※この作品はR-18です。

ガールズ・ドランク   作:藤木・メイトリスク・五郎

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第五話 吟遊詩人:マーシャルッタ(後)

 

 

「おお、すげぇ集客効果だな」

 

 銀の盃亭にはこれまでにないほどの客が詰めかけている。

 見かけない顔ぶれ達でいつもの酒場がだいぶ新鮮だ。

 

 あの双子達から聞き付けてきたのかシスターや神父達までいる。

 いいのかねぇ聖職者がこんなところにいて。

 

「あらぁ、マンハットじゃない、こんばんわぁ」

 

「おお、リセミアか珍しいな、こういうのに興味あるとは思わなかったよ」

 

 声をかけてきたのはリセミア魔法薬店、店主のリセミア。

 ギルドの横に店を構える、ポーション等の魔法薬を主に取り扱っているお店だ。

 西街の冒険者であれば誰もが一度は利用する老舗だな。

 

「わたしだって偶には若い子に混じって楽しみたい時もあるのよぉ」

 

 若い子などと言って自分を年寄り扱いしているが、コイツは俺とほぼ同い年だったはずだ。

 見た目も若々しく妖艶な雰囲気で色気たっぷり、長い紫の髪も艶やかで男を誘うように揺れている。

 店に来る男なんて彼女に会うのが目的の野郎が老若問わずいるのに、リセミアは気がつく様子がまったくない。

 コイツのせいでどれだけの少年の性癖が歪んだことか。

 

 まぁ年齢だけで言えば、この世界では適齢期は大幅に過ぎていることは事実。

 前世の常識に引っ張られつつある俺からしたらまだまだイケるんだがな。

 

「セラスちゃんの勇姿が詩になったのよねぇ、マンハットもそれを聴きに来たんでしょう?」

 

「まぁな、つっても一回ギルドで聴いてるんだけどな」

 

「そうなの、でもよかったわね弟子が立派に育ってくれて、わたしも後継者探そうかしらぁ」

 

 まだ若いだろうに、何を言っているんだか。

 そう言えばコイツには子供いないのか? 

 大体の所は自分の子供に継がせるのが一般的だが。

 昔ダンナと別れたと聞いたことあるが、今でも独り身なのかね。

 

 

 リセミアと別れて、店内をぶらつく。

 知った顔の奴らと駄弁りながら時を過ごし、しばらくして登場したマーシャルッタによる演奏が始まった。

 演目はギルドで聴いたのと同じで、こちらでも大盛況で終わった。

 

 セラスの詩は再び聴いても、とてもよいものだった。

 なんならいつも聴いてるあの英雄譚ですら、今聴くと心のどこかにあった疎外感を感じていたものがなくなっていた。

 彼女の詩のお陰で色目で見ていたものが無くなったからだろうか。

 

 演奏が終わった後にいつものように一人カウンターで飲んでいるとマーシャルッタがこちらにやって来る。

 

「やぁ」

 

「おう」

 

 軽く挨拶を交わすと、そのまま彼女はとなりの席に座り注文を始めた。

 その落ち着いた様子から、もしやと察する。

 

「……もう調べがついたのか?」

 

「うん、…まぁね」

 

 流石早いな、情報収集はお手のものか。

 

「だから言ったろ、大したことじゃないって」

 

「いや、まさか貴族が関わってくるとは思わなくってね、深堀してると目を付けられそうだし、詩には出来ないね」

 

 当然だろ、他の国ならいざ知らず、少なくともこの街ではそのことを知っている奴らは多い。

 オチがあれじゃあな、誰も楽しんで聴いたりしない。

 

「あれはあれで面白い話ではあったけど、うーん残念だ」

 

「本当にやめとけよ、ろくなことにならんぞ」

 

 貴族と関わるなんてどうしようもない、身をもって俺は思い知った。

 どれだけ強くても、いや圧倒的な強さを誇れば話は別だろうが、たかがAランク程度の冒険者がどうしたって上位者に意見しようなどと無駄なとこであったのだ。

 

「じゃあマンハットがもうランクを上げようとしないのはそれが理由かい?」

 

「まぁそうだな、なんつーかランクにこだわってたのがバカらしくなってな」

 

 昔は我武者羅に努力して、強くなろうとしていた。

 この世界では魔法やスキルがあり、魔力での身体強化で常人をはるかに越える性能を得られる。

 まだ暴力が、個人の強さが尊ばれる時代で、俺は強さを得て地位を築けば何者かになれる気がしていた。

 

 でもそんなことはない、個人の強さには限界があり、情勢を変えるほどの権威は持てない。

 所詮は冒険者は冒険者でしかなかった。

 

「その言い方だとマンハットは貴族達に意見したんだね」

 

「……まぁ、そうだな、とうてい納得できる内容じゃなかったんだ」

 

「でも、聞き入れることはなかった、Aランクが意見しても無駄だったと、……まぁ確かに今回のことはマンハットがSランクでも同じだったかもね」

 

「だろ、結局大事なところで役に立たないんだ、ならもうデメリットの方がでかい」

 

「ふーん、でも本当の所はどうなんだい?」

 

「ん?」

 

「真実を知りたくはないのかい?」

 

 マーシャルッタはニヤリと微笑む、男を魅了する表情に『真実』と言う抗いづらいパワーワード、ドキリと心が震えた。

 

 一呼吸おいて、頭を冷やした。

 無意識に握りこぶしを作っていた手をゆっくりとほぐして。

 

「やめろやめろ煽ったって無駄だ、厄介ごとにしかならねぇだろうがよ、それにもしその真実とやらが分かってどうすんだよ、貴族相手に戦うのか?それとも詩にでもして広めるか?」

 

「んー翌日、川に水死体が上がってそうだね」

 

「だろ、わかりきったことじゃねぇか、それに今さらもう手遅れなんだよ」

 

 例え今頃無実が証明されたとしても、もう無意味になってしまった。

 助けたかった人はもういないのだから。

 

「そうなんだよね、だから残念かなぁ、いいネタになりそうだったのに」

 

「詩というより記事の類だろコレ、吟遊詩人らしく華々しい活躍を追えよ」

 

「いやいや最近はこういうさ悲劇の物語も受けがいいんだよ、大衆は飽き性だからね、似たような英雄譚ばかりじゃ廃りも来るのさ」

 

「ならなおさら他を当たるべきだな、後味悪いのは物語にならんだろ……、んなことより俺は英雄譚が聞きたいね、王都でのセラスの活躍を聞かせてくれよ」

 

「んー、まぁ今はそれでいいか、えーとセラスの話だったね、ボクはセラスとは偶然知り合った仲でそこまで深い関係ではないんだけど…」

 

 話はセラスについての話題に路線は移り、マーシャルッタが王都での活躍を話すより、気がつけば俺がこの街にいた時の様子を話す方が多くなってしまった。

 聞き出すつもりが逆に聞き出されてしまった。

 話題の持って行き方の上手さなのか、自然と話していた、もしかしたらこのことを聞くために今まで俺と会話していたのだろうか。

 

 それでもあの子の王都での活躍のことは十分に知ることができた、ここだと華やかな話題しか届かないがやはり苦労していたみたいだ。

 それを乗り越え今では冒険者のトップのランクにいる、感慨深い気持ちだ。

 

 

「マスターいつものを!」

 

 セラスのことを教えてくたお礼ということで酒を一杯奢ることにした。

 

 という理由だが、当然下心一心での提供だ。

 

 真面目な話を長々としていたが、実はずっと狙っていた。

 吟遊詩人の女の子は珍しいからな、見た目も性格も周りにいないタイプだ。

 

 ひん剥いて犯したい。

 そんなことを考えながら口を動かしていた。

 

 そっとテーブルに置かれるグラス。

 珍しい色合いにマーシャルッタは早速手に取りしげしげとその輝きを見つめる。

 

 吟遊詩人だし珍しいもの好きだろ。

 きっと気に入るはずだ、この先も含めてな。

 

 ゲスいことを考えながらそれをおくびにも出さず、今か今かと待ち構える。

 しかしマーシャルッタは手首を回してグラスを揺らし光に反射させているのを眺めたり、時折匂いを嗅いだり中々手を出さない。

 先にこちらが口をつけていても変わらない、ずっと眺めているだけ。

 

 ……あれ?

 

「……どうした、飲まないのか?」

 

 もうこっちは飲み干しちまうぞ。

 

 するとマーシャルッタはゆっくりとグラスをテーブルに置いた。

 

 ……置いた?

 

「ふーん、マンハットはこれをボクに飲んでほしいんだ?」

 

「ぅ…ぇ……ぁいや」

 

 ニヤリとした眼光がこちらを見つめる。

 動揺で手が震える、気がつかれないように手を覆い抑え何でもないように振る舞う。

 

 何だその言い回しは、どういう意味だ?

 まさかバレた、のか?

 

 最近はずっと成功続きだったから油断していたのは事実だ、今回もいけると踏んでやっちまったが不自然だったか?

 

「いや、良ければと思ってだな、珍しい酒だろ興味あるんじゃないかと…」

 

 そうただの珍しい酒だ、特に混ぜ物をしている訳でもない、何も問題ない。

 

「このお酒結構度数高いよね、ボクを酔わせてどうするつもりだったのかなぁ?」

 

 嘘だろ、分かるのかそれ。

 

「…ち、ちがう、…その一回落ち着こう、話し合おうぜ、な」

 

「ボクはいたって冷静だよ、ねぇねぇこんなの女の子に飲ませてどうするつもりなのかなぁ?」

 

 まずいこれは本当にヤバイ、追い詰められている。

 どうしてバレたんだ、知っている酒だったのか、この状況どうすれば……。

 だめだここからもうどうしたって取り返すことが出来ない…。

 

 詰んだ。

 

「すまんホンの出来心で、冗談のつもりだったんだ、俺はその酒大丈夫だし……え?」

 

 今の俺に出来ることは卑屈になって謝るしかなく。

 自分でも情けないような言い訳に言い訳を重ねて弁明するのをよそに、何故かマーシャルッタはそのグラスに口をつけ中身を飲んでいる。

 信じられないような光景で阿保みたいに口を開けてポカンとしてしまった。

 

 何で、バレたんじゃないのか?

 

「んー、これ美味しいね、すごく飲みやすいよ」

 

「あ、あぁそうだろ、結構人気あってさ、特別な人にしか出さないっていうかその……」

 

 マーシャルッタが飲み干したグラスを見て、さらに動揺が深まる。

 

 意味がわからん何がしたいんだこの女は。

 

「あーあ、飲んじゃったなぁ、ボク酔っちゃったかも、どこかに休憩できるとこでもあればなぁ……」

 

 ちらりと横目で誘うようにマーシャルッタは見つめる。

 

「…………」

 

 

 

 その後流れるように二階の部屋に連れ込み、ベッドに押し倒す、「きゃあ」という可愛い声に不意打ちぎみに刺激され、我慢していた性欲が決壊した。

 

「わっ、けっこう強引なん…んっ…」

 

 マーシャルッタの口を塞ぐ。

 フレンチなキスじゃなく初っぱなから飛ばした大人の口づけ。

 舌を絡め、唾液を混ぜ合い濃厚な接触に脳みそが溶け出しそうな快感を覚える。

 煩いくらいに心臓が高鳴り、ドクドクと血液が循環し股間に集まる。

 

「んっ…ちゅ……んっ…ぷぁ…ん」

 

 たっぷりとキスを楽しんで、引き離す頃にはお互いの唾液がべっとりと口元に溢れ、糸のように細い橋が繋いでいた。

 

 マーシャルッタの顔は赤らんでとろんとした表情に変わり、非常に扇情的で先程までの余裕たっぷりの女性と打って変わって肉欲が剥き出しになっている。

 これは今したキスの効果かそれとも酒が効いてきたか、どちらにせよもう俺は彼女を求めて止まない、どうしようもなく引かれてしまっていた。

 

「…っ…はぁ、マンハットはいつもこうして女の子を連れ込んでは、性欲の捌け口にしているのかい?」

 

「うっせぇぞ、今回はそっちが誘ったんだからな」

 

「先に誘ったのはそっちでしょ、あんなお酒なんて出してさ、ボクいまもう結構酔ってきちゃってるよ」

 

 確かにそうだな、どう考えても元は俺が始めてるか。

 でも分かっていながら乗っかって来ているのはそちらだ、そもそもどうして酒を飲んだのだろう、そのことを聞いてみると。

 

「んふふっ、そうだねぇ、どうしてだろ?」

 

「からかってるのか? はぐらかすなよ」

 

「そういう訳じゃないよ、んー…強いて言えばさっきのやり取りが面白かったからかなぁ」

 

「…………」

 

「可笑しいくらい動揺してたよね、あのまま問い詰めても面白かっただろうし、でもお酒を飲んだ時のあのぽかんとした反応がボク的には良かったかなぁ」

 

「…………」

 

「それにしてもセラスから聞いてた人物像とは似ても似つかないね、まさかこんな風に女の子を弄んじゃう人とはねー」

 

「…………」

 

「んふっ、どうしたんだい黙っちゃてさ、ヤらないの? ボクは暑くて暑くて我慢できないよ」

 

 マーシャルッタは服を脱ぎ始めた。

 あらわになる裸体、傷一つない白い肌で扇情的な細身の体型に目を奪われる。

 服で隠れて分からなかったが、意外にも大きい胸をしていて、きゅっと締まったクビレからキレイな曲線を描いたお尻が見える、パンツさえも脱ぎ捨てて女性の秘部が丸見えになった。

 太ももと太ももの空白地帯からみえる桜色のすじ、じっとりと汗ばんで、きらきらと濡れている。

 

 ゴクリと喉を鳴らして、その身体に釘付けとなる。

 中性的だなんてとんでもない、エロスの塊のような女だ。

 はち切れんばかりにチンポが肥大化して、痛みさえ感じる興奮を覚える。

 

 その様子を見て「くすり」とマーシャルッタは嗤う。

 

 自分の中で押さえ込んでいた何かが崩れ去り獣のように襲いかかった。

 

「くそぉ!しらねぇぞどうなっても!!」

 

「きゃぁあ! …んふふ、いいよきて」

 

 のし掛かるように押し倒し、股を開かせ腰をもっていく。

 チンポを狙い定め秘穴にあて、そのまま一気に挿入した。

 

「んっ♡…あっ…すごぃ♡」

 

「っう……どうだ全部挿入ったぞ!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 マーシャルッタの腟内はじっとりとしていて熱い体温を感じる、締まりが良く肉ヒダが絡み付いてチンポをしごくように脈動する。

 正直めちゃくちゃ気持ちいい、悔しいのでおくびにも出したくないがもう既にもっていかれそうだ。

 しかし軽いノリで行為にいたったためもっとブカブカかと思ったがかなり締まりがいい、意外にも遊んでいないな。

 

「あっ♡…いいよマンハット、奥まできてる♡」

 

「気持ちいいかマーシャルッタ、これからもっと気持ち良くしてやるからな」

 

「ふふマーシャでいいよ、ほら動いてよ気持ち良くしてくれるんでしょ?」

 

「言ってろマーシャ、ぜってぇひぃひぃ鳴かせてやる」

 

 その余裕ぶった顔を今に絶頂で歪ませてやるぜ。

 

 内心で固く決意し、腰を浮かしてチンポを引き、また押し込む。

 十分に愛液で溢れていて潤滑に動く、じゅぼじゅぼと卑猥な音を鳴らしチンポはマーシャの如何わしい穴を責め立てる。

 

「あっ♡あっ♡…んっ♡…いいよ、もっと強くきてっ♡」

 

「言われなくても、ガンガン奥まで突いてやる」

 

 より深く抉るように激しさを増してマーシャのおまんこの奥をノックする。

 奥に当てるたびマーシャの口から抑えきれない嬌声が漏れ出す。

 

「あっ♡んっ♡んんっ♡…すごぃ、久々だから、あん♡…かんじる」

 

「マーシャの中めっちゃ熱くて絡み付いてくるっ、どんだけの男を搾り取って来たんだ?」

 

「言っとくけど…んっ♡…誰にでも、こんな風に身体許す訳じゃないよぉ」

 

「っ…悪い、…そう言うつもりじゃなかった」

 

「いいよ、ほらっ…もっときて!」

 

 もっと大きく何度も突く。

 肉ヒダ一枚一枚が絡み付いて、突く度に刺激が増していく。

 気持ちよすぎる、夢中になってしまう。

 

「あっ♡あっ♡…もっと、深くぅ突いて♡」

 

「奥が好きなのか? ここら辺か?」

 

 ぐりっと子宮口を押し上げるようにチンポを持っていくと、のけ反るようにして体が反応する。

 これまで以上の感じかたをみて、なるほどここかと、重点的にそこを攻め立てる。

 

「あっ♡んんっ♡……っ♡…イっちゃうかも…」

 

「いいぞ、イけよほらっ!」

 

「…っ♡……あっ♡ホントに、イっくっ……っ♡あっ♡」

 

 声にならないような短い喘ぎとともに、マーシャの体がびくびくと痙攣しながら硬直する。

 腟内がきゅうっと締まり、チンポを強く圧迫する。

 チンポを通してマーシャの快楽が伝わってくるようだった。

 

 少しの間待つと、徐々に硬直していたマーシャの体から力が抜ける。

 だらりと全身がベッドに落ちて、荒く呼吸をついた。

 

「はぁ...はぁ……んへ、えへへっ……イっちゃった♡」

 

「……っ……!」

 

 トロンとした瞳で可愛いらしく微笑んでいる。

 あまりにもエロくて、その魅力に光に群がる蛾のように吸い寄せられる。

 

「あっ♡…まって、今イったばっかだから!」

 

 もうマーシャの言葉が耳に入らない。

 ただただ彼女を求めるがあまり夢中で腰を振るう。

 

「あっ♡あっ♡…まって♡またイっちゃう♡」

 

「っ…俺もイきそうだ」

 

「いいよ、このままきて♡」

 

「あぁあ!イクっでるっ!!」

 

 マーシャの腟内がまた収縮してチンポを締め上げる。

 もうこの快楽に抗えず、来る刺激に合わせ奥の奥に突っ込むと同時に、一瞬で果てた。

 

「あぁぁああ♡…またイっちゃうぅぅ♡♡」

 

 マーシャの喘ぎ声を耳元で聴きながら、どばどばと精子を放出する。

 ビクビクと射精する度に跳ね上がるチンポをガッチリと腟内が固定し余さず子宮に子種が流れ込む。

 震える腰をさらに奥に押し出して、一滴余さず出しきった。

 

「はぁ...はぁ...」

 

「ぁ♡…はぁ♡はぁ♡…」

 

 のぼせたようなクラクラした頭で、思考の何もかもがが霞がかっている。

 ただ射精した満足感のみが支配して、時より繋がったままのチンポから快感の余韻が来る。

 

「ぇへへ……いっぱいでたね、…きもちよかった?」

 

「…………」

 

 愛らしくとろけた表情のマーシャの顔をじっと見つめて、無言でキスをした。

 言葉に出なくて、行動で誤魔化した。

 

 久しぶりに言われた気がする。

 金銭でのやり取りでなく、酔わせてはいるがまぁ合意と言っても良いだろう関係は最近なかった。

 性欲発散のためだけに女を求めていたから、純粋に「きもちよかった?」なんて聞かれたことが久々でどう返して良いか分からず、誤魔化してしまった。

 

 今まで俺はなんて答えていたんだっけか?

 

「わー、すっごい…溢れてくるよ、…ねぇどれだけ出したの?」

 

 チンポを引き抜くと穴の奥から止めどなく精子が溢れてきて、小さな水溜まりができるくらいだった。

 

「あー悪い、…中で出しちまった」

 

「別にいいよ。そっちだって最初からそのつもりだったんでしょ、全く躊躇なかったよね」

 

 確かにちっとも悪いとも思ってないが、なんか怖いくらいに見透かされてるな。

 今までに経験したことないタイプの女だ。今日は主導権を握られっぱなしだ。

 

「それで、どうだったのさ?」

 

「ん?」

 

「気持ちよかったのかって、聞いてるじゃん」

 

 いたずらっ子のような可愛い笑顔で、まっすぐ見つめてくる。

 何故だか恥ずかしくて目を反らした。

 どうして一言答えるだけなのにこんなにも言い淀むのか自分でも分からない、これまで散々女を犯して言って来たのに。

 

「……ぁ、ああ、…気持ちよかったよ」

 

 照れくさい。

 

 身体だけの関係で恋愛してる訳でもないのに、どうしてこうも相手の顔を直視出来なくなるのか。

 20代の頃のガキに戻ったみたいだ。

 

「よかった、じゃあもっと出来るよね?」

 

「ん?……あ、ああ」

 

 まだ一回しか出してないもんね、と言いつつマーシャが俺のチンポに顔を寄せ、パクっと咥えた。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「ぅお!…マーシャちょっと…」

 

「…まはまはへいうへほ」

 

「なに言ってるかわからん……ぅ…」

 

 精液と愛液でまみれたチンポを戸惑うことなく口に含み、じゅぼじゅぼ卑猥な音を鳴らしてフェラチオを始める。

 ぬめぬめと色々な粘液が混ざりあって通常のフェラチオでは得られない快感がある。

 少しへたっていたチンポはまたガチガチに勃起した。

 

「っ…ぁ…それやば、気持ちよすぎる」

 

「んーっ…もほっほんほひもほっへ…」

 

 相変わらずなに言ってるか分からない。

 口の中で舌がカリ首を強く刺激し、さらにズゾゾと吸いついて、先ほどイッたばかりで敏感なチンポはビクンビクンと跳ね上がる。

 こいつ慣れてやがる、男の気持ちいいところを全部抑えていて、手玉にとられている。

 このまま続けられるとイキそうだとなるところで、マーシャの口から解放された。

 

「ぷぁっ……んふふっ、こんなにビクビクして…そんなにきもちよかったの?」

 

「はぁ…はぁ…うっせぇ、あー…イキそうだったのに、なぁ続けてくれよ」

 

「口でイクのはもったいないじゃん、ちゃんとこっちで出してよ」

 

 ガチガチに出来上がったチンポを見下ろし、マーシャはその上に股がる。

 未だに精液を吐き出し続ける秘穴に肉棒の先端を添えて、深く腰を下ろした。

 

「あっ♡…んっ♡…すっごっ…ねぇさっきより固くない?」

 

「あれだけマーシャの口で嬲られたら誰だってこうなっちまうよ!」

 

「んふふ♡…嬉しい、お礼にいっぱい気持ちよくしてあげる♡」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 マーシャは腰を浮かして上下に動く。

 結合部から精液やら愛液やらが溢れだしてこぼれ落ちる。

 たっぷりの潤滑液に満たされた腟内は摩擦が無いように感じるほど簡単にチンポが出入りする。

 

 緩いわけでなく、チンポにかかる締め付けは強い。圧力はかかりつつも潤滑に動くため本当に絞り取られるような感覚が襲い来る。

 やべぇめちゃくちゃ気持ちいい。これは耐えられそうにない。

 

「ほらっ、イッちゃえイッちゃえ♡」

 

「ぐっ…いや、マーシャが先にイケよっ」

 

 負けじとこちらも腰を突き出して抵抗する、より快感が増し一刻の猶予もなく果ててしまいそうだが、煽られっぱなしは癪だ。

 気合いで上ってきた精子を抑え込む、もう少しもう少しでマーシャが先に絶頂を迎えるはず。

 

「あっ♡あっ♡…つぅ♡だめ、イっちゃう♡」

 

「イけよっ!こっちももう我慢の限界だ!」

 

 暴発寸前のところで一気に深くチンポを叩きつける。

 先端が奥の子宮口にぶつかりその衝撃に耐えきれず射精した。

 

「くぁっ!イクっ!出すぞ!」

 

「っぁああ♡♡…だしてぇ♡ボクもいくぅ♡♡」

 

 耐えきれなかったのはマーシャも同じで、二人同時に果てた。

 マーシャの身体がのけ反りビクビク痙攣する、腟内がチンポを締め上げ射精を促し、それに答えるようにどばどばと噴出した精子がかけ上っていった。

 凄まじい快感に全身が震える、引き伸ばされた時間感覚の中でびゅっびゅっと連続する射精の快感だけが意識に残った。

 一度目よりも明らかに長い射精を時間を経て出し尽くす、キンタマが空っぽになったような感覚で全部を放出し終えた。

 

「はぁはぁ…ふー、はぁーっ」

 

「はぁ♡はぁ♡…んっ♡…ふぅぁ……あーもうだめ…」

 

 力が抜けてマーシャが倒れ込む、胸板を枕にするように頭を預けて荒い呼吸のまま眠るように目を閉じた。

 お互い汗やなにやらが塗れて肌が密着するとベタベタとなるが、それが今は心地良い。

 

「はぁ♡…はぁ...んー、んふふ…」

 

「あー、すげぇイッちまった、だいぶ出したわ、……平気かマーシャ?」

 

「うん…気持ちよかったね」

 

「ああ、最後ヤバかったな」

 

「ねー」

 

「……何してんだ?」

 

「んー、音を聴いてるんだよ」

 

 音? 音ってなんだ、心臓の音か?

 

「そうだよ、他人の音が好きなんだよねボク」

 

 それは…正直よくわからんが、俺はこの裸で密着していることはすごい好きだ。

 

 特にヤった後の裸で抱き合う、今この時間が心地良い。

 女の肌ってどうしてこうまで気持ちがいいんだろうな。

 

 性器は繋がったまま、ゆっくりと時間だけが過ぎて行く。

 

「ねぇ、もうちょっとこのままでいていい?」

 

 こっちももう余韻の怠さで動けない。動きたくない。

 

「…好きにしてくれ」

 

 ちょっとと言いながらマーシャは俺の心拍音を子守歌にしてそのまま寝入った。

 結局最初から最後までよくわからない女だったな。

 

 

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