※この作品はR-18です。

淫乱インストラクター 坂下未希   作:Scorcher

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ヒロインのテリトリー、シャワー室内での出来事となります。エッチなことはまだしません、裸になって男性用シャワー室を使うだけです。

元々は当たり前のように全裸となっていたヒロインでしたが、割と良い大人になったことと、一応は職場内ということもあり、今作で素っ裸になることはあまりなかったりします。着衣プレイを増やしたかったわけじゃないですよ。

次回は再びのペニスマッサージ。手コキではありません、マッサージです。


Case03:20代後半男性 シャワー室内

このジムに通い始めてどれくらいになるだろうか。凝り性というわけではなかったものの、継続的に汗を流しており、既に日々の生活に溶け込んでもいた。

 

「はぁっ……はぁっ……!」

 

ジョギングよりは速く、フルマラソンよりは遅いペースで俺はランニングマシンの上で息を切らす。心拍数の高さが身体を動かすことを感じさせ、鈍るなどということを忘れさせてくれる。

 

だが、最近はこうして集中をしていなければ、余計なことを考えてしまう日々でもあった。充足しているといっていいジム通いであったが、全てが事足りているかといえば、そうでもなかった。

 

「お疲れさまでした。またのご利用をお待ちしていますね。」

 

明るく気立ての良い女性の声が、俺から離れた場所で響き渡る。十分に汗を流して帰ろうとする利用者に、彼女は見送りの挨拶をしているのであった。

 

俺はランニングマシンの上で汗を流しながら、その声を主のほうへ顔を向ける。そこには業務へと戻り、また他の利用者と挨拶をしている女性スタッフ、坂下未希がいた。

 

「坂下……さん。」

 

彼女がこのトレーニングジムで働き始めたのは、今からおよそ1年前。当初は業務の内容に慣れていなかった彼女と俺は、仕事の手助けをしたりサポートを頼んでみたりと、持ちつ持たれつの関係を築けていた。

 

しかし、彼女が業務に慣れて、俺もまた彼女に手を貸す必要も借りる必要も少なくなってしまったため、今では顔を合わせても挨拶をする程度の間柄へと落ち着いてしまっていた。

 

「ふぅっ……!ふぅっ……!」

 

トレーニングへと打ち込んでいなければ、すぐに雑念が脳裏を過ってしまう。確かに長い付き合いではあったものの、所詮は一人の利用者とスタッフの関係。それ以上の関係など決して望むことが出来ないにも関わらず、俺は内心もどかしさを感じているのであった。

 

元アイドル、坂下未希。引退してから多少の時間は経っていたが、覚えている人間は俺も含めて多いようであった。引き締まった身体つきに豊満な乳房、小麦色の肌が際立ち、化粧っ気はなかったものの、顔立ちはアイドルだっただけに整っていた。

 

「どうも。お疲れさまです。」

「は、はいっ……!お、お疲れさまです……!」

 

そんな彼女から久方ぶりに声を掛けられ、俺は動揺を隠せないまま言葉を返す。近くのマシンの清掃をするついでに、顔見知りではあった俺に話しかけてきていた。

 

「いつも結構速いペースで走っててすごいですね。」

「いえ……これくらい、もう慣れていますから。」

 

坂下さんはスタッフらしく、利用者の健康を第一に考えてくれており、日が浅い利用者に対しては的確なアドバイスをしているところも多かった。

 

一方で俺のように長らく利用している人間には、当然そのような助言をする必要などなく、こうしてたまに他愛のない会話を業務の合間にするだけなのであった。

 

「私も走るのは得意でしたけど、あまりずっと走り続けるのは苦手だったんですよね。」

「あー……短距離向きって感じでしたか。」

「はい。でもその短距離も、あまり速くなかったんですよね。後輩の子にも負けちゃってましたから。」

 

体育会系の出身アイドルという触れ込みで、アイドル界を席巻していた坂下さん。彼女の影響は尋常ではなく、それまでは巨乳グラドルが持て囃されたアイドルの世界を一変させた人物でもあった。

 

だが当人の気性が荒かったり、取っ付きにくい人かといえばそんなことはなく、むしろこうして呑気といえるほどに朗らかな女性なのであった。

 

「分かっているとは思いますけど、あまり無理なトレーニングはなさらないでくださいね。」

「はい、加減は心得ていますから。」

 

働き始め頃からの関係な分、俺に対しては心配よりも信頼の方が上回っているのは確かであった。そして、その信頼だけが俺と坂下さんの関係なのであった。

 

 

◇

 

 

「んんぅぅぅ……あぁぁぁぁ……」

 

施設内は閑散として、俺もまたこの日のトレーニングを終えて、一人シャワー室で汗を流していた。日にもよるが深夜近くになれば利用者は少なく、ほぼ貸し切りという状態で利用することも出来ていた。

 

長く利用をしている分、そうした人の出入りなども相応に把握しており、穴場ともいえる時間帯を見つけては快適な空間で汗を流し、こうして日々の疲れをシャワーで洗い落としているのであった。

 

「ふぁぁぁ……でもなんだか、今日は眠くなってきて……んっ?」

 

一人であるのをいいことに、欠伸をかいて室内に声を響かせる俺。しかし、そうして中で室内に何者か入ってくるのを察知して俺は眠気を失い、代わりに緊張感を得る。

 

「(おかしいな……?トレーニングしているのは俺だけだし、他に誰か使うような人間はいないはずだけど。)」

 

会費制の施設であったため、シャワーや浴場施設の利用も自由であり、そこのみを使う人もいた。とはいえ、そうした利用だけでは決して割に合わない料金であることも確かであった。

 

「(珍しい人もいるものだ。一体どんな人間なんだか確かめておくとするか……)」

 

そうした道楽的ではないにしても、些か物好きともいえる人物の顔を拝みたくなった俺は、シャワー室内の足のほうへと顔を向けて覗かせる。そして、すぐにその人影を見つけることが出来た。

 

「えっ……!?」

 

その人物はちょうど俺の傍に近付いており、衝立から顔を覗かせて俺はちょうど顔を見合わせることとなる。

 

普通こうした鉢合わせともいえる格好となれば、おかしな雰囲気となってすぐに顔を引っ込め、何事もなかったのようにやり過ごせるはずだった。しかし

 

「あっ……!ふふっ、やっぱり……まだいらしたんですね。」

 

頭の中が混乱していた。俺が利用しているのは男性用シャワー室であったはずなのに、眼前にはジムの女性スタッフである坂下さんが立っていた。

 

しかも、その格好はシャワーを浴びていた俺と同じ、つまりは全裸であった。胸の先端から股間の茂みまでが露わとなり、普段は決して見ることが出来ない彼女の姿に俺は思わず声を上げていた。

 

「すっ……すみませんっ!」

 

俺は衝立から覗かせていた顔をようやく引っ込めて、こちらへと向かってきた坂下さんに背を向ける。あまりに突然の出来事ではあったが、意識が覚醒して眠気が吹き飛ぶどころか、別の意味で覚醒しそうになっているのであった。

 

「お気になさらないでください。お客様のご利用中に私が入っているだけですから。」

「いや、だってここ……!俺、いくら寝惚けていたからってとんでもないことを……!」

 

間違えて女性用のシャワー室を使っていた。そう思った俺は一糸纏わぬ姿であった坂下さんが後ろを通り過ぎてすぐに、中途半端に洗った体のまま室内から飛び出そうとしていた。

 

「えっ……あ、あれ……?」

 

だが、すぐに自分が勘違いしていることを勘違いであると気付くことが出来た。ここは間違いなく、俺がこのジムのトレーニング機器と同様、長らく世話になっている男性用のシャワー室であった。

 

いくらボーっとしていたからといって、男性用と女性用の入り口を間違えて入ることなど有り得なかったのである。

 

「あ、あの……坂下さんっ!?」

「はい、なんでしょうか。」

 

俺が間の抜けて上ずった声で坂下さんを呼ぶと、衝立越しから彼女の声が聞こえてきた。この場所では絶対に聞こえてはいけないはずの声。そういう捉え方をすると、今度はホラーのような恐怖感が全身を支配しようとする。

 

「ここって……あの、男性用のシャワールームなんですけど……!?」

「はい、申し訳ございません。少々失礼させていただております。」

 

失礼などという問題ではない。俺は心の中でそんな突っ込みを入れながら、普段の業務姿勢を何ら変わりのない坂下さんの返事に困惑する。

 

だが、少なくとも俺に何かしら過失があるわけでないことは分かり、先程よりかは冷静になることが出来るのであった。

 

「(んぅぅっ……やばっ……それはそれで今度は……!)」

 

そして、そんな落ち着きを取り戻してしまったことで、俺の脳裏には先程の光景が鮮明に蘇ってくる。引き締まった身体には不釣り合いな胸、股間を覆い隠すために生え揃っていた陰毛。

 

全裸の坂下さんを否応なく思い出した俺は、全身に熱さが広がり、身体の一点へ痛いと感じるほどの反応に襲われる。

 

「(ダメだ……鎮まれ……!頼むから自重しろぉっ……!)」

 

咄嗟に先程まで利用しており、シャワーも出しっぱなしであった衝立内の個室へ戻ってしまう俺。室外へ出るという選択をしなかったのは、きっと何かを期待してしまったからだと思う。

 

そして、十二分な程に血液が集中を果たした股間。そこに備わった陰茎は、目と鼻の先に坂下さんがいるにも関わらず、はち切れんばかりに反り返っているのであった。

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