ARIA A SECRET SCHOOL DAYS 作:真夜中のミネルヴァ
昨日、アップしたかったんですが
予定よりも長くなってしまって推敲が間に合わず
すみませんでした
「……いいわ、みせてあげるわ……わたしの全てを……みんなアキトさんに……」
服を脱いで全裸になったアリシアは、覚悟をきめるとその椅子――婦人科用の内診台を改造してさらにキワドイものにされていた――に座ると片脚ずつ膝を、無慈悲なまでに左右に大きく開いたアームの上に載せていくのだった。
けれども実際に座ってみると想像していた以上に身体を開く形になっていて、その角度があまりにも
Uの字にくり抜かれた座面は、陰部のあたりだけ設置面がなくて下からもしっかり観察できるようになっているのだ。
婦人科医が女性患者に処置を施すために設らえられた、陰部を無機的に無駄なく無理なくもっとも効果的に検めるために特化された椅子、内診台。
女がひとたびここに身をあずけたら秘めておきたいプライバシー、密やかな部分は全て詳らかにされてしまう。
いっさいの隠しどころを失ってしまうのだ。
それに格子窓から西陽の差し込む部屋はとても明るくて、そんな場所で何もかも曝けてしまうことには女の本能が悲鳴を発しているのだった。
それでもアリシアは、両手を股間に伸ばしてそこを庇おうとする強い衝動を堪えて、陰部を恋人の前に露わにしていた。
アリシアのそこはふっくらと柔らかそうな左右の白い肉の合間に淡く翳った縦筋が描かれていて、ちょうどクリトリスが隠れているあたりに涙の形をしたくぼみがあって少年の目を惹きつけている。
蜜溜まりができているのか、ワレメの下の方がキラキラとなっていて滴が今にも溢れて会陰を伝って落ちていきそうになっていた。
けれどもそれ以上に男の目を誘っているのは、金色の
とても排泄器官だとは思えない清潔感のある可憐な姿には少年はいつも感動して、やっぱりこの人は、この女の人は特別なんだと思わずにはいられない、アリシアならではの男の愛を受け止めるべき秘密のウィークポイントだった。
だから少年はクンニをする際には必ずそこに舌を押し当てて、濃密なにおいとちょっとビターな刺激的な味わいに胸と頭を蕩けさせている。
この上なく美しい彼女のもっとも禁忌な場所。
「み、見ないで……そんなところばっかりっ」
少年の関心が向けられているあたりがどこなのか察して、アリシアは両手で顔を覆って身を揉むようにしている。
けれども両脚をアームに載せてお尻をしっかり固定していては、ただ胸の膨らみの豊かさと柔らかさとを見せつけるばかりになって、かえって男の目と心を楽しませる結果になっているのだった。
「こんなに美しい女の人がこの世に居るなんて……今でも自分がここにいることが信じられなくなるんです……夢みたいで……」
彼が近づいてくると、顔を覆っていたアリシアの方手を取って頭の上へと導いた。
「な、なに?!」
「なんでもありませんよ」
けれども二の腕がすっかり開かれて、そこへ鼻先を寄せられる。汗ばんで、きっといけないニオイをさせているちがいない腋の下をしっかり嗅ぎ取られてしまうのだった。
申し訳なさにアリシアは心細げな顔をするが、少年は幸せそうに微笑みを向けてくるばかり。
さらに舌を長く伸ばすと、わき乳のあたりから二の腕にかけて大きなストロークで二度、三度往復させてきわどいエリア一帯を丹念に舐め取っていく。
性器に加えられるものと違って強い感覚があるわけではなく、ちょっとくすぐったいぐらいの刺戟なのだが、恥ずかしさと後ろめたさとが合わさると、なんだか胸が騒いで女の心を妖しくさせていくのだった。
きっとそういうところまでわかっていてしっかりと愛撫のメニューに加えているのだと思う。
アキトは女体の扱いについては実に手慣れていて、アリシア本人よりもずっと機微に通じて彼女をやさしく、そして容赦なく可愛がってくれるのだ。
褥でのあまりの巧みさに、交際し初めたばかりの頃は本当に童貞だったのかしらと疑ったこともあったのだが、
「ボク、この
後段はともかくとして、彼のいうことは確かにもっともだったかもしれない。
アキトは続けて、
「もしもアリシアさんに巡り逢うことがなければ、ボクは今でもごく普通の、何も知らないけれど、女の子の体には興味津々のごくごく真っ当な思春期を送っていたに違いないんですよっ」
真っ当な思春期ですって?!
結局、みんなあたしの所為だっていうのっ――!?
こうして責任を全て押しつけられてしまうと、悔しいような嬉しいようなで、気持ちは複雑になる。
でも彼の言葉に偽りがないことは、体の関係を重ねていくうちにアリシアにも自然に受け止められるようになっているのだった。
いくらそれまで男性経験がなかったといっても、オーラルセックスが特別なものであることは判る。
男女の誇張された愛情表現であることを。
強い絆がなければ、深く愛し合っていなければできないこと。
でも愛し合っていれば、自然に求めたくなることでもあるのだった。
自分にも好きになった男の体をよく知りたいという欲求が生まれてくるのを感じるようになっていたからだ。
今はまだ彼は許してはくれないけれど、アキトの性器を口に含んで、自分の愛撫で彼が情熱を弾けさせるのを間近にできたらどんなに素敵だろうなと、そんなことを普通に想像してしまうようになっていた。
「……はぁっ……アキトさんっ、くすぐったい……」
腋の下のくぼみの一番深いところ、その柔らかい部分に口づけてやさしく吸うと、乳先も口に含んで乳首が固くなるまで丁寧に舌の上を転がしていく。
「じゃあ、くすぐったくないことをしますね」
少年はアリシアを置き去りに、足下へと回ると彼女の座面の下にあった細長い椅子の上に身を横たえた。
そして背もたれを起こすと、彼の顔はちょうどいい具合に彼女の開いた陰部と向き合う形になるのだった。
明るい部屋で、女の恥部を何もかも無防備に晒して、それを誰よりも愛しい恋人の面前に広げてしまっている。
身持ちのいいアリシアにしてみれば、どうしようもなく淫らで恥ずかしい冒険に違いなかった。強い羞恥に体が震えてくるくらいに。
それでも曇りのない碧い瞳を懸命に、今にも秘所に顔を寄せようとしている少年の顔を見つめる。唇をきつく結んで、固唾を呑んで。
「……それがわたしよ……あなたの以外の男の人には、けして見せたことのない……いちばん恥ずかしいところ……」
自分を励まして、気持ちを強くして言葉にする。今日は何もかもを彼に見てもらうつもりでいたのだ。そう心に決めて、アキトからのデートの誘いに従ったのだった。
クンニリングスを求められることは判っていた。彼がいちばん好んですることだったから。
それでも、この体位はあまりにも大胆で刺激的なのだ。
そんな女にとって誇りの全てを奪われるような無慈悲な仕掛けに、彼はさらに手を加えて猥褻な行為のために閨にまで持ち込んできたのだから、それを受け入れてしまった段階で彼女の運命はもう定まってしまったようなものなのだった。
否応なくまた新しい自分と向き合うことになる――。
普通の身持ちのいい女の子だったら、けっしてしないような恥ずかしいセックスを自分はする。
なにが白き妖精なものかと思う。
こんなふうに淫らなことが大好きで、平気で男の子の顔の前で股間をひろげて晒けるような女の、どこが汚れを知らないスノーホワイトなのだろうと。
それなのに、そのはずなのに、彼は……。
アキトはいつだって、自分を大切にしてくれる。
本当に女神であるかのように尊んで、常に心と体を寄り添わせて幸せを願ってくれていた。
その気持ちに応えるには、自分だって虚飾を振り払って裸になって素の姿を晒すしかないと思うのだ。
彼のものになって、彼だけのものになって、身も心も愛する人に捧げる。
それが今の自分のできること、しなければならないことなのだと思う。
だってアキトはやがてはたった一人の
否、プライベートではもう既に婚姻の取り決めを果たしていると言えるのかもしれないのだった。
彼の左手の薬指には、今はもう自分がしているものと同じエンゲージリングが嵌められていた。
去年のクリスマスイヴに彼がくれた、大切な銀の指輪が。
わたしの夫、たった一人の、わたしの旦那さま……。
覚悟も新たにアリシアは少年と向き合う決心をすると、
「……可愛がって……ください……いつものように……」
自分から愛撫のおねだりをする。それはアリシアにとって初めてのことだったのかもしれない。
少年はアリシアの言葉に嬉しそうに目を細めている。
「もちろん、可愛がらせてくださいね……キミのことを……でも、その前に……」
アキトは顔を寄せると彼女の股間の臭いを嗅ぎはじめるのだった。
アリシアの女心が胸の中で小さく悲鳴を上げている。すごく恥ずかしいのに、でも自分のニオイに傅く恋人の姿には嬉しさも感じているのだった。
いくつもの屈折した思いを抱えるアリシアに
「いいにおい……なんていいにおいがするんだろう……」
少年は幸せそうに微笑みを浮かべて訴えかけてくるのだ。
「……ウソよ……そんなはず、ないわ……きたないですから……」
そんなきたないところがいいニオイなんてするはずがないのにと思う。
自分でも知っている、ただ疎ましいだけの汚穢な淫臭のことを。
それでも彼の言葉に嘘がないことも彼女にはわかっていた。
わかっているから、だから確かめずにはいられなかったのだ。
それが身も心も許した大好きな人にだけ向ける女のわがままであり、甘え。
「……だってキミは、ボクが誰よりも尊敬する、誰よりも大切な、誰よりも愛おしい人だから……だからキミが纏うにおいは、ボクにとって何よりも好ましい、良いにおいに違いないんです……」
「………」
「ああ、なんていいにおいがするんだろう……ボク大好き、キミのにおいが……」
アリシアは大きな瞳を潤ませて恋人を見つめる。通った鼻筋の白く端正な瓜実顔が今はすっかり茜色に染まっていた。
「……女はね……大好きな人から、そう言われるのがいちばん嬉しいの……だって、あたしもアキトさんの匂いが大好きだから……」
匂いの情報は脳の古い部分を刺激して、そこから情動や記憶、本能などに関わる脳全体の様々な部域へと投射されるという。
だから相手の匂いを好ましく感じるというのは、その人を好きと感じることに限りなく近いのだ。同義だと言ってもいい。
生まれたばかりのまだ目の見えない赤ちゃんも、母親のおっぱいの匂いを求めて乳房に吸いつく。人に限らず哺乳類にとって嗅覚情報は生存に必須であるだけでなく愛を育む力となるものだ。
でもそれだけではないとアリシアは思う。
アキトと巡り会った時の不思議な気持ち、懐かしいような胸のときめきは、匂いとともに強化されていったように感じているからだった。
褥を共にして、肌を重ねるたびにより強く、より愛おしく感じるようになっていったこと。
それはもっとずっと深いところで生じた心の共鳴であり納得だった。魂が呼び合っていたと言い換えてもいいのかもしれない。
「ねぇアリシアさん、ワレメを広げて中を見せてもらってもいいですか?」
「……いいわ……だって、この身体はみんな、アキトさん、あなたのものなんだから……」
高鳴る鼓動、アリシアの吐息もすでに熱っぽくなっている。
「ボクたちの……ですよ、ボクたちだけの……大切な命の宝ものなんですから……」
「じゃあ、アキトさんも、あたしたちだけのものね」
「ボクはガラクタだから放っておいてもいいんです――」
「ずるいわっ、そういうのって……いつもアキトさんばっかり……ああっ、やだっ……」
女のもう一つの白い唇が、左右から迫る男の親指によってグイッと展げられていた。
肉厚の白い唇の作る深い谷間は粘膜も広く大きくて、豊かな芳香を放って雄を誘っている。
内側に隠れていた花襞は密やかな湿地帯の広さに比べると大きくはないが、うねうねとした花弁の縁がカールしていて、少年は襞を傷つけないように指の腹で優しくなぞってそこをパックリと展げるとアリシアの女陰の全て、奥の方まで外気に触れられるようにするのだった。
粘膜全体が蜜を帯びてテラテラとしていて、興奮を覚えているのかうっすら赤みもさしてきているようである。
クリトリスもフードの下から外の様子を窺おうとしているようなのだ。
少年がふわふわした黄金色の和毛に覆われた陰阜に手を添えて少し引っ張り上げるようにすると、その愛くるしい真珠が頭をもたげて花芯の根本の小さな合わせ目までが視界に入るようになるのだった。
そこが今のアリシアがいちばん感じやすい急所であり、泣きどころ。
まだあまり愛撫馴れしていないクリトリスそのものにお仕置きを加える場合よりも、少し濃いめの刺戟を与えることができて、傷めることなく歓びを引き出すことができる官能のウィークポイントだ。
「アリシアさんのいちばんきれいなところが……もう紅葉しはじめたみたい……すごくきれいだ……」
「……見ないで……そんなに、見ないでください……」
「だって、さっきはみんな見せてくれるっていってたじゃないですか。ボクだってよーく見てからじゃないと、どこをどう可愛がったらいいかわからない。キミの金色の森の中で迷子になっちゃう」
陰部を飾る飴色の綿毛をこちょこちょくすぐって揶揄うようにする。
「いじわるっ、アキトさんのバカっ……そう言っていつもあたしをいじめるんだもん……いじめられれば気持ちも変わるわっ、だって女の子の気持ちは変わりやすいんだから……」
「またキミはそんな可愛いことを言ってボクを挑発するんだから……こんなに愛おしい姿をしたものを、どうしていじめたりなんかできますか? どこまでも繊細で、どこまでもやさしいキミの秘密……この上なく可愛い人の、この上なく可愛らしい秘密……」
「ひ――っ」
アリシアの腰がピンと跳ねて、細かく震えながらそのままの状態で凝固する。
広げられた粘膜の深い谷間に包まれていた敏感な突起が、いきなり彼の唇に捉えられてしまったのだ。
アキトはその扱いを実によく心得ていて、舐め転がしたり、強く吸ったりしなくても、彼女を快感に悶絶させる刺戟するべきツボを的確に愛してくれる。
ほんの僅かの間に視界がピンク一色に染まって頭の中に官能の靄がかかったような状態にされていた。
「かわいい……キミのここを見ていると、ボクはかぎりなくやさしい気持ちになれるんです……どこまでも愛おしくなって、やさしく大切にしなければいけないって……」
「アキトさんっ……やめないでっ……いま、やめられたらっ……あたしっ……」
「やめませんよ、やめたりなんかするもんですかっ……ボクはいつも、いつまでもこうしていたいんですから……」
「ああ――っ」
内診台の上のアリシアが身を捩って悩ましい刺戟に堪えている。
少年の舌が、今度は会陰からクリトリスまでの湿った谷間を広く、くまなく舐め上げるようにしていたからだった。
蜜を帯びていた粘膜は、柔らかく寄り添うようにしてなぞる舌の上に、女の潤いを豊かにふるまって、少年はあますところなくそれを甘露そのものであるかのように吸い尽くしていく。
「この椅子を使うと、ボクは両手が自由に使えるようになりますからね」
広げた股の間で、少年は手を大きく広げて見せつけるようにしていた。
画家の手、芸術を生み出すクリエイターの手、そしてアリシアをいつも愛して悩ませる男の手を。
恋の情熱に酔った女の目には、とりわけ右手の中指にある大きめなペンダコが目を惹く。
そのカサついた固い部分だけが異質で、敏感な柔肌には男そのものを感じずにはいられない、女を苛むそれはそれは憎らしい曲者なのだ。
「……これまで以上にステキなキモチのいいことをいっぱいして、今日はたーんと可愛がらせてください。だからアリシアさんもボクにいっぱい、女の子の蜜をご馳走してくださいねっ」
「アキトさんっ……愛してるわ……ああっ」
彼の顔の起伏を敏感な粘膜全体で感じるようになって、アリシアは固く目を閉じるとまた甘い夢の中へと堕ちていくのだった。
またお気に入りに加えていただき、ありがとうございます
まだ書ききれていないCパートも、なんとか上げたいのですが
今週末は時間が取れるかどうかわからないので
挿絵は別のタイトルの小説で使ったことがあるのですが
男の子の肌色からわかりますように
本来はアリシアさんとアキトくんを描いたものです