絶望と悲しみに暮れる純粋なエルフちゃんアルファが
身体も成長していき、転生して二度目となる思春期を迎えることとなった。
中身が三十歳のおっさんのまま赤ん坊からの再スタートは、本当に長かったようで短かったような気がする。
転生前の時との違いを挙げると、顔立ちが中性的な美形で、赤い右目と黒い左目のヘテロクロミアがチャームポイントの美男です。屋敷で働くメイドたちからキャーキャー言われちゃうぜ。更に父親の領地内政の仕事を手伝っていることもあって人気爆上がりだ。
前世では特にモテたことすらなかった俺がこの優越感に浸っても罪にはならないと思う。
シド?親の脛を齧るばかりで空気になっているよ。
日頃の行い、大事。
ちなみに自業自得のボンクラに間違えられるのは心底嫌なので、髪は切らずに伸ばしております。姉さんが綺麗な髪を切るなんて勿体ないなんて言うのもあるが…。
容姿に関してはもう満足だ。
けど、一つだけ困っていることがあった。
これは転生先のこの身体の元々の素養なのか、あの馬鹿に身体を弄られた影響なのかは定かではないが。
どういう変化なのかぶっちゃけると……。
男の誰しもが標準装備している逸物、転生前は多分標準サイズ(15cm)だった俺のアームストロング砲が、多分特大サイズ(20cm超え)のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲へと進化していた。
しかも軽く勃起するだけで自分でも引いちゃうくらい馬並みにグロくて雄々しくなり、臍の下のあたりまで反り返るようなヤンチャさんになってしまったのである。
生まれ変わった俺の息子が臨戦態勢に入れば隠すのは容易ではなくなる。
というか既にアルファに見られた。
不可抗力だったんだ。
俺の推しちゃんである美少女のアルファとの訓練の際、激しい運動で顔を紅潮させたアルファを見てつい反応しちゃった。
『そ、それ…』
『それ?――あっ』
アルファの視線が俺の下腹部の方に向いていたのに気付いた時はもう手遅れ。
履いていたズボンが大きくテントを張っていたのに自分も思わず固まってしまった。
『あっ、いや、これは生理現象という奴で――』
もう本当に最悪だった。
パニックになりつつも自己主張の激しい息子を隠しながら必死に弁明しようとしたのだが、アルファは『き、気にしてないなら』と言いながらも全然目を合わせてくれなくなった。
それ以降もチラチラと俺の股間を見てくるわ、こちらから話しかけようとしてもなにかと理由を付けられて避けられる始末だ。
本当に最悪だ(2回目)。
よりにもよって相手が俺の推しちゃんだぞ。このまま気まずい関係のまま終わっちゃうなんて想像しただけで鬱になる。
この世界は俺に優しくないようだ。
いっそ開き直った方が楽になれるだろうか…。
♢♢
酒池肉林というのはこういう時にある言葉なのだろう。
パンッパチュパチュンッ!!ズチュッグチャアッ!!
―――ああぁぁッッ♥凄くいいっ♥
―――サブボスぅ♥もっとデルタの舐めてほしいですぅぅ♥
―――はああぁん♥ナイトさまぁ、そんなに揉まないでくだしゃぁい♥
―――イクッ、イッちゃいますううぅぅッ♥♥
―――ナイトさまぁ、私にもお情けをぉ♥
―――ナイト、ここを弄られて感じてるでしょ?
―――ん♥今はこれで満足する♥
仰向けに寝転ぶ俺の下半身の上で、美の化身ともいうべきエルフ美少女が長い金髪を激しく揺らしながら一心不乱に淫らなダンスを躍っている。
顔の上にはふさふさの黒い犬の尻尾と耳を生やした獣人の少女が跨がって狂ったように押しつけてくる。
左手を泣き黒子がある銀髪エルフ、右手を藍色の長い髪に聡明な顔立ち、口元の黒子が特徴のエルフが、自身のたわわに実った二つの肉の果実へ導いてよがり狂う。
水色の長い髪をツインテールにしたエルフと金色の猫耳と尻尾を生やした獣人の少女はねだるように、胸に顔を埋めて敏感な部分を吸ってくる。
右脚に赤紫髪ロングのエルフが縋り付き、腰を押しつけながら前後に動いて擦り付けてくる。
ワンコの尻に視界を塞がれながら周りを見渡せば、エルフや獣人といった様々な美少女たちがあられもない姿で物欲しそうに自分の番を待っている。
あまりにも非現実的ながらも淫靡な光景がたまらなく刺激的で、興奮を煽ってくる。
全身の血流が集まっている股間の辺りが気持ちの良いものに包まれていて、それがとても心地良くて何も考えられない。
――も、もうッ。わ、わたしッ……私ぃッ♥♥
金髪美少女エルフちゃんの動きがより激しく、声はより甲高くなる。
動きに呼応するように快感が高まっていき、夢見心地のまま受け入れていた俺はやがて絶頂を迎―――
「……ディック。ディックってば!」
「ん?」
突然大きな声が鼓膜を響かせた。
重い瞼を開けたとき、背中で切りそろえられた絹のような黒髪の美少女の顔が視界に飛び込んできた。
「いつまで寝てるのよ、ディック。いい加減起きなさい」
「姉…さん?」
寝惚けた頭が赤い切れ長の瞳でこっちを睨んでいる美少女が今の俺の姉クレア・カゲノーで、今いるのがいつもの自分の寝室だと認識すると、さっきまでのあれが夢であったことに思い至った。
「なんだ夢だったか…」
「?何言ってるの?」
少し残念な気がするが、窓のカーテンの隙間から差し込んでくる陽の光が心地良…ん?
股間から生温かくねっちょりとした湿った感触が…あっ。
「ん?なんか変な匂いがするけど…」
ヤバい!
下半身から立ち昇ってくる生臭い匂いに姉さんが気付いたのに俺は、大いに動転しながらも誤魔化すことにする。
「き、気のせいじゃないかな?一応窓開けて換気を――」
「そう?なんかシーツの中からするんだけど…」
「ちょっ、やめ――」
抵抗する間もなく姉さんにバッとシーツを剝がされた。
「なっ―」
俺の下半身を見てしまった姉さんは、顔を真っ赤にしながら固まった。
さっきのエッチな夢のせいで既に白濁した欲望を暴発させた俺の息子は、まだ物足りないと言わんばかりにズボン越しに自己主張し、誤魔化しようがないほどズボンの布地を盛り上げていた。
「あの、これは思春期真っ盛りの男性に起きる一般的な現象であって――――」
俺はかあっと体温が上がっていくのを感じながら、上向きになってズボンの布地を押し上げるそれを手でかばうように覆い隠してこの状況を早口で必死に説明した。夢の内容以外。
「そ、そう…年頃の男の子にはよくあることなのね」
「うう…」
男の誰もが経験することだが、やっぱり身内に知られるのは滅茶苦茶恥ずかしい!
穴があったら入りたい!
何でこんな時も俺の息子は空気を読まずにいきり立ってるんだ!
というかさっさとパンツを洗いたいので離れて欲しいんだけど…!
「…ところで、それ大きいままなんだけど?」
「あの、しばらくすれば落ち着くのでお気になさらず」
「でもすごくきつそうだけど…?」
大丈夫です。前世の時同様、息子の恋人である右手で鎮めてあげるので。
何をおかずにするのか?黙秘権を行使する。
「……仕方ないわね。私が楽にしてあげるわ」
「へっ?」
「だから、その、溜まってるなら、お姉ちゃんが抜いてあげるって言ってるのよ…」
顔を赤らめながらも意を決した様な表情でなに言い出すんだこの人。
「な、何言ってるの姉さん、俺達は姉弟なんだよ……」
「弟の面倒を見るのはお姉ちゃんの義務だからいいの」
いや、弟の息子まで面倒を見るなんていったいどんな義務なんだ。
「ほ、ほらさっさと脱ぐ!」
「ちょ」
抵抗も虚しく、手をどかされてすぐズボンとパンツを素早く引き抜かれ、俺の下半身が露わに。
ぶるん、と効果音がしそうな勢いで、充血しきった凶悪なネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が姉さんの顔の下で剥き出しになり、外気と視線にさらされる。全身の温度が急激に上がった。
パンツの方は息子の吐き出した精液が内側の綿布に張り付いていて、濃厚な青い性臭が立ち込めていた。
「これが……ディックの……!?一緒にお風呂に入った時より大きくなってない…!?」
姉さんはごくりと喉を鳴らし、俺の股間に熱い視線を注いでいる。
くっ!殺せ!
自分の一番恥ずかしい場所をまじまじと見られている恥ずかしさで全身が燃えるそうだったが、息子の方はびくんびくんと元気いっぱいに跳ね回って「よろしくね!」と挨拶していた。
「すごい匂い……それにこんなに、大きくなるものなの……?」
「う、あっ……!?」
ビクビクと跳ねる息子の動きを止めるように、姉さんの右手が大きく真っ赤に腫れ上がった亀頭を掴んだ。
次の瞬間、ぞくりと甘い電流が背筋を駆け上がった。
「すごい…先っぽはぐにぐにしてるのに、こっちは太くて、硬い……それに火傷しちゃいそうなくらい熱いわ……っ」
感触や形を調べるような手つきで亀頭をゆっくりと撫で回しながら、空いた左手で竿の部分に指を絡ませてくる。
細長い十本の指と柔らかく温かい手に軽く触れられただけで気持ちいいと感じてしまう。
「えっと、確か刺激を与えればいいって聞いたけど…どうすればいいのかしら……?」
いや方法がわからないまま始めたんかい。
だけどしめた。
姉さんが戸惑った様子で息子を握ったまま見つめている。
い、今なら逃げられるかも――――
「あっこら!動かないの!」
ぎゅっ
「んんッ!?」
腰を引こうとするタイミングで強く握られてしまい、偶然にも姉さんの指が上下に擦れた。
それだけでさっきよりも強い快感が…!
「気持ち良かったの…?」
「うっ…!」
「そう…今みたいに擦ればいいのね」
俺の反応で察した姉さんが手が、ゆっくりと上下に動きだした。
絡みついた細く白い指が、竿の根本からカリ首まで滑り上がる。
上がった指は、カリ首に引っかかるように擦れ、またゆっくりと下がっていく。
手つき自体はぎこちないものだが、肉棹の表面を往復で扱かれるたびに生じるじれったい快感が下半身を襲ってくる。
堪えようとするが寧ろ感覚が鋭敏になっていき、俺はいつの間にか腰を震わせていた。
「あ……先っぽから、何か……」
姉さんの声で、俺もその状態に気づく。
透明な粘液が亀頭の割れ目のお口からどぶっと溢れ出てきていた。
「な、なんかヌルヌルしたのが出てきたけど?」
「えっと……気持ち良かったり、興奮したりすると出る奴で……っ」
「へ、へえ……そうなの……」
にじんだその状態を認識しても姉さんは肉茎をさする手つきを止めず、途切れることなく快感を与えてきた。
それによりとろとろと先端からこぼれ続ける潤滑油は姉さんの細い指にまとわりつき、そのまま竿に塗りたくられていく。そうすれば、上下運動ににゅちゅにゅちゅと湿った音を立ち始め、手の動きがさっきよりもいやらしくなってきた気がする。
「はぁ……なんかすごい。匂い嗅いだら頭くらくらしてくる…」
息を吸い込む姉さんは熱に浮かされたかのように顔を赤く染め、瑞々しい唇からはいつの間にか、甘く切なそうな吐息が溢れていた。
だめだ、これ…
自分で触るのとは全然違う。
女の子に初めて触ってもらい、だが相手が血の繋がった姉という事に嬉しさと恥ずかしさと気持ちよさで、頭がいっぱいいっぱいになる。
理性と欲望が衝突していたが、脳がふやけて欲望が勝っている。
血の繋がった姉にシテもらうこと自体色々と駄目なのはわかってるはずなのにっ……
やめられない止まらない!
「ふふ。ディックったら顔を真っ赤にしちゃって…可愛い♥」
「く、うぅぅ……姉、さんっ…激しい…っ!」
コツを掴み始めたのか姉さんの手の動きが激しくなり、ぐっちょぐちょぬっちょぬちょと淫らに響かせながら攻めてくる。
下半身から送り込まれる快楽の電流が、背骨をつたって脳の中に貯まっていき、徐々に徐々に、自分の思考がぼやけていくのだけが、やたらとはっきりわかる。
その時、腰の奥にどろどろしたものが溜まってくるのを感じた。姉さんの手でしごかれ、なぶられているうちに、じわじわと昂ぶりが先端に集まっていく。
長らく自分で鎮めてきた経験から、発射シ-クエンスに入るのをすぐに悟った。
「姉さん……俺、そろそろイキそう」
「出すの?我慢しなくていいのよ。このまま全部出しちゃいなさい……♥」
絶対に離さないとばかりにまとわりついた指が、最後の一押しをするように甘くシコシコと愛撫する。
感度が増し、俺の息子が発射シークエンスを開始し始めた。
……ん?
ってちょっと待て!
発射されるまでの刹那の間に、俺は思考を巡らせた。このままでは姉さんの顔と服にぶっかけてしまう!!
部屋を出た時に大問題となることは間違いない。
かといって、すぐに離れてもらっても部屋が汚れてしまう。そうなるといつも部屋の掃除をしてくれるメイドさんたちにナニしてたか即刻ばれる!
そこで俺が下した決断は――
「姉さん、ごめん!」
「んぐっ!?」
「ぐぅ――!」
姉さんの頭を掴み、ヒクヒクしている俺の息子を咥えさせる。
刹那。脳内に白い光が広がった。
――びゅるっ、びゅるるる!
ギュウ、と温かく柔らかい肉に包まれた感触に、ここまで耐えてきた快感が砲口から一気に溢れ出た。
「あぁ……っ」
どくんどくん、と脈動しながら溜まっていたものを吐き出す度に尿道を擦る快感よ絶頂で腰がビクリと震え、俺は荒い息を吐きだした。
頭が真っ白になって強烈な多幸感と、虚脱感が駆け上がってくる。
同時に初めて女性(しかも実の姉)の口内に生殖液を流し込む背徳感が背筋を震わせた。
「はぁ、はぁ……ご、ごめん……っ」
しばらくたち、ふと我に返った俺は慌てて姉さんの頭を解放した。
姉さんはゆっくりと放出を終えて硬さを失った肉槍から両手と口を離す。薄い唇とだらりと垂れる亀頭との間に白い快感の塊と唾液の混じった卑猥な糸が伸び、ぷつんと切れて俺のパンツに落ちた。
「んぅ……」
口に手を当て顔を伏せたままの様子から、口の中に俺が出したものが溜まっているのだと察した。
「ちょっと待ってて、今…」
吐き出せる布を探そうとするが、姉さんは口に手を当てたまま頭を上げると、こくりと喉を鳴らした。
「えっ……」
「…なんか喉に絡みついてきて変な味」
まさか、呑んだのか?
「吐き出せば良かったのにそんな汚いの……」
「そ、そんなことしたら部屋が汚れちゃうでしょうが……ディックの身体から出てきたものは汚くなんかないわよ」
「は?なんだって?」
「な、なんでもないわよ!」
後半なにかとんでもないことを口走ってたような気がする。
『クレアーディックー朝ごはんの時間よー』
扉の向こうから母さんの声が聞こえた。
「ほ、ほら!すっきりとしたのならさっさと着替えて来なさいよ!」
そう急かす様に言いながら姉さんは「これはお姉ちゃんが処分しておくから」と俺の汚れたパンツを奪って部屋から立ち去った。
俺のパンツ………
「………気持ち良かったみたいねナイト?」
えっ
真後ろから予想外な声がした。
振り返ると、何故かベッドの下から顔を出している金髪美少女エルフアルファ。
笑みを浮かべているものの、俺を見る目はハイライトをオフにしていた。
クレアのカゲマスでの舞踏会ドレス姿や水着姿(あとアニメでのブルマ姿)を観た時の感想を一言でまとめると…
ムラムラします。
なんでアルファがベッドの下から顔を出していたのかは次回に