※この作品はR-18です。

ようこそ有栖と清隆の教室へ   作:愛奴

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さぁ、5月4週。中間テストの週です。長かった。

過去問、クラス闘争、いろんな絡みを持たせて、本番になります。

誰がどう動き、どんな結果になるのでしょうか。


5月4週
45. 最後の仕上げと中間テスト


週が明けると、皆が中間テストに向けて真剣になってきた。疑似問題の理解もいい具合に進んでいる。

放課後、勉強会の前に櫛田が平田を呼び止めた。私も一緒に呼ばれた。

 

「平田君。中間テスト、もうすぐだね。勉強会はうまくいってる?」

「櫛田さん。疑似問題ありがとう。あれ、すごく役に立っているよ。」

 

「でね、実は、このプリントは木曜日のテスト問題とその解答なの。」

コピーされたプリントの束を見せる。

 

「木曜日のテストの問題って?どういうこと」

白々しく私が櫛田に聞く。

「あのね。1年生の最初の中間テストの問題は毎年、同じなんだって。これは上級生から私が譲ってもらったものなの。」

「じゃ、櫛田さんがそれを見て疑似問題を作ってくれていたんだ。すごいね。」

平田も感謝する。櫛田の表情が一瞬、ほんの少し暗くなったが、すぐに笑顔に戻った。

 

「Dクラスのままじゃいやだからね。でね、みんな勉強してきているとは思うけど、平田君のグループに、これを理解するか暗記しろってやってくれないかな?」

「まずは中間テストを突破しよう。ということだね。」

 

「そう。でもこれね。あまり大っぴらにできることでもないから、勉強会以外では、教室内でも話さないようにしてくれないかな。譲ってくれた人との約束なんだ。」

 

「有栖も、綾小路君たちとグループ学習してるわよね。やってくれないかな。」

「桔梗、すごいね。わかりました。協力します。くれぐれもメンバー内だけ。教室でもこのことに触れない。だね。」

平田に念を押す意味でも繰り返した。

 

 

櫛田は清隆の書いたストーリーに則ってうまく進めた。これで、Dクラスでテスト問題が共有されないのは、高円寺、堀北、池、そして山内だ。

 

「有栖、ちょっと付き合って。Bクラスに交渉に行きたい。」

これも清隆からは「有栖と共にBクラスと交渉。B-Dは順位変更まで協力関係とする」と指示が入っている。

「はい。で、何の交渉でしょう?」

「不戦条約よ。」

「不戦条約?」

「ま、付いてきて。有栖、Bクラスの立川さんと仲良かったわよね。」

「はい。彼女とはよく会っています。」

「じゃあ、彼女を通して。帆波ちゃんと会えないかなぁ」

「それくらいなら・・任せてください。」

 

Bクラスの入り口で

「由佳ぁ」

呼びかけると嬉しそうに由佳が近づいてくる。

「悪いけど、一之瀬さんを呼んでもらえる?」

あらかじめ清隆と立てた戦略通りにすすむ。

「はーい。ちょっと待ってて。」

「神崎君と帆波さん、ちょっといいですか?」

由佳が教室内で声をかけると、二人がやってきた。

「こんにちは、少し立て込んだ話になりそうなの。場所を変えていいかな?」

櫛田が一之瀬に聞いて、了解がとれたので、全員で空き教室にはいった。Dクラスからは私と櫛田。Bクラスからは一之瀬、神崎と由佳の3人。Bクラスの重鎮だ。

 

「話ってなんだ?テスト勉強も追い込みをかけている手短に頼む。」

神崎がぶっきらぼうに話し始める。

 

「実は、このプリントは木曜日のテスト問題とその解答なの。」

「そんなものがあるはずがない。」

反論する神崎に櫛田が、過去2年間分の小テストの問題を見せる。

「同じだ。」

「わかった?1年生の最初の中間テストの問題は毎年同じなんだって。先輩に聞いたから信頼できるよ。」ここまで話すと信じざるを得ない。

 

「なぜこれをBクラスに?」

一之瀬が真剣な面持ちで質問する。

「契約を結びたい。」

「内容は?」

神崎だ。由佳はじっとやり取りを聞いている。方向がずれたときに、戻す算段を考えているのだろう。作戦的にも私は口を出さないことになっている。

「クラス順位が変わるまでは、BクラスとDクラスは協調し、互いに戦わない。これが条件。」

 

「そのためにテストで一緒にズルをしようと?」

一之瀬が暗い顔つきでつぶやくように言った。

 

「一之瀬、言いたいことはわかるが、これ以上Aクラスに差をつけられるわけにはいかない。ここは契約を結んだ方がいい。考えてみろ。Dクラスと闘わないだけだ。Bクラスに損はない。」

 

「でも、ズルっていやだな。」

あくまで正々堂々と戦いたいのだろう。

 

「一之瀬、頼む。ここが勝負時だと感じる。ここで差をつけられるか、詰めるかで大きく局面が変わる。」神崎の強い言葉で一之瀬が折れた。契約と言っても書面を作るようなものではなく、クラスリーダーがきちんと理解し、履行すればいいだけということになった。

 

「でも、絶対に他のクラスには見られないように、出来れば教室内でやってほしい。」

 

「当然だ。大丈夫、Bクラス内だけで、他には見せないようにする。」

 

―――――――――――――――――――

 

由佳Side

さすが神崎君。物分かりが早くて助かる。少し帆波が不機嫌にしているが、後できちんと話そう。

放課後、勉強会の中で疑似問題に取り組んだ。さすがBクラスだ。各教科とも平均で85点くらいは取れている。

「間違えたところは徹底的に理解しろ。知識として頭の中に覚え込ませるんだ。」

神崎君が号令をかける。帆波が何も言わなくても、神崎君の隣にいるだけで、誰も不平は言わない。私のミッションはBクラスをコントロールできるような環境を整えること。今は帆波がリーダーとして動いているが、やはり即断即決の出来る神崎君がリーダーとして方向を示し、帆波がそれを確定させるという方が適している。

―――――――――――――――――――

 

堀北side

私は間違っていた。兄の言うように孤高と孤独をはき違えていた。Dクラスに配属された理由もわからず、Aクラスに上がって見せると言ったにもかかわらず、何も変わろうとしていない自分に焦っていた。教室で私に話しかけてくれる生徒はいなくなった。隣の綾小路君も綾瀬さんともあいさつすらしない状況だ。

 

あの日。そう、綾小路君と綾瀬さんに助けられた夜から数日たったころ、兄から呼び出された。

「鈴音。お前のことを大切に思っている。本当に可愛い妹だ。俺の真似をしたり、追いかけなくても、お前のことは十分に認めている。だから、自分の道を見つけて追い求めて欲しい。あと、俺も何事も一人で成せたわけではない。周りの人がサポートしてくれたからできたことの方が多い。信頼できる仲間と一緒にやってみろ。互いに成長するんだ。」

嬉しくて膝から崩れそうになった。兄はきちんと見てくれていた。真似をしなくても認めていると。自分の道を行けと。嬉しかった。私は変わろうと強く思った。

 

今、クラスは中間テストに向け勉強会をしている。他人と何かを一緒にしたことのない私に何ができるのか、私は何をすべきなのかよくわからない。意を決して、昼休みに櫛田さんに話しかけた。

 

「櫛田さん、勉強会、私に手伝わせて。」

「助かるぅ。堀北さん、出来るから期待してたんだ。ありがとう。じゃ、放課後、図書館に来てくれるかな。」

笑顔で言ってくれた。受け入れられたとホッとした。

 

放課後、図書館に行くと櫛田さんから山内君と、池君の勉強を見てくれと言われた。小テストで赤点だったし、日ごろの授業態度も最悪な二人だ。

「え~。櫛田ちゃんじゃないのかよ~」

当然彼らも拒絶反応を示している。一体何を勉強しに来ているんだかと思いながらも、彼らの近くに座った。まずは数学の連立方程式だ。しかもすごく簡単で、普通なら見た目で解けるようなレベルのものだ。それが二人には解けない。どこが分からないのか聞いても。返事がチンプンカンプンだ。ふざけてそう言っているのか聞くと、まじめに分からないという。私も連立方程式の解き方なんて、簡単すぎて教え方がわからない。

 

「こんな基礎的なこともわからないの」少しイラついた。

 

「中学の時に習ったでしょ」声も大きくなった。

 

「今まで何してたの、よくこの高校に受かったわね」下に見るような言い方になった。

 

 

「もう、いい。やってられるか。」

山内君が声を上げた。

「そうだな。勉強なんて2日前で十分だ。春樹、こんなことやめて、遊びに行こうぜ」

池君が立ち上がり、山内君もそれに続き、図書館を出て行った。(あ、やってしまった。まずい)。

 

「あ~あ、あの二人は難しいね。でも、堀北さん。あの言い方はないよ。あれじゃ、誰でも怒っちゃうよ。」櫛田さんにはっきりと言われたが、自覚があるため、何も言い返せない。

「ご、ごめんなさい。責任もって彼らの勉強をみるわ。」

私は急いで図書館から出ていく二人を追いかけた。

 

その後、何度も二人を説得しようと話しかけるが、相手にされない。週末も接触しようとしたが、結局は会えずしまいだった。毎日、毎日、メールや直接会って勉強会に誘ってみるが、ダメだった。私の周りに協力してくれる人がいない。『孤独』だった。兄の言う『信頼できる仲間』なんていない。一度、ゲームセンターで彼らを捕まえ、

「この前はごめんなさい。言いすぎました。」

「いや、こっちこそ、カッとなった。」

彼らは私の謝罪を受け入れてくれた。

「勉強会に出てもらえないかしら。」

「ごめん、3日前から頑張るから、もう放っておいてくれ。毎日来られると、うざい。」

丁寧に誘ってみたが真剣顔で詰められた。

「わかった。3日間でどこまでできるか分からないけど。待つわ。」

 

その場を後にした。このとき、もっと粘って、引きずってでも勉強会に出てもらえば、あの最悪の事態からは回避できたのかもしれない。

 

数日間、彼らに対し、クラスに対し、何もしなかった。多分これもいけなった。

 

結局、私のところに彼らが来たのはテスト2日前の火曜日だった。試験範囲から山をはり、レベルを変えて疑似問題をたくさん作っておいた。この疑似問題さえ完答できれば、50点は取れる。赤点ラインが平均を2で割ったものであろうと、50点取れば、絶対に赤点にはならない。時間の許す限り一緒の時間を過ごした。

「堀北、ありがとうな。頑張るよ。」

最初はそう言っていたが、だんだんと元気がなくなってきた。

「これ、やばくないか?」二人でひそひそしている。

「でも、これを理解すればなんとなるんだろ。」

焦った顔で聞いてくる。

「そうよ。これで、7割がた網羅できている。山が外れても、50点は取れるはず。」

時間が来ると、彼らに解答を渡し、自室で徹底的に理解するように念押しした。

 

 

 

木曜日、1時限目から中間テストが始まった。私の作った疑似問題はどの教科も山があたり、理解出てさえいれば6割は取れるといういい感触だった。2日間しかなかったが、彼らも真剣に取り組んでいたようだし、何とか赤点を回避できるだろう。私自身、各教科95点以上は取れる予感だった。試験が終わって二人に声をかけた

 

「どうでした?疑似問題の山は当たっていたから、問題ないわよね?」

「ほ、堀北。あ。ありがとうな。何とかなっていると思う。」

山内君が震えている。

「山内君、どうかしたの?」

「英語がやばいかも。半分くらいしか解けなかった。でも31点てことはないよ。」

「31点って?赤点は平均点の半分のはず。」

「え、そんなこと聞いてない。この前の小テストで31点が赤点ラインだったよな?」

池に問いかけるが、池もわらわらしている。

「ええ。あのテスト、クラス平均が62点、で赤点ラインが31点よ。」

「ほ、堀北。今回の英語、平均どのくらいになりそうかわかるか?」

「難易度から言って、平均で80前後くらいだろうから、85点として、43点あれば。でも、みんな勉強会で頑張っていた。からもう少し高いかも。」

「まずい、まずい。」

二人とも顔色が優れないが、テストはもう終わっている。今更どうしようもない。私は祈るような気持で、結果発表を待つしかなかった。

 

 

 

試験結果の発表日だ。

茶柱先生が紙の筒を持って教室に入ってきた。朝のホームルームの時間に発表される。

「今日は楽しみな結果発表だな。」

皆の顔を一巡りした。

 

「私は驚いている。お前たちすごいぞ。実に誇らしい結果だ。」

 

一教科ずつ、紙の筒をほどいて貼っていく。どの教科も半数以上、いや、3分の2つまり20人くらいの生徒が100点をとっている。どの教科も最下位は池か山内だ。堀北の顔色が変わった。

 

「うそ。なんで」

 

貼りだされる結果を凝視して小声でつぶやいた。

 

4教科目、数学。平均点は92点。赤い線がある。その下に池。点数は45 点。

5教科目、英語。平均点は88点。赤い線がある。その下に池 43点、山内41点。

 

「残念ながら、二人の生徒、池と山内は今日でお別れだ。」

池と山内の顔がゆがんだ。

 

「参考までに教えておこう、これが各クラスの成績だ。よくやった。お前たちが2番だ。」

  Aクラス 91

  Bクラス 98

  Cクラス 83

  Dクラス 93

 

成績発表と説明が終わると茶柱先生は教室を出て行った。

「なんで、どうして、みんな、そんなにいい点とれるんだよ。」

「おれ、退学になっちまったじゃないか。」

二人が大声で喚き散らす。

「ねぇ、二人とも過去問貰ったよね?」

櫛田が問いかける

「過去問?なんだよそれ。堀北が作ってくれた疑似問題しか知らないよ。助けてくれよ。」

二人が皆に声をかけるが、ほとんどの生徒は下を向いて目を合わせないようにしている。

「へ?どこかのグループに入ってなかったの?平田君とか綾小路君とかの。」

「というか、二人は櫛田さんの方で勉強していたんじゃないのか?」

うろたえる櫛田に平田が返す。

「こっちからは抜けて、堀北さんが面倒見るって。」

皆が堀北を見るが堀北は下を向いて

「どれだけ説得しても、来てくれなかった。来たのは2日前。だいたい過去問ってなによ?」

堀北がつぶやくように誰となく質問する。

「櫛田さんが手に入れてくれて、今回の試験問題が過去問と同じだって。みんなそれを暗記したんだよ。」

 

「なにそれ?そんなの聞いてない。」

 

「誰も教えてくれる人がいなかったのね。残念」

 

聞こえる程度の声量で私がつぶやく。堀北が私に怒りの表情を見せた。

 

清隆がメールを打っている。櫛田の端末が鳴り、櫛田がそれを確認すると立ち上がって、急いで教室を出て行った。そのメールが転送されてきた

「池を救え。点数を買え。通話を維持」これだけで、櫛田は動けるのか。もともと頭はいい。上手く飼いならしているみたいだ。

 

池は救われるだろう。山内だけが退学、なぜこうなったのかも気づかないまま退学となる。

 

 

そう、このテストは3人にとって、私達の仲間である由佳に怪我をさせ、謝罪をしなかった山内を退学させるための場でもあった。

 

―――――――――――――――――

 

櫛田side

池君と山内君の退学が決まった。私としては、この二人を処分出来てとても晴れやかな気分だ。何しろ、この二人の勉強は堀北が見ると言っていた。堀北の責任にすればいい。そんな感情を一切表に出さず、うろたえている演技をしていた。

 

ご主人様からメールが入った。

 

「池を救え。点数を買え。通話を維持」

 

すぐに先生を走って追いかけた。途中でご主人様に電話を繋げ、そのままポケットに入れた。

「茶柱先生、待ってください。はぁ、はぁ」

「お、櫛田か、めずらしいな。どうした。」

「ここでは、ちょっと。どこか話せる場所で。」

「わかった、ついてこい。」と空き教室に入った。

「何の用だ?」とぶっきらぼうに聞かれる。

 

「池君の点数を売ってもらえませんか?」先生は驚いている。

 

「点を売れと?そんな奴ははじめてだ。買えると思うのか?」

 

「はい、この学校ではポイントで買えないものはないと教わりました。」

たぶんこれで合っているはず。

 

「なるほど、教わったことを実践する。いい心構えだ。よし、売ってやる。」

「ありがとうございます。数学1点と英語1点で彼は退学しなくても良くなりますよね。」

「その通りだ。だが、お前に出せるのか?1点25万ポイントだぞ。」

 

25万。そんなの払えるわけがない。ご主人様は何をしたいのか。私が指示を取り違えたのだろうか。すると端末が鳴った。ご主人が50万ポイントを振り込んでくれた。

 

「わかりました。売ってください。50万ポイントを送ります。」

「どうしてお前がそんなにポイント持っている?」

驚いているが、教えるわけにはいかない

「どうしてでしょう。後援者がいるかもです。」

最高の笑顔で答えた。

 

「よし、池の退学処分は取り消す。お前からクラスと本人に説明しておけ。」

「ありがとうございます。」

一礼して、そこを出て教室に戻った。

 

 

「山内君、ごめん。池君は救えたけど、山内君はダメだった。」

教室がどよめく。

「お、俺は救われたのか?」

池が涙目で聞いてくる

「うん。なんとか取り消してもらった。よかったね。」

またどよめきが起きる。

「俺はダメなのか?どうして池は救われて、俺はダメなんだよ。わからないよ。」

山内が呻きながら叫ぶ。

「池君は2教科だけど、1点ずつだった。山内君は3点もあって、これは無理だ。と。いろいろ粘ったけど、受け入れてもらえなかった、ごめん。」

頭を下げた。そんな交渉なんてしていないけど、嘘なんて平気だ。

「わ、わかった。堀北もありがとな。しつこく誘ってくれてたけど、俺が甘かった。」

 

諦めた山内は静かに教室を出て行った。平田の顔がゆがんでいるのが気にかかる。

 

 

「それにしても櫛田はよくやってくれたよ。勉強会もそうだったよな。」

誰かが声を上げた。

「そうだよ、疑似問題も作ってみんなに配ってくれたし、解答まで用意してくれてた。」

「過去問も自腹で買ってくれたんだって。言わないけど、結構高かったはずよ。」

「それに池を救うため先生に直談判だろ。」

 

 

「櫛田すごい」

「櫛田って頼れる」

「桔梗についていく」

「可愛いし。クラスを想っている」

「私たちのリーダーだよね」

「櫛田ありがとう」

「桔梗ありがとね」

 

あちらこちらで私を称賛する声が聞こえてくる。

 

身体が震える。

 

これだ。この感じ。私が一番欲する物。

 

 

気持ちいい。

 

 

仮面の下で顔が蕩けた。ご主人様が言っていた。

 

「中間テストが終わるとお前は、賞賛されるリーダーになっている」

 

本当だった。最後の池の救助までも利用して、私を押し上げてくれた。気持ちいい。これからもご主人様のいうことを聞いていればいいんだ。もう、ご主人様なしでは生きていけない。

 

「ご主人様ぁ」(あ、垂れた)。

 




Dクラスが2番の成績。
6月になる前に山内君、退学処分です。

堀北ちゃん、パッとしません。
桔梗はいよいよクラスリーダーになりました。今後の活躍に期待です。

共同アカウントは池の救済に50の支出
1885万
となりました。

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