ARIA A SECRET SCHOOL DAYS 作:真夜中のミネルヴァ
100話を超えて、前後左右に散らかったストーリーの整理を兼ねてこれまでを振り返ります。
まず初めの20話ほどは、2012年の日本(随分前のことになりますが書き始めたのがその年だったので。出てくる機器が若干古いのはそのためです)を舞台にした学園物としてのお話で、大きな波乱もなく日常系の物語を綴りました。
そこでは二人の馴れ初めについては軽く触れただけで所与のものとしていた分、その後は約60話を費やして原作準拠のAQUAを舞台に、若く幼い二人の運命的な出逢いに触れ、原作最大のイベントであるアリシアの引退とその後を描きました。
日本でも火星でも、どちらも危ない橋を渡る恋であることには違いはないのですが、現代版の二人の方がアリシアが世間に知られた著名人というわけではない分、よりステディな関係のようです。
全体の七割以上がこの半年余りの間に描いたもので、もしもこの場がなければ多分、ずっと書き足されることもなく放置されていたただろうお話です。
その意味で書くことができて良かった――。
読み手がいない中で、一人壁打ちをし続けるのはしんどいものです。
仮に書くことができたとしても書き続けるというのはいつでもエネルギーを必要とするものなので、こうした精神的緊張を強いられる作業をオフに継続するのはなまなかなことではありません。
これは読み手であるだけでなく、描き手でもある方々には了解していただけることだと思います。
読み手があるからこそ描かなくてはという動機となり、先へと漕ぎ進めていくことができる。
ああ、この子たちはこんなことをしているのか、この人たちはこうした時このように振る舞うのかを、書きながら彼らから教えられていたように感じています。
それはとても楽しい経験でした。
本当、書くのって楽しいなぁ……。
ですので、読んでいただける限りこれからも綴っていこうと思います。
そこで気になるのが、非18禁側で描いている別のお話の方です。
あちらも130話に達して、けして投げ出すつもりはないのですが、兎に角、書くのが遅いのであれもこれもとは参りません。一つずつ、片付けていかないと。
故に、ここしばらくの間は、ARIA側の方を進めていくつもりでいます。
多分、両方を読まれた方はお気づきだと思いますが、異なる作品でありながら、ヒロインと少年の二人には両作品を通して共通点が多いというか、ほとんど同じ、そっくりじゃないか? と訝しむ向きもあるかもしれません。
事実、身長、体重、身体的特徴その他etc、同じにしてあります。
書き手側としては、同じ役者(同じ魂なのでしょうか?)にちょっとメークを変えただけで演じてもらっている、そんな感じで綴っているので。
台本が違うので言葉遣いが違う、ぐらいしか差異は見つからないかもしれませんが、まぁこれも書き手のお遊びだと多めに見てくださると助かります。
次節からAQUAに舞台を移して荒木マユミと吉本昌浩の企てとその顛末を描くことに取り掛かります。
週後半、ちょっと時間が取れそうもないので、少し間が開くかも知れませんがご容赦ください。