※この作品はR-18です。

ようこそ有栖と清隆の教室へ   作:愛奴

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さて、いよいよ船上試験が始まります。アニメでは惑星をモチーフに、原作では干支なんですかね。
今作では「宝石」になぞらえました。

まずはルール解説になりますが、原作よりも少し大きく動きます。

少し短めになりました。


船上試験
79. 船上特別試験 宝石試験ルール


プールから有栖とねぐらの船室に戻る途中、船内放送がかかった。

 

「生徒の皆さんにお知らせします。まもなく特別試験を開始します。皆さんに学校側からメールを送信いたしました。各自端末を確認し、指示に従ってください。」

 

二人で端末を確認すると

 

「各自指定された部屋に、指定された時間に集合してください。10分以上の遅刻をしたものにはペナルティを課す場合があります。本日、18時までに502号室に集合してください。」

 

文面は時間と部屋番号が違うだけで他は全く一緒だ。

 

「始まりますね。」

「ああ、そのようだな。」

 

由佳から有栖に電話がかかってきた。スピーカーにして聞いていると、やはり集合時間と船室番号が違うだけで、他は一緒だった。

 

「由佳、解散になったら、船室に来て。・・・大丈夫、すぐに始まるということはありません。」

 

有栖は、この集合は特別試験のオリエンテーション的なものだと踏んだようだ。確かに、同じクラスでも集合時間と船室が違う。おそらく小グループに分けて、何らかの説明に当てられるはずだ。

 

 

 

指定時間の3分前に502号室の前に行ってみると、池と幸村がドアの前にいた。

「よぉ。どうやら一緒のようだな。」

「綾小路か。何があるんだろうな。」

幸村に声をかけると、当然の疑問を口にした。

「とにかく、入ればわかるはず。」

ノックをすると、中から「入れ」と声がしたので、ドアを開けて船室に入った。そこにはAクラス担任の真嶋先生がテーブルに腰かけて待っていた。

 

「席に就け。あと一人来るから、それまで静かにしていろ。」

 

みると、椅子が4脚用意されており、それに腰かけた。(4人グループか)。

 

集合時間を少し過ぎたころ、軽井沢が入ってきた。

 

「遅れました。ってなんであんたたちが・・」

「静かにっ」

真嶋先生の声に軽井沢はぎくっとして、一瞬おびえるような表情をした。

 

「全員集まったな、ではこれより特別試験の説明を行う。」

 

「今回の試験では宝石になぞらえた8つのグループに分けそのグループで試験に当たってもらう。これは宝石試験と呼ばれている。グループは各クラスから数人を集めて作られる。一度クラスという集団の意識をすて、グループでの行動することが。この特別試験は重要になる。」

 

「グループはアクアマリン、アメジスト、エメラルド、ガーネット、ダイヤモンド、パール、ペリドット、ルビーとなる。」

 

「君達はDクラスとしてではなく、エメラルドグループとして行動することになる。」

 

「試験結果はグループごとに判定される。試験期間は完全自由日を含めて4日。試験の日は午後1時からと8時から各1時間のディスカッションを行ってもらう。」

 

「明日、午前8時に学校からメールを配信し、グループに一人、優待者を連絡する。」

 

「6回目、つまり最終日の午後8時のディスカッションが終わった30分後から回答を学校にメール連絡する。回答は一人1回のみ、ただし優待者に回答権はない。」

 

そう説明した後、それぞれの結果について解説された。

 

まずは結果1

「優待者および優待者の所属するクラスの生徒を除くグループ全員の回答が正解だった場合、グループ全員に50万プライベートポイントを支給する。優待者には追加で100万プライベートポイントを支給する。」

 

そして結果2

「優待者および優待者の所属するクラスの生徒を除くグループ全員の回答に一人でも未回答や不正解があった場合、優待者に100万プライベートポイントを支給する。」

 

「そして試験終了のタイミングを待たず、いち早く優待者を暴き出すことで、第3、第4の結果が表れる。この場合、試験中24時間回答を受け付けるが、間違えばペナルティが課されることになる。」

 

結果3

「優待者以外の者が試験終了を待たずに学校側にメールを送り、正解していた場合、正解者の所属クラスに50クラスポイント、正解者には50万プライベートポイントが支給される。また、優待者の所属クラスは50クラスポイントを失い、そのグループの試験は終了となる。」

 

結果4

「優待者以外の者が試験終了を待たずに学校側にメールを送り、不正解だった場合、不正解者の所属クラスは50クラスポイントを失い、優待者には100万、優待者の所属クラスには50クラスポイントが支給され、そのグループの試験は終了となる。」

 

「いずれの場合も所属クラスの者を回答することはできない。」

 

 

「あ、綾小路、理解できたか?俺、ぜんぜんわかんねぇ」

「わ、私も。なんかすごく複雑な感じだけわかった。」

 

池と軽井沢がつぶやくように言っている。

 

「人狼ゲームに似ていると思えばいい。」

冷静な幸村が口に出した。

 

「つまり、誰が優待者なのかをディスカッションの時間を使って見つける。」

「な、なるほど。」

 

人狼ゲームは誰でも知っているんだろう。二人ともわかったような顔つきになった。

 

「これで、説明は終わりだ。君たちの検討を祈る。」

 

オレ達4人はぞろぞろと部屋を出た。

 

 

なかなか面白そうな課題だ。

 

誰が優待者となるのか、それをどう暴き、どのような結果で試験を終わらせるか・・・

あいつらと話して方向性を定め、突き進むとするか。

 




8つの宝石。

有栖、清隆、由佳はどう動くか?試験の鍵は何?

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