※この作品はR-18です。

二人暮らしなら妹とするのも当たり前だよね。   作:月見ハク

15 / 43
第15話 二度目の中出しセックス

 お互いタオルで拭き合い、妹の髪を丁寧にドライヤーで乾かし終えると、俺はそそくさと洗面所を出ることにした。

 

「カレー作ってくるわ」

「うん」

「夕月も荷物キャリーバッグに詰め込んでおけよ」

「へいへい」

 

 俺の口癖を真似る妹の後ろ姿をちらりと見る。彼女はショートパンツにTシャツ一枚という無防備な姿で、鏡に向かって髪をとかしていた。湯上がりの頬は上気していて、白い首筋には新しい汗がうっすらにじんでいる。

 

 つい妹のショートパンツのお尻に目がいってしまう。ほどよく肉付きのいい小尻にゴクリと唾を飲み込む。ちょうど昨日の今ごろ、俺はこの洗面所であの下半身にペニスを挿入し、中に精を放った。

 

 洗面台に向かう彼女を見ていると、どうもあの光景が――熱い膣内の気持ちよさが脳裏によびがえってしまう。ふぅとため息をついて煩悩を口から吐き出し、俺はやや湿気のこもる洗面所をあとにした。

 

(あー……これはヤバいわ)

 

 廊下に出ると、沈みかけの夕暮れがリビングを赤黒く染めている。誰もいない家。妹とどんなにセックスをしても咎められることのない二人暮らし。またしてもデジャブ感が襲ってきた。

 

 すっかり愛欲に飲まれてしまった気がする。これまでも週末になれば兄妹で猿のようにセックスにふけっていた。でもそれは俺のベッドでだったし、今よりお互い淡々としていたし、今より性欲が先行していた気がする。

 

 今は、とにかく夕月を抱きたくて仕方がない。いやそれも思い返せば前からだったが、今すぐ洗面所に引き返して襲いたいなんて思うほどではなかった。今や俺のベッドだけでなく、生活空間すべてが妹とセックスする場所に見えてきてしまう。これはもう重症だ。

 

 俺は眉間を押さえると、妹が「キモ」「変態」などと過去に口にしてきた悪態の数々を思い出し、頭を冷やしてからキッチンへ向かった。

 

 

 

 

 20分ほどすると、夕月がキッチンへやってきた。

 

「お兄ちゃん、もうできそ?」

「あー、あと10分くらい」

「じゃ、私サラダ作るね」

「荷造りは終わったのか?」

「うん、ちゃちゃっと済ませた」

 

 妹が冷蔵庫からレタスやら豆苗(とうみょう)やらを取り出し、手際よく洗ったり切ったりし始める。

 

「今日当番だから俺がやんのに。待ちきれないほど腹減ったのか?」

「別に、手伝ったほうがラクでしょ」

「そりゃ助かるけどさ」

「それに早く終われば、そのぶんエッチする時間できるし」

「まあ、そりゃな」

 

 などとクールに返しつつ、またしても唐突にぶっこんでくる夕月に心臓がドクンと波打つ。条件反射的に股間へ熱が集まり、精巣がぐつぐつと射精の準備を始めてしまう。

 

 まったくこの妹は兄の股間をどこまで苛つかせれば気が済むのだろうか。

 

「あ、それともお兄ちゃんもう疲れた?」

「いや、それはない」

「そ」

「ん」

「じゃー、夕飯食べたらベッド行こ」

「へいへい」

 

 ほんのり上機嫌になっている夕月を思わず抱き締めたくなる。いつから俺の妹はこんなに可愛くなってしまったのか。

 

 まあ、夕月がこうまで俺に甘えてくる理由は分かっている。明日から2泊3日の修学旅行に行くからだ。

 

 彼女にとって初めての外泊で、一日以上俺と顔を合わせないなんてことも初めての経験だ。それくらい俺と夕月はいつも一緒にいた。だから不安で、寂しいのだろう。

 

「サラダ完成」

「カレーもいい感じに煮立ったぞ」

「お皿出すね」

「ほい」

 

 

 二人でテーブルに並んで座り、カレーを口に運ぶ。「からっ」と文句を言いながらも妹は大辛カレーを完食し、珍しくおかわりまでした。

 

 食器を片づけ洗濯物を干し、その間に夕月が取り込んだ洗濯物を畳む。いつもなら食後はダラダラとテレビを観たりゲームをしたりするのだが、今夜は食休みもそこそこに洗面所で歯を磨く。

 

「もっかいバッグの中確認してくるね」

「ほい」

 

 先にベッド温めておいてよと謎の上から目線の指示を受け、おとなしく自室へ戻ってベッドにもぐり込む。

 

 豆電球しか付けていないのに部屋の中が妙に明るい。窓からの月明かりがうっすらと部屋の輪郭を浮かび上がらせていた。どうやら今日は満月らしい。

 

「お待たせー、お兄ちゃんもう寝ちゃった?」

「いや起きてるよ」

「ん、ちょっと場所空けて」

「はいよ」

 

 布団を持ち上げると、いつもの定位置に夕月が滑り込んできた。寒くもないのに「うーさぶっ」と言いながら俺の胸元で猫のように丸くなる妹を、優しく抱き締める。一緒に寝るときのいつもの儀式だ。

 

(ん?)

 

 夕月の両肩が露出している。目を凝らすと、妹は見たことのない部屋着を着ていた。紺色のだぼっとした半袖パーカー。見慣れないのに妙に見慣れたこの服は。

 

「それ、俺のじゃね?」

「うん、借りた。私の部屋着バッグに詰めちゃったから」

「なるほど」

 

 もはや妹の奇行に驚きはしない。というかオーバーサイズの兄の部屋着を着ている夕月がめちゃめちゃエロい。なんだか妙に男としての独占欲が刺激されてしまう。俺は妹のこういうあざとい行動に弱い。

 

 なんとなく、パーカーに包まれた彼女の輪郭を確かめたくて体を撫でていくと、腰を過ぎたあたりでムニと張りのある生尻の感触があった。

 

「……お前、パンツは?」

「濡れたから洗濯機入れちゃった。どうせ脱ぐんだし、お兄ちゃんラクでしょ」

「ラクってお前」

「あ、それとも脱がすのがよかったりする?」

「いや、どっちでもいいよ」

 

 ぶっきらぼうに返しつつ、パーカーからはみ出たすべすべのお尻をつい揉んでしまう。

 

 さっきからいちいち兄のツボを突いてくるのはいったい何なのだろう。全裸に俺の部屋着一枚だけとかエロいにもほどがある。

 

「んッ……お兄ちゃんてお尻も好きだったりする?」

「まあ男はみんなそーだろうな」

「ふーん、やっぱエロ(にい)だ」

「お前もエロ妹だろ」

「えろまい?」

「エロすぎる妹」

「私エロくないし」

「いやこの格好がすでにエロいんだよ」

 

 なぜか、はしたない妹を注意する兄みたいな口調になってしまう。妹のパーカーの裾をめくり上げて生尻を夢中で揉みまくっている俺に注意する資格など絶対にない。

 

「お兄ちゃんの手、あったか。んっ……こういう格好、好き?」

「だいぶ好きな部類だな」

「そ。じゃー今度からたまにこれで寝るね」

「ほどほどにな。風邪引かないように」

「うん」

 

 夕月が頭をトンと胸元にくっつけ顔を埋めてくる。すんすんと匂いを嗅いでくるのがほんのりこそばゆい。今も忙しなくお尻を揉まれているとは思えないほど、リラックスした甘えっぷりだ。

 

「お兄ちゃんの、すっごく硬いね」

「まあな」

「お尻揉んでるから?」

「それもある」

「そっか、ゴム付ける?」

「ああ、サンキュ」

 

 妹がコンドームの箱に手を伸ばす。中から一袋取り出すと、慣れた手つきで俺のペニスに被せた。敏感なところに触れてくる手つきだけで危うくイきそうになる。

 

 少しだけ体を起こして正常位の体勢に夕月をもっていくと、すでにぐっしょりと濡れている秘所に股間をあてがう。

 

「あ、パーカー脱ぐ?」

「いや……そのままでいいよ」

「いいんだ」

 

 俺の服を着て仰向けになった夕月が、月明かりに照らされている。彼女はちょっとだけ頭を浮かせると後ろで結んでいた髪をほどいた。茶色くてさらさらの髪が俺の枕の上に広がる。その一連のすべてがまるでスローモーションのように脳裏に焼き付く。

 

 時刻はまだ20時にもなっていない。夜はまだ長いから前戯にたっぷり時間を掛けようと思っていたのに、これでは寝るまでにいくつゴムを消費するか分からない。でも今は、早く夕月の中に挿れたくて仕方がない。パーカー姿の妹が、俺の理性をびっくりするほどたやすく決壊させた。

 

「挿れるぞ」

「ん、いいよ…………ぁッ、あぁんっ……ッ」

 

 妹の了承を得るくらいの理性は残っていたらしい。俺は一瞬呼吸が止まるほどに具合のいい膣へ、一気に根元まで挿入した。

 

 

 

 

「あっ、あぁッ、ン、ンンッ……あぁッ、あっあっあっあッ……!」

 

 気づけば俺は夢中で腰を振っていた。正常位で夕月の体を前後に揺らしながら、ピンと上向いた乳首をじゅうじゅうと吸い上げる。いつの間にか夕月は全裸で、床にはさっきまで着ていたパーカーと、使い終わったコンドームをくるんだティッシュが丸まって落ちている。

 

 確か早々に一回目の射精を終えた俺に、夕月が「お兄ちゃん脱がして」と甘えてきて、返事もそこそこにパーカーをめくり上げて、月明かりにさらされていく彼女の裸体が綺麗でエロくて、前戯をする間もなく再び正常位で挿入したんだった。

 

「お兄ちゃんっ……」

 

 妹がねだるように唇を開く。俺は唾液まみれになったおっぱいから顔を上げ、彼女の唇にキスをした。「んっ」「ぁっ」とキスの合間に漏れ出る夕月の吐息が色っぽい。グチュグチュと肉棒が膣奥をかき混ぜる音が室内に反響している。

 

 そういえば夕月とするようになってからティッシュの消費量が増えた。家計に厳しい彼女はそれをすごく気にしつつも、理由が理由だけに歯がゆい思いをしているのを俺は知っている。

 

 そんなどうでもいいことは頭に浮かぶのに、さっきまで自分がどうして自制しようとしていたのかの理由を思い出せない。今はこの凄まじい名器を一分一秒でも長く堪能し、とにかく妹を喘がせたい。

 

「うっ、締まりきつっ……」

「ん、つらい?」

「いや、気持ちいい」

「よかった、私も……あっ、んうぅっ――ッ」

 

 膣奥がきゅうっと亀頭に吸い付き、夕月がまたイったことを知る。でも腰の動きは止まらない。

 

 体の前面がほとんどが密着する。重なった彼女のもち肌が心地いい。妹の体は中も外もフィット感がすごい。全身が気持ちよくて落ち着くこの他人じゃない感じは、絶対に夕月としか味わえないのだと確信する。

 

「くそ、出る」

「う、うんっ、いいよ」

「ぐぅっ、うぅぅぅぅっ……!」

 

 股間がほとばしるような快感とともにドク、ドクと尿道から精子が飛び出ていく。小刻みに痙攣する夕月の体をひしと抱き締めながら、俺は2回目とは思えない射精の絶頂に悶えた。

 

 

 

 

「――はぁ、はぁ……お兄ちゃんの、おさまってきたね」

「あぁ、今何時だ……?」

「えっと、わかんない」

「だな」

 

 お互い枕元にあるスマホに手を伸ばす余裕は、まだなかった。俺は夕月の柔らかい体を必死にかき抱き、彼女のほうも両手を俺の背中に回し、両脚で俺の腰を挟んでいる。人間がこれ以上密着するのは不可能というところまで、俺たちは体をくっつけ合っていた。

 

 やっと快楽の波がおさまってきたのでスマホに腕を伸ばす。時刻は21時を過ぎたころだ。さっきから1時間くらいしか経っていないが、もっと長いこと腰を振っていたような気がするし一瞬だったような気もする。

 

「ていうかすまん、俺ずっと体重掛けてたな」

「ん……別にいいよ。圧迫感、気持ちいいし」

「そうか」

「体、離す?」

「くっ……お前そういうなら、中で締めてくるなって」

「んッ、わかんな……勝手に締まっちゃうことあるから」

 

 恐ろしいことに夕月は膣を思ったように締めることができる。ネットで調べたら女の子が全員できる芸当ではないと知って驚いた。だがこの言いっぷりだと意図せず締まってしまうこともあるようだ。まあそりゃそうか。

 

 いずれにせよ夕月の膣がとんでもない名器であることに変わりはない。そしてそれは俺が相手だからだということも、最近なんとなく分かってきた。

 

 引き抜くときでさえキュンキュンと締めてくる膣内からペニスを引っこ抜き、愛液の滴る妹の秘部をティッシュで拭く。ゴムを外して数枚のティッシュでくるみ、床に落ちていた1回目のものと合わせてゴミ箱に放る。

 

 その様子を夕月が難しい顔をして眺めていた。

 

「ティッシュ、もったいないね」

「仕方ないだろ」

「わかってるけど」

 

 なおも不服そうな妹がもぞもぞとうつ伏せになり、俺の枕に顎を乗せた。うーっと手を伸ばしてコンドームの箱をつつく。

 

「ゴム、使いきっちゃったね」

「……マジか」

 

 12個入りのコンドームがわずか2日で空になった事実に愕然とする。1回は夕月に中出ししてしまったから、俺は計13回も射精したことになる。彼女がイった回数など数えきれないだろう。あらためて、爛れた週末だった。

 

「お兄ちゃん、もう寝る?」

「ああ、寝るか。ゴムもないし。お前も明日出発早いだろ?」

「うん、5時半起き」

「じゃあ寝ないとな」

「あ、お兄ちゃんの舐めてないや。ごめん」

「いや、そんなん気にしなくていぞ」

 

 確かに風呂場で夕月は夜に舐めてくれると言っていた。まあちょっとは、いやだいぶ期待はしていたが、わざわざ謝ることではないと思う。いつもはあんまり謝らないくせに、この妹は妙なところを気にして謝ってきたりする。律儀なのかなんなのか分からない。

 

「朝、時間あったらするね」

「いやだから、別に無理する必要ないって」

「5時に起きる」

「フェラするために早起きすんな」

「だってお兄ちゃん好きでしょ、舐められるの」

「は?」

 

 なんか嫌な予感がする。

 

「お兄ちゃんのお気に入りのエロ動画に、あったし」

「……ああいう動画にはだいたい入ってんだよ」

「じゃあ好きじゃないの?」

「いや、そうは言ってない」

「ほらエロ(にい)だ」

「好きな子に舐められて嫌な男なんていないだろ」

「あ、そう……」

 

(ん?)

 

 なんか今とんでもないことを口走ったような気がする。

 

「いや夕月、好きって変な意味じゃないからな」

「じゃーどういう意味?」

「兄として、的な」

「兄として、妹のことが好きなの?」

「そりゃまあ、そうだろ」

「ふうん」

 

 いや、そこで嬉しそうに頭を左右に振らないでほしい。仰向けになった色っぽい背中につい吸い付いてしまいそうになる。というか吸い付いてしまった。

 

「あッ、ん……くすぐった、あんっ……お兄ちゃん、寝ないの?」

「寝るよ」

 

 ちゅ、ちゅと背骨に沿ってキスをしていると、ブブッと枕元でスマホが振動した。震えたのは夕月の持ってきたスマホだ。

 

 だるそうに手を伸ばした妹がトーク画面を見て「ぁ」と小さくつぶやく。ちょっと驚いたような声だったのでつい気になってしまう。

 

「友だちか? こんな夜中に」

「夜中って、まだそんな遅くないじゃん」

「というか、そんなうつ伏せの格好でスマホいじってると目悪くなるぞ」

「ん、明日の旅行のリマインドメールだから」

「へー、わざわざ有り難いな」

「あ」

「どした?」

「二日目の班行動、まだ班のみんなと決めてなかった」

「直前でまだ決めてなかったのか」

「朝練とかで忙しかったし。ねーお兄ちゃん、伏見稲荷って行ったことある?」

「ん? どこだっけそれ」

「これ」

 

 夕月が見せてくれたメッセのやり取りには、伏見稲荷の写真とURLのリンクが貼り付けてあった。『ここにしよーぜ』という一言付きで。

 どうやらグループではなく個別のやり取りらしく、メッセの送り主のところには『高梨くん』と表示されていた。

 

「……」

「お兄ちゃん?」

「いや、行ったことないな。でもまーいいんじゃないか?」

「テキトーすぎない?」

「どこだってだいたい楽しいだろ、修学旅行なんて」

「そーかな」

 

 返事をする夕月の背中が、やけにウキウキしているように見えた。いや、これは錯覚だ。現に妹は面倒そうに『いいと思うよ』と短い返信を送ってメッセ画面を閉じている。

 

 単に俺が、勝手に苛立っているだけだ。

 

「高梨くんって、班が一緒の子だっけ?」

「あーうん」

「プライベートでメッセとかすんのな」

「今初めてきたかな」

 

 夕月はもう関心がないとばかりにマユちゃんにメールを返している。『伏見稲荷だってさ』と打ち込んでいるのが見えた。

 

 分かっている。妹は高梨くんに一切の興味がない。そもそも俺は妹の交友関係やら色恋沙汰に口を出せる立場ではない。いや本当にそうか? むしろ兄として妹のそういうのはきっちり見守らないといけない気もするが。

 

(……なんで口実探してんだ、俺)

 

 ふと自覚してしまった。俺がただ兄として――男として、くだらない嫉妬心を燃やしているだけなんだということを。

 

 きっと夕月の背中がエロすぎるから。枕に顎を乗せて行儀悪くスマホをいじっている姿が可愛いから。誰にも取られたくないと、俺が本心でそう思っているせいだ。

 

 夕月はメールを打ち終えると、首が疲れたのか枕に顔を埋めた。そんな些細な仕草すら愛おしいと思ってしまう。俺はとっくの昔から、妹に堕ちていたんだ。

 

「……ねーお兄ちゃん」

「なに?」

 

 夕月が顔の半分だけをこちらに向けジト目っぽい視線を寄越してくる。これは妹がちょっと頼みにくいことを俺の顔色をうかがいながら聞いてくるときの仕草だ。そんなことを知っているのも、世界できっと俺だけだ。

 

「あのさ、ゴムはなくなっちゃったけど――」

 

 夕月が何を言おうとしているのか俺にはもう分からなかった。うつ伏せになった彼女を押し潰すように、股間を内股の間に挿し込んでいたから。

 

「あぁぅッ、ンンッ……え、お兄ちゃんっ……!?」

「お前、あんまり隙見せんなよな」

「なにいってっ……ぁッ、あぁぁんっ――ッッ」

 

 うつ伏せのまま閉じ込めるように俺は夕月に覆いかぶさっていた。狭い膣内に肉棒で分け入り、股間を弾ませるようにピストンをお見舞いする。

 バチュッと股間がお尻をはたく水音が響く。俺は夕月の中に生で挿入していた。

 

「あっ、はぁっうッ……ああぁぁんっ、お兄ちゃん、くるしっ……」

 

 確かに体勢的に苦しそうだ。

 

「なら、やめるか?」

 

 股間をぐっと押し込み、膣奥をいじめるように亀頭で突く。腰全部で夕月の下半身を押し潰すような動きだ。重みが一点に集中したせいか、ベッドがギシと唸る。

 

「ううん、ごめっ……そのままで、いい……お兄ちゃんっ、そのまま、うごいてっ……」

 

 ギシ、ギシとベッドが軋み出す。抽送を再開し、小生意気に絡みついてくる膣内をペニスで犯す。いつしか俺の腰は小刻みにバウンドしていた。

 

「あぁんっ、あっあッ、ンッ、あっだめっ、あっあぁぁんっ、だめっ……」

「だめじゃないだろ」

「ごめっ、ちがうっ……ンッうぅっ、だめじゃないっ、きもちいいっ……やめないで」

「やめないよ」

「あぅっんうぅぅっ――ッッ」

 

 絶頂に襲われたらしい夕月が枕にしがみつく。顔の半分を埋めて悶えている。その横顔は苦しそうに目をつぶり、目端からは涙がこぼれていた。

 

「あッ、あああぁぁぁんっ……」

 

 もっと泣かせたくて腰を叩きつけると夕月が甘ったるい嬌声を上げた。今までで一番エロい声だ。泣きながら快感に翻弄される姿がゾクゾクする。

 

「おにいちゃっ……」

 

 彼女がうっすら目を開けて見つめてきた。潤んだ瞳が物欲しそうに揺れている。

 

「夕月、中に出すぞ」

「うん、出してっ、中に……お兄ちゃんの、ほしい」

 

 その言葉に本能が沸き立つ。この女を――夕月を孕ませたい。誰にも触れさせず、一生俺のものにしたい。

 

「夕月、イくっ、出るっ……うっぐううぅぅぅっ……!」

 

 精巣からこみ上げてきた熱い精液が先端から流れ出た。ビュービューと何にも遮られることなく夕月の最奥へ注ぎ込まれていく。彼女の子宮を濃い種付け汁で塗り潰していくような感覚が気持ちいい。快感のシャワーを浴びたような心に全身が震える。

 

「あッ、んっ、んうぅぅぅぅっっ――――ッッッ」

 

 膣奥がきゅううっと締まり、夕月が枕に顔を埋めながら絶頂していた。俺はもっと奥に精を送り込もうと彼女の体を抱き締めながら、尻奥をすぼめて精を絞り出していく。

 

「あぁっ、んぁっ……お兄ちゃんっ、アッ、ん゛んんんっ……ッッ」

 

 射精をしながら夕月の胸の下に手を差し入れて乳房を揉むと、それだけで彼女はビクンと震えて再びイった。さらにペニスをねじ込むように股間を突き上げ、妹のさらに奥へと精を放つ。

 

 俺はしばらく夕月の柔らかい体を弄びながら、射精の快楽に酔い続けた。

 

 

 

 

 どれくらいの時間が経っただろうか。

 

 最後の一滴まで膣中へ注ぎきった俺は、尽き果てるように夕月の隣で仰向けになった。体を寄せてくる妹に腕枕を差し出し、二人でぴったりくっついて天井を見上げ始めてから、もうずいぶん経つ。

 

 多分23時はとっくに回っているだろう。そんな気がする。そのくらいの時間が経ってやっと、俺たちの呼吸は落ち着きを取り戻しつつあった。

 

「……ねぇ、お兄ちゃん」

「ん?」

「もうちょっと、ぎゅーってする?」

「寒いのか?」

「さむいぃ……」

 

 寒くもないのに、夕月がさらに抱きついてくる。まるで妹の抱き枕になった気分だ。

 

 確かに大量の汗が冷えて、背中が少し肌寒いような気はする。だが服を着るつもりはさらさらない。夕月も俺も、全裸で肌をこすり合わせる気持ちよさにすっかりハマってしまった。

 

「ほら、もっとこっち来な」

「うん」

 

 どこまで肌を密着させられるかを競うように、俺も妹を抱き寄せて体全部で包みこむ。

 

「お兄ちゃん……」

「ん」

「撫でて」

 

 少し舌ったらずな、甘えるような口調が可愛い。夕月が眠くなっている証拠だ。

 

「背中でいいか?」

「うん……でも気持ちいいとこはやめてね。気持ちよくなっちゃうから」

「どこならいいんだ」

 

 絶頂の余韻が残る今の夕月に、触れられて平気な場所なんてあるのか?

 

「とりあえず、いろんなとこ撫でてみて……」

「へいへい」

 

 とりあえず当たり障りのなさそうな肩甲骨あたりを撫でてみる。

 

「ん……そこ、きもちいいかも」

「気持ちいいんかい」

「なんか……二つの気持ちいいが同時にくる感じ。お兄ちゃんの手って、ドキドキして落ち着くから」

「そうか」

 

 顔を覗き込んでみると、夕月はほぼ眠りにつこうとしていた。長いまつ毛が閉じられ、うっすら微笑んでいるように見える。いつ見ても妹の寝顔は愛くるしい。

 

「……お兄ちゃん」

「ん?」

「大好き」

「俺もだよ、夕月」

 

 眠りに落ちる寸前、妹はいつもデレてくる。キスやセックスをするようになってからは、なんとなくこのやり取りもなくなったのだが、今なら素直に言える気がした。

 

 夕月が「ん」と唇を尖らせてきたので、その唇に口づけをする。

 

「おやすみ」

 

 俺はもう一度キスをすると、妹の耳にささやいた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。