俺はシャワーで軽く体を流してから、夕月と一緒に湯舟に入った。
ザブンと湯面が波打ち、浴槽からあふれ出る。二人分の体積でお湯の三分の一くらいがなくなってしまった。次に妹と入浴するときはお湯を少なめに調節しよう。
「ふぅ……」
お湯の熱で、体の芯がじんわり温まってきて心地がいい。
「お兄ちゃん、一人でほっこりしないでよ」
「ああ、すまん」
夕月は俺の広げた股のところに正座をし、ペニスにコンドームを被せようとしていた。だがお湯の中なので、器用な彼女でも少し手こずっているらしい。
「ん、できた」
「悪いな、お前にさせて」
「もう覚えたし、次からはすぐ付けれるよ」
「そうか」
今後もお風呂セックスをするつもりの夕月に、股間がますます熱を帯びる。
「じゃ、おちんちん借りるね」
不可思議な言い回しがちょっと面白い。だが裏腹に、俺の腰にまたがって肉棒をつかみ、体を下ろしていく姿はとんでもなく色っぽかった。何も言えず、ただその妖艶な光景に目を奪われてしまう。
「ンンッ……」
ヌプと、亀頭が気持ちのいい粘膜に包まれる。夕月の膣内はお湯の中よりも温かかった。肉竿を奥まで飲み込み、グネグネとうねって絡みついてくる。
数日ぶりの妹の膣は、まるで初めて挿れたときのように具合がよかった。
「うっ……夕月、締まりやばっ……」
「んッ、お兄ちゃんのも、いつもより硬い」
震えの混じった夕月の甘ったるい声が、やけに浴室内に反響する。顔と顔の距離が近いせいか、妹の漏らす吐息が耳に当たってくすぐったい。
「夕月とするの、久しぶりだからな」
「お兄ちゃん、溜まってた?」
「すごく溜まってた」
「まあ、私もだけど」
夕月とセックスするときは、挿入してからすぐには動かさず、しばらく話していることが多い。その間にペニスが膣内に馴染んで、すごく気持ちいいのだそうだ。
「そういえば、この体勢でするのって初めてだな」
「んっ……そう、だっけ」
これは多分、対面座位というのだろう。この体位でするのも、こんなに明るいところでするのも初めてだ。
「そろそろ動くか?」
「もうちょっと、まって……ぁっ……」
ほんの少し動いただけで、夕月が悩ましげな声を漏らす。だがその表情はわりと涼やかに見えた。
玄関でイかせたときや洗面所で脱がしたとき、お風呂でキスをしたときなんかは、いつもと違う状況なだけあって少し緊張しているように見えた。だが挿入は何度も経験してきたので、今はリラックスしているように見える。
(いや……いつもよりちょっと顔が赤いか?)
お湯の中にいるせいだろうか。それにしてはずいぶん火照っているようだし、普段より感度も上がっている気がする。
というか――。
(ほんと、綺麗な顔しているよな)
挿入して感じているときの顔を、明るい場所で見るのも初めてだ。
改めて、長いまつ毛や二重でくりっとした目元、すっと通った鼻筋や色素は薄いがふるんと潤った唇に、目を奪われる。こうして間近で見ると、やっぱりとんでもない美少女だ。感じているせいか、その美貌も色気も数倍増しに感じる。
思わず手を伸ばし、赤らんだ頬に触れた。
「ん……いいよ、して」
キスのお伺いだと思ったらしい。せっかくなのでお言葉に甘えて顔を近づける。
「もう、動くよ」
「うん……ぁっ、んむっ……んっ、んッ……」
唇を奪いながら、股間を突き上げるように動かす。相変わらずのフィット感に全身がブルリと震えた。絡みついて収縮する膣内だけでも気持ちいいのに、くちゅくちゅと交わるキスの快感もあわさって頭の後ろがぼうっとしてくる。
お湯と、密着する夕月の体温でどんどんのぼせていく。だけどこの柔らかい体を離したくない。俺の肩をつかむ細い手も、ピストンのたびに胸板をこすってくる可愛い乳首も、もっと味わっていたい。
「夕月、おっぱい触っていいか?」
「……むり。てか、あんまり見ないで」
「なんで?」
「だって、そんなに大きくないし」
「は? それが理由?」
「……お兄ちゃんって巨乳好きでしょ。小さいとか言われたら、ショックだし」
「はぁ……」
俺は一度抽送を止めて、彼女の生おっぱいにやんわり手を当てた。
(うわ、柔らか……)
服の上から揉むときも思っていたが、夕月のおっぱいは多分マシュマロより柔らかい。なのに水風船のような弾力もある。それが直に触るとより感じることができた。大きさだって申し分ない。というか、別に小さかろうが夕月の乳房というだけで、俺は夢中になる自信がある。
兄の理性をたやすく吹っ飛ばすくらい可愛くて、一度挿れたらもうオナニーができなくなるくらいの名器で、おまけにこんな柔らかくて触り心地のいいおっぱいを持っていて、いったいどれほどの魅力を重ねれば気が済むのだろう。
だというのにこの妹は、自分の胸の大きさをコンプレックスに感じていたらしい。
「お前、そんなこと気にしてたのか……だから胸見せたがらなかったんだな」
「だって、お兄ちゃん、マユみたいな大きいおっぱいがいいんでしょ」
「どうしてマユちゃんが出てくる」
「隠さなくていいよ。さっき試合のあとも、マユに見惚れてたし」
はいはい知ってますよ、みたいな口調で夕月が言ってくる。
「いや、あれは夕月を見てたんだが」
「うそ」
「真っ先に妹に目がいくに決まってんだろ、兄貴なんだから」
「……そうなの?」
「当たり前だろ。それに、俺は別に巨乳好きってわけじゃ――」
「それはうそ、エロ
夕月がきゅっと膣内を締めてくる。不意打ちのような締め付けに思わず変な声が出る。文句を言おうと思ったが、妹が打って変わって嬉しそうに頬をゆるめているので見惚れてしまう。
つい、手のひらで包んでいた柔乳をむにゅと揉み込む。
「あッ……んっ、もう、いきなり揉まないでよ」
「いつも揉んでんじゃん」
「服の上からでしょ。直接だと、くすぐったいの強いから」
「感じやすいってことか」
これも前々から思っていたが夕月は胸も性感帯だ。特に乳首が弱いらしく、服の上から捏ねるだけで何度かイったこともある。恥ずかしいのか妹はいつもそれを隠そうとしているが、膣の締め付けや唇を引き結ぶ仕草でバレバレだ。
「んぅっ、ふ……あっ、お兄ちゃん、揉み方やらしい」
「ほんと大きくなったよな。前はぺったんこだったのに」
「それ、変態っぽい……ぁッんっ、ん゛んっ……!」
ピンク色の乳首を指でつまむと、それだけで夕月は肩を震わせた。軽くイってしまったらしい。
きゅううっと収縮する膣奥に、肉棒がビクンと悲鳴を上げる。
「やば、もう出そう」
「動く?」
「ああ、夕月も合わせて動いて」
「ん……」
夕月が両腕を俺の首に回してくる。鼻先が触れ合う距離で、俺は妹のイき顔を鑑賞することにした。
「あっ、あぁッ……んっあッ、あっ奥っ、ん゛ぅっ……はぁ、ぁっ……ッ」
腹筋を使って腰をうねらせ出し入れを再開する。いつもの抽送音ではなく、湯面がパシャパシャと波打つ音が響き出す。次第に波が激しくなってまた浴槽からお湯があふれた。波の勢いで浴槽自体が揺れているみたいだ。
「アッ、あんっ、お……にいちゃんのっ、きもちいいとこ当たってっ……」
体を離してやや仰け反ったせいか、角度的に肉棒がいいところをこすっているらしい。突き上げに合わせ、夕月の美乳がたゆんと揺れる。エロ動画でしか見たことのない光景だ。そんなエロい乳房の変化を俺が起こしているのだと思うと、ますますピストンを強めて揺らしたくなってしまう。
「あぁッ、あぁんっ、お兄ちゃん、そこっ、あッ……あ、おっぱいだめっ、こすっちゃっ……」
可愛く尖り立った蕾をくりくりといじりながら抽送を深めていくと、夕月がぎゅうっと抱きついてきた。乳首への愛撫をやめさせようと勝手に体が動いたのだろう。
裸で抱き合う心地よさに、気を失いそうになる。俺より1度高い夕月の体がぴったりくっつく。彼女の魅惑的な凹凸が俺の胸板で潰れていく感覚に、全身が昂る。
「夕月、イくっ、出る」
「うん、私も、またイくっ……一緒に」
夕月をぎゅうっと抱き締め返した瞬間、尻奥から熱がこみ上げた。ビュク、ビュクと尿道が精をひり出していく。
「ん゛んッッ、アッ、はぁぁ、ぁっ――ッ」
溜め込んだ快楽をすべて吐き出すように、夕月が絶頂に喘いだ。
「なんだ、これ……射精、止まんない」
「……う、ぅッ……私も、とまんなっ……んっ、あぁんッ……」
射精感の快楽が終わらない。たまらず細い体を強く抱き締める。すると夕月は絞り出すような、今まで聞いたことのない色っぽい声で鳴いた。
「……平気か、夕月?」
「う……んッ、むり……まだ、チカチカする」
「俺も、まだ出てる感じするわ」
「うん、お兄ちゃんの、まだびくびくって、してる」
「ゴム、破れてたらごめんな」
「……別に、いいよ……しょうがないし」
「なんなんだろうな、これ」
「わかんないっ……いつもより、うんと気持ちいい」
「風呂だと、こうなっちまうのかな」
「だったら、明日も一緒に入ろ……?」
「だな」
こんな快楽がこの世にあるとは知らなかった。それは夕月と初めてキスをしたときも、初めてセックスをしたときも、それからセックスをするたびに思ったものだが……今回は段違いだ。いったいこれから先、何度快楽を更新していくのだろう。
「そろそろ、抜くか?」
「あっ、待って……今動かれると、つらい」
「そうか」
「うん、もうちょっと、このまま」
強く抱き締め合っていた体から力が抜け、俺たちはいたわるようなハグをした。
幸いなことに、ゴムは破れていなかった。
だが相当大量だったのか、外したときに精液がお湯の中に漏れ出た。それを結んで浴槽の外に放り、今、夕月は俺と同じほうを向き、背中を預けている。
全裸の夕月を後ろから抱き締める。それは兄としても、男としても充足感に満たされるものだった。
「お兄ちゃんの精子、たくさん浮いてる」
夕月が湯の中をさまよっている精液を指ですくい、指と指の間でいじり糸を引かせる。
「……さすがに溜めすぎた」
「オナニー、すればよかったのに」
「オナっ……てお前、恥ずかしげもなく……てか夕月はオナニーしたことあんのか?」
「私、したことない」
「マジか」
女の子も普通にすると聞いたことがあるのだが、夕月には当てはまらないらしい。
「そういうの、あんま分かんなかったし、それに寝るときはだいたいお兄ちゃんと一緒だったし。そういうのって、寝るときにするもんでしょ」
夕月が穢れのない顔で俺を振り返る。そんな曇りのない瞳で見つめないでほしい。夕月のいないときや風呂に行っているときを見計らってシコシコしていた俺が、すごく汚れて思える。おまけに妹をそのオカズに使ったこともあるだなど、決して言えまい。
俺は話題を変えることにした。
「夕月のうなじって綺麗だよな」
「ぇ、そうなの……? 自分じゃあんまり見えないから……ていうかおっぱい揉みながら言われても、説得力ない」
お湯の中でふよふよと乳房を弄んでいた俺の手に、夕月が手を重ねる。やめさせようという意思は感じない。なので引き続き、柔らかい奇跡のおっぱいを揉むことにした。
「夕月の胸は、綺麗より可愛いって感じだと思うぞ」
「なにが違うのそれ」
「さあ」
「んっ……あんっ……お兄ちゃんって、ほんとおっぱい好きだよね」
「まあ、正直そうだな」
「あっ、あぁんッ……それっ、そこクリクリってされるの、だめかも」
「こうか?」
「ん゛っ……ん゛ぅっ―—、 ――っ、……はぁ……もう、またイっちゃったし……」
「夕月がこんなに乳首弱いとは知らなかった」
「私も……ぁッ、も、だめ……しばらく休憩しよ、のぼせちゃうよ」
「ああ、すまん」
つまんでいた乳首から指を離すと、夕月はようやくといった感じで俺に体重を掛けてきた。濡れた後頭部が俺の肩にトンと当たる。まるで妹の座椅子になった気分だ。
「……あ、そうだ。マユがね、お兄ちゃんのことカッコイイって」
「へ、そうなん?」
「うわ、お兄ちゃん……キモ」
「いや、どう反応しろと」
「なんか、この前マユうちに来たでしょ? そのときに……まあいろいろあってキュンとしちゃったんだって」
「肝心なところを省くなよ」
「別に、たいしたところじゃないし」
「そうかー、でもまあ素直に嬉しいわ」
「マユ、お兄ちゃんに恋しちゃったのかな」
「いや……俺に聞かれても」
「だよね。私もそういうの疎いからさ……実際どうなんだろ」
「だから俺に聞くなよ」
「ねぇ、もしマユに告られたらさ、お兄ちゃん付き合う? 付き合いたいんなら協力してあげようか」
夕月が、おっぱいをたぷたぷと揺らしていた俺の手をつかむ。今度は一旦止めてという意思表示だ。横目でじいっとうかがってくる眼差しは、真意が読み取れない。
「……家事とバイトが忙しいから無理、かな」
「ふーん……お兄ちゃんってつまんないね」
なら、なんでお前はそんな嬉しそうな顔をするんだよ。
「はい、おっぱい触っていいよ」
妹が俺の手から、手を離す。許しが出たので俺は再び乳房を堪能することにした。下乳を持ち上げ、いやらしい手つきで揉んでみる。やっぱり、夕月のおっぱいは揉み心地がいい。ちょうど俺の手からギリギリはみ出るサイズだし、ちょっと力を込めると指の間から乳肉がこぼれる感じもたまらない。手のひらに吸い付いてくるみたいに馴染む。
「ん……お兄ちゃん」
「なに?」
「私たちって、体の相性やばいよね……?」
「そうだな」
「兄妹だからかな」
「わからんな」
「だよね」
これが夕月とだからなのか、女の子の体は皆こんなに気持ちいいものなのかは知らない。知るつもりもない。今のところ、俺に夕月以外の子と体を重ねる選択肢はない。
「ただ、夕月の中は気持ちよすぎる」
「お兄ちゃん、前もそれ言ってたよね。ミミズ百匹だっけ」
「ミミズ千本な。おかげでもうオナニーできんわ」
「意味わかんない」
お風呂にいるせいか、夕月の耳が真っ赤になっている。美少女は耳まで綺麗な形をしているらしい。
「夕月、耳めっちゃ赤いな。のぼせたか?」
「んぁっ、みみはだめ……」
ビクンと体を震わせた妹に、ふつふつと嗜虐心が湧いてくる。俺はまた一つ夕月の性感帯を見つけてしまったようだ。
「お前、耳も弱かったのか」
「……お兄ちゃん、耳も舐めたかったりする?」
「いいのか?」
「エッチしながらだったら、いいよ」
「よし」
「お兄ちゃん、また硬くなってるし」
夕月の腰のあたりに当たっているペニスが、すでにギンギンに勃起していた。
「お湯の中だとさすがにのぼせるから、立ってするか」
「そーだね。てか立ってするのも初めてかも」
考えてみれば、夕月を抱くときはいつも正常位か、四つん這いになった彼女を後ろから突くか、イきすぎてうつ伏せになったところを追い打ちで出し入れするか、あとは寝そべりながら挿れるかだった。
バシャ、二人で立ち上がると少しぼうっとする。
「あ、待ってゴム……」
夕月が白いお尻を向けながら11個入りになったコンドームの箱に手を伸ばす。
明日は日曜日だ。
今から二日間抱きまくれば、もしかしたら1箱使い切ってしまうかもしれない。いや多分使い切る。
「お待たせ。付けるね」
妹が慣れた手つきでペニスにゴムを被せる。そうして後ろを向いた夕月と、俺は二回戦目をおっぱじめた。