※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

11 / 101
第11話 葵さんは許嫁と

 こうして。

 私は同門の仲間に再会して

 

 雄介君以外知ってる人がいなくて、他の友達といえばナベさんしかいない状況を脱したんだ。

 

「お弁当、自分で作ってるんですか純真さん」

 

「まあ、一人暮らしだから」

 

 こじんまりとしたお弁当箱を開けて、ランチタイム。

 机をくっつけて、私とナベさん、天龍さんとで食べる。

 

「どこに住んでらっしゃるんですか?」

 

 天龍さんのそんな質問に

 

「学生用一軒家」

 

 私は口の中のものを飲み込んだ後、答えた。

 

 私の家は一軒家。

 日本全国の学校内でセックスして、学校に居られなくなった中高生向けの貸家だ。

 家賃はタダ。全額市が払ってくれている。

 

 本当は雄介君と一緒に住みたかったけど、雄介君が

 

「社会に出て就職するまでは同棲は駄目だ。きっと堕落してしまう」

 

 そう言って同意してくれないので、しょうがないから別々。

 

 私はお嫁さんなんだから、雄介君のご飯を作りたいのに。

 残念でならないけど

 

 彼の言わんとすることに頷かざるを得ない面があるからね。

 しょうがないよ。

 

「そういえば」

 

 そうして私は、ミニトマトを咀嚼して飲み込んだ後。

 ずっと聞きそびれていたことを聞いたんだ。

 

 それは……

 

「天龍さんはどうしてこのボテハラ市に?」

 

 これ。

 

 この町に来る女の子は、元の学校を不純異性交遊で追い出された私みたいな子か。

 本気で子作りをしようと思ってるカップルの子のみ。

 

 確か天龍さんは……

 

「許嫁と同棲するため……家の都合ですね……」

 

 何でもないような口調でそんなことを。

 

 そう。

 天龍さんは許嫁のいる女の子で。

 私とラバーズ法の修行をしているときは、直接会ったことすら無い状態だった。

 写真を見たことも無かったというか……

 

 見せて貰えなかったらしい。

 

 理由は、結論は決まっているのだから、変えられない。

 そんな状態で、写真で気に入ればいいが、心の未熟さで拒否反応が出たら、その後地獄だ。

 だったらリアルで引き合わせるときには、双方結婚という人生のイベントに向き合える精神に成長しているハズなので、そのときから知ればいい、と。

 

 無駄を排する意味合いなんだって。

 

 ……お金持ちはキツイよ……。

 天龍さんの話を聞いたとき、思ったのがそのことだったんだよね……。

 

 そもそもラバーズ法の修行に入ったのも、花嫁修業の一環らしいし。

 大変だな……。

 

「……許嫁にとうとう引き合わせて貰えたんだね」

 

「ええ」

 

 天龍さんの表情は何も変わりはない。

 息が詰まるとか、悩んでるとか。

 

 ……無いのかな?

 

 ちょっと勇気が要ったけど

 

「……どんな人?」

 

 そう訊いてみたら

 

「私と7つ年齢(トシ)が離れています」

 

 ……えっと

 

 それはつまり……

 

 24才ってことなのかな。

 私たち、17才だし。

 成人した男の人かぁ……

 

 なんだか。

 その話を聞いたとき、私には目の前の仲間がとても大人に見えてしまった……。




7つもはなれているなんて!

本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。