

 滑車が回る音とともに、蛇子の身体がふわりと浮き上がる。

 背中が反らされ、胸と腹が前に突き出される形になり、つま先が畳から離れる。

 両手足が後ろで一点にまとめられ、体重がすべてその一点にかかる不安定さに、自然と呼吸が早くなる。

 

「はぁ…はぁ……ぐっ…これ……動けないじゃないですか…」

 

「そういうもんだ。次はこれだな」

 

 黒川が取り出したのは黒いレザーのアイマスク。

 視界が完全に奪われ、世界は闇と自分の鼓動の音だけになる。

 

 続けて、鮮やかな赤のボールギャグが唇に押し当てられた。

 反射的に後ずさろうとしても、吊られた身体は逃げられない。

 後頭部でベルトが締められ、口腔内を満たす異物感と、唾液が喉に落ちていく感覚が鮮烈に広がる。

 

「んむぅっ……んんっ……」

 

「いい顔だ。さて、仕上げだ」

 

 黒川はアタッシュケースの奥から、金属製の小さな洗濯ばさみのような器具を二つ取り出した。

 先端には薄いゴムのカバーが付き、そこから細いコードが伸びている。コードの先は、黒光りするリモコンに繋がっている。

 

 器具を片手に、その手をゆっくりと蛇子の胸元へと伸ばすと、宙吊りになったことで重力に引かれたふたつの大きな果実、その先端部へと添わせる。

 

「んんっ!?」

 

 突然の刺激に蛇子が驚きから呻き声をあげ、反射的に逃れようと身体を動かすが叶わず。ギシギシと縄が軋む音を立てて小さく揺れるだけだ。

 

「本当ならしゃぶり付きたいものだが…」

 

 ゴクリと喉を鳴らしながら、小さな突起の周辺…乳輪の上を円を描くように指を動かし刺激していく。

 わずかに硬さを帯び始めた突起に、黒川は満足そうな笑みを浮かべた。

 そして、手にした洗濯ばさみ状の電極をぱちりと開き、迷いなく先端へと挟み込む。

 

「んむぅぅっ!?♡」

 

 金属が食い込み、乳首が潰される感覚に、蛇子の身体が大きく仰け反り、小さくブルブルと震える。

 散々抱かれ続けて敏感になっている乳首は、金属による容赦のない挟み込みすら心地良く感じ、その固さをより強くしていく。

 

「ふぐぅぅぅぅっ!?♡」

 

 パチリと音を立てて残りの乳首にも電極が取り付けられ、さながら実験動物のような姿に、黒川は目を細める。

 コードが胸元から垂れ下がり、蛇子の身体の揺れに合わせて小さく揺れる。

 

「……いいな。もう、この時点で十分勃起してしまう…はは、射精()してしまいそうだ」

 

 黒川は垂れたコードを手繰り寄せ、指先でゆっくりと撫でる。

 コードの小さな動きに電極が引っ張られ、それが乳首へ伝わり、乳首から胸全体へと鋭い疼きが広がっていく。

 蛇子はアイマスクの下でギュッと両目をつむり、くぐもった声を漏らす。

 

「んむぅっ……っ♡」

 

 黒川はその反応を愉しむように、何度もわざとコードを揺らし、乳首への食い込みを強めたり緩めたりする。

 そのたび、蛇子の小さな身体が縄の上でびくびくと震え、揺れが全身へと波及する。

 

「乳首はこれでいいな……もう一つ仕込んでやろう」

 

 黒川は再びアタッシュケースを開け、今度はより小さな洗濯ばさみ状の電極を取り出した。

 

「これをどこに取り付けると思う?蛇子ちゃん」

 

「んん!?むぅぅっ!!」

 

 いきなり耳元で囁かれた言葉にびくりと身体を跳ねつつ、黒川の言葉に不安を覚えた蛇子は、無駄と知りつつも身体を揺すり抵抗する。

 そんな蛇子の姿をニヤニヤと眺めながら、黒川は後ろへと回ると、小さく開かれた脚の間にしゃがみ込み、スカートに隠れた股座へと顔を寄せる。

 

「ははは、もう濡れているじゃないか」

 

 股間を覆う特殊繊維のタイツ。その布地は内側から滲み出て来た淫らな蜜に薄っすらと濡れ、黒川はその湿りを確かめるように、鼻先をタイツ越しに押し当て、深く息を吸い込んだ。

 

「……ふ、いい匂いだ。興奮と甘さが混じって……たまらん」

 

 熱を帯びた吐息が布越しに直撃し、蛇子の腰が反射的に引ける。

 だが天井から吊るされた縄はそれを許さず、むしろ身体が揺れて余計に股間を擦りつける形になる。

 

「んんんっ……ふぐっ……っ」

 

「やめてほしいか? ははは、じゃあ、もっとだな」

 

 黒川は小型のハサミを取り出すと、タイツの股間部分に刃を入れた。

 しゃり、と軽い音を立てて布が裂け、内側の秘所がわずかに露わになる。

 そこから溢れた透明な雫が、黒川の手の甲に落ちた。

 

「ほら……これを挟まれたら、どうなるんだろうな」

 

 指先でクリトリスの包皮をそっと剥き、そこに冷たい金属の感触を持つ洗濯ばさみ型電極を近づける。

 

「ふぅぅぅぅっ、ふぐぅぅぅぅぅっ!!」

 

 必死に何かを訴えるように呻く蛇子。

 懇願か、それとも悲鳴か。

 だがそれすらも黒川をより興奮させ、容赦なく敏感な肉豆へと器具が取り付けられる。

 

「つ、んぐぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

 

 バッチンと乳首の物より勢いよく肉豆を無慈悲に挟み込む。

 鋭い痛みと共に、甘い痺れが腰の奥へと一気に駆け上がった。

 

「はははっ……跳ねたなぁ、蛇子。乳首の時よりも、ずっといい反応じゃないか」

 

 黒川は挟んだ電極の位置を微調整し、わざとクリトリスの芯を直撃させる。

 そのたびに蛇子の全身がピクピクと痙攣し、宙吊りの身体が小さく旋回する。

 

「ふ……ふぐぅぅ……っ」

 

 涙交じりの吐息がボールギャグ越しに洩れ、涎が顎から首筋へ垂れ落ちる。

 黒川は満足そうにそれを眺めながら、リモコンを手に取った。

 

「さてと。あとは、通電だ」

 

「んんっ!?」

 

 黒川の言葉に蛇子がこれまでで一番大きく反応した。

 

 両目を塞がれた状態のため、蛇子は自身に取り付けられた器具が何なのかはっきりと理解してはいなかった。

 唯一器具の形状を把握できる乳首とクリトリスは痛みと甘い痺れに役に立たず、だがそれゆえに精々挟んで虐める程度の物だと考えていた。

 だが先程の黒川の言葉が間違いでなければ、これから行われる責め苦はそんなものではない。

 

 蛇子の呼吸が浅く速くなるのを、黒川はすぐに察した。

 

「いい反応だ。まだスイッチは入れてないのに」

 

 リモコンを指先で弄び、わざとカチリとも押さず、コードを指で軽く弾く。

 そのわずかな振動すら、乳首と肉豆に食い込んだ金属を通して伝わり、蛇子の背筋をびくりと震わせた。

 

「想像するだけで、もうイきそうなんじゃないか?」

 

 耳元で囁く低い声と、わざとゆっくりと撫でるコードの感触。

 見えない、逃げられない、そして――まだ始まらない。

 

 いつそれが襲い来るかわからない恐怖に蛇子は首をイヤイヤと必死に動かし、黒川の慈悲にすがろうとする。

 

 涙も流しているのか目隠しのしたから水滴が頬を伝うその姿に、黒川はこれまでにないほど興奮を覚え、その逸物を固くする。

 

「ははは、襲撃者をあれほど容易く仕留めた対魔忍が、怯えて涙を流すなんて……」

 

 黒川は笑いながら、蛇子の頬を親指でなぞり、伝う涙を掬い取る。

 宙吊りの肢体がかすかに揺れるたび、乳首の金属がかちゃりと鳴り、その音が彼の昂ぶりをさらに煽っていく。

 

「どうだ蛇子、やめてほしいか?」

 

「んんっ!!うぅぅぅううむっ!!」

 

 わかりやすい蜘蛛の糸。

 すがったところでこの男が蛇子を慮って自身の楽しみを止めることなどないとわかっていながらも、その言葉に反応し、蛇子は必死に首を縦に振る。

 

「ははは……そうかそうか。じゃあ――逝ってみようか」

 

 まるで挨拶を交わす気軽さでそう言って、黒川の指は電流のスイッチをカチリと入れた。

 

 アタッシュケースの中。小型バッテリーから、瞬間のうちにコードを伝って先端の器具へと辿り着いた電流が、容赦なく蛇子の乳首とクリトリスへと迸る。

 神経の芯に針金を差し込まれ、そのまま焼きごてで炙られたような閃光が全身を駆け抜けた。

 皮膚の内側で火花が弾け、背骨を走る稲妻が脳の奥まで白く灼き焦がす。

 

「っ!?ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!?」

 

 尋常ではない痛みが3点の肉突起に走り、さらに身体全体へと広がっていく。

 全ての筋肉が一斉に攣り上がり、腱という腱が鋼線に変わったかのように強張る。

 血管の中を灼熱の蛇が走り回り、内側から噛み千切られるような感覚が続く。

 

 蛇子は知らぬことだが、黒川が作らせたこの器具は純粋な拷問目的に作られたもので、常人であれば瞬時に意識が飛び、心臓に何らかの疾患があれば、瞬く間に心停止してしまう。

 セックストイというには強力過ぎるそれに晒されて、蛇子の身体がガクガクと尋常ではない痙攣を起こし、頭の奥で白い爆音が鳴り響き、視界が真っ白に塗り潰される。封じられた口から絶叫が迸った。

 

「ん゛ぎぃぃぃぃぃぃつ!?!?お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ!!!??」

 

「すごいなこれは。ヤクを限界までキめたってこうはならんぞ」

 

「んぐぅ゛ぅ゛ぅ゛っ!!ぶぼぉ゛ぉ゛っ!!…ん゛んぶぁ゛ぁ゛ぁ゛っ!!」

 

 バチバチと弾ける音が響き、僅かに焦げた臭いが漂い始める。

 金属の挟み込みが微かに熱を帯び、そこから焼け付くような痛みが乳首と肉豆へと食い込んでいく。

 このまま電流を流され続ければ、超人的な肉体を持つ対魔忍であっても、全身の筋肉が痙攣し続け、内臓を守るための反射すら奪われてしまうだろう。

 宙吊りの肢体は小刻みに跳ね、ギシギシと縄が悲鳴を上げるたび、涎と涙が垂れ落ち畳に黒い染みを作っていく。

 

「っ!!んふぅぅぅぅぅっ…!!ふぅぅぅぅぅっ!!」

 

 バチンと音を立ててスイッチが切られると、残る痛みを吐き出す様に、蛇子は必死に呼吸を整える。

 口枷の小さな穴を空気が通るたびにヒューヒューと乾いた音が立ち、足りない酸素を求めて小さく可愛らしい鼻の穴が大きく広がる。

 

「すまんすまん、少し加減が足りなかったようだな」

 

「ぶふぅぅぅぅぅっ…ぶふぅぅぅぅぅっ」

 

 ニタニタと嗤う黒川の手が蛇子へと伸び、柔らかな頬を撫でる。

 その手に一瞬びくりと身体を震わせる蛇子。それは電流による痙攣ではなく純粋な恐怖によるもの。

 その反応から、たった一度の戯れで蛇子の心をへし折ったことを確認した黒川は、自身の腐った性根をより満たすため、次の段階の準備を整える。

 

 蛇子の視線を遮る目隠しを外すと、リモコンを正面へと翳す。

 

 突然の明かりの刺激に目を細めた蛇子は、しばらく何かわからず見ていたが、それが己の3点肉突起に取り付けられた器具のスイッチだと気が付くと、目を見開いてそれを見つめる。

 

「MAXはダメだったな。ならば1かな?」

 

「っ…んんぅ…」

 

 リモコンに取り付けられたメモリを回す黒川に、蛇子はそれが電流の強さを締めす数値だと気が付くと、そっと伺うように視線を黒川へと向ける。

 視線に気が付いた黒川はにっこりと笑うと、「どうだ」と今までにないくらい優し気な声で尋ねた。

 

「んんっ…むぅぅっ」

 

 蛇子は咄嗟に首を左右に振る。そして精一杯の媚びた視線を向けて、もっと強くしてくれと必死に伝える。

 

 それは本意ではない。できることならさっさと器具を外して解放してほしい。

 だがこれだけ準備をして来た黒川が、たった一度蛇子が悶絶したくらいで満足するはずがない。

 

 あと数回。少なくとも受けるであろうそれを乗り切るには、一番弱い電流ではダメだ。それでは黒川は満足しない。だからと言って先ほどの強さの電流を何度も流されて無事である自身もない。

 

 だから黒川が望む回答をする。それしか蛇子には打てる手がない。

 

「ははは、そうかそうか。まったく蛇子はドMの変態だな。あれだけ悲鳴を上げておいて、強い方がいいとは」

 

 蛇子の反応に機嫌よさ気にそう言うと、メモリをひとつふたつと回して電流の強さを変える。

 表記された数字は最大が『10』。現在の数字は『3』。

 

 ちらりと視線を向けてくる黒川に、蛇子は再び首を左右に振る。

 

 カチリとひとつメモリが進む。

 

 再度向けられた視線に首を振る。

 

 カチカチと今度は一気にふたつメモリが進む。

 

「ふぅぅぅぅっ…ふぅぅぅぅぅっ」

 

 吐き出される空気が震え、蛇子の視線がメモリに釘付けになる。

 

 交わらなかった視線。

 

 小さく眉根を顰めた黒川は、カチカチとメモリをふたつ進めると、そのままスイッチを入れた。

 

「っ!!ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!?!?」

 

 再び全身を焼くような痺れが、乳首から、股から、同時に迸った。

 吊るされた身体が反射で暴れ、縄がギシギシと軋む。

 ボールギャグ越しの絶叫は言葉にならず、ただ嗄れた獣の声だけが吐き出される。

 

 黒川は悶え苦しむ蛇子を尻目に、アタッシュケースへと手を伸ばすと、ピンク色の分厚いゴム製の手袋を取り出しそれを嵌める。

 

 普通の手袋と異なり、肩口近くまで覆うそれは、不慮の事故で感電するのを防ぐためのものだ。

 

 ギュギュと手を握り開く。

 

 動きを確認した黒川は、蛇子へと近づくと、その手をガクガクと震える蛇子の股座に突き込むと、秘部へと添える。

 

「!?ん゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ!!?」

 

 先ほどのただただ苦痛の中で悶えるしかできない最大級の電撃と違い、今は周りの状況を何とか把握する程度には意識を繋ぎ止められていた。

 だが、その分だけ、指先が直接触れる感触を、そしてそこに電流が重なる感覚を、ありありと感じ取ってしまう。

 クリトリスに噛みつく金属と、指腹で押し潰すような動きが、まるで心臓の鼓動に合わせて内部を痙攣させる。

 痛みと快感の境界がぐちゃぐちゃに混ざり合い、痛みと苦しみが心地よいものであるように錯覚して行く。

 

「ぬ゛ぐぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ!!お゛ぐぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ!!!」

 

「ううむ、流石にこれの状態で指を挿入()れるのは気が引けるな」

 

「ふぐっ!!ふぐぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!」

 

「まぁ、挿入()れるんだがね」

 

「ーーーーーー」

 

 ぐちゅりと音を立てて、ゴムでひとまわりは大きくなった中指が、蜜壺へと沈み込む。電流によるものか、きゅうっと肉穴が締め付けて、その形をはっきりと伝えてくる。

 黒川が指を動かすたびに、蛇子の叫び声にわずかに甘い響きが混じり始める。

 

「ん゛ん゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ!?!?お゛お゛っ!!♡ふぐぅぅぅっ♡♡」

 

「おぉ……これはすごいな」

 

 指が膣内をかき回すと、ぐちゅぐちゅと水音が響き始める。

 

「ん゛あ゛っ!?お゛お゛お゛お゛っ!!ふぐっ!!♡ふぐぅぅぅぅっ!!♡♡」

 

 瞬く間に絶頂へと至ったのか、ブシュッ!!ブシュッ!!っと淫水が噴き出し、ゴム手袋を濡らす。

 

「はは、蛇子、イッたな。まだ挿れたばっかりだぞ」

 

「ん゛お゛っ!?♡お゛んっ!!♡♡ふぐぅぅっ♡♡♡」

 

 黒川のからかいの言葉に、顔を赤らめる余裕すらない。ただただ電流と膣壁越しに動かされる指の感触に翻弄され続ける。

 クリトリスに食い込んだ金属が肉豆を潰しながら捏ね回し、その刺激で膣内が収縮し、指がより強く締め付けられる。

 

「あぐっ♡ふぐぅぅぅぅぅぅっ!!?♡♡ん゛お゛っ!!ふぐぅぅうっ♡♡♡」

 

「おいおい、随分と締め付けてくるじゃないか。指1本でこれか」

 

 黒川は指を根元まで挿入し、指先を曲げて肉壁を引っ掻くように刺激しながらゆっくりと引き抜く。

 ゴム手袋特有の引っ掛かりが粘膜を擦り上げながら抜かれて行き、肉穴が内側から捲れる。

 

「ん゛お゛お゛お゛お゛っ!?♡♡ふぐぅぅっ♡♡♡あひぃぃっ♡♡♡」

 

 蛇子はその一掻きにまた絶頂へと至る。

 外部から流される電流(痛み)と内側を穿られる電流(快楽)

 その二つが混ざり合い、蛇子の脳を焼き切りながら全身を駆け巡る。

 

「ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ♡♡♡」

 

 声が限界まで張り裂け、喉が潰れたような掠れ声に変わる。

 吊るされた体が電流に弾かれて跳ねるたび、乳首の電極がカチカチと小さく鳴り、金属音がいやらしく部屋に響いた。

 

「おいおい……潮で畳が水浸しだぞ。ほんとにドMの変態対魔忍だな」

 

「ひゅるっ♡ひゅるるぅぅぅっ♡♡♡」

 

 もう声にならず、ボールギャグの隙間から空気が漏れるだけ。だが肉穴は指を締め付け、快楽を求めるように自ら蠢いている。

 ぐちゅぐちゅと音を立てて指が膣内を抉り、蛇子の身体は痙攣と絶頂を繰り返す。

 涎と涙と潮でぐちゃぐちゃに濡れた顔を見下ろしながら、黒川はリモコンを指先で弄び――カチリ、とスイッチを捻った。

 

 直後、容赦なく走っていた電流がふっと途絶える。

 蛇子の身体がびくんと震え、吊るされたまま荒い呼吸を繰り返す。

 

「……どうだ、蛇子?」

 

 黒川は蛇子の頬に手を添え、涙を指で拭いながら、口角をいやらしく吊り上げた。

 

「俺が止めてやれば、楽になれる。お前の身体も心も、俺の一声でどうとでもなるんだ」

 

「んんっ……んんぅぅ……」

 

 ボールギャグ越しの震える吐息。

 それを楽しげに聞きながら、黒川は囁くように続ける。

 

「安心しろ。次は――俺のチンポで地獄を見せてやる」

 

 ヒクヒクと震える肉花弁をにちゃりと左右に割り開き、取り出した肉棒の先端を添える。ほんの一瞬の間のあと、一息に熱く濡れそぼった蜜壺へと、自慢の逸物を根元まで突き込んだ。

 

「ん゛お゛っ!!♡ん゛ん゛ん゛ん゛っ!?♡♡♡」

 

 肉穴を一気に押し広げられ、子宮口までをも貫かれた蛇子は、獣のような声を上げながら絶頂した。

 電流によって昂ぶらされた身体はいとも容易く達し、膣内が激しく痙攣して肉棒を締め付ける。その刺激に黒川は歯を食いしばるが、なんとか耐えきると、ゆっくりと腰を動かし始める。

 

「あぎぃっ♡♡ふぐぅっ♡♡♡あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ♡♡♡」

 

 ずちゅ、ずちゅっと音を立てて肉棒が蛇子の中を往復する。

 

「あ゛っ♡お゛っ♡♡ふぐぅぅううっ♡♡♡」

 

 肉穴を抉るたびに蛇子の喉から獣じみた嬌声が上がる。

 黒川の腰が打ち付けられるたび、ボールギャグの隙間から涎が飛び散り、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔を濡らす。

 電流によって甚振られていた身体は、肉棒の刺激を敏感に感じ取り、肉穴はより強く締め付ける。

 

「あ゛っ♡♡ふぐぅっ♡♡♡んお゛お゛お゛お゛っ!?♡♡♡」

 

 この東京までの旅路を通して一番の激しい絶頂が蛇子を襲う。

 子宮口を押しつぶすように亀頭をねじ込まれ、その先端がポルチオを刺激する。

 電流で感覚が鈍くなった身体。代わりに奥深くの無事だった部分で、それだけでも達し続けるほどの快感を脳へと送り込む。

 

「ふぐぅぅっ♡♡♡ん゛あ゛あ゛あ゛っ!!♡♡」

 

「どうだ、蛇子の好きなチンポだぞ。ほら、もっとよがれっ」

 

「お゛っ♡♡ふぐぅっ♡♡♡ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁっ♡♡♡」

 

 黒川の肉棒が子宮口をこじ開けるように何度も突き込まれ、その度に蛇子は絶頂へと押し上げられていく。

 吊り下げられた身体が揺さぶられ、ギシリギシリと縄が軋む。

 むっちりとしたお尻をガシリと掴まれ、まるで道具のように肉棒をしごかされる状況に、興奮が高まる。

 

「お゛っ♡♡ふぐぅぅっ!!♡♡♡ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁっ♡♡♡」

 

「はははっ、すごいな。もう何回イったんだ?ずっと締め付けて痙攣してるからわからんぞ」

 

「ん゛お゛お゛っ♡♡♡ふぐぅぅううっ♡♡♡」

 

 もう何度達したか。そんなこと蛇子にもわからない。

 ただ痛みだけだった先ほどとは違い、空を揺蕩うような快楽の海の中で、腹の奥で暴れる肉棒の感覚に、蛇子は蹂躙される。

 

「お゛っ♡♡♡ふぐぅぅううっ♡♡♡」

 

 そうして何度目かの絶頂を迎え、蛇子の肉穴が肉棒を締め付ける。

 黒川の腰の動きが早まり、そして――。

 

どぴゅるるるるっ!!びゅるるっ!びゅくっ!ぶびゅーっ!

 

「ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁっ!?♡♡ふぐぅぅぅぅっ♡♡♡」

 

 子宮口に押し付けられた先端から、熱い精液が勢いよく吐き出され、蛇子の中を灼いていく。

 ぐるりと瞳が裏返り、口枷の留め具が外れて勢いよく飛び、内側から舌がピーンっと突き出され、ボールギャグが床に落ちる。

 

「お゛お゛お゛っ♡♡ん゛お゛お゛お゛っ♡♡」

 

 蛇子は獣じみた雄叫びを上げながら、子宮へと叩きつけられる精液の感覚にまた達する。

 肉棒を根元まで挿入したまま腰をグリグリと押し付け、最後の一滴までも注ぎ込むと、黒川は肉棒を引き抜いた。

 ぽっかりと開いた肉穴はヒクつき、ごぽりと逆流し溢れ出した白濁液が畳に垂れ落ちる。

 同時に――。

 

 しょおおおぉぉぉぉっ……♡

 

 緩み切った尿道から、熱く黄色い雫が勢いよく噴き出した。

 精液と混じり合った生臭い液体が畳を濡らし、蛇子の太腿を伝って滴り落ちていく。

 

「はははっ……中出しされただけじゃ足りなくて、小便まで垂れ流しか。最高だな、蛇子」

 

「お゛っ♡…ぉ゛ぉ゛っ♡……ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛っ♡♡♡」

 

 無様なアヘ顔を晒し痙攣する蛇子。

 そんな姿を見下ろしながら、黒川は肉棒を扱きながら前へと回り込む。

 再び先端から白濁液を迸らせ、それを蛇子の顔面へと浴びせかけた。

 

「……おぼぉっ♡……んぶぅぅっ♡♡じゃ…じゃーめん…きひゃぁぁ♡♡」

 

 顔中に生臭い液体がかかり、その匂いに蒸れたような熱を感じ、ようやく自由になった口から伸びた舌を使って掬いとり、口内へと運んで咀嚼する。

 

「はぁ……はぁぁ……♡おいひぃ♡」

 

 どろどろの白濁液を口の中で咀嚼し、喉の奥に流し込むと、蛇子は恍惚とした笑みを浮かべた。

 黒川はそんな蛇子の様子に満足げに微笑むと、美しいエメラルド色の髪を掴み肉棒へと巻き付ける。

 雄汁と雌汁の混合汁が絡み付き、綺麗な髪を汚していく。

 

「あへぇ……ん゛っ♡お゛っ♡♡」

 

「どうだ?気持ちよかったか?」

 

「はいぃ……すごく……よかったです……」

 

「そうかそうか……まだ行けるな?」

 

 それは質問ではなく命令だ。蛇子は断れるはずもなく、小さく「はい」と頷いた。

 黒川は、床に転がったリモコンを拾うと、スイッチをカチリと入れた。

 

 今度は最弱レベルの電流。それがいまだに電極が取り付けられている乳首へと流れ込み、乳房から身体全体に心地良い痺れが広がっていく。

 

「んんんっ♡会長ちゃん♡♡蛇子のおまんこぉ♡もっともぉっと……気持ちよくしてぇっ♡♡」

 

 蕩け切った顔を向けて、蛇子の懇願が部屋へと響く。

 黒川は薄く笑うと、再び肉棒を蛇子の膣口へと添え、ゆっくりと挿入する。

 

「お゛っ♡♡ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁっ♡♡」

 

 肉襞を押し広げながら侵入してくる異物に、蛇子の口から歓喜の嬌声が上がる。

 そうして2度目の抽送が開始され――その翌日の朝まで延々と続いたのだった。

 

 

 

「今ごろ蛇っち、黒川会長にぶっ壊されてるかもねぇ」

 

 聖花学園の片隅にある旧校舎の一室。椅子に座るふうま小太郎と対面座位でつながりながら、里奈はそう呟いた。

 すでに何度も吐き出された小太郎の子種汁が結合部から溢れて落ち、床にシミを作っている。

 

「蛇…子…」

 

 淫獄に沈む幼馴染の名を呼ぶ小太郎の表情は虚ろで、多くの肉棒を喰らい、下位の淫魔にも勝るとも劣らない里奈の蜜壺の締め付けに腰を小さく震わせる。

 学園内部の協力者との打ち合わせを含めてひと月半。刻まれた暗示はその精神に根深く絡みつき、もはや小太郎に逃れる術はない。

 その智謀を里奈とその共犯者である蓮見 昭(はすみ あきら)のために振るい、その組織力の拡大に貢献している。

 

「気持ちいい?」

 

 里奈の問いかけに小太郎が頷くと、里奈は腰を振りながら小太郎の唇に自らの唇を重ねる。

 舌先を絡み合わせ唾液を交換すると、小太郎はぶるりと身体を震わせた。

 それを見届けると、里奈は唇を離して耳元で囁いた。

 

「蛇っちが頑張ってるのに、こんな事してていいの?」

 

「……あぁ」

 

「ん♡じゃあ、もう一回射精()したら終わろうか?♡」

 

 そう言って里奈が腰を振る速度を上げると、小太郎もそれに合わせて下から突き上げる。

 ねっとりとした蜜に塗れた肉棒が出入りし、小太郎の腰が痺れるような快感を脳へと送り込む。

 

「あ♡あぁ♡♡あっ♡イイっ♡♡気持ちイイよっ♡ふうまちゃん♡♡♡」

 

「……はぁっ……はぁっ……くっ…蛇子っ…」

 

「違うっ♡ああっ♡違うよぉ♡ふうまちゃんっ!!♡私は里奈ぁ♡」

 

 蛇子の口調を真似る里奈に、小太郎はドクンと心臓が跳ね上がる。

 里奈の腰の動きが小刻みになり、それに合わせるように小太郎も肉棒を最奥へと押し込み、亀頭の先端で子宮口を抉った。

 

「ああっ♡イくっ♡ふうまちゃんに膣内射精(ナカだし)されてイッちゃうぅううっ♡♡♡」

 

「ぐっ……っ!!」

 

 びゅるるるるるっ!!ぶぴゅっ!!どぴゅーっ!どぷっ!!どくんっ!

 

「ん゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁっ♡♡♡射精()てるぅっ♡ふうまちゃんの大切な当主汁ぅ♡里奈の中にいっぱい射精()てるよぉっ♡♡♡」

 

 里奈の絶頂と同時に、小太郎も精を解き放つ。

 肉棒がビクビクと脈打ち、子宮口に密着した鈴口から勢いよく白濁液が吐き出され、里奈の子宮内を灼いていく。その熱に里奈は背筋を大きく反らし、身体を痙攣させた。

 

「あぁ……ふうまちゃん♡まだ出るんだねぇ♡」

 

「あ゛っ♡う゛ぅ゛ぅ゛……」

 

「んふふっ♡もうすっかり私のおまんこの虜だねぇ♪」

 

 射精を終えた肉棒をぞんざいに抜き取ると、小太郎の膝の上から降りた里奈は、置いてあったティッシュを何枚か手に取って、自分の秘裂を拭う。

 そうして小太郎の股座へと顔を近づけると、いまだ小さく震える肉棒を咥え込む。

 

「お掃除してあげる♡♡」

 

 そう言って舐り始める里奈に、小太郎は抵抗することなく身を委ねる。

 そんな小太郎の様子に里奈はクスリと笑うと、その小さな頭を優しく撫でた。

 

「もう完全に堕ちちゃったね♡……でも安心していいよ?私が一生飼ってあげるから♡」

 

「あぁ……」

 

 もうすでに小太郎がまともな時間はほとんどなくなっていた。

 軽いものだった暗示は人格に混ざって変異させ、里奈のためなら犯罪の片棒をも厭わない従順な存在へと変える。

 

「……もう、蛇子は……」

 

「ん?あぁ、そうだね。そろそろ飽きたし、次の段階に移ろうか」

 

 小太郎の頭を撫でながら、里奈はそう呟くと、再び半萎え状態の肉棒へと口付けた。

 




お読みいただきありがとうございました。

蛇子はあと1~2話くらいでこの話は終わりかなって感じです。


今回はむしろ電流責めが頭に浮かんだために書いた話になります。痛みで苦しむ姿も美しいべ…
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