※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第14話 年下嗜好とはレヴェル高いな!

「こんな綺麗で優しい女性が僕のお嫁さんになってくれるなんて、嬉しい以外のことは言えませんよ」

 

 ……小学4年生で婚約者と同棲させられて、理不尽に感じないの?

 そんなことを葵さんの許嫁の雨田君にそれとなく訊いたら

 

 返って来たのはそれで

 

 ふおおおお、と思ってしまった。

 そこまで自分の気持ちをハッキリ言うんだ!?

 

 10才なのに?

 

 私が驚いていたら、雨田君の隣で、椅子に足を組んで座っている葵さんがクスクス笑って

 

「……ツルギさんは、最初、お前みたいな不細工と結婚だなんて嫌だなぁ、って言ってましたよね? どういう心境の変化ですか?」

 

 そんなことを。

 うお、お姉さんのツッコミ。

 

 ……小学生あるあると思うなぁ。

 多分、照れ隠しで言ってしまったんだろうけど。

 

 それを真に受けないで、受け止めちゃう葵さん。

 うう、コレハクルヨ!

 

 雨田君に注目。

 雨田君はカアアア、と真っ赤になって

 

「しょうがないじゃん! 本当の事なんて恥ずかしくて言えなかったんだッ!」

 

 ウホッ! 良い反応。

 これは撮影したい。

 

 思わず動画で記録したい衝動に駆られたけど、私はギリギリで踏み止まる。

 

「……私はあのとき傷ついたんですけどね。まぁ、もう良いですけど」

 

 笑顔でそう言い、そっと雨田君を抱き寄せて、その胸に抱きしめた。

 そして雨田君の頭を撫でる。

 

「ごめんよ葵……」

 

「ですから、もう良いですよ。あなたの本心、分かったんですし」

 

 雨田君の謝罪を、口元に笑みを浮かべつつ受け止める葵さん。

 

 ……そのとき、私は見てしまった。

 

 葵さんの口角の上がり方と、その眼光が……

 

 狩人のものであることを。

 

 

 ……あとで雄介君にこのときのことを相談したら。

 雄介君はこう言ったよ。

 

「きっと天龍さんは……秒で目覚めたんだ。許嫁として、小学生の可愛い少年を引き合わされたときに」

 

 眼鏡の位置を直しながら、そう言い切った。

 

「……元々、天龍さんは年下嗜好(オネショタ)のケは無かったんだろう? 小学生が食べたくて仕方ない、とか」

 

 雄介君の言葉に、私は頷く。

 

「だったら答えはひとつだよ。極上のショタを伴侶として連れて来られて、自分でも気づかなかった性癖を掘り起こされてしまったんだよ」

 

 掘り起こされた……?

 

「今まで隠していたってことじゃないの?」

 

 私はそう雄介君の言葉について、訊ねた。

 雄介君は私の言葉に顔を左右に振り

 

「魔が差す、って言葉があるだろ?」

 

 雄介君は説明してくれる。

 魔が差すという言葉の語源について。

 

「元々はこれは、通り悪魔っていう妖怪に憑依される現象を指す言葉だったんだ」

 

 通り悪魔……

 それは、取り憑いた相手に突発的な狂気を与える妖怪で。

 

 気を抜いて生活していると、突然憑依される。

 そして殺人や、刃傷沙汰を引き起こすんだ。

 

「……状況が揃ってしまったとき、突発的に降って来る犯罪行為の誘惑に負けて手を出してしまう気持ちの妖怪化だね」

 

 人の心の弱さと、その衝動。衝動の結果。

 それらが必ずしも一致しない。

 

 犯罪を犯したからと、その実行者が悪の化身であるというわけではない。

 そう言う気持ちが籠った、狂気の妖怪化。

 

 それが通り悪魔なんだ。

 

 ……ちょっと長かったけど、雄介君が言いたいことはなんとなく分かった。

 

 葵さん、秒で年下嗜好(オネショタ)に目覚めてしまっただけで。

 別に、元々異常性癖を抱えた犯罪系美少女じゃないんだよ……。

 

 きっと。




全く小学生は最高だぜ!

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