淫紋迷宮探索者ブラン~淫紋のせいで身体売ってますが、ナニか? それでも私は探索者を諦めない!~ 作:路亜
「おい、ほんとにここで合ってんのか?」
「間違いねぇよ。地図通りなら、ここだけが迷宮変動でも消えねぇ“開かずの間”って話だ」
6人の男たちが迷宮一階層の土壁が広がる中、主要通路とは離れた場所でぼそぼそと何かを話している。
私はそれを一つ離れた角から、こっそりと覗いていた。
昨日の客から仕入れた情報。
それは迷宮の一階層に、いつ迷宮が変動を起こしても消える事なくあり続ける、入り口のない小部屋が存在しているという話であった。
そして、どれだけ迷宮が変動しても変わらぬその小部屋を怪しみ、壁を魔道具にて爆破しようという試みがあることも。
「ったく、本当に開かずの間なんだろうな……? 爆破して何もなしじゃ、大損だぞ!」
「心配すんなって迷宮で手付かずで残ってた部屋には、何かしらの
「それならいいがな……」
ぶつぶつと心配そうに文句を言いながらも、男達は通路の一角。
男達の言葉を信じるならば、開かずの間のある空間に向けて、彼らはボール状の掌大の魔道具をセットしていく。
私は身を潜めたままその一部始終を見ていた。
この現場に立ち会えたのはラッキーだ。
殴り込みになどいって横から浚おうとすれば、返り討ちに合うのは目に見えているが。
彼らが遺物を手に入れた後、大急ぎ残ったものを貰うのであれば、それでもかなりのお金になる見込みはある。
ケチくさいなどと言うなかれ。
底辺なりに儲けを狙うのならば、火事場泥棒と言われようとも、逃すには惜しいチャンスなのだ。
……彼らに混ぜてもらう道も考えたが、私が淫紋付き……“淫猫”であることを知っているであろう彼らからすれば、儲けの山分けなどせず散々好きに遊ばれた後、約束を反故にされてそれでおしまいの可能性が高いので、その選択は選べなかった。
まぁ、美味しい所になって何もしてないのに急に仲間に入れろと言われて、良い顔で頷く奴などいるはずもないので、当然と言えば当然なのだが……。
「よし、こんなもんだろ。触れていくから全員離れてろ!」
やがて、壁に埋め込むようにして設置された魔道具たちから男達は距離を取り始める。
そして、着火役の一人が順番に球状の魔道具に触れていってから慌てて彼らの後を追いかける。
触れられた魔道具は、中心にある加工石が青く明滅し始め……その明滅が激しくなり、消えてる時間が分からなくなるほど強く発光をした瞬間。
ドォォォォォォォン!!!!
触れられた順に、次々と魔道具は爆発していき、迷宮の壁に大きなダメージを与えていく。
土煙が舞い、削られた壁の一部が礫のように辺りに降り注いだ。
「っ! いってぇ……威力つえーなぁ!」
「けほっげほっ! 煙で前が見えねぇ……どうなった!?」
けほごほと、男達は咳き込みながら土煙を手で払い、壁が破壊出来たかを確かめようとしている。
幸い、私のいる位置までは煙も礫も殆ど飛んでこなかったため、私はフードから顔を覗かせながら、土煙が晴れるのを……破壊されたであろう壁の向こうをじっと凝視し続けていた。
煙が、晴れる。
そこから、鈍く輝く金属の牙を持つ怪物が、ゆっくりと土煙の中から現した。
「おい……あれ、まさか」
「……マジか? ……
“アーティファクティアン”。
それは、遺物の中でも一際異彩を放つ、意思持つ遺物である。
獣型であるビーストタイプと、人型であるドールタイプの2種類に分かれ、ドールタイプの方が優秀であるとされている。
だが、ビーストタイプだけでも発掘でき、そのマスターとなれれば……戦力は各段に上昇する。
基本はビーストタイプは石や金属で作られているのが一般的で、ドールタイプは随所に金属が見られるが一見すると人のような肌をしたものが多い。
そして……1流と呼ばれる探索者ならば、必ずと言っていい程に、アーティファクティアンか、それに匹敵する遺物を手に入れているものなのである。
そのアーティファクティアン。狼……ウルフを模ったアーティファクティアンが、壁の向こう、土煙の中から姿を現していた。
値段に換算すれば、金貨100枚は下らないであろう、大出物だ。
「ほ、本物か……? 1層からアーティファクティアンが出たなんて話聞いた事ねぇぞ?」
「何でもいい! お、俺だ。俺がマスターになる! おい、お前のマスターはこの俺だぞ!!」
「なっ、ふざけんなっ! 抜け駆けする気か!!」
「おい、お前ら落ち着け! まだ本物と決まった訳じゃ……っ!」
とんでもない宝の出現に目の色を変える男達。
私も思わず腰を浮かして、身を乗り出しそうになっていたが、出ていけば当然押し留められるだろう。
何より、あんな大物が出た所に横入りすれば、下手をしなくてもその場で殺されて文句は言えない。
私は唇を噛みながら、必死に前に行きたがる身体を抑えつけた。
……ちくしょう。アレが私のモノになるなら、なんだってするってのに……ちくしょうっ!
そうこうしている内に、2人の男が仲間を出し抜きアーティファクティアンウルフ……ウルフタイプへと走り寄るのに成功する。
慌てて彼らの後を追う、他のメンバー。
「はぁはぁ、どうすればマスター登録が出来るんだ?」
「くそ! おい俺のだぞ!?」
「勝手に触れてるんじゃねぇ!」
男達は険悪な様子で怒鳴り合いながら、ペタペタとウルフを弄り始める。
残念ながら結果は見えた。彼らの内のどちらかが、マスターとなるのだろう。
そう思い、唇を噛みながらその光景を睨みつけていた私の視界の中で、ふいに……ウルフの目に光が宿り、足先がピクリと動いた。
『状況確認中……状況確認中……error、error。……警告。警備対象に不審者2名が接近。ただちに退去しない場合、排除行動に移ります』
「ぉっ、こいつ喋った! 喋ったぞ! ハハ! おい、分かるか? お前のマスターは俺……」
「いや待て、今こいつ……警告って」
喜び勇んでいた男が、顔に満面の笑みを湛えながらウルフにまた触れようとする。
だが、言葉を聞いていたもう一人は僅かに冷静でその手をぴたりと止めた。
――それが、彼らの生死を分けた。
『退避行動なし。排除します』
「は? へ?」
間近で顔を近づけていた男。その首元にウルフの石と金属で作られた牙が、齧りつく。
剥き出しになった牙、存在しないはずの生々しい吐息すら感じそうなソレが、がきん、っと。
硬質な音を響かせて、あっさりと閉じた。
「は、べ……っ?」
そうなれば当然、その間にあった首は……いとも容易く、両断される結果になる。
何が起きたのか分からないといった様子で、宙を舞う男の首。
そして後を追うようにして、一瞬遅れてから、首の離れた胴体から血飛沫が……噴き上がった。
どちゅりと、首の落ちる生々しい音が……迷宮の中に響いた。
「ひ……ひぃいいいあああああ!!??」
「やべぇ、あいつ迷宮の支配下にある奴だ! 殺されるぞ!!」
「ふざけんなっ! ふざけんなよっ!? なんだって15階層……深層に出てくるような化け物が、1階層にいやがる!?」
現在の迷宮攻略において深層と定義されている15階層……。
迷宮に支配され、人間を襲うアーティファクティアンが次々と出始める階層。
本来ならば、実力者が揃わねばとても適わぬ地にいる敵。
アーティファクティアンとは、仲間ならば強力だが、敵に回れば絶望的な存在なのであった。
そして、目の前にいる
『警備対象への攻撃を加える可能性のある残存敵数5。排除、継続します』
「っっ、ぎゃあああぁぁあああ!!?? う、腕ぇ、俺の腕がぁあああっっ!!??」
のそりと、土壁の中にあった小部屋より、ウルフが一歩足を通路へと踏み出した。
向かう先は、もう一人の近づいていた男。
硬直していた男が慌てて逃げ出そうとするが、ほぼ同時にウルフが動く。
ウルフが飛びかかる前に軽く前足で地面を踏みしめる
右腕を、一振り。
それだけで、逃げ出そうとしていた男の腕が、じゅぅぅぅぅぅ、という焦げる音と共に、あっさりと斬り飛ばされた。
ヒートクロー……赤熱化した爪が、男の腕を焼き斬り飛ばしたのだ。
「に……にげろぉおおおおおお゛お゛お゛!!!!」
リーダー格であった男が絶叫すると同時に、チームを組んでいた男達全員が、固まっていた体が元に戻ったかのように脱兎の如く逃げ出した。
そして逃げてくる先は、よりにもよって……私の方向。
出口が此方なのだから当然ではあるが、冗談ではないっ!
「っっ!? い、淫紋っ!!」
隠れていた私は、咄嗟に淫紋の力を借りて全力で逃げ出そうとする。
お腹の中が蠢き、子宮にきゅんと来る甘い疼きを覚え始めるものの……そんなことを言っている場合ではない。
今、逃げねば……死ぬ。絶対に死ぬ。何が何でも、逃げ切らねばならない!
私は、こんな所で……死んでなど、いられないのだからっ!!
『ピピ……隷属発情ユニットの起動を確認。第二類目的行動対象者を確認。マスターに行動順位を確認。確認中……error、error、error……』
淫紋が淡く光を放った。直後――ウルフがこちらにぐるりと顔を向けた。
「ひっ……!?」
思わず、喉から潰される鳥のようなか細い悲鳴が漏れる。
なんでこっち向くのよ!? 近づいてた男達がいるんだからそっち向いてなさいよ!?
「急げ急げ急げぇ……!!!!」
「いや、ちょ……まっ!?」
ウルフに的にされ、恐怖のあまり足が竦んでしまった私の横を、男達が通り過ぎる。
咄嗟に手を伸ばして助けを乞おうとするが、当然逃げるのに必死な男達がその手を取る訳もなく……。
「待って、ってのよっ!? クソぉ!! 昨日散々私抱いた癖にっ、無視してんなぁっ!?」
悲鳴交じりの絶叫を上げるが、それが届くことはなかった。
歯を鳴らしながら、恐怖を押し殺し自分も逃げねばと足を踏み出した、瞬間。
『……第一類目的行動対象者消失。変更命令の指示がないため、第二類目的行動を開始します』
トン、と。
いっそ軽やかとすら思えるような音で、私の前に……ウルフ。アーティファクティアンが、道を塞ぐように、降り立ったのであった。
「ひ、ひ……ぁ……っ」
私はガタガタと震える体を抑えこみ、必死に剣と盾を構える。
だが……。
『第二類の抵抗を確認』
「っ、きゃっ!?」
カンッ……と。
軽く、本当に軽く振るわれた前足の一撃で、剣も盾も簡単に弾き飛ばされてしまった。
ヒートクローですらない、ただの軽い振り。
それですら、私には重い一撃過ぎて……装備を飛ばされた勢いで、その場に尻もちをつく。
「ひっ、やめ……ころさ……ころさ、ない……でっ」
『抵抗を排除。第二類への公開性的懲罰を開始します』
腰が抜けて、じりじりとお尻をつきながら後ずさりするしかない私へ。
アーティファクティアンは、何事か……よく分からぬ事を言いながら、私に身体に、前足を乗せてくるのであった……。
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「はー……はー……はー……はー……っ」
脚がガクガクと震える。
動こうにも、身体を抑えるように当てられた前足の恐怖で体が言う事を聞かない。
先ほど、ほんの僅かな間に頭一つで腕一本を落としてみせた前足……それが、私の身体に触れている。
次の瞬間には、この足が体を突き刺し、死んでもおかしくないという恐怖。
……正直言って、頭がもうどうにかなってしまいそうだ。
「やめ……こ、ころ……ころさな……」
息が苦しい。
呼吸をしても碌に空気を吸えてないのか、酷く浅い呼吸と惨めな小さな声が喉からは漏れるばかり。
うわ言のようにそんな言葉を吐き出していると、ふいに身体の上から足が更に押し込まれた感触があり……。
「ひっ……!?」
ちょろ……じょ、じょろろぉぉぉ……。
恐怖のあまり、私の身体から黄色い液体……おしっこが溢れて漏れた。
止めようとしても止まらぬ股から溢れるそれは、私の下半身を濡らし、装備を濡らし、地面に広がり池を作っていく。
恥ずかしい……恥ずかしさは覚えるが、それを上回る恐怖で、身体も精神もそれどころではないというのが本音だった。
だが、どうしたことか……私が、黄色い……おしっこを、漏らしたのを気付くと、アーティファクティアンは動きを止め、暫し何かを考えるように空を仰いだ。
『第二類対象。極度の緊張により、局部収縮。破損の恐れアリ。行為継続か否かの判断を乞う。……error……error……』
またもや訳の分からぬことを言いながら、目を瞬かせているアーティファクティアン、ウルフ。
……こんな動作をするアーティファクティアンは聞いた事がない。
マスターを持つアーティファクティアンは、マスターの指示を第一に実行する忠実な僕になるのが普通だ。
迷宮で襲ってくるというアーティファクティアンは、喋る事がなく無言で淡々と襲ってくると聞く。
こうなっているのはこいつが壊れているのだろうか?
それとも、何か特殊な事情が起きている……?
考えてみても、答えは出そうにない。
それに今はそんな事より、逃げ出せないかを見計らうべきだ。
私は羞恥と恐怖を必死に押し殺しながら、ウルフの行動をただじっと待った。
……今逃げ出した所で、一瞬で殺されるのは目に見えているのだから、仕方がない。
そうしていると、ようやく顔を下ろし再び私の方に向けてくるウルフ。
そして今度は口を開き……。
『資産保護法により、隷属発情ユニット対象……第二類の破損の可能性は低減させるべきと判断。対象から潤滑液を排出させ、懲罰行為に移行します』
石と金属の牙と牙の間。
そこから、ぬるり……とした、酷く生物的な長い舌が、姿を見せた。
「ふ、ぇ……? 舌……? アーティファクティアンから……?」
『局部封鎖のため、対象箇所を排除』
舌と牙、それを見せつけるようにしながら、ウルフは私の股へと顔を近づける。
そして、がぶりっと、そのまま股に嚙み付き……。
「っっ、いやぁあああっっ!?」
ブチッ、ブチブチ……ブチィッッ!!
履いていたハーフパンツも、おしっこに湿ったタイツも、その下にあったショーツまで……全てを、一息に噛み千切られた。
「っっ!? なにぃ……なんなのよぉっ!?」
『局部露出。潤滑液の排出誘導を開始』
意味が分からず混乱する私の言葉を一切気にする様子もなく、ウルフは千切った衣服と装備を放り捨てると、顔と舌を……股座に、差し込んでくる。
ぴちゃ……ぴちゃっ、くちゅ……。
「んくっ……ひゃっ!? ちょ、え……何? 何して……っ」
ぴちゃり、ぴちゃりと、漏らしたおしっこごと、自分の秘所を……おまんこを舐められている。
その気があるのかないのか分からないが、汚れを落とすかのように大陰唇から小陰唇まで、おしっこを舐めとるように蠢いていく舌。
恥ずかしい気持ちと、訳の分からない気持ちが湧いてきて、思わずウルフの顔を抑えようと手を伸ばしてしまう。
その時。
ず……っぷぅっ♥
『隷属発情ユニットへの励起開始』
「お゛ぅ゛っ♥ んっ……くひ、……ぁ、ぅ?」
膣の中……身体の中に何かが入りこむ感触を覚える。
ソレによって腹が膨らむ感覚を覚えると、胎の中にビリビリとした刺激が走り、思わず……声が漏れた。
見れば、先ほど表に出てきていた舌。
それが細く窄められ、私の淫裂の中へと差し込まれ、ぬちゃり、くちゅりとヒダを味わうかのように、淫穴を抉っている所であった。
「な、に……こ゛れっ♥ へん、へんっ!? お腹がぁ……いん、もん……がぁ♥ ビリビリ、く……る゛ぅ゛っっ♥」
それ自体が生き物かのように蠢き、前後左右にと自由に動き、胎の中抉り動かしていくウルフの舌。
それで舐められるだけで――確かに淫紋を使ってしまい反動を受ける所ではあったが――異様な程、淫紋が刺激され強い疼きを覚えてしまう。
これは、明らかに何かが……おかしい。この程度の刺激で、ここまで衝撃を受けることなんてない。ない……はずなのに。
「ぉ゛っ♥ や゛め゛……なぁ、め……な゛ぁ゛ぁぁぁっ♥ んひぃぃぃっっ♥」
ぐちゃり♥ ぬちゅぽっ♥ ぐり、ぐり、ぐり、ぐちゅりちゅぶっ♥
ウルフが、深く、より深くへと舌を差し込んでくる。
ビリビリと走り続ける刺激のせいで、私は我慢が出来ず……思わず抑えようと出していた手を、ウルフの頭に回し抱きしめてしまう。
すると、余計にウルフの顔が……舌が、深く私の身体に差し込まれることになり。
「お゛ぉ゛ぐ゛ぅぅっっ♥♥ ぜ、ぜった……ひぃっ♥ へんぅ゛ぅ゛っ♥♥ ただ、な゛められて゛るだ、けでぇ♥ こ゛ん、なぁ……か゛んじる、な゛ん、でぇっ♥ ひっ、くひゅぅぅひいぃいっ゛っ゛♥♥」
『隷属発情ユニット、正常起動確認。潤滑液排出のため、行為続行』
ぎゅるん、ぎゅるん、ぎゅるんっと。
そんな音が出そうな程に、膣を舐め漁る舌がヒダを巻き込み回転する。
右に、左に……差し込んで、引き抜いて……引き抜いては、舐めながらじっくりと侵入して。
膣という膣、ヒダというヒダを一つ一つ舐め抜くというかのように、舌は蠢き私の中を犯していく。
私の淫紋は、その刺激を大層気に入っているのか。
いつにも増して煌々と光を放ち、迷宮の中に青い照明と、ピンクの発光の混ざった娼館の部屋にでもありそうな、淫靡な空間を演出していく。
なによ隷属発情ユニットって……それにこの淫紋の反応。もしかして、淫紋のこと……なの?
「ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉっ♥ ひぃ、ひぃ……や゛め゛ぇ……おか、お゛かじくな……な゛ぁ゛るぅっ♥ も、や゛めぇ……でぇっ♥ ひ゛ぃぃぃっ♥♥」
エゲつない舌の動きと、活性化し続けていく淫紋の刺激に、私は堪らず、私を犯している相手……アーティファクティアンウルフに、静止を懇願する。
だが、当たり前のことながらこんなものは聞き入れられることはなく……。
「お゛っぐぅぅぅぅっっ♥♥ ぞごぉ゛っ♥ い、や゛……し、きゅう下りて……き、ち゛ゃ゛……ん゛ぁ゛あああっっ♥♥」
ぞりっ♥ じゅるぅぅぅぅっ♥
快楽に染まりきった身体が、舌をちんぽと思い込み、子宮がじゅるりと下りてくる。
その、下りて来た子宮の入口を……舌先が、ぞり、ぞりっと、揺するように舐め上げてくる。
ただでさえ、堪らぬ快感を与えられている身体が、この刺激に耐えられる訳もなく……♥
「ん゛ぐぅ゛ぅ゛ぅぅぅっっ♥♥ イ゛、ぐ……イっ……ぐぅぅうううううっっっっ♥♥」
私はウルフの頭を抱え込んだまま、腰を跳ね上げるように持ち上げ……盛大に愛液をぶちまけた。
ぶしゃっっ!! ぶしゅ……ぷしゅ、ぷしゅぅぅっっ♥♥
「んぁ……ぉ゛♥ ぁ……んひ……ぉ゛ぅっ……♥ ぉ゛ぉ……っ♥」
ウルフの顔を目掛けて、盛大に噴き出ていく愛液。
先ほど漏らしたおしっこの池の上にも、ぴしゃぴしゃと零れ落ちていき、何とも言えない水音が洞窟に響き渡る。
くそ……ちくしょう……。私の……“探索者”としての場所の、迷宮を……こんな、こんな形で、汚されるなんて……っ♥
悔しいのに、気持ちよさが収まらない。
ガクガクと腰を動かしながら、まだ差し込まれている舌に膣を擦りつけるようにして、身体は最後まで快楽を貪り、味わう。
淫紋は、うるさいくらいにピカピカと光り、私の絶頂を悦んでいるかのようであった。
「はひっ……ひっ゛♥ はひ……はぁ、はぁ……はぁ゛♥」
やがて、出すだけ出しきり満足した体が、持ち上がっていた腰を地面へと落としてくる。
ぴちゃりと、自分の作った汗と愛液と、おしっこの混ざった水溜まりの冷たさが、腰に当たって跳ねた。
『潤滑液の排出を確認。懲罰に問題ない状態に移行したと判断します」
「は、へぇ……? なにぃ、言ってぇ…………は?」
顔中と愛液とおしっこ塗れにしながら、ウルフは事もなげといった様子で、言葉を発する。
相変わらず、何が言いたいのかは分からなかったが……次にナニをする気なのかは、予想がついた。
何故なら。
『公開懲罰、開始』
ウルフの後ろ脚の股の間。
石と鉄で作られた体に似合わぬ、何故か柔らかさと……硬さと太さを持った、生物と見紛う生々しい勃起物。
大きく肥大化させた犬のソレにそっくりな、エグい形の勃起ちんぽが……そこにそそり立っていたのだから。
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「むりぃ……いまは、むりぃ……ヤっ、そんなのはいらないぃ……っ」
恐怖とは別の、快楽により足砕けになった体でズリズリと後退する私。
けれど、ウルフは逃げる私を見逃す気はないようで、右前足でズイとまた私の体を抑えてくる。
そのまま四つ足で、私の手足の動きを封じるようにまたがると、ズリズリとちんぽを擦りつけるべく腰を落としてくる。
「ひっ!? だから、待ってって……!?」
『懲罰、執行』
そして、ぬちゃぬちゃと勃起ちんぽを私の膣に擦り付けてくると、言葉と共に、ズンっと強く腰を押し出してくる。
「んくっ♥ くっ……ぐ、ぬ……ぁあ゛っ♥」
獣に、遺物に、人間でないモノに犯されるというのに、愛液を吐き出した私の淫膣は、すんなりと犬肉棒を穴の中へと受け入れる。
リズミカルに、カクカクと腰を落としてくると、その度に私の股の間が、じゅぷっじゅぷっと水音を立てた。
「だめ、だって……っ♥ イ、った……ばっかりだか、らっ♥ すぐ、またイかされ゛ちゃう゛、が、らぁっ♥ ひぅっ♥」
びくりっと人間のソレよりも丸みがあり、太く……根本が大きくなっているモノを私の体はすんなりと受け入れる。
さして興奮した風でもなく、作業といった様子で私の中を蹂躙してくる勃起犬ちんぽ。
こんなモノをと思うものの……私の身体は正直で、すぐに甘い声を上げ始めてしまう。
「ぁっ、ぁっ、ぁ゛っ゛♥ やだっ♥ きも、ち゛、い゛ぃ♥ 犬、ちんぽ……ぎもち゛ぃっっ♥」
左の踏ん張りが緩いのか、右手前から奥に向かって突かれる私の身体。
だが、それで突かれる気持ちよさが変わる訳でもない。
むしろその動きが、捻りを産むようで何とも言えない快楽が、胎の内から外へ……淫紋までビリビリと走り続ける。
胎内に侵入した犬ちんぽは、人間ではあり得ない角度でぞりぞりと私の気持ちいい部分……淫紋の裏を、的確に抉ってくる。
先ほどのこともあるが、異様な程アーティファクティアン……このウルフにされる行為は、淫紋を刺激する。
「うわむきに、あだっで♥ ざらざらした、とこ……ぎもちいいどこ、あでてぐるっ♥ なんでぇ♥ 犬ちんぽ、なんでこんなぎもぢいぃ、のぉっ♥」
ぢゅっぷ、ぢゅっぷ♥ ぢゅぷんっ! ぬちゅり、ぢゅぷぅっっ♥
カクカクとリズミカルに動いていたかと思えば、いきなりペースを変えて、気持ちいい部分に押し当てながらゆっくりと腰を引き……どうやれば私が鳴くのか。淫紋を刺激出来るのかを熟知したような腰使いが私を攻める。
まるで淫紋というモノを知り尽くしているかのようにその腰使いに、私は振り回され、弄り回され、鳴かされていく。
惨めに汚い鳴き声をあげる様は、さながら発情してよがる雌犬……。
情けないが、あまりの鳴かされっぷりに、自分でもそんな感想すら浮かんできてしまう。
『懲罰対象の再度の発情を確認。疑似精液射精準備に入ります。マスター並びに観客の皆様におかれましては掛からぬよう距離をお取りください。10、9、8……』
「ぐっちゅ、ごっちゅ、づいでぐるのぉっ♥ いぬ゛ぢんぽぉっ♥ しきゅぅっ、おりちゃっでる、がら゛ぁ……っ♥ ごちゅ、ごちゅっ、ちゅっちゅって、おちんぽキスしちゃうの、ぎもぢ……っ゛っ゛♥♥」
ごっちゅ、ぶっちゅっ♥ ぢゅっぷっ、ぐちゅぅ~……ぢゅぷんっ♥♥
ウルフに舌を差し込まれていた時とは違う動き。
突き込まれているちんぽの根本がぐっと膨らみ、射精を促す動きを始めたのを、膣で感じる。
こんな反応ばかりは、人間も犬も……いや、アーティファクティアンも一緒なのだなと、舌を出して喘ぎながら頭の何処かがぼんやり考えていた。
そんなどうでもいいことを考え、ひゅーひゅーと情けない息を漏らしている所に。
『3、2、1、0……疑似射精開始』
「っ゛っ゛……♥♥ ん゛ぁ゛っ……ぁぁぁああああ゛あ゛あ゛♥♥♥♥」
ぶっちゅんっ♥ びゅくっ……びゅっ、びゅるっ、びゅるるぅぅぅぅぅうっっ♥♥
奥まで突き込まれた犬ちんぽが、子宮口にくっ付けられキスしたまま……射精が始まったのが分かった。
完璧に子宮口に、ぶっちゅりと亀頭を合わせられ、何の遠慮もなく子宮に精液を流し込まれる。
「ぅ゛、ぁ゛、ぉ゛っ゛……んぐ♥ あづ……あづひぃっ♥ あづいのぉ、はいってぇ……はいっでぐるぅ゛ぅぅっっ♥♥」
どくどく、だくだく……。
熱い、人間のソレと変わらぬ、濁りと熱さを持った液体が胎の中へと注がれ、溜まっていく。
一つだけ人間のそれと違う部分があるとすれば、犬ちんぽの根本が射精と同時にぷくりと膨らみ、子宮に注ぎ込まれ、溢れて逆流する精液すらも、胎の中へと留めおこうと蓋をしてきた点であろうか。
「んぐぉっ……ぅ、ぁ……っ♥ で、でてかない……ざーめん、でてかない、よぉっ♥ あづ、あづいのぉ……ずっとおなかの中にあるぅっ♥♥」
びくびく震えながら射精し続けて、溜まっていく犬雄汁。
腹の中で膨らんだちんぽのせいで、私は熱を取ることも出来ずに悶えるしかない。
どうにか引き抜こうと身を動かしても、石と鉄で出来た身体は私程度の力ではピクリとも動くはずがなく……ただただ、ざーめんを注がれるだけの肉袋として、私は使われていく。
「ぅ゛っ、は……ぁ♥ ひぃ……あつ、あついのずっとつづいて……っ♥ も、も……ゆるじで……っ♥」
『第一次疑似射精完了。続いて第二次疑似射精に向け、懲罰を再開します』
「……へ?」
私の懇願を無視し……最初から聞く気などなく、アーティファクティアンウルフは、私に向かって宣言をする。
いや、私に向かって……ですらないのかもしれない。
私を使いながら、私の存在を無視するように、再び……ウルフは腰を動かし始める。
「お゛っごっ゛♥ お、おな……おながぁっ♥ ふくらんだ、ま゛ま゛だか、らぁっ♥ ひぐっ、うぐぅっ♥ や゛、め゛……♥」
ぷっくり膨らませ、精液を逃がさぬようになったちんぽのまま、犬野郎は私の中で再び腰を振り始めた。
蓋になっている肉瘤が、そのまま逆流した精液を、子宮の中へと無理矢理押し返してくる。
もう、膣がいっぱいになっているからこそ出ようとしていたというのに、それを無視して全ての精液を子宮へと追い込むように犬ちんぽは動き続ける。
ぐっぽんっ、ぐっちゅんっ♥ ぢゅっぽんっ、ぶっちゅんっっ♥
重々しい、いやらしい水音とも、空気音とも分からぬ音を膣が鳴らす。
私は胎の中の熱さと重さに耐えかねて、ひぃひぃと、病人のような吐息を漏らすことしか出来ないでいる。
こんなもの行為にすら、淫紋のせいで苦しさと同時に快楽を覚えてしまえるのだから、本当に堪ったものではない……。
「はぁ……ひぃ……♥ ほ、ほんとむり……むり、だっでぇ♥ お、おなか……はち、ぎれ……じゃぅ♥ ……ひぎっ♥♥」
『準備完了、二次疑似射精開始します』
「ま゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛♥♥ ぁ、ぁ゛、ぁ゛、ぁ゛、ぁ゛、ぁ゛っ゛っ゛♥♥♥♥」
必死に呼吸をしようとしていた所に、まだぶちゅんっと、勢いよく犬ちんぽが精液を纏ったまま、子宮口に突き刺さる。
子宮がパンパンになって、荒い息を繰り返す私。
そんな膣の中で、再び犬ちんぽがどくりっと跳ねたのを感じて、自分の顔色が青くなるのを感じた。
どくっ!! びゅくっ、びゅるっ、びゅくるるぅぅぅぅぅっっっっ♥♥
止めようと声をあげた瞬間、再び……もう満杯の子宮へと注ぎ込まれてくる犬精液。
どっぷどっぷと跳ねながら、子宮口の中へと無理矢理詰め込まれていく犬ざーめん。
私のお腹は逃げ場のない精液の大波に襲われ、止む無く子供を産むかの如く子宮を伸ばして対処する道を選んだようだ。
だくだくと注ぎ込まれていく白濁の本流に合わせ、徐々にお腹が膨らんでいくのが分かった。
「お゛ご……ぐ、は……ひっ……ひ、は……は、ふっ……っっ♥」
正直に言えば苦しい……文字通り、死ぬかと思うほど苦しい。
それでも、精液が胎に溜まっていくというのは、淫紋的に喜ばしいことなのか……こんな目にあってすら、何処か少しの気持ちよさを覚えて、膣がきゅんと跳ねた。
……身体を淫紋に支配されている。
最近は慣れてしまってきていたその自覚を、改めてまざまざと感じさせられて、快楽の中にありながら酷く惨めな心地がした。
「じ……ぬ……♥ じん、じゃ……ぅ♥ も……や゛………っ♥」
『第二次疑似射精終了。続けて第三次疑似射精に向けて準備に入ります』
「っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛、ひ゛っ゛♥」
呼吸すら満足にするのが難しくなる中、告げられた言葉。
私は絶望と……こんな時ですら射精されることを悦ぶ身体の反応を感じながら、小さく呻くことしか出来なかった……。
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「ぁ゛……ぎ……。 ぐ……ぁ……ぅ……」
『懲罰完了。対象を公開放置。第一類目的行動、警備対応に戻ります』
じゅっぽん、っと。
大きな音を立てて、犬ちんぽが私の膣から引き抜かれる。
ごっぽおぉぉぉぉっっ! ぶびゅるぅぅうっっ、ごぷ、ごぷ、ごぷっっ!!
同時に、私の胎はようやく蓋が退いたと、子宮に溜まりに溜まった精液を、ごぽごぽとすごい音を立てながら、外へと吐き出していく。
……結局、4度も射精をされた私の腹は、赤ん坊が宿っていると思われてもおかしくない程に膨らんでしまっていて、動くこともままならない状況になっていた。
「ひゅー……ぁ゛ー……うぐ……」
弱々しく呼吸を繰り返しながら、腹に右手を、左手は膣に添えじゅくりと開き、少しでも精液が早く外に出るよう促していく。
ごっぽごっぽ……びゅくるぅぅ……。
まるで私自身が射精しているかのような汚い音を立てながら、注ぎ込まれた精液は、音を立て地面に零れていった。
「…………み゛で、なさ……ぃよ」
幸いと言うべきか……好きなだけ嬲った後は、私を殺す気はないようだ。
目だけは必死にアーティファクティアン……ウルフの後を追う。
歯がゆさ……悔しさ。
迷宮という、“探索者”であるべき場所で好き放題に嬲られたという事実が、私の心を叩きのめしていた。
己がどこまでも底辺の場所にいるのだということを、まざまざと自覚させられているようで……酷く、辛い。
それでも、だからこそ……気持ちだけでは負けたくないと必死に顔を上げ、見続ける。
すると、奴は小部屋に戻り、薄っすらと青く光る何かの前で静止した。
またあの場所、何かを守っている?
……あれほどの力を持つアーティファクティアンが?
アーティファクティアンが守る程の何か……。
それは、価値があるものに違いない。
ならば――
「……ぅば、って……ゃる……。そい、つは……」
私は深く……深く深く、気持ちを定めると……這いずりながら外へと向かう。
震える腕を前に伸ばし、指先を地面に叩きつけるようにして這う。
膝を引きずるたびに、痙攣する下半身が悲鳴を上げる。
下半身は裂けて丸出しになり、精液を溢れ返らせ零し、ぼっびゅ、ぶびゅると濁った音を立てて地面を白濁に染めながら……這いずって、向かう。
恐らく入口に辿り着けた時には、この姿のことで騒ぎになるだろうが……今はもう、それも構わない。
何故なら私の心はもう……一つの気持ちに固まっているのだから。
あれさえ、あれさえあれば私は……きっと。
「わた、しの……えも、の……だ……っ!!」
――這い上がれる。
きっと……絶対、それだけの価値があるものだ。
だからこそ、こんな目に合わせたアイツに分からせてやれる。
淫紋の……こんな状況を見下してきた奴らを見返してやれるっ!
私を見下し、犯し、嬲ってきて奴らを……あのアーティファクティアンを、後悔させてやれるっ!
そうじゃなきゃ……こんな目に合って手に入れたチャンスが、その機会でないのなら、もう気が収まらないっ!!
淫紋が凪いだ今、湧き上がってきたその心の奥底からの情動。
それだけが今、私を動かす力であった。
私は、……私の名前はブラン。
銀の髪と、青い瞳を持った。
迷宮で淫紋を植え付けられ、淫乱な泥棒猫……“淫猫”などと呼ばれるようになった。
この迷宮都市レフグロリアの転んでも、犯されてもただでは起きない……起きてなどやりたくない……底辺な、探索者だ。
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