諸々の処理が終わり、改めて三人は酒場に合流することとなった。
騎士としての仕事がある二人に比べ俺は暇だった、彼女らが来るまで一人で先に飲んで時間を潰していた。
「おーい、こっちこっち!」
店の奥、よく演奏等で使われているスペースに席を作り今回の飲み場にした。
ここ銀の盃亭は高級なレストランと違い個室などはない、安い酒場にそんなプライバシーに配慮した席なんて需要がないのだ。
だが今回はロゼの話を聞く上であまり大っぴらに話せる内容でもなそうで、店主の許可をもらって特別に席を用意してもらった。
ここなら他の客に話を聞かれない……とまでは言わないが、周りの騒音の中で話すことは避けられるだろう。
「お待たせいたしました、申し訳ありませんオレだけでも残って手伝うべきでした」
「気にしなくていいぜ」
ガイウスが開口一番に頭を下げる。
本当に騎士にしては誠実だ。傲慢な奴しか会ってこなかったから逆に対応に困る。
「ありがとうございます、マンハット殿には昔から気を使ってもらってばかりで」
「いいのいいの、どうせ普段から使ってない場所だからさ」
カウンターの方からじっとリィロの視線を感じる。
何か批判的な目つきだ、どうやらそこからだと会話は丸聞こえらしい。
無視して会話を続ける。
「座って座って、酒でも飲みながら話そうや」
「ええ、……なんだかこうしているとあの頃を思い出しませんか?」
「確かに、よくこうして仕事終わりに飲みに行ったよな」
「マンハット殿が毎回私にお酒を飲まそうとして父に叱られていましたね」
言われて思い出した。
冗談でロゼにもお酒を配ったら、凄まじい眼光で睨みつけられるんだよな。
あの光の消えた目つきは殺意が籠ってて怖かったわ。
二回目から武器を手に取りだしたから、冗談じゃなくマジだったんだもんな。
「こうして私もお酒が飲める年になりました。父が今でも生きていれば一緒にお酒を飲めたのですがね」
「……しょうがねぇさ、……今のロゼの姿は立派だぜ、団長も自慢に思ってるよ」
「…ありがとうございます」
心の底からそう思う。
俺と違いロゼは折れず真面目に騎士を続けているんだから。
「本題に入りましょう、…と言ってもそこまでの重要な話ではありません、私の下らない身の上話です。マンハット殿も内容の想像がついているのでは?」
「……まぁな、ロゼの今の状況は団長が犯した罪の影響だろ? 騎士団じゃあ周りの目はすごいだろ」
「…ええ、そうです、犯罪者の娘ですからね、いい顔はされません」
要するに騎士団内でハブられているのだ。
犯人の目星がついていても信用されないくらいに、家宅捜査をすると言っても誰もついてこないくらいに。
俺自身でさえ当初は周りから白い目で見られた。
冒険者という職業柄今ではそこまででもないが、それでも当時は色々言われた。
俺でさえそうだったんだ、ロゼの立場は相当だっただろう。
しかもそれが今でも続いている。
「あの時はマンハット殿にも大変なご迷惑をおかけしました」
ロゼの父、グレンは騎士団長だった。
俺は冒険者でありながら、団長の依頼の元様々な任務に同行した。
目をかけられていたのは間違いなく、誰が見ても贔屓され当時は冒険者ではなく騎士の仕事がほとんどだった。
いつしかグレン団長の右腕とも言われ始め、騎士にならないかと誘われていたし、冗談か分からないが爵位をもらって末席に加わることさえ噂された。
当時婚約していた彼女は露骨に嬉しそうだった。貴族の末席である騎士家に連なるとなれば大変な名誉だ。フレイガード家はそれなりの名家でありそこの騎士家であれば権威だって相応についてくる。
俺は冒険者としてSランクを目指すか、婚約者の期待に応え騎士になるか揺れ動いていた。
しかしその想定は全て打ち砕かれることになる。
グレン団長が投獄しその影響でフレイガード家まで没落したからだ。
当然口約束である騎士の話は白紙。それどころかグレン団長の投獄について抗議したところ共犯の恐れありと逆に此方まで捕まえられそうになった。
ギルドは貴族の動きを見て、判決に対するギルド違反行為として俺のランクをC級まで落とす罰を下した。
これにより貴族は追及してこなくなった。
ギルドの罰則で満足したかもしくは、たかが冒険者一人に対して興味を失ったか、恐らく後者だろうと俺は考えている。
ギルドのやり方は一人の冒険者を貴族から守る上で最上の働きをしたと言える。
しかしその行為が俺の心を折った。Aランクがあっても貴族には何の影響力もなかった、視界にさえ入っていたのか怪しい。
これまでは強いこと…戦闘力があれば金も権威も思いのままと驕っていた俺は……。
自分の力だと思っていたモノが実はそこまでの大層なモノではないと気がついてしまった。そして失意の中獄中で自殺したグレン団長が決定打となりポッキリと心が折れ、これまで必死に行ってきたギルドの高難易度の依頼や金稼ぎのいい依頼が、熱が冷めたように興味を失い、雑用やちょっとした討伐依頼をこなす日々になった。
「冒険者のランクが落ちたばかりか、婚約者とも別れることとなったでしょう、全て私たちの落ち度です」
「いやぁ……キッカケはそうかも知れないが決してロゼ達のせいではないよ、俺がしたいようにしただけだ」
ランクが落ちたのは別にいい、命の方が大事だし。
その後Cランクに留まっているのも俺がした選択だ。
婚約者と別れたのも仕方ない、元々権威や金にしか興味がなかった女だ。
元恋人のルーナタシャは丁度Aランクになったばかりの頃に出会った女だった。
その時は運命的な出会いと思っていたが今にして思えば作為があった節がある。
騎士団長と懇意にしていて若くて実力があり女に弱そうな冒険者、カモだったと思う。
例え仕組まれていたとしても交際中は幸せだった。
美人で人当たりがよく、金遣いは少しだけ荒かったがそれ以外で気になるところはなかった。夜の営みも上手く行っていて結婚すれば早々と子供も授かっていたはずだ。
騎士になることを何度も促していて、フレイガード家の末席になることも大賛成だった。
だから全てが白紙になり、冒険者としてやる気もなくなった俺を捨て消えた。
今はどこで何をしているのか、簡単に切り捨てられたからな、恨み言も文句もなく淡々と「全てなかったことにしましょう」でおしまいだった。
まぁかなり頭はまわるし世渡り上手だ、今もどこかで上手いことやっているだろう。
「俺のことはいいよ、今はなんだかんだ上手くやってる。グレン団長には世話になったからなチャラってことで」
「かたじけない、そう言っていただけると有り難いです」
「そんなことよりロゼの方が問題あるだろ、いい顔されないって…一人で捜査させられているのヤバイだろ?」
「いえいえ、この事件の捜査事態はオレも参加してましたし複数人で行っていました、ただ……」
「ただ私が証拠をあげてもなかなか信じてもらえず、家宅捜査申請が通っても意図的に単独にさせられたくらいです」
「……うん、酷いね」
陰湿な虐めだな、まぁ犯罪者の娘で元貴族と考えると軽い方なのかもしれんが。
「だからって一人で行動するのは危険だろ、今回は犯人が単独で戦闘能力がなかったからどうとでもなったが、返り討ちにあってたり逃げられたりでもしたら、それこそ目も当てられんことになっていたんじゃないか?」
どのような理由があろうとも一人で犯人捕まえに行こうなんて正気の沙汰じゃない。
現代日本に置き換えると犯人宅に警官一人で乗り込むようなものだ、正義感が強いのも考えようだな。
「その通りですマンハット殿! ロゼ、君はあまりにも短慮に過ぎる、あと数日待ってくれればオレが皆を説得できたんだ、君一人が突っ走る必要はなかった!」
俺の言葉にガイウスが同調する。
騎士として危機感も状況判断もガイウスがまともに見える。
しかしロゼはそうではないようで。
「ガイウスそれでは遅すぎるんだよ、その数日で新な被害が出るかもしれないだろ? いつまでも下着にだけ固執するとは限らない、よりエスカレートした行動に出る前に止めなければいけなかった!」
「だとしても一人で行動するのはリスクが大きすぎる、何かあったらどうするんだ? オレは……心配なんだよ」
「……なぁガイウス、私のことはいい、私は自分の信じた道を自分の力で進んでいく、もう君が合わせる必要はない」
「……どういう意味だ?」
「私は父の汚名を晴らすため、騎士団内に居場所がなくても私の騎士としての責務を全うする、誰に何を言われようとも私の正義を貫く。フレイガード家の家訓でもあるしな、……それで、わかるだろ? ……私に付き合っているとどう思われるか、私と一緒にいるだけでガイウス、君まで巻き込んでしまう」
「……わからないなロゼ、なにが言いたい」
「私はいいんだ、私はこの生き方を変えられない、これで満足なんだ。死ぬまでの間少しずつ積み上げていって父の汚名を少しでも……だからガイウス、私に付き合っていたら君まで落ちぶれるだけだ」
「…………」
「君は私と違ってまだなんとかなるだろ、いい加減私のことは捨て置いて自分の事をすべきだ」
気まずい空気が流れる。
先ほどまでロゼの現状に対する話だったのに、妙な舵に進んでしまった。
しかも自分一人話の輪に入れていない、勝手に進んでいく展開に黙って見ているしかなかった。
「……ロゼ、オレは……貴族として生まれたが、フレイガード家ほどの大家ではなく、しかも三男で兄たちほどの教育をされてこなかった」
「……? あ、ああ」
「領地を継ぐ立場にないからそれは仕方ないんだ、だからオレは兄たちに誇れるような立派な騎士になりたかった、そのために努力して体を鍛えスキルを磨いて念願の騎士になれた。……だが騎士と言うのはオレが理想とする英雄像とは違っていたみたいでな、正義とは何か己に日々問いかける毎日だった」
ガイウスは苦しそうに一言一言絞り出して言葉をつなぎ始める。
今度はこっちが語り始めた。
席を外すタイミングを見失った俺は、黙って聞いていた。
「ある時上司の不正を目撃したオレはどうしても我慢できなくて、…告発したんだ」
ガイウスは騎士として入団したのに、自分の想像する正義はなく。
それどころか上司が悪行に手を染めている現状を、見ないふりして騎士を続けるのはガイウスにはどうしても出来なかったらしい。
「でもな、上司の方が何枚も上手だった。気がついたらいつの間にか不正の罪はオレに擦り付けられていて、オレは何とか騎士をクビにならずにするだけで精一杯だった。実家にも迷惑をかけたし、兄達に合わせる顔がない」
「…………」
「第五騎士団に移ってからずっとろくに仕事に身が入らない日々だった。周りの視線が犯罪者を見る目つきで耐えられなくて騎士を辞めようと思っていたところ、君に出会ったんだ」
ガイウスは自分と同じような境遇を受けている人を知る、その人は自分と違い全く腐らず職務をこなしていた。
なぜそのようなことが出来るのか、その存在が焼き付くような眩しさに、いつも目で追ってしまう、気がつけば彼女のことばかり考えるようになった。
「君がいたからオレも頑張れた、君の姿を見てオレも努力出来るようになれたんだ、
だから、そんなこと言うなよ」
最後にそう言う言葉に全てが込められていた。
ロゼに対する想いをこれでもかとぶちまけている。
少したじろぎながらもロゼは返事を返す。
「私は、……違う、そんな純粋なものじゃない、ただ意固地になっているだけなんだ、父がああなってしまったからせめて私だけでもって……そんな幼稚じみたワガママを通そうとして、……本当は分かっているんだこんなことを繰り返していたってどうにもならないことくらい……だけど私にはもうこれしかすがるものがないから、だから…」
「ロゼ…」
「私を置いて行けガイウス、私はもう終わっている、一緒にいちゃダメなんだ」
「それでもロゼ、俺は君を愛している。だから絶対に置いては行かない、ずっと一緒にいよう」
「……バカだな君は」
「ロゼの性格が移ったんだ、……それで返事は?」
「…言葉にしないとわからないか?」
二人とも顔が真っ赤になって見つめ合っていて、もう完全に二人だけの世界が出来上がっている。
今にもキスしそうな距離感だ。
「…ゔゔんっ!!」
静かに見守っていたカウンター越しのリィロから咳払いが飛んで来る。
慌てて二人は身体を離し姿勢を正した。
「ここはそういうお店ではありませんよお二人さん」
「「す、すみません」」
リィロの厳しい言葉使いとは裏腹に表情はどこか微笑ましいものをみる目をしていた。
「寝室なら二階がご利用出来ますので、…今日はお世話になりましたからな、お安くしますよ?」
「あっ、え、ええと…」
「そ、それは……ろ、ロゼさえ、その……えと」
初々しく恥ずかしがって口ごもる二人、見ているこっちが痒くなってくる。
見ていられなくなって口を挟んだ。
「まぁまぁ、マスターも意地悪してやんなって、オッサン達は静かに見守ってやればいいのよ」
ガイウスの事情はロゼとよく似た境遇なのだろう。
先ほどの語られた内容だけでは想像するだけしか出来ないが、随分と苦労してきたに違いない。
ロゼの事情を知っていて偏見なく尚且つ共感できるものなどそういない。お似合いの二人だと思う。
「良かったなロゼ、グレン団長もあの世で祝福しているだろう、…よぉし! 今日は二人の門出を祝って、ここは俺が酒を奢ってやる!」
ロゼにガイウス、この二人ならどんな困難にも立ち向かって行けるだろう!!
「マスター!いつものを!!」
「……………………は?」
鳩が豆鉄砲を食らったと言う顔をまさしく表した表情でリィロはこちらを見た。
何をそんなに驚くことがあると言うのか。
「どうした? いつものあの酒だよ」
「あ、あぁ……」
リィロは正気かコイツと言いたくなるのを、グっとこらえ注文された酒を用意する。
今までなんだかんだ協力して来たが、ここまで嫌々ながら酒を持っていくのは初めてだった。
「おお、ありがとうございますマンハット殿! 初めて見る酒ですなこれは一体なんと言う銘柄なんでしょう?」
「これは隣国から仕入れた酒でな!名前は忘れた! さっぱりと飲み心地よくて深い味なんだ、見た目も綺麗だろ? 二人の門出にピッタリだと思ってな!」
「何と!気を使ってくれてありがとうございます! …もしかしてお高い酒では?」
「いやいや、この国ではちょっと珍しいってだけだよ、さぁ飲んで飲んで!」
「ありがたく頂きます、ロゼ乾杯しよう!」
「ああ、私たちのこれからに乾杯だ!」
二人同時に酒を口にする、いい飲みっぷりだ。
気に入ってくれたのか、二人とも笑顔で美味しいと言ってくれた。そして…………。
「お前は酷い男だ」
テーブルに突っ伏しているロゼとガイウス。
二人とも酒には強くないらしい、簡単に落ちた。
それを見て今更ながら非難するような言葉を口にするリィロ。
「グレン団長とやらもあの世で後悔しているだろうな」
「うるせぇよ」
「いいのか? 世話になった人の娘さんなんだろ?」
「恩はもう十分返し終えたろ、それにもう関係ないね」
溜息を一つはいてリィロはカウンターに戻った。
さて、早速二階の部屋まで運びますか。
ガイウスは図体がデカすぎて運ぶのに苦労するからここに放置。
ガイウスを残しロゼのみ二階へと連れていく、終わった後一緒に寝かしておけば大丈夫だろ。
若い男女が酔っぱらって一夜を同じ部屋で過ごしたのであれば、勝手に勘違いしてくれる。
「ロゼ大丈夫か? 二階に行って休もうな」
「ぁぅ…はぃ……あの…ガイウスも…」
「分かってる分かってる、すぐ連れてくるから先ずは俺と行こう」
「…はい……」
テーブルに男を一人残し、ロゼを抱えて後にする。
「…ろぜ……」
ガイウスのうめくような呟きを最後に二人は二階に消えた。
「悪いな団長、恨んでくれて構わないぜ」
罪悪感はある。
団長やロゼには恨みはない、もちろんガイウスにも。
思い返すとあの頃の楽しかった思い出、辛く耐えぬいた厳しい出来事も今となっては良い思い出になった。
身分も違ければ価値観も違う俺を快く受け入れ、なにかと世話を焼いてくれた。
愚直で脳筋、仕事を真面目にこなす性格は騎士に向いてると誘ってくれて、正直嬉しかった。ルーナタシャの後押しもあったがあの時は本気でフレイガード家の騎士になるつもりがあった。
恩がある。
今でもグレン団長のことは尊敬している。
ロゼとガイウスには幸せになってほしい。
でも、それとこれとは関係ない。
昔の俺がこの光景を見たら何と言うんだろうな。
酷い裏切りにしか映らないのかもな。
でも、もう関係ない。
薄暗い性欲が何もかもを覆い隠した。
「……ん?……がいうす?……どこに?」
朦朧とした意識の中にいるロゼ、無意識に出たであろう言葉を無視して邪魔な衣服を強引にひっぺがす。
白く美しい肌があらわになった。
傷ひとつない玉の肌。貴族子女らしい磨かれた彫刻品のごとき裸体にゴクリと喉を鳴らす。
前に会った時はまだまだ発展途上の少女であったが、今ではすっかり大人の女性の身体だ。
今が一番いい時。女として熟し始めた食べ頃真っ只中の身体。
この身体を今から好き放題に味わえる。
昔グレン団長に冗談でロゼを嫁にくれと言ったことがある、その時は本当に冗談だった。貴族の娘を平民が娶るなんて土台無理な話なのは誰でもわかる。だから最初からロゼのことは諦めていた。
それが今ではこうしてベッドの上で抱けるのだ。
ああ、ありがとう、堕ちてくれて。
「ぅ…あっ……や、…ん……」
上気して薄っすらと汗をかいている肌に手を這わせるように撫でる、騎士としてしっかりとした筋肉の硬さに女性としての柔らかさを感じる。
大きく育った乳房は呼吸とともに動く胸に揺られぷるぷるとなびく。
たまらず手でわしづかみしてその柔らかさを堪能した。
「ぅ……あっ……なにをして……やっ、あ」
「こんないい乳隠してたのかよロゼ、へへっやわらけぇ」
ぐにゅんぐにゅんと揉み込むと形を変え指が埋まる。夢中になってしまう柔らかさだ。
ピンク色の綺麗な乳首はぷっくりと立っていて触るとコリコリとして、気がつくと口に含んで味わっていた。
「あっ……だめです、やめてください……」
「あむ……ちゅー…んむんむ…うまっ」
「やだ……ガイウス…がいうす…」
ひたむきに恋人の名前を呼ぶロゼ。
酔ってはいるが意識はそこまで失っているわけではなさそうだ。
まぁ身体の自由が利かないなら同じことではあるが。
続けておっぱいを嬲っていると、ぼやけた瞳ではあるがしっかりとこちらと目が合う。
「まってください…マンハットどの、ひとちがいです」
「ん?」
「わたしは、ろぜです、……こんやくしゃ、ではないですよ」
「うん、知ってるよ」
「ぅ、え?」
何を見当違いなことを。
ロゼからしたら、俺が酔っぱらい間違って襲っていると思っているのか。
既に破局した恋人を出してくる辺り相当混乱しているみたいだ。
「だから知ってるって、人違いじゃない、俺はロゼとセックスがしたくてやってるんだ」
「え?…ぅえ?……な、なぜ、あっ…んっ♡」
これ以上の無駄口をさせないように口を口で塞ぐ。
「ん…んっ……っ……やっ…ちゅ♡…」
嫌がって抵抗するロゼを押さえつけ、隙間無く口を合わせて、さらに舌をねじ込。
ぐちゃぐちゃとお互いの唾液が混ざり端からヨダレが溢れる。
必死に耐えているのがいじらしくて可愛い。
「ぁう♡……はぁ…はぁ…」
「もう我慢できない、挿入れるからな」
今のキスでチンポははち切れんばかりに勃起し限界までそそり立った、早く女の穴にぶち込めと催促するようにビクビク動く。
「マンハットどの……やめてください」
ロゼの両足を掴んでぐいっと開かせる、抵抗感を感じるものの全く力が入っていないためすんなりと秘部が丸見えになった。
締まったくびれにほどよい筋肉質な腹筋、股の間に綺麗な女性の生殖器の入り口がほんのり汗ばんで輝き男を誘うように出迎えた。
桜色に染まったびらびらを指でわけて腟穴を確認する。
挿れて、挿れて、と声をあげているようにぱくぱくと動いている。理性が吹き飛び性欲に従うままチンポを入り口に当てる。
「やめて、ください…それは、がいうすに……おねがいします」
「ここまで来て止めるわけないだろ、ガイウス君には今のうちに謝っとけ」
ロゼの懇願も何もかも無視してチンポを膣内へと侵入させる。
ズブリと先端が食い込み少しずつ飲み込まれていく。
元貴族なだけあって貞操観念はしっかりしている、未来の夫のため処女を残していた。
俺がここで介入しなければ今日この処女膜を破っていたのはガイウスだったかもしれないな。
「きっついな、もっと力抜け、入っていかねぇよ」
「やだ、やだ……だめ、いれないで」
腟内は壁でもあるかのようにチンポの侵入を拒む。
だがそれも半分入った時点でもう抵抗の余地はなくなった。
半分も入ればどれだけヘタうっても抜けはしない、ぐりぐりと沈むように挿入していったのを、残りは一気に奥まで押し込んだ。
「ぅっ……あっ♡…んぁああ♡」
「ぉおお、…挿入った」
みちみちと音を立ててチンポが根元まで完全に挿入された。
内部は熱くかなりの圧迫感を感じる。チンポがロゼの初めてを破り一つに交わったのだと嫌でも体で理解出来た。ロゼの方にもそれが伝わっているはずだ。
「ロゼのおまんこ挿入れただけでも気持ちいいぜ、ガイウス君には悪いが先に味わっておくからな」
「……………………」
ロゼは静かに涙を流し、口を固く閉じ黙ってしまった。
その様子を見て罪悪感から少しだけ胸が痛い。しかしそれ以上にロゼにチンポをぶち込めたこと、それも恋人を差し置いて先に肉体関係を持てたことに興奮して、よりチンポはロゼの中で硬くそそり立っていく。
「動くぞロゼ、いっぱい声だしていいからな、ここならガイウス君には届かないから」
「……………………」
返事はない。
相当ショックだったのか、虚ろな目付きで何も反応しなくなってしまった。
まぁギャーギャー騒がれるよりかはいい。
それにいつまでも黙っていられないだろう、これからガンガンおまんこ突きまくって喘ぎ声出させまくってやるからだ。
最初はゆっくりと腟内をほぐすように動かす。
徐々に慣れてくるあたりで速度を上げる。
「………つっ………」
「声が漏れてるぞロゼ、我慢しなくていいんだぞ」
腟内から潤滑油があふれでて滑りやすくなり、大きく動かすことが出きるようになる。
腰を引いてチンポが抜けそうになるところまで持っていき、再度また突っ込みロゼの最も深い部分にぶち当たりえぐっていく。
頑なに閉じていた口から徐々に言葉にならない声が出始めて、息も荒くなっていく。
「……ん♡……っ♡………はぁ…っ♡………んっ………あっ♡」
ロゼが少しずつ快楽を得て自分を律することが出来なくなっていく様子に強い興奮を覚える。
もっとロゼの乱れた姿が見てみたい。
「我慢するなって、気持ちよくなってきただろう?」
「…っ……だれがっ…ぁ♡……きもちよくなんかっ」
「甘い声が漏れてるぞ、自分に正直になれよ」
「ん♡…こんな、ことして、…どうなるか、……あっ♡…がいうすが…すぐたすけに」
「無理だよガイウス君だって酔い潰れてたし、大丈夫だってここなら気づかれない、今日は俺と楽しんで明日からガイウス君と恋人生活送ればいいじゃない」
「かってなことを…っ…あっ♡…んんん♡」
ガンガン突いたお陰でロゼの腟内は余計な固さが消え、ほどよい柔らかさと筋肉質な締まりが加わって男の性を絞り出す極上な穴に変わっていた。
突けば突くほど気持ちよくなっていく、素晴らしいおまんこだ。ガイウス君の為にももっと開発しておきたい。
「だいぶほぐれてきたなぁ…すげぇ気持ちいいよロゼ、次に使うガイウス君もこれなら満足してくれるっ…よっと!」
「っあああぁああ♡…まって……やっ♡…これ、だめ♡…あっ♡あっ♡」
弱点発見、お腹を押えながら奥を突くのが弱いみたいだ。
喘ぎ声を抑えられなくなって、甘く色付いた嬌声が響きわたる。
その声を聞きながら夢中になって腰を振る、燃料が次々と投入された感覚で理性が無くなっていくようだ。
「んっ♡…あっ♡…だめっだめっ♡……がいうす、がいうすぅ!」
「今セックスしてるのは俺だろう? 別の男の名前を呼ぶなんて、……燃えてくるじゃねぇか!!」
乱れたロゼの姿を見て過剰な性的興奮が沸き上がる。
もはやロゼを犯す快楽とロゼを自分のものにしたい欲望だけが身体を突き動かす。
そして興奮度が最高峰に達したときに遂に限界に向かえようとしていた。
「あ゛…っ……やべぇ、で、出そうだっ!」
チンポはさらに一段階膨張する。
これから来る大量の精子を出すために大きく肥大してその時を待つ。
「あっ♡んんっ♡…だめ、とまってぇ♡…」
「出すぞロゼ、中に全部!」
「だめ、だめです…あっ♡……なかはだめ、そとに...」
騎士としての面影を無くし、か弱い幼子のようにイヤイヤとワガママを言うようだ。
今更止まることはもう出来ず、チンポを奥に押し込んで射精を向かえた。
「あかちゃんできちゃう♡……おねがい…まんはっとどの……それはがいうすに…」
「…あっクッぅぅ!!」
びゅっびゅるるっ! と濃厚な精液が発射され、ロゼの子宮内に次々と流れ込む。
「…お゛お゛っ……あ゛っぐっ!…」
凄まじい射精感に快楽が襲いかかり、獣のような声が喉から出てしまう。
終わりの見えない快感に全身に力が入って、ロゼに覆い被さったまま動くことができなかった。
「…はぁ……ぅぁ?…………まんはっとどの?……」
「……っあ……はぁ…はぁ」
ようやく全てを出しきり、頭に冷静さが戻りつつある。
奥深く挿入されたままのチンポは吐き出した精液の中を漂っている。先程に比べ勢いは無くなったがまだまだ元気だ。
それにぬめぬめとした膣内が気持ちいい。自分の体液で満たされたと実感できて征服感が得られる。
「…え?……まんはっと、どの?」
「…へへ、わりぃなロゼ」
ロゼの再度の疑問に答える。
もう手遅れになっていることを伝えると、みるみる顔が青ざめていく。
「…え? ……うそ、……そんな…」
「ふぅ……最高に気持ち良かったぜぇ」
チンポを引き抜くとドロリと精液が溢れ出す。
どれだけ出したのかロゼのおマンコから白濁した体液が地面に小さな水たまりを作ってしまうほどの量だ、そしてそれほど出したのにも関わらずまだまだ出したりない気分なのだ。
「う、うそですよね、……だって、これ……にんしん、してしまうのでは……」
「そうだな、……こんだけ出したから間違いなく妊娠してるだろうな」
嘘である。
いや、完全に嘘とも言い切れないが、確実ではない。
後で教会に行って避妊魔法をかけてもらえば妊娠は避けられるから最悪は避けられることはこの世界の住人なら皆分かっている。
だがロゼは今酩酊して、恋人以外の男と初めてのセックスからの中出しをくらい大いに混乱している今なら。
「あ、ああ、…どうしよう……がいうす、わたし、こどもできちゃった…」
信じてしまうだろうな。
「もうガイウス君とは別れるしかないな、他の男の子供を孕んじゃってるんだからもう仕方ないよ、うん」
これを信じるのは今日この瞬間までだろうな。
明日になれば冷静になるだろうし、そもそも覚えているかも疑問だが。
楽しむなら今しかない、今なら何やっても言うこと聞かせられそうだ。
「やだっ、がいうす…わかれるのやだ」
「もうロゼは俺の子供妊娠してしまったんだから仕方ないだろ? それともガイウス君に嘘ついて結婚するのか? 傷つくだろうなぁ彼、自分の子供じゃない子を育てるなんてさ、子供も可哀そうだろう?」
「ですが、だって…でも……」
「でもじゃないよ、生まれてくる子供のためにもさ、ガイウス君とは別れよう」
これ以上の問答は不要とばかりに、再度チンポをロゼの秘穴に差し込んだ。
大量の体液にまみれた膣内はすんなりと俺のイチモツを招き入れ、迎えるように一番奥まで通した。
「あっ♡あっ♡…また…」
「ガイウス君よりもいいだろう? 好きだろう俺のチンポが?」
「ちがっ♡…やっ……だめっ♡」
「なにが違うんだよ?ロゼのおマンコはもう俺のチンポを受け入れてるぞ」
「そんな…あっ♡あんっ♡…っ…あっ♡ぁあああ♡あっ♡」
「すげぇ中ウネって、どんだけ欲しがってんだ」
「んあっ♡…ガイウス…ごめ…っ」
明らかに先ほどよりも一体感が増している。ロゼの身体が俺を受け入れたのだ。
チンポは膣内とジャストフィットし相性のいい肉体となった。
どこを突いても気持ちいい所しかない。
ロゼも隠しきれないほどに快感を得ているのが見て取れる。
蕩けた顔して喘ぎ声がいっぱいだ。
「あっ♡ああっ♡…んっ♡……ぅく♡…はぁっ…」
「俺の精子でおマンコの中いっぱいで、ぬるぬるで気持ちいいぜ、ロゼもそうだろ?」
「ちがっ…んんぅ♡……ぁっ♡…」
何度も突いてロゼの中を掻き乱す。
中の体液をかき混ぜるようにして、念入りにすり込み奥にへと押し込む。
もうこの気持ち良さに夢中になっている。
ロゼにもこの快感が伝わるようにさらに深くチンポを押し込んだ。
「おチンポ気持ちいいんだよな、そうなんだろロゼ?」
「きもち…っ♡…いいっ…からっ♡…もぅやめ…っ♡」
「素直になったなロゼ、嬉しいよ、それでガイウスとはどうすんの?」
「わかれる…わかれるから…あっ♡」
その一言を聞いてすでに最大まで高まっていたと感じていた興奮度は天元突破し、ドクドクとキンタマから精子がせり上がってくる。
もう一度ロゼの中に子種をぶちまけるべく、ガツンと蓋をするようにチンポを奥に押し込んだ。
「よく言ったロゼ!もう一発注ぎ込んでやるからな、オラいけぇ!」
「いくぅ♡いっ♡んぁぁあああ♡♡」
どびゅどびゅと大量の精子を放出する。
脳内を焼く快感に全身が震える。
射精を終えてもなお残る余韻になかなか立ち直すことが出来なかった。
あまりにも深い快感に意識が飛びかけていた。
「はぁ…はぁ…結婚しようなロゼ、ガイウスなんて男忘れろよ」
「はぁ……ぁう…はぃ…」
「ちゃんと言葉にして言え」
「マンハットどのと、……けっこんします…」
あの時、言葉にしなかったことを後悔するといい。
大事だぜ?たとえ分かっていることだとしても、ハッキリと口にすることが大切だ。
じゃなきゃこうして明言したのが別の男が先になる。
まぁ明日には忘れているだろうから、覚えてるのは俺だけになるがな。
ロゼは酩酊と快楽に支配され言われるがままの性奴隷と化した。
その後も何度もセックスを繰り返し中に子種を注ぎ込まれ、その夜だけは本当の夫婦のような熱い関係を持った。
どれだけ出しても出したりないと思うほどロゼにぞっこんだ。
明日にはガイウスに返してやらないといけないから、今夜ヤるだけヤって身体に刻み付けてやらねばならん。
「綺麗にしろよ、ロゼを女にしてくれたチンポなんだからよ、しばらくしたらまた犯してやる、いいな?」
「……ふぁぃ♡…」
ロゼにチンポをしゃぶらせる、何もかもを俺が初めての男にしたい。
こうしてガイウスに残すものが無くなった所でようやく満足感が得られた。
何もかも俺の手痕のついた女だが、調教してやった分、夜は満足のいく性活が送れるだろう。
二人には幸せになってほしい。
本作の「ガールズドランク」をゲームにしたものをFANZAに配信しています。
まだ体験版ですが三話まで遊べます、よろしければ。
詳しくは概要欄に掲載します。よろしくお願いします。
FANZAリンク_https://www.dmm.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_514629/