※この作品はR-18です。

ようこそ有栖と清隆の教室へ   作:愛奴

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さて、3日目の金曜日です。昨日、清隆と話し合った有栖が行動に出ます。


9. 桔梗とお買い物

金曜日の目覚めも爽快だ。昨日、帰って来てから、清隆のことを思いながらオナニー行為にふけってしまったことを反省する。とにかく他クラスの情報、スパイとなり得るメンバーの確保、櫛田の理解が今週のテーマだ。朝のルーチンをこなし、寮を出た。

 

寮から出ると、少し先に櫛田が歩いているのがみえた。

「桔梗、おはようございます。」走りながら呼びかける。

「あ、有栖。おはよう。」振り向きながら、少し硬い表情で返してくる。

「昨日はカラオケに誘ってくれたのに、ごめんなさい。」

「いいよ。いいよ。面白そうな部活あった?」

その笑顔はまるで天使。誰もが見入るだろう。けど、どうしても貼り付けている感じを受ける。

「ありきたりでした。やはり多くの時間を友達とすごしたいですね。」

「そっかぁ。今度遊びに行こうよ。」

「はい。あ、そうだ、桔梗。今日の放課後、少しお時間ありますか?」

「ちょっと待って。確認してみるね。」といって、端末を見る。ちらっと見ると、今日もいっぱい詰まっている。

「今日は6時までなら大丈夫。」

「そうなんですか?何かいっぱい書いてあるように見えましたが。」申し訳なさそうに聞いた。

「うん。平気だよ。有栖と遊ぶことを優先する。他のは断るよ。」

「ありがとうございます。」

「で、何する?」

「お買い物に付き合っていただけませんか。」

「いいよ。じゃケヤキモールだね。すごく大きくて、何でもそろうよ。」

とにかく櫛田に近づくことが第一だ。

 

教室に入り、皆に挨拶する。私も机に荷物をおいて、櫛田の机に向かった。櫛田の周りに3人ほど集まって、昨日のカラオケや、テレビ番組、ネット動画の話をしている。

「あ、有栖。」気付いた櫛田が呼びかけてくる。

「おはようございます。」集まっている女子に挨拶する。

「おはよう、有栖。」口々に挨拶される。しばらく雑談の後、寮生活をどうしているかという話題になった。どうやら、今週末になんとか整えるというのが大方だ。

「土日は買い出しだね。2日間遊んでいたから、何も変わってないよ。」

「お金あるし、何買おうかなぁ、お洒落もしたいし、化粧品も買いたいなぁ。」こういう雑談もいいものだ。

「私も、そのつもりです。」と言うと櫛田が

「一緒に行こうよ。」と誘ってくる。

「ごめんなさい。清隆君に荷物持ちをお願いしましたので、彼と行くことになります。」

「そっか、ほんとに仲いいんだね。」少し櫛田の表情が変わる。

「綾-綾つながりですが、仲のいい隣人ですよ。炊事道具なんかも買い込む予定ですから、男の人の方が、なにかとつかえます」少し最後を強調して笑顔で言うと

「そうだよね。男子といけば、荷物全部持ってもらえそう。」皆が笑う。横目に清隆が入ってきたのがみえた。隣人堀北に挨拶したようだ。そのまま机に座り、窓の外に顔を向けた。朝のホームルームの時間が近づいてきたので私も戻り、

「清隆君、おはようございます。」私も挨拶をする。

「おはよう。有栖」ふっと、清隆が笑ったような気がした。

「おはようございます。」隣の堀北にも言った、

「おはよう。」顔も向けずに一言だった。それきり会話をせず、前を向いて座った。櫛田がこちらの様子を伺っているのが分かった。

 

授業態度はだんだん悪くなってきている。端末を使ってのメールはもとより、となり席との私語も堂々としている有様だ。そんな中で、須藤は先生の板書するものを書き写している。平田がたまに注意するが耳を貸す生徒はいない。お昼は櫛田のグループと食べた。平田が清隆を誘ったようで、食堂で食べていると、二人で入ってきた。清隆に「晩御飯を食べて、19:30くらいに伺います。」とメールした。

 

授業が終わると、櫛田が

「有栖、帰ろ。」誘ってきたので

「はい、それでは私のお買い物に付き合ってください。」しゃべりながら学校を後にした。

 

ケヤキモールへの道で、

「今日は何を買うの?」と櫛田が聞くので、

「ちょっと薬局によってから、その後下着を買いたいと思っています。」

「じゃ、ランジェリーショップがモールにあるから、そこがいいかも。私もまだ行ったことないし。」一体この短期間でどれだけこの施設を歩いたのか。ケヤキモールの内容をほぼ理解している。

「そうですね。では、まず、あそこの薬局に寄りますね。」一つ目の目的である薬局までもう少しだ。

 

「ねぇ有栖、ここでは何を?」

「生理用品です。寮に入る時、送り忘れました。もうすぐだと思うので、その前に。」

「そうだよね。残り少なくなると不安だよね。」二人で生理用品売り場についた。

「あ、これ私の愛用品。私も買っておこう。」といって櫛田が取り出した。

「私はこれを使っています。あと最近、少し多くなってきたので、今日はこれも。」少し大きめのものを手に取った。パッケージに「多い日も安心」と書かれている。

「あ、私、寝る時はこれ使ってるよ。」と指をさす。

「オムツみたく後ろの方まで、ドーンてあるから超安心なの。」商品を手に取っておどける。

「そうですね。でも夜だけ用は少しもったいない気がします。」

実際には発情すると垂れてくる粘液を吸い込ませるために、少し大きめのナプキンが必要だ。これでショーツを汚さずに済む。

「タンポンかぁ。」櫛田がつぶやく。

「桔梗、どうしました?」

「いやぁ、ナプキンてどうしても、お股がべたつくでしょ。タンポンならサラっとしているらしいんだよね。やっぱり、あそこに何か入れるのって、ちょっと怖いよね。」と耳元で囁く。

「あ、同感です。」(あ、この子、処女なんだ)。

会計をする時、今日の目的物も置いてあるとレジ横に書かれていた。

二人で会計を済ませ、薬局を出たところで、

「桔梗、ごめん。一つ買い忘れました、ここで少し待っててください。」と櫛田を残して、薬局に戻った。カウンターに行き、中の店員に

 

「アフターピルをください。」

 

はっきりいうと、店員が驚いた。まぁ制服で堂々と買いに来る高校生はいないのだろう。こういうのは恥ずかしがってはダメ。堂々とすると相手の方が恥ずかしがるらしい。

「あなた、何年生?」

「一年生です。今週、この高校に入学しました。」にこっと笑顔で首をかしげながらはっきりと答えた。

「はい、これ使い方わかる?」

「はい。ここで説明しましょうか?」笑顔で返す。

「かわいい顔して、やることやっているのね」と小声でつぶやきながらレジを打っていた。

 

今日、買いたかったものはこれ、アフターピル。セックスして精液を中に出されても、事後に飲むことで妊娠を防止できる。清隆にあうコンドームもないだろう。高校生活中に妊娠して退学なんて、ちっとも楽しくない。でも、これが思ったより簡単に手に入ることもわかった。急いで櫛田のところに戻り、ケヤキモールへ急いだ。

 

ランジェリーショップ入ると、そこは明るくフェミニンな色に覆われている空間だった。

「最近、使っているものが、少し傷んできたので、買いなおそうと思います。」

「そっかぁ。有栖ってスマートに見えるけど、出るところはしっかり出てるからね。いいスタイルだし、憧れるよ。」

「桔梗、嫌味に聞こえますよ。」笑って答える。

「嫌味じゃなくて、ほら、私の大きいでしょ。ここまで大きいと、いろいろとデメリットも出てくるの。ブラジャーはかわいいのないし、ワンピース着ると太って見えるし、少し強調すると男子の目線が気になるし。」バストの下に手を組んで胸を強調している。

「あぁ、持つ者も大変なんですね。」

バストサイズも測ってくれるらしい。早速、店員さんを呼び、正しいブラを買いたい旨を説明した。

「65Cか60Dですが、65Cのほうがいいでしょう。アンダーを締めるのもよくありません。それにしても引き締まった身体ですね。少し値は張りますが特注も承りますよ。」サイズは少し大きくなった。まずまずだ。

 

「お客様、かなり形のいいバストです。崩さないようにきちんとしたものを選びましょうか。お客様の場合、寄せてあげる的なものより、もっと自然に見えるフルカップでも魅力的な形となります。」持ってきてもらったブラジャーを試着してみた。店員さんがついて、ブラジャーの正しい付け方を教えてくれる。

「そう、脇から寄せて来て、カップの中に納めます。お客様の場合、それで自然と谷間が出来ます。」確かに無理なく、きれいな形に収まる。さすがだ。櫛田がなぜか見とれている。

 

「有栖。アンダー細いね。それにCなんて最高だよ。なんだかほんとに、憧れちゃう。」

「サイズもわかりましたし、かわいいのを買いましょう。」

 

私は店員の勧めるブランドで自分好みのレース使いのものや、花柄の少し派手めなもの(セットのショーツが素敵)。普段使いのシンプルな淡い色のもの。5セット選んだ。このショップ、品ぞろえがいい。清隆の好みを調べて、買いなおそう。

「随分買うのね。このレースや花柄って、少し高いよ」

「大丈夫です。10万円あります。無くなっても無料商品で生きていけます。」

「そっか。私も買っちゃお」と櫛田も3セット(なぜかDカップ?)選んで会計した。

―――――――――――――――――

 

清隆side

金曜日の朝、目覚めた後、オレはいつもの様に準備をして部屋を出て、寮の管理人室に立ち寄ってから学校に行った。今夜、有栖が泊りに来る。なぜか、心が浮き立つような感覚になる。教室に入ると、有栖が櫛田たちとしゃべっているのが見えた。そのまま、席に着く。隣人堀北に

 

「おはよう。」

 

声をかけるが、返事はない。やがて有栖が戻ってきて、朝の挨拶を交わした。有栖が堀北に挨拶すると、顔も見ずに「おはよう」と一言だった。それ以上何も話しかけず、机に座り、前を向いた。櫛田がこちらの様子をうかがっていることに気が付いた。

 

午前の授業では、態度がだんだんとひどくなってきている、先生は何も言わない。遅刻する者も出始め、学級崩壊のような状況だ。平田の声も届かない。

 

お昼になると、有栖は櫛田たちと昼食にでた。オレはどうしようかと思っていると、平田が

「綾小路君、一緒にお昼に行かないか」誘ってくれた。嬉しく思う。

「おお。平田。いいぞ。」と言って席を立つ。

「よかったわね、誘われて。」堀北が嫌味たらしく言ってきたので、

「堀北もどうだ?」と誘っては見たものの

「結構よ。」いつも通りの返事が返ってきた。

「須藤も誘っていいか?」

「須藤君も一緒に行こうよ。」平田が声をかけたが、

「俺はいい。」と元気なく机に伏している。仕方ないので平田と二人で昼食をとりに学食に向かった。

 

お昼を食べながら、平田が

「授業態度が悪すぎる。何度言っても聞いてもらえない。綾小路君はどう思う?」と聞いてきた。

「確かにひどい。平田が注意しても届いてないな。」

「少しでもまともにしたい。君も手を貸してくれないか?」

「わるい。いま、自分のことで精いっぱいだ。余裕が出来たら手伝うよ。」

「わかった。綾小路君を待つよ。」と言って連絡先を交換した。

 

午後の授業も終わり、オレは一人で買い物に出かける。平田に寝具はどこで買えばいいか聞いたところ、ホームセンターなら手ごろなものがあると教えてくれたので、その店に向かった。寝具売り場で、ベッドマットのカバーと、介護用の防水シートを購入し、別にバスタオル類も買った。

 

途中のコンビニに入り、目的のものを探す。(XLはあるのか?)。あった。コンドーム0.01㎜XL。昨日インターネットで調べたところ、自分にはXLが合いそうだが、品数が限られるとのことだった。一箱手に取って、会計を済ませ、寮に戻った。管理人室に寄り、朝頼んでおいたものを受け取り部屋に戻った。

 

マットの上に防水シートを敷いてカバーをかける。これで有栖が漏らしてもマットまでは汚れない。有栖の乱れる痴態を思い出すと股間がうずく。あらかた準備をしてから、夕食のため、外に出た。

 




有栖。なかなかいい身体です。お互いに避妊を考えています。

須藤の元気がありませんが、桔梗に言われたことが原因でしょうか。

まだ第一週。4月中に各登場人物のキャラを設定できるといいんですが。

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