タイトルにあるように、もう一つの能力ついてです。
54. ひよりの能力
6月中旬、Cクラスが動いた。Bクラス並びにDクラスの生徒を監視するような動きがあると、クラスのリーダーは生徒から相談され、それが私たちにも入ってくる。当然、その裏は別ルートで確認している。Cクラスが何を狙っているのかもっと確度の高い情報が必要だ。
今日は、そのCクラスの動きを確認するため椎名と会うことになっている。あと、彼女の行動を知るためもあって、放課後、カフェで待ち合わせた。由佳が「椎名が周りを見ては納得顔をしている」と気になる行動をとることがあるということだった。メンバーとして利用するにしても、不安は取り除いた方がいい。
待ち合わせのカフェに着くと、もう椎名が席について、隣のカップルの様子をちらちらと見ているのが見えた。
「ひより。いつも時間より早めに来ますね。」
「あ、有栖。呼んでくれてありがとう。あれ、由佳ちゃんは?」
私一人で来ていることが不満なようだ。由佳はクラスの用事があるから、今日は来られないこと伝える。
「なんだ。そうですか。」
がっかりしている。多分、またエッチな展開を期待していたんだろうが、そうそう椎名の期待に応えてはいられない。
「いま、Cクラス。いや龍園は何をしているの?」
周りに聞こえないように聞くと
「あぁ。そのことですよね・・・私は詳しく聞いていませんが、Bクラスを揺さぶるらしいです。Aクラスはまだ遠い。Dクラスは這い上がれない。狙いはBクラス。Dクラスへの嫌がらせは単なる攪乱だと言っていました。」
「そうなのね。わかりました。ありがとうございます。」
通路を挟んだ隣の席にカップルをちらちらとみて、やがてふっと笑って見るのをやめた。由佳が気にしていた行動だ。
「ひより、隣に行っていい?」
答えるより前に椎名のとなりに移動した。
「何を見ているんですか?」小声で聞いてみた。
「隣の二人。どんな関係かなと思って・・・」
「付き合ってるって感じですね。」
「ううん・・・もう、してる。」
顔を伏せているが、火照っていることが分かる。
「してる?」
「セックスしてる。」
頷きながら答えてきた。ここで、隣の二人が席をたってカフェから出て行った。
「どうしてそこまでわかるんですか?」
「二人の仕草。あれ、もうしてる二人の仕草。」
「仕草でわかるものなんですか?」
「わかる。」
椎名の説明によると、その仕草で、どのような状態かわかるという。その手の本を読み漁り、そこに書かれていることを確かめるため、ずっと観察してきた。その観察を続けていると、男女2人が一緒にいるところを少し見るだけで、どのような状態の二人かが分かるようになったらしい。
「じゃ、私と清隆ってどう見えてますか?」
「初めて会ったときから、してる仲。」
確か4月の3週くらいに図書館で、清隆に椎名を見て欲しいと言われて会った時のことだ。驚いた。由佳は父の目を見ただけで理事長が私の父であると看破した。椎名は図書館であった時に私と清隆の仕草を見て、その関係を看破していた。
「あと、由佳ちゃんも、綾小路君としてる。」
「あと、櫛田さんも。彼女は綾小路君に依存してる。」
「それも・・・」言葉が詰まる。
「綾小路君のこと、気になって、周りにいる人のこと見てて分かった。」
「でも、有栖の立ち位置がわからない。」
「じゃ、Dクラスの平田君と軽井沢さんは?図書館で見かけるでしょ。」
清隆がアンバランスだと言い、私も不自然さを感じている二人の仲だ。
「彼らは付き合ってもいない。女の方が付きまとっているだけ。」
「なるほど。」
「私がわかるのは、男と女の機微だけ。でも、そこだけはすごくよくわかる。」
この子の能力はエロ系に特化している。そのためなら、すべてを犠牲に、いや、椎名にとってそれらは犠牲ではなく、当たり前のことなんだ。単にエロに対する探求だけが椎名を作り上げている。
「有栖、いっぱい教えた。ご褒美欲しい。」
火照った顔で小声で迫ってくる。
「どんなのがいいの?」
「カフェで隣り合っている女子二人が、ばれないようにいじりあってる。」
たぶん、そういう描写があったんだろう。
「いいわ。少しだけよ。声、我慢するんだよ。」
太腿に手を添わせると、びくっとしながらも頷いた。カフェで二人並んで仲良くしゃべりながらケーキセットを食べているように見えるだろう。でも、私の片手は椎名のスカートの下にもぐり太腿からショーツまでの間をゆっくりと往復させる。
「ふぅう・・はぁあぁ」
だんだんと椎名の息が粗くなってく。ショーツに向けて撫でると身体が小さく震える。
「はうっ・・はぁぁ」
椎名が小さな声でぎ始めた。
「ひより、我慢しないとここでおしまいにするわよ。」
耳元で囁くように言うと、小さく頷いた。
すこし、内腿に手を忍ばせて撫でると、脚がゆっくりと開いていく。内腿からだんだんとショーツの方に進めていき、その間を優しく撫でまわす。
「うぅぅ・・うぅぅ」
「ひより、声我慢ね。」
あくまでゆっくりと椎名の性感を高めていく。股間を触ってほしいのだろう椎名が腰を少し前に出し、脚をまた少し広げた。優しく股間に手を伸ばし、ゆっくりと撫でる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「ごまかさないとお店の人に気づかれるよ。」
私は何食わぬ顔でケーキをフォークで切ってそれを椎名の口に元に持っていく。震えながら口を開けた椎名の口の中にケーキをいれ、食べさせた。
ショーツから椎名の体温を感じる。随分と熱くなって、湿り気を帯びている。クリトリスあたりをショーツの上から爪でかりかりと掻くと、椎名の身体がピクピクを震える。
「気持ちいいの?」
耳元で囁と、震えながら頷く。
「もっとしてほしい?」
これにも頷く。本当にエッチな子だ。ショーツの外からおまんこの筋にそわせて指を動かすと、愛液が染み出してきている。
「ふふ。ひより、もうぬれぬれだよ。」
「うん。わかってる。堪らないの。」
小さく震えながらつぶやく。
私は股間のショーツの脇から指を忍ばせ、椎名の濃い目の陰毛をよけて、直におまんこに指を進めた。熱く濡れている。愛液を纏わせ、ゆっくりとひだをこすったり、つまんだりする。
「ひより、ほんとに・・“す・け・べ”さんね。」
このささやきで椎名の身体が震え出した。このまま続けてもいいが、おそらく周りにばれてしまう。そろそろ、軽く逝かせよう
「声、出しちゃだめよ。我慢するんだよ。」
愛液でどろどろになっている指でおまんこの頂点にあるクリトリスを揉みこむ。
「あぅ」
小さな喘ぎが出る。下を向いて震えながら必死に声を我慢している。クリトリスを軽く押しつぶすようにくじる。
「う、ううっ」
椎名がぶるっと震えた後、硬直した。(逝っちゃったな)。私はショーツから手を抜いて、おしぼりで椎名の愛液を拭きとった。椎名は赤い顔をして下を向いて“はぁはぁ”している。
「有栖、ありがと。すごくよかった。」嬉しそうな顔をする。
「この雰囲気でばれないようにって、すごく興奮するんだよ。ばれるかもしれないっていうぎりぎり感が快感を増幅するんだよ。」
満足してくれたようだ。
「これでまた一つわかった。」
椎名が小さな声でつぶやいた。
相変わらずエロ驀進しました。この先、この能力をどう利用していくのか、楽しみにしていてください。
あと、もうすぐ暴力事件が起きますね。今回はその前振りでもありました。
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