※この作品はR-18です。

ずっと好きだった幼馴染と8年ぶりに再会したら、爆乳美女へと成長していた。   作:音有五角

1 / 8
第一章「八年ぶりの君」

 その時の夜空には、花火が上がっていた。家の庭で、僕達は一緒に絢爛とした夏空を見上げている。地元の花火大会で上がっている花火だ。騒々しい音にかき消されないよう、大きな声で想いを口にした。

 

「理奈、将来は結婚して、ずっと一緒にいような!」

 

 この時、まだ十二歳の子供だったから、恥ずかしげもなく、そんなことを言えた。

 

 理奈は顔を赤くして、嬉しそうに体を弾ませて、右手の小指をピンと立てた。

 

「じゃ、じゃあ、約束!」

 

 僕も小指を立てて、理奈と指切りをした。

 

「もちろん、いいぜ!」

「う、うわき、ダメ!」

「そんなことしないって!」

 

 なんて、マセた会話も交わした。

 

 でも、僕にとっては真剣なプロポーズだったんだ。

 

 ずっと、すっと一緒に過ごしてくれた、幼馴染の理奈はそれくらい大切な女の子で。好きな人なんだ。

 

 だから、この時の花火の音は、僕達を祝福する鐘の音のように聞こえた。

 

 だけどこの時の二人は、子供だったんだ。

 

 この時交わされた約束は、守られなかった。

 

 ずっと一緒には、いられなかったから。

 

 

 

 

 両親の突然の都合で、理奈は小学校の卒業と共に、東京へ行った。

 

 そう。僕達は呆気なく、離れ離れになってしまったのだ。

 

 ふるさとは東京から遠い田舎で、会いに行くことは難しかった。

 

 最初の方は連絡をよくとりあっていたけれど、頻度は減っていった。

 

 距離が遠くなって、疎遠になっていったのだ。

 

 でも僕は、ずっと理奈のことが好きだった。

 

 あの時のまま、思い出は止まっていて。

 

 花火のように、綺麗なままで。

 

 理奈はいつまでも、僕のお嫁さんだったんだ。

 

 忘れたことなんて、一度もない。

 

 花火が上がったあの日に、無邪気なプロポーズをしたことを。

 

 指切りして、約束したことを、鮮明に覚えている。

 

 ……まあつまり、引きずっているんだ。

 

 おかげで、あれから八年が経った今。僕は無事に童貞のままだ。

 

 二十歳になり、死んだ祖母と祖父から継いだ畑を経営して、なんとか日々を過ごしている。

 

 両親は別でやりたい仕事があって、理奈と同じように東京へ行った。

 

 農家を一人で継ぐことに反対されたりとか、色々あったけど。僕はここに残った。なにもない、田舎だけど。

 

 理奈を追いかけて東京へ就職する……そんな勇気は、沸かなくて。

 

 代わりに、理奈との思い出が残る、この田舎に住み続けた。

 

 僕はずっと、前へ進めずにいたんだ。

 

 

 

 

 そんなどこか、鬱屈としていた時だった。理奈の母親から突然電話がかかってきた。

 

 聞けば、僕の両親とはまだ交流が続いていて、今は同じ都内ということで、たまに会っているのだという。

 

 そして理奈の母親は僕に相談があって、電話したのだという。

 

 そしてその内容はとんでもないものだった。

 

「燐くん、今祖父母さんの家にいるんでしょう?」

「はい」

「ウチの理奈を、しばらく泊めてあげてくれないかしら?」

「え?」

「理奈ね、今大学生なんだけど。ちょっと色々あって、休学中なのよ」

「ん? は? あ、はい」

「気分転換させてあげてほしいの。ほら、田舎の空気はヒーリング効果があるっていうでしょう?」

 

 大学生の理奈。僕のことを、田舎臭いとか思われないだろうか。

 

 というか、待て。理奈が、家に来る? 8年ぶりに会える?

 

「ちょ、ちょっと待ってください。僕と理奈で二人きりって、色々とヤバくないですか。そもそも、休学ってなにが――」

「じゃあ、頼んだわよ。駅まで迎えに行ってあげてね」

 

 ブツ、と電話が切られてしまう。

 

 ものすごく一方的だ。

 

 そして僕の胸は、ひどく高鳴っていた。

 

 

 

 

 蝉の声が聞こえる、夏の季節。

 

 あの時も、夏だったか。

 

 最寄りの駅前で車を停める。

 

 田舎の駅だから、駅前には小さな喫茶店があるくらいだ。

 

 都会に疲れた人達が、田舎に癒されるって言うけど。八年も東京に住んだら、こんなの不便だな、くらいにしか思わない気がする……。

 

 駅前へ向かって歩く。ちょうど、電車が1台去っていった。

 

 改札口から、人々が降りる。

 

 その中に……見つけた。

 

 僕は思わず、息を飲んだ。

 

 顔立ちがほとんどあの時のままだったから、すぐにわかった。

 

 ぱっちりとした双眸の、可愛らしい童顔で。腰の辺りまで伸びた、長い黒髪。

 

 世界が止まった。呼吸を忘れるくらいに、理奈は可愛くなっていた。大人になっていた。

 

 ……というかストレートにいうと、こう、あれだ。

 

 エロくなった(直球)。

 

 青い半袖のサマーニット。胸元をこれでもか、と押し上げる二つの膨らみ。サマーニットが窮屈そうに見えるほどの爆乳だ。その扇情的すぎるラインは、可愛らしい顔立ちと良いギャップを生み出している。黒いミニスカートは綺麗な足が伸びており、サマーニットはスカートの中に入れている。そのおかげて腰まわりがきゅっと締まっているのがわかる。そのくせ出るところは出ているので、目のやり場に困りそうであった。

 

 背丈は僕の胸元ぐらいなのに、こう、色々とデカい……。

 

「あ……」

 

 僕と目が合うと、理奈はこちらへ駆け寄った。そして顔を赤くして、照れ臭そうに言う。

 

「久しぶり、だね。りっくん……」

「あ、ああ」

 

 8年ぶりに再会した幼馴染は、大人の美女になっていた。

 

 田舎に、過去の思い出にとらわれ続けた僕には、眩し過ぎた。

 

 

 

 

 僕が運転する車の中での会話は気まずかった。子供から大人になる期間の、8年間はあまりに重いのだ。お互い、変に緊張しているのが目に見えていた。

 

「りっくん、大きく、なったね」

「そ、そうかな」

 

 あやうく、理奈もデカくなったよな、と言いそうになる。

 

 多分、色々な意味でとれてしまうから、色々な意味でよくない。

 

 ……でも実際、この爆乳はマジでデカい。

 

 理奈は助手席に座っているのだが、シートベルトが膨らみに埋もれ、沈むのだ。すごい。

 

「東京って、やっぱ、すごいか」

「どう、かな。あんまり好きじゃない、かも」

「そう、か」

 

 休学って、大学生活が上手くいっていない、ということなのだろうか。

 

 まあ、体の具合が悪いわけじゃなさそうなのは、良いことだけれど……。

 

「農業、大変?」

「まあ、それなりには……販売とか出荷は、人を雇っている」

「すごいね。もう、立派な社会人さんみたい」

「い、いや。じいちゃんとばあちゃんの仕事を継いだ通りにやっているだけだから。運が良いだけだ」

 

 そんな感じで、家にたどり着いた。

 

 ずっとずっと、心臓は高鳴りっぱなしだった。

 

 

 

 

「部屋余ってるし、好きに使ってくれ」

「うん。ありがと」

 

 二階の部屋に案内して、僕は一階に降り、茶の間の畳の上に座り一息つく。

 

「……理性を保てるだろうか」

 

 切実な問題である。

 

 相手は、今までずっと想ってきた、大好きな幼馴染。

 

 しかも、爆乳美女へ進化している。

 

 童貞には刺激が強すぎだ。

 

 エアコンと、テレビをつける。特に興味もない内容だったが、ぼんやりと眺めた。

 

「りっくん……?」

 

 引き戸を開けて、理奈が入ってくる。

 

 歩くたびに、動くたびに、ぷるるん、とサマーニットの下の爆乳が揺れる。僕は慌てて目をそらした。

 

 理奈はテーブルの対面に座った。

 

「そういや、何日泊まる予定なんだ?」

「え? 何日……だろ」

「決めてないのか」

「りっくんは……いつまで、泊めてくれるの?」

「何日でもいいぞ。幼馴染なんだから」

「本当? ありがとう……」

「けどさ。なにがあったんだ?」

「えっとね……」

 

 そうして、ここへ来ることになった事情を話してくれた。

 

 やはりというべきか、理奈は大学生活が上手くいっていないらしかった。

 

 結論から言えば、陰湿なイジメというやつだ。無視はもちろんとして、ひどい時は水をかけられたり、テキストを破かれたりするらしい。

 

 朝の満員電車に乗る時も、そんな日々のストレスからか、過呼吸などの症状が現れ、両親に相談し、一旦は休学という措置をとったらしい。

 

 ……正直に言うと。

 

 つい、思ってしまった。

 

 もう東京なんかにいなくていいじゃないかって。

 

 もうこのまま、僕の家にいればいいじゃんって。

 

 ずっと、いればいいじゃないかって。

 

 僕と一緒に暮らそうって。

 

 そうすれば、離れることはないから……。

 

 ……けど、もうそんなプロポーズは出来なかった。

 

 僕達はもう大人だ。

 

 理奈にはもう、理奈の将来がある。大学で学びたいこと。そして、やりたい仕事だってあるだろう。

 

 もう、理奈は東京の女の子なのだ。

 

 こんなに綺麗で、可愛いし……。

 

 あんまり考えたくはないけど。好きな人とか、彼氏がいる可能性はある。

 

 大体、幼馴染とはいえ、8年も会っていない男が、プロポーズなんてできるわけない……。付き合ってすらいない、もはや遠い存在だ。

 

「……ゆっくり、していってくれよ」

 

 だから、それだけしか言えなかった。

 

「うん。立ち直れたら、また、頑張れると思うから。これからよろしくね」

 

 ……じゃあ、立ち直らせないようにしようか。

 

 なんて、そんなことを考えた。

 

 

 買い出しと夕食は理奈がやってくれた。居候として、世話をさせてほしいとのことだ。料理は美味しくて、家庭的な一面を見た僕は、増々理奈への意識を高めた。

 

 一日かけて気まずさは無くなったが、やはり、あの時のような距離感というわけにはいかない。

 

 ……特に理奈が風呂に入った時は緊張してしょうがなかった。

 

 まあ僕が先に入ったんだけどね……。後に入る勇気はなかった。

 

 そうして夜を迎え、僕は一階。理奈は二階の個室で寝た。

 

 ……もちろん、寝れなかった。

 

 というか……ある邪な気持ちが、湧いた。

 

 脱衣場……理奈の下着とか、あったりしないだろうか。

 

 もしも、あったら……。

 

 なんて、考えて。変態だ。最低だ。

 

 でも、気になって、止まらなかった。

 

 深夜一時。脱衣所へ行き、籠の中を漁った。

 

 ……あった。白いパンツ。楚々とした、可愛らしいデザイン。

 

 が、その前に気になることがある。

 

「……僕のパンツがないな」

 

 入れたはずだが、ない。洗濯機の中にもない。

 

 ……いやまさかと思いつつ、階段から二階を見上げる。明かりはついていた。

 

 足音を殺しつつ、部屋の前へ。引き戸を少しだけ開け、中を見た。

 

「っ、あ、ああっ♡ りっくん、りっくん♡」

 

 ……そこには、敷布団の上で、オナニーをする里奈がいた。

 

 ピンク色のパジャマ。下はなにも穿いていない。剥き出しの綺麗なマンコに、僕のパンツを右手でこすりつけながら、騎乗位のような体勢で腰を激しく振りながら、オナニーをしている。

 

 動くたびに、胸のボタンが飛びそうなくらい、窮屈そうなピンク色のパジャマの膨らみが揺れる。

 

 ……ヤバい。

 

 エロすぎる。

 

 僕のパンツを使いオナニーをしている衝撃もそうだが、感じている理奈が可愛いすぎる。

 

 頬を赤くして、夢中な様子でパンツをマンコにゴシゴシこすり、セックスしているかのように、腰も振っている。なんてあられもない姿。

 

 でも、上のパジャマ、脱いでほしい……。

 

 その下にある、そのデカい膨らみが見たい。触りたい。

 

「あんっ、あ、あっ♡ い、いいっ、ふ、ふぁっ、はっ♡」

 

 僕のパンツを使っているから、もしかして、僕とのセックスを想像している……?

 

 胸が高鳴る。

 

 僕のペニスはすぐに反応し、勃起する。

 

 この光景をオカズに……いや、もう、部屋の中へ入って理奈を襲いたい。

 

 でも……。

 

 だ、ダメだ。理奈は大切な人だ。

 

 こんな形で手をだしたら、まるで理奈を体で払わせて、泊めているみたいになる。

 

 好きだからこそ、ちゃんとしないと。

 

 一線を越えるなら、なおさら……。

 

 だけど、本能も抑えられない!

 

 僕は、煩悶に煩悶を重ねて。

 

 理奈の部屋の引き戸を――。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。