’マジかよッ!! クソッ!!’
即座に何が起きたのかを察した先生は悪態を吐いて頭を抱える。
「せ、先生? いったい何が」
’……いや、ごめんリンちゃん、急いでシャーレに向かおう’
先生はすぐさま立ち上がるとエレベーターへ向かって歩いて行った。
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「ちょっと待って! 代行――」
「こんにちはユウカさん、お話は移動しながら聞きますのでついてきてください。そちらの皆さんも」
「ふぇ? な、なんなの??」
「事態は急を要します! 急いで!」
「え、えぇ……?」
リンの有無を言わさぬ雰囲気にすっかり毒気を抜かれたユウカは困惑の表情でその後についていった。急な展開についてこれていない他3人も慌ててその後を追う。
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シャーレへ向かう道中、やはり不良たちに襲われるが、どうもその勢いが弱い気がする。何故かそれはシャーレへ近づくほどに顕著になっていく。
「到着しましたが……なるほど、これは」
リンが納得というか呆れたような声をあげる。シャーレビルの入り口前には不良生徒たちによる屍の山が築き上げられており、その天辺には銃を肩に担いで仁王立ちするワカモの姿があった。その姿は初めて見た時と同様の制服を纏っており、しかし何故かセーラー服の前面は大胆に開かれ、両の乳がまろびでていた。
「あれは……まさか!?」
「【災厄の狐】ですか!」
ワカモの正体に気付いたハスミが銃口を向ける。しかし、それは前に出てきた先生によって遮られる。
「な、先生!? 危険です!」
’まあまあ、おーい! ワカモちゃーん!!’
「えぇっ!?」
先生がワカモを呼ぶと、彼女はぴょんとひとっ飛びで山から降り立ち、こちらへかけてくる。
「あなた様!! お待ちしておりました♡♡」
喜色満面?で先生に抱き着く狐面の少女にユウカを始め事情を知らない面々が戦慄する。
「ど、どういうことなの……」
’さて、アロナちゃんを迎えに行こうか’
「先生、そちらは任せます。私はこちらの方々との話が済んだら部室へ向かいます」
’了解。それじゃあみんな! ありがとね!’
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その後、シッテムの箱を回収しワカモと共にシャーレの部室に辿り着いた先生は、気になっていたことを口にする。
’アロナちゃん、生徒1名が受精済みの条件ってまだ達成されてる?’
「はい! 先程から特に変わったところはないみたいです!」
’なるほど……’
(一度達成した条件は解除されない? それとも……)
’ちなみにその条件で解放できる機能って?’
「ええっと、【こづくりカルテ】と【保育エリア開放】ですね。あ、でも【こづくりカルテ】はまだ未解放の条件があるみたいです……【名簿機能】の追加機能のようなので、【名簿機能】の解放が条件なのかもしれません」
’うーん? 子作りカルテと保育エリア?’
「はい、【こづくりカルテ】は名簿機能で出産までの予定日数、今すぐ膣内射精した場合の受精確率が確認できる機能みたいです! ……あまりよくわかりませんね。【保育エリア開放】というのはシャーレビルの保育エリアを開放するとしか……」
’……’
先生が青い顔で頭を抱えていると、リンが部室に帰ってくる。
「お待たせしました。……時間遡行直後も慌てていたようですが、何か問題でも?」
’ああ、リンちゃんお疲れ様。いや、ちょっとね……後で話すよ’
少なくとも彼女たちキヴォトス人も子供を産むらしい。であれば気になるのは、
’ああ、そうだアロナちゃん、【名簿機能】と【こづくりカルテ】の解放に必要な石の数は?’
「【名簿機能】が3個で、【こづくりカルテ】が5個だそうです!」
’そっか、よし、それじゃあちょっとワカモちゃんとセックスしてくるね。アロナちゃん、もし精輝石が増えたらどのタイミングで増えたか記録しておいてもらえる?’
「はい! まかせてください!!」
’リンちゃんは予定通りいけそう?’
「はい、端末も問題なく動きますので、しばらくはこちらに掛かりきりになると思います」
’おっけー、よろしくね’
そうして先生はワカモを連れて仮眠室に入っていった。
To Be Continued…