前半パートは以上で終了となります。次回は挨拶を兼ねた閑話、そして後半パートへと続きます。
「いや、ここはその……ストレッチをして柔らかくなったりは……」
「そんなことないですよ。こうやって……服の上からでもいっぱい擦っていれば……」
「あぁっ!んぅぅっ!それは……おぉぉぉぉっ!?」
既に十分過ぎる固さを得た私の肉竿を、坂下さんはウェア越しに扱き上げてくる。これがストレッチではなく、単なる手コキであることは理解していたが、不意に襲ってきた快感に彼女を咎めることも出来ずにいた。
「くぅっ……こんなに、扱いに慣れているとか……ふんぅぅぅっ!!!」
「ふふふっ……!私、オチンチンの柔らかくするのだって得意ですから。お客様の固くなってしまったオチンチンを、こうして解して差し上げるのもお仕事なんですよ。」
「んぅぅっ……これはどう見ても柔らかくじゃなくて固くして……おうぅっ!というか、これ絶対に仕事じゃないよね!?」
至って真面目な口ぶりではあったものの、発せられる言葉は下品極まりないものであった。そしてそのペニスを扱う手付きは、とても素人とは思えない巧みさを兼ねてもいた。
「むぅぅ……そんなことないですよ。お客様のオチンチンが大きいままだと、他のお客様からヘンな目で見られちゃいますし、こうして鎮めて差し上げることも立派なお仕事なんですから。」
不服そうな表情を浮かべ、自らの行為が正当な業務だと言って憚らない坂下さん。だがそもそもの話、私がこうしてペニスを肉の棒とさせた原因が彼女だということは、言及したところで意味がないのだろう。
「だからって、こんな場所でする必要は……!」
「大丈夫ですよ。この時間帯は人の出入りはほとんどありませんし、私たちが2人きりでいられる場所ですから。」
「2人きり……んぅぅっ!それはもっと問題な気がしてきて……あぁぁっ!?」
暴論ともいえる理屈で自らの行為を正当化しつつ、彼女はペニスから手を離すと私のはいていたインナーへと手を滑り込ませ、肉竿を直接握り締めてくる。
「あぁんっ!オチンチンすっごく熱い……!カチカチのビンビンで……とってもおっきいのぉっ……!」
「んぐぅっ……あぁぁっ……!こんな、綺麗な子に……ペニスを握られるなんて……!」
「でも、こんなにオチンチンを大きくしちゃうなんて……普段ご家族の方とはどうしているんですか?」
「いや……妻とは結構前に別れてて……それから日頃の不摂生の果てにこのジムのお世話なっているから。」
「あー……ご結婚はされていたんですね。」
さすがの坂下さんも、私が既婚者“だった”ということに関しては、些かばつの悪い表情を浮かべてくれていた。だが私自身、こうして倍近くは齢が離れている女性にバツイチだと語る機会は今までなく、思わず明かしてしまったという側面も強いのであった。
「それじゃあ、エッチな気分になった時はそういうお店に行ったりするんですか?それとも、ご自分でシコシコしていたりするんですか?」
「んぐぅっ……それは、気分次第で……あぐぅっ!はぁっ……はぁっ……!やばっ……んぅぅぅっ!!!」
「オチンチンからしっかり精子を出さないと、人前で勃起なんてしたら大変なことになっちゃいますよ。」
その大変なことの結果が、坂下さんとこうしている前段階の話なのであった。彼女は私に性事情を問いながら、直に握り締めた肉竿を容赦なく扱き上げてくる。
「坂下さんっ……やっぱりこういうエロいことは、坂下さんの言う通り風俗とかのエロい店に行ってするから……!」
「もう、これはエッチなことなんかじゃありませんよ。固くなったオチンチンを柔らかくするストレッチだって言ったじゃないですか。」
じゃあなんで性欲処理についてなんて聞いたの?そうツッコミを入れたくて堪らなかったものの、剛直を扱かれる私は彼女に弄ばれるように、下半身に広がる快感に溺れるだけであった。
「ふふっ……オチンポから精子をいっぱいドピュドピュすれば、フニャフニャの柔らかいオチンポになりますから。もっとシコシコするストレッチをしちゃいますね。」
「あっ、あっ……あぁぁぁ……」
まるで私に対してこれが如何わしい行為ではなく、正しい施術、ストレッチなのだと言い聞かせて刷り込むかのように、坂下さんは優しい声音で苛烈に手コキを繰り返してくる。
既にパンツの中では躍動を繰り返した肉竿が先汁を迸らせ、扱き上げる彼女の手と布地をぐっしょりと濡らしてしまっていた。
「はぁ……はぁ……坂下……さん……!んぅぅぅっ!!!」
「いいですよ。我慢しないで、いっぱい出しちゃってください。オチンチンから気持ちいいのをいっぱい出して、固くなったオチンポを柔らかくしちゃっていいですからね。」
坂下さんへと覆い被さる格好だった私であったが、仰向けの彼女にペニスを握られたことで、実質的には四つん這いで手コキを受けるという間の抜けた体勢となっていた。
まるで大型犬か家畜が搾精を行われるような、あまりにも滑稽な格好。この場に自分たち以外の誰もいないことが幸いだと思いつつ、私は襲い来る射精欲に身を委ねるのであった。
「んぐぅっ……!で、出ますっ……坂下さんっ……あぁぁぁっ!!!」
「はい。いっぱいドピュドピュしちゃってください。精子をいっぱい出して、勃起オチンポをフニャフニャにして差し上げますから……!」
彼女の顔を直視出来ず上向かせていたものの、視線を降ろすとそこには頬を赤らめた坂下さんの整った顔があった。男のペニスを扱くことに慣れはしていたようだが、それとは別に彼女も確かに昂っているようであった。
「あぁぁぁぁっ!!!出るっ、坂下さんっ……んぅっ!イクっ、イクぅぅぅぅっ!!!」
そうした中で膝をついていた下半身を激しく震わせ、私はとうとうパンツの中で大量の精液を吐き出してしまう。射精の瞬間に意識が飛びそうとなるものの、それを遮るかのように身体を抱き寄せる手が伸びてくる。
「んぶぅっ!?んぢゅっ……ぢゅぶっ!」
「ぶちゅぅっ……んぢゅっ、れろぉっ、れろれろれろぉっ!ちゅぷっ、んぢゅっ、んぢゅぅぅぅぅぅ……!!!!」
跳びそうになっていた意識が戻るどころか、全身が驚きと興奮に包まれていた。私の身体を抱き寄せた坂下さんは唇を乱暴に奪うと、舌と唾液が絡み合うような濃厚なキスをしてくるのであった。
「んぢゅぅっ……ぢゅるっ、んぶっ、れろっ、れろぉっ……!」
「んぐっ、んんっ……んぅぅぅぅっ!!!?」
射精が止まらなかった。まるで小便が出るかのように、ペニスの先端からは固形に近い特濃精液が溢れ出る。かつて致していた夜の営みでも、たまに出向いていた性風俗でも、こんな射精をしたことはないといえるほどだった。
「ぢゅる……んぶっ、んぢゅ……ぢゅぅぅぅぅ……ぷはぁっ!いっぱい出ましたね。オチンチンがどんどん柔らかくなってきてますよ。」
「はぁ……はぁ……さ、坂下……さん。どうして……こんなことを……」
舌を絡み合わせるような口付けからようやく解放され、四つん這いの格好さえも辛くなった私は、身体を起こすとすぐに床に尻を突いてへたり込んでいた。
そして彼女の言葉通り、下着の中であれほどまでに勃起していた陰茎は、まるで何事もなかったかのように固さを失い、大量の精液を出して不快感に満ちたパンツに抑え込まれているのであった。
「ふふっ!わたしの手も精液でこんなにベトベト……はむっ!んちゅっ、ちゅぷっ、んぶ……れろぉっ……!」
坂下さんは見せつけるかのように、白濁で汚れきっていた自らの指を咥え、つい先ほどまでキスをしていた口に子種汁を含んでいく。その下品で淫らな姿に、十二分に精液を吐き出した愚息が微かに反応を示していた。
「ぢゅるっ……んぶっ……ぢゅぶっ、れろぉっ……ぷふぅっ……!とっても濃い精子が出ましたね。もしかして、溜まっちゃっていたんですか?」
「そういうわけじゃない……けど。」
性欲の処理であれば適切に行っていた。こんなことをされていたが、坂下さんをオカズに自慰行為に励んでいたりもした。
だが、これほどまでに特濃ともいえる精液を吐き出してしまったのは、彼女のストレッチという名の手コキがあまりにも気持ちよかったからなのであった。
「お客様?どうかれましたか?」
「えっ!?どうって……何がですか?」
私が放心状態となっていた間に、彼女は何かを私に伝えていた。その言葉が一切耳に入っていなかったため、咄嗟に問い返してしまう。
「ストレッチのレッスンは以上ですよ。しっかりお身体を休めて、次回以降はちゃんとトレーニングに励んでくださいね。」
「は、はい……ありがとう……ございました。」
私の萎えた愚息と同様、何事もなかったかのように坂下さんはいつも通りの振る舞いをしていた。
そしてふと周りを見渡すと、深夜帯の新たな利用客が既に訪れており、今までの行為が全て夢であったかのように室内は賑やかさを取り戻していた。
「あっ……お着替えは大丈夫でしたか?」
「えっ……着替え?はい。汗を掻いた時のために、下着も持ってきてます。」
「それでしたら安心ですね。私もびっくりしちゃうくらい出ちゃっていましたから。」
少しだけ気恥ずかしそうにしながら、私が大量の精液を射精したことへ言及する坂下さん。そうした彼女の言葉と、下着が濡れている不快感が、先程までの行為を現実であると示しているのであった。
「本日はお疲れさまでした。またのご利用をお待ちしていますね。」
彼女は眩しい笑顔を浮かべて、唾液に塗れた手を洗ってから平然とした様子で業務へと戻っていく。そんな彼女の姿を、絶頂の余韻が残る私はおもむろに立ち上がりながら見つめていた。
そして全身が疲労に満ち溢れていたものの、不思議と怠さや重さは感じることがなかった。ストレッチ。彼女から指導をされ、施されたストレッチ。その効果効能を実感しつつ、私は帰り支度ため更衣室へと向かうのであった。