日常がエロい世界で弱い私が世界を変える。(ふた×女) 作:スズキだ
体育の時間は気をつけなければいけない。
なぜだかわかるか?
着替えがあるからだよ!!!!!
ふたなりはそのまま教室で着替える。女の子は配慮と共に更衣室がある。まあね、そうだよね。
そこで問題になるのがこの私だ。なぜならフタナリと思われてたい!だから、私はこの教室で着替えなければいけないのだ…。しかしながら、ジャケットを脱ぐのでさえ危ないのにそんなことができると思いますか?いや思わないだろう。
そこで私が一生懸命考えたのがこれ…そう、"体育シャツは中に着てくる"だ!!そしてズボンはスカートだから着れると言うことを自室で検討に検討を重ねて編み出した。ジャケットを脱ぐ時はシャツのボタンを先に取ってね、ジャケットを羽織りながらそのまま脱ぐことでバレへんのや!
逆に服を着る時はそのまま上に羽織ればいいしね、汗だくジョグじょになるほど体育にのめり込むつもりはないよ!
そんなことで着替えは…
ふふん、上手く行ったぜ!!
そんな手を使った私は誰よりも早く着替えることが出来た。
そして辺りを見回すと。
おっきい♡
ってなるかあ!同級生の着替えシーンをモロに見てしまう。勿論着替え終わった私は美羽や結城や萌のほうを見るが、3人は着替えてる途中だ。ジャケットを脱いで…シャツを脱いで…スカートを下ろして…パンツの膨らみを…って皆様やっぱついてるんですね。
当たり前を感じながらドギマギする。でもね、結城さん、あなたの膨らみの大きさはちょっと他の人より大きく感じる。
なんとなく分かってしまう大きさ、、なんともいえぬ恥ずかしさを感じて私は先に行ってると一言かけて廊下に出る。
後ろから「いやはやっ、待っててよー」と可愛い声が聞こえてくる。私は廊下に出て窓の外を見る。窓の外はまだ桜の季節を感じさせるような葉桜となった美しい木が風に吹かれている。
私って本当に何も知らないなって改めて感じる。卒業して独り立ちできたら色々な景色を見てみたい…。そんな事を思っていると肩に衝撃が走る。ドンっと勢いよく美羽が肩に手を回すように私に追いつく。結城と萌も一緒のようだ。そのまま抜かすように美羽と萌が先に一歩出る。2人は体育が好きなようで後から来たくせに早く早くと私たちを急かしてくる。ところで結城はというと、のんびり私の肩に埋めるように頭を乗せながらめんどくさそうだ。
3人同じ感じではなく、意外と違った性格だ。
私はあやすように結城の頭をポンポンと撫でて、そのままその手を掴んで一緒に歩き出す。
これは最近の光景になりつつあって…私達は4人でそこそこ仲良く楽しいグループになっていると思う。
体育館で行うようで私たちは一年生の教室から渡り廊下を渡った先に行く必要がある。この学校はとても綺麗で新しく、そして大きか感じる。寮に帰るとき思うのだが、中々にお金がかけられているように感じる。まあ感じると言うのは他を見たことがないからレベルがわからないんだけど…。そんなことを考えながら結城の手を引いて移動していると、、
「わあ、ヨルちゃんだ〜!」
ふわふわとした声が聞こえる。
まさか…
そこそこ人がいる渡り廊下、そこで私達と向き合うように3人組の6年生が。
「おい、ヨル。なんで鬼斬会長と知り合いなんだよ!」
驚いたように美羽がこっちをみる。だけど、私は秘密をここでバラされないか不安でドキドキと心臓が止まらずそれどころではない。胸が、手がドクンドクンと震えているように感じる。
鬼斬会長と目が合う。優しげに微笑む会長、私は目で訴えかけるように祈る。すると通じたのか、分からないが、鬼斬会長がゆるりと私の頭を撫でて、「怪我しないようにね」そう言い残して私たちとすれ違う。
ふっ、やっと息ができるみたいに安心する。
思わず結城の手を強く掴んじゃったと反省するが、結城を見ると何も分かってないようにコテンと私を見つめるだけなので、こいつまだ寝ぼけてるんだと安心する。
「えっなんで生徒会長と??」
「もともとの知り合い?ってか可愛かったなあ」
「おーーい、ヨルさーーん」
そんな美羽から来る矢継ぎ早な質問を、「遅れちゃうから急ごう」と答えずにそのまま足を進める。
はあ、、よかった。とりあえず今日はなんとかなりそうだ。
体育って体育って…!
私は、かけっことか、ボール遊びとかそう言うのを想像してたんだ。だから心なしかちょっとワクワクもしてたんだけど。
初回だからか、暫くは"体力測定"
まぁあまあ、それはわかる。
しかし…これって地味すぎない??
私達はマットの上に両手をついて、つま先を地面に、いわゆる腕立て伏せというのをやらされている。小春など女の子は5回から10回程度で終わっている人もいて…いつ辞めてもいいらしい。
でもね、でもね、、
もう30回超えてるのにふたなりみんな生き残ってるの何!????みんな強すぎない?小1よね??
私は幼少期から部屋から出れず身体を鍛えてたと言う謎のアイデンティティがある、しかしみんなは何?なんで?と思わずにはいられない。正直辛いが、、半分以上には勝ちたい。そんな気持ちでなんとしても頑張った50回超えたあたりでポロポロと脱落者が出てきて、70近くなってあと10人ぐらいになった。美羽はまだ勝ち上がってるらしい。早々に脱落した萌が私と美羽のことを応援してるのでわかる。プルプルと震える腕が限界を伝えてきて、、パタンと落ちる。まあ、流石にいいだろう、頑張っただろうと思う。
はあはあと荒い息を吐いてると、何故か結城が私の顔の前に手のひらを出してきた。なにそれ?え??と思いつつ、前々から不思議ちゃんだったことがわかっていたのでそのままにしておく。
萌がそこそこ頑張った私を褒めてくれてる。そのまま私たちは3人で美羽のことを応援した。彼女はすごいや、運動できる子ってモテそう。美羽ってやっぱモテそうなんだよなあ、いやモテてるのかな?
腕立て伏せの後はかけっこだった。
測定はそこそこな結果、ふたなりっぽい結果で満足する私。
しかしね、さっきから気になってることが一つだけある。
今日生理の愛美さん、勿論体育も参加できずに誰かにムラムラを解消してもらってるらしいんだけど、マットの上で…その…解消の行為を行われてると、、それにしか見えなくてエロい。なんかエロい。
ってかマットの上でやる必要ある??
キーーーンコーーーンカーーンコーーン
うへえ、今日も終わったー!
今日は体育もあったから疲れたのと、ちょっと汗かいたのにそのまま体操着を中に来ているので臭くないか心配だった。だらけたように結城が頭を肩に乗せてきたら、美羽が抱きついてきたりといつも通りだったけど、いつも通りということは大丈夫なのだろう。
抱きつく回数が多かったのは気のせいか?日に日に甘えてきてる気がしてる。頼られてるみたいで実は嬉しかったりする。
まあ、そんなこんなで特別授業が始まっちゃうんだけども、、実はこれ帰ってもいいかなとか思ってる。生徒会長優しいし、わんちゃん見逃してくれないかな〜とか…。
ガラッ
扉が開く。私は入ってきた子を見て驚く。
小春が入ってきたのだ。
な、なんで!?
あっ、そういえば同じクラスメイトだった。
冷静になって思う。
「わ、忘れ物でもした?」
逆に良かったとも思う。生徒会長や先生にあれやこれやされてたらバレちゃうかもしれない。
その前に入ってきたのは幸運だった…
ガラリとその後ろから鬼斬生徒会長が入ってくる。
ドクドク…
焦りが急に出て、前髪が張り付いたように汗が出てる気がする。今の私には2択しかない。なんとか小春を外に出すか、鬼斬会長に外に出てもらうか。
しかし、その私の焦りはもっと加速する。
小春の前で鬼斬会長が
「ヨルちゃん!今日も特別授業頑張ろうねっ!」
小春がいるのに…!!
やばいと思う。小春を見ると私を見つめてるようだった。小春はなぜ出てかないのか、ドクンドクンと焦るように指を動かすがどうしていいのか分からず手の裾を握りしめる。
すると小春がトコトコと私に近寄ってきた。
私は一歩後ろに下がるが、ちょうど机があったらしい。腰が机に当たる。目の前まで来て同じ目線で小春が私の前に来る。
気まずい…。
彼女は何が目的か、私の目をその大きな瞳で見つめる。
な、なんだよ
そう声を出そうとした時。
「わかんなかったー!ヨルちゃんって"女の子"だったんだね!
ふたなりかと思ってた!!カッコいいもんねー!」
私は驚いて目を大きく開ける。ニコニコと可愛いらしく笑う小春。いつのまにか後ろにまわり込んだ生徒会長は、その華奢な身体に似合わない力で軽々しく私を机の上に乗せる。足の間にちょうど小春が入るように。
「ヨルちゃーん!なんで今日会った時、私のこと無視したのー?寂しかったんだけど。」
そういって小春の事を何も言わずに後ろから抱きしめる。えっ、えっ、とまだ理解できていない私。小春はその大きな瞳でまだニコニコと笑っている。時折、「ふたなりじゃないなんて」など私をみてまだ信じられないような声を出す。
「鬼斬かい「灯里」なんでもいいって…「灯里」灯里さん…なんで小春ちゃん知ってるの?」
「いや、ヨルちゃんフタナリ怖いって言ってたから先生に伝えたらこはるさんに協力してもらうんだ〜って言ってたわ。だから私はちゃんと約束守ったんだよー!」
少し睨みつけるように焦る私を分かってか、そんな言葉をかけながら後ろからぎゅっと抱きしめる。いい匂いがする。やっぱり6年生は大きくて私を包むように大きく抱きしめてくる。
「でね、今日は小春ちゃんに手伝ってもらうんだけど」
そういって灯里会長はガバッと私の足を広げた。その足の前には小春ちゃん。
「えっ…?」
文章がめちゃめちゃ