ついててお得なウルリカくんちゃん 作:情緒不安定ゾンビ
なんていうか、アナルって、女の前と違って横の広がりがあまりなくて、ひたすらどこまでも奥だけがあるって感じなんだな。ピタリと寄り添ってくる感触、というか。
故に、指で届く範囲だけでも“深い”なと感じさせてくる。
こりゃ、ハマる奴が出るわけだ。
そんな未知の感触に、しばらく夢中になってしまった。
ここが反応が良いな、なんて箇所を探りながら、弄りに弄り倒す。
一〇分、二〇分、三〇分……、一時間は、たぶん経っていないと思うんだが。
ともかく、そこそこの時間が経過した頃に、ふいに、ぺちぺちと弱々しく、手の甲を叩かれた。
「や、……も、やぁ♡イった、イってるぅ、んぅっ……ふ、やぁあ……♡」
気づけば、ずっと元気に響いていたはずのウルリカの喘ぎ声は、どこか弱々しく、かつ泣きが入ったような物になっている。
……やり過ぎた、か?
若干焦りながら、内部をこねくり回していた指を止めた。
見れば、ウルリカは上半身はすっかり脱力して胸までベッドにぺたりとくっつけて、尻だけを突き出しているような形だ。
突き出している、というか、無意識のうちに俺の左腕がウルリカの腰を抱えていたので、突き出させられている、かもしれない。
指は止めたのに、まだ時折びく、ぴく、と体がはねるのは、強い刺激を連続して受けすぎたせいだろうか。
そっと、指をナカから引き抜く。ついでに同時に、ウルリカの細い腰に巻きついていた俺の腕も解く。
「あぅっ、ふ、ううん……♡」
そのわずかな刺激にも彼は喘ぎ、くたりとベッドに伏せた。
たぶん、やり過ぎた。
焦りから早口になっている自覚をしながら、謝罪する。
「すまないウルリカ。つい、夢中になってしまった。申し訳ない」
「はーっ♡はーっ♡はーっ……♡」
返ってきたのは、深く熱い深呼吸だけだった。
うん、完全にやり過ぎたな。
しかし、そこは体力自慢のギルドマン。
数回の深呼吸で呼吸を整えたウルリカは、弱々しくもこちらを振り返り、へにゃりと笑ってくれる。
「……ううん。わたしも、きもち、よかったから。あやまらないで。あっ、でも、もう、焦らさないで欲しいっていうか。何回もイってるし。それに、ほら、もう、十分ほぐれた、から、さ……」
照れくさそうに視線を逸らし、ゴニョゴニョと告げた彼が、かわいくて仕方がない。
そうだな。指じゃなくて、ちゃんと究極完全体グレートモングレル(本物)を挿れてやらなきゃな。
(本物)も、もう我慢できないとばかりにダラダラとよだれを垂らしていることだし。
いやしかし、あまりにかわいいので、挿入の前に一つしておきたいことがある。
「ウルリカお前、すげぇかわいいな。キスしても良いか?」
「……へ? え、やだそんな、照れちゃうんですけどー。っていうか、モングレルさん、さっきまであんなに好き勝手してたのに、今更そんな事聞かないでよ……」
「そうか。すまなかったな。じゃあ、キスも勝手にさせてもらうわ」
照れ照れもじもじとあまりにもかわいい事を言うから、おざなりに宣言した。
ギシリ、ベッドに伏せたウルリカに覆いかぶさり背中から抱きつくような形で、その秀麗な美貌に顔を近づける。
しかし、まつ毛長いなこいつ。本当に、綺麗な顔をしている。
「ヤダぁ、モングレルさんってば、強引なんだか……ん……ふっ、んん」
口ではヤダなんて言いながら素直に顔をこちらに向けたウルリカの唇を、噛みつくように奪った。
体勢に若干無理があるので少しやりづらさを感じながらも、キスを深め、舌を吸い出し、口内を探る。
ウルリカの吐息か体臭か、なんかめちゃっくちゃ良い匂いするな……。
彼の香りと甘い口内に、しばし酔いしれたい気分だ。
なんて、少し穏やかな気持ちになってさえいたのに。
ウルリカが、ゆらゆらと腰を揺らすものだから。
ふいに、俺の肉棒の先端を、柔らかい感触がかすめた。尻だろう。
そう、その奥のすぼまりが、指先に伝わった感触だけでこちらをあれほど魅了した、彼の尻。
そこにイチモツを突っ込んだら、どれほど気持ちがいいことだろうか。
ブチリ、自分の理性の最後の糸が切れた音が、はっきりと聞こえた気がした。
「ふぁ……、ん、ん、……あ♡」
キスを打ち切り身を起こし、ウルリカの細い腰を掴んで、狙いを定める。ぴとりと先端をそこに添わせれば、彼が期待の声を上げた。
フーッ、フーッと、獣じみた息が、口から漏れ出る。
確か、ここを使う時は、バックの方が負担が少ないはず、そうだ潤滑液も足しながら……とどこか冷静に考える自分も、わずかにいたのだけれども。
「そう、そのま、まぁっ♡あ、や、あついぃ、ま、待ってモングレルさ、あぅっ、ぅうんっ、んああっ♡」
大部分を、『このメスをめちゃくちゃにブチ犯す』という獣の考えに支配された俺は、ただグッ、グッと腰を押し進めていった。
着実に、奥に奥に。
クポンと、亀頭までが中に入り込んだ。そのタイミングで、潤滑液を足すことだけは、なんとかしてやれたのだけれども。
「ひゃっ、あああああっ……♡」
ごちゅりと、一息に奥の奥まで、挿入してしまった。
「く、ぅ……!」
ヤバイ。気持ちいい。期待以上にぴたりとこちらに寄り添い、きゅうきゅうと健気に締め付けてくる感触だ。
物理的にだけでも、とんでもなく気持ちが良い。
その上、ウルリカは、どんなにかわいい顔をしていたって、イキ過ぎたのかいつからかくったりと力を失ってはいるものの確かにチンコが付いている。胸もない。
尻もきゅっと小さくてかわいらしいとも言えるが、骨ばっているとも評価できる。男の体だ。
めちゃくちゃ綺麗だし倒錯的なまでにエロいけれど、こいつは男だ。
けれどそんな男を、メスにしてやったという事実こそが、ゾクゾクとせりあがるような高揚感をもたらしてくれる。
ひどく、興奮を煽ってくる。
そういったわけで。
「すまないウルリカ、優しくしてやる余裕はない……!」
「ひぁっ……! まっ、……アぁッ! やっ、ゃんっ、ぁああっ♡んッ、あっ、あんっ」
俺はガシリとウルリカの腰を掴み直し、乱雑に腰を振りたくり始めた。
技巧も気遣いも到底足りてないだろうに、ウルリカは甘やかな声を上げ快感に震えている。
止まれるかよ、こんなの。
「あーっ、なんっで、こんな……!」
「ひッあああァ! いイっ、きもちっ、ひぃんっ♡あぁっ♡ぁああああっ……!」
なんでこんなに気持ちいいんだか。腹が立つくらいだ。
搾り取るような強い快感と、甘く響き渡りこちらを煽って来るウルリカの声。
自分まで無様に喘ぎそうになるのを、歯を食いしばって堪える。
そうして夢中でナカ抉り続けていたら、ふいにウルリカが、ぐっ、と背を丸めた。何かを、我慢しているかのように。
「うあッアっ、待ってもっ……むりぃ、イいっ、イっちゃ、っちゃ、ひゃあああんっ!」
「……っぅ、も、限界だ。俺もそろそろイク。ぶちまける。ウルリカ、お前のナカに……!」
「あっ♡わた、わたしっ、イ、ああぁっ♡んあ、ぁああっ♡イ、……くぅうううっ♡」
きゅうん、と、一際高い声を上げ、ウルリカは背を逸らせた。
もはや痛いくらいに締め付けてくるソコをグイと押して、奥の奥、これ以上の侵入を拒むかのような場所に、熱を吐き出していく。
「くっ、……は……!」
「ひゃっ、ぁッ、ついぃ……」
ぎゅうと強くウルリカを抱きしめ、逃さないようにしながら。
びゅくびゅくと断続的に震え精を吐き出す肉棒に力を入れ、念入りに最後の一滴まで注ぎ込んだ。
「ぁ……、あ……♡」
陶然としたような笑顔でそれを受け止めたウルリカに、またもチンコがイラっとしそうにはなったものの。
もはや指の一本も動かせないとばかりに脱力しきった彼の様を見て、なんとか理性を総動員し、軽いキスを一つだけ交わしてから、身を離す。
まだ硬さを失ってはいない自身の欲望を、いつまででも味わっていたかった孔から、ずるりと抜き出した。
「ふ、は……、ぁ……」
数度その身を跳ねさせながら熱い吐息を吐いたウルリカは、こちらを振り向き……。
「いや、なんでそんな名残惜しそうな顔してるんだよ。なに、もっとしても良かったのか?」
そう問いかければ、唇を尖らせ物欲しそうな眼をしていたウルリカは、恥ずかし気に、けれど確かに頷いた。
「はーっ、マジかよ。どエロ。さすが縦割れアナルの持ち主」
そう言いながらぼすんとウルリカの横に横たわり、ずっと無理な体勢をしていた彼をグイと抱き寄せ、多少は楽そうな姿勢で寝かせてやる。
結果、腕枕のような形で落ち着いた。
「縦割れじゃないし……。もし万が一そうだとしても、モングレルさんが悪いんだし……」
ぼそぼそと不満げに漏らしたウルリカの額を、こつんと小突く。
「お前、そういう事言うか。大部分お前の一人遊びの結果だろ。ああいや、そもそもの原因って意味と、なにより今存分に堪能させてもらった身としちゃ、そういう事にしておいても良いけどさ。ありがとうウルリカ。さいっこうに良かったよ」
「そっ、いやそんな。……モングレルさん、さっきから、恥ずかしいとかないの? そりゃ、私だって頭真っ白になるくらい、過ぎた快感って苦しいんだなってわかるくらい、……ヨかった、けどさ」
「んー? まあ、どう考えてもお前の方が負担も大きいし、恥ずかしい思いもしてるからなぁ。俺が照れるのは、なんか違うだろ。別に事実しか言ってないし」
「……そっか」
「そうそう。はー、しっかしびっくりしたわ。こりゃハマるやつが出るわけだよ。新感覚だし別格だ、縦割れアナルって。よくぞここまで育てたな、ウルリカ」
「たっ、縦割れ縦割れ言わないでくれるかなぁっ!?」
「いやほめてるんだって」
「だとしても嬉しくない! ……もー」
そんな会話を交わしながら、最初はウルリカの髪を撫でていた手は次第に耳、首筋、肩、背中、脇腹、腰と、徐々にきわどい所へと向かって行った。
ウルリカも、それを止めるでもなく時折ぴくんと体を跳ねさせるだけで、むしろ甘えるように身を寄せ深く俺に抱き込まれてきている。
気づけば脚が絡み合っているのは、どちらから仕掛けた事だろう。
俺の緩く兆してきた部分がウルリカの薄い腹を押してしまっているが、これはわざとではない。たぶん。
「……あのさ、ウルリカ」
「っ、ん……。なあに、モングレルさん♡」
俺がぽつりと呼びかけたら、ウルリカはえらくかわいらしく小首を傾げた。
まーじでかわいいなこいつ。
そんで、仕草がいちいちなんかエロい。
たまらなくなって、俺はもうはっきりとウルリカの小さい尻をもみぐりぐりと熱杭を押しつけながら、問う。
「もう一回、とかって、無理そうか?」
「ええー。その質問、答えづらいなぁ……」
くすくすと笑ったウルリカは、はた、と何かを思いついたような表情になった。
それからニヤリと笑った彼は瞳を閉じ、すました表情でちゅ……、とかわいらしいキスを一つ寄越してくる。
「
えらくかわいい事を言いながらそろりと離れた美貌を追いかけて、もう最初から舌をねじ込むような口づけを返した。
同時にさわさわとあちこちをまさぐり、“もう一回”になだれ込んでいく。
つくづくどエロイな、ウルリカ。
さすが、一流の熟練者の証、縦割れアナルの持ち主。