※この作品はR-18です。

TSおっぱいタイツ魔女の異世界冒険記――ただし即エロ堕ち(相棒は強気っ娘エルフ姫)   作:えぴっくにごつ

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一つの旅の終着。そして――?

 それから、いくらかの日数が経過。

 

 寿有亜にヨロズたちは、冒険の日々を続け。

 この幻想的な世界を巡り。時に力を合わせて戦い、勝利に喜び合い。

 時に冒険の最中に心躍らせ、スリルを感じ。時に驚くべき数々に感動し――

 

 時にはその日々の夜の営みで、濃密に、あるときはハードに愛し合いまぐわい合ったり。

 ……時には冒険中に不覚を取り、お約束のように淫らで背徳的な災難に遭ったりもした……

 

 そして今、ある地で。

 そんな冒険の日々が、一つの終着を迎えた――

 

 

 

「――……まさか、木っ端な人間どもが、ここまでの力を持つとは……ッ」

 

 そこはこの異世界の、この大陸の果ての地に存在する。冒険者ギルドが定めた最上級ダンジョン。

 ――魔王城と呼ばれる場所。

 

 その最奥で、その魔王城の主たる存在。巨大で禍々しい存在――魔王が。

 しかし――討ち倒され、沈み消滅して行く瞬間を迎えてた。

 

 その魔王に相対し。一様に鋭い表情を向けながらも、その光景を見守るいくつもの姿がある。

 

 寿有亜の相棒、エルフ姫のヨロズに。

 勇者の可音に、騎士のシュン。

 シノビの九牙に、ミコのクラリッサ。

 ウィザードのシスティナに、スナイパーのクロン。

 そして戦闘執事モードのサーシャに、戦闘メイドモードのメイド長まで。

 さらには、此度の最終決戦のために参戦した助っ人。褐色エルフ耳黒髪ツーサイドアップの、白スク姿のロリ娘剣士が。

 

 そのいずれもが今のここ、魔王城の謁見の間の内で、広く各所に散って配置し。

 戦闘モードを維持しながらも、向こうで消滅して行く魔王の巨大な姿を、固唾を飲んで注視している。

 

 そして、その皆の隊形のど真ん中に。堂々と優美なまでに立つ、寿有亜の姿があった。

 

 寿有亜は大きなトンガリ帽子の縁を抑え、もう片手で巨杖を魔王に向けて突き出している。

 

「――これが人の力だ。その力の前に――眠れ――」

 

 その姿で。寿有亜はその透る声色で、静かに宣告の言葉を紡いだ。

 

「――ククっ、見事だ人の子よ……しかし、人の心に闇が潜む限り、我はまた蘇るぞ……その時を、楽しみにしておくと良い……っ!」

 

 その向けられた寿有亜の台詞に。消滅しゆく姿の魔王が返し寄越したのは、そんな最期の足掻きの言葉。

 そして瞬間。魔王の巨大な姿の中心で、闇色の閃光が瞬き。

 

 魔王の身は、光体が爆発するかのように激しく発光。

 そして、最期は霧散するように消滅していった――

 

「――ふっ」

 

 その、巨大な敵の確かな消滅を確認すると共に。

 寿有亜は小さく声を零し、そして巨杖を演舞のように振るいながら下げ――戦いの完結を示した。

 

「――ぃ……いぃやったぁぁぁぁぁっ!!☆」

 

 その背後で次には。

 魔王の『討伐』を確信した可音が。おもいっきり歓喜の声を上げて、ガッツポーズの手振りと共に、大きくジャンプして喜びを示し。

 

「っし、コンプリートっ!」

「ふふっ、見事だったなっ!」

 

 ヨロズとシュンが、互いに凛とした笑みで。勝利を称えて、片手を叩き合わせてハイタッチを交わし。

 

「九牙さまっ、やりましたねっ!」

「う、うんっ!ホントに倒せたんだ……っ!」

 

 九牙とクラリッサは、二人で可愛らしく両手を合わせ、一緒にピョンピョンと跳ねて喜んでいる。

 

 他、システィナにクロン、サーシャにメイド長も、それぞれ一息を尽きながらも。

 互いを称え合い、勝利を喜ぶ言葉を交わしている。

 

 状況は、場所に今に見た光景が示す通り。

 寿有亜たちは、この世界を動乱と混乱に陥れていた根源――魔王をついに討ち倒したのだ。

 

「ついに、成し遂げたか」

 

 その、最後の魔王に最後の止めを刺した者こそ寿有亜であったが。その当人は、凛と決めた姿で飾り見えつつも。。

 静かな様子に声色で、何か実感は無さそうにそんな言葉を零す。

 

「――まさか、本当に倒してしまうとは。キミたちには驚かされてばかりだったな」

 

 そんな所へ背後より、愛らしい声色で声が掛かった。

 振り向いた寿有亜の背後に、ちょうど歩み寄って来て立ったのは。今先に皆の中に見えた、褐色エルフ耳のロリっ子。

 

「いえ、エイジャさんの助けがあってのものだ」

 

 それにそんな、評し合わせて感謝を込めた言葉を返す寿有亜。

 

 そのロリっ子は先にも述べた通り、此度の最終決戦のために参戦してくれた、手練れの剣士。

 

 ――その正体は姿に見える通り、ダークエルフ……ではない。

 なんとその正体は、「ゴブリンリーダー」の「男性」だ。

 

 実は、先日に寿有亜とヨロズがゴブリンに囚われてしまった事件の際。その救出討伐に参加して、二人を救ってくれたゴブリン討伐者。

 悪しきに堕ちた同胞のゴブリンを討って世界を回る、ゴブリンリーダーの討ち手。

 その彼、エイジャが。今の褐色ロリっ子の正体であったのだ。

 

 エイジャは。最終決戦前に、奇縁から寿有亜たちの助っ人として参加してくれることになったのだが。

 

 その途中で、寿有亜たちの周りで最早お約束のように起こる様になっていた、トンチキなトラブルに巻き込まれ。

 それによって性転換呪術を受けてしまい、性別が変わってしまい。

 それだけでなく、どういうわけか容姿が本来の女性ゴブリンのものではなく。肌や耳だけしか面影の残らぬ、ロリダークエルフみたいになってしまったのだ。

 

 エイジャ本人も最初こそ、やはりなかなかに戸惑ったが。しかし、その身に携えた技量までもを奪われたわけでは無かったため、気を取り直して気にしないでいれくれたが。

 寿有亜たちは、何かちょっと申し訳なく思っていたりした。

 

「いや、私は良くて少しおせっかいを妬いただけ。真の英雄は、君たちさ」

 

 そんなエイジャは今の寿有亜の礼の言葉に、しかしそう返して寿有亜たちを称える。

 

「寿有亜っ、やったねっ!」

「っと!」

 

 そんな直後、寿有亜の背後より。

 相棒兼恋人のヨロズが真っ先に。勝利を喜ぶ言葉と一緒に、背後よりおもいっきり飛びつき抱き着いてきた。

 

「やったやったっ!やったじゃんスーぴっ!」

「見事だったぞっ!」

「ついに勝てたんだね、みんなっ!」

「皆さんの力を合わせた結果ですっ!」

 

 さらには可音やシュン、九牙にクラリッサも次々に駆け寄り集い。

 寿有亜に周りからまた抱き着き、あるいは囲い。またそれぞれ勝利を喜び称える声をあげながら。

 次には寿有亜は、皆に揉みくちゃにされてしまう。

 

「ちょぁっ、おいおいっ」

 

 それに少し戸惑いつつも。しかし仲間と力を合わせた結果の、勝利を喜ぶ気持ちは変わらず。

 揉みくちゃにされながらもそれを受け入れ、笑みを浮かべる寿有亜。

 

「この絆が、魔王を討つことを成したのだな」

 

 それをエイジャは。そう評する言葉をまた零しつつ、光景を微笑ましく見守った。

 

「――みなっさ~ん……っ!」

 

 そんな皆の元へ。背後上空より声が降り注いだのは、その時であった。

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