孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
そして葵さん宅でお話しした後。
休みの日である今日は、天龍家で夕飯も一緒にとることになり。
私は雄介君と葵さん、雨田君と一緒に。
近所のスーパーに来ていた。
今日は手巻き寿司をするということで。
葵さんが買い物かごに値段も見ないで次々にお刺身を入れていく。
それは鯛だったり、鮪だったり。
サーモンだったり。
買い方がさすがお金持ちだよ。
それを見ながら雨田君
「……葵は贅沢が好きなわけじゃ無いですけど、必要なものは躊躇いなく買っていくんですよね」
私たちにだけ聞こえる感じで。
ボソリと言った。
「そこらへんが育ちの違いを感じるところですよ」
僕の家はそこまで裕福ではありませんでしたし。
それが少しだけ寂しそうだった。
……雨田君の家は、中小企業を経営してたんだけど。
ある日、葵さんの家の天龍家が経営する巨大企業傘下の子会社のひとつとして買収された。
そこで買収される際、様々な雨田君の家の要望を呑む見返りに出された条件が
息子を天龍家の婿養子として差し出せ。
こういうことで。
私の予想通り、立場としては雨田君は結構苦しい立場なんだけど。
……悪くない関係を築いているように見える。
まぁ、葵さんは人格破綻者じゃないから、酷いことにはなりようがないと思うけどね。
……そんなことを、買い物している葵さんの姿を眺めながら考えていたら
「純真さん、鰹は欲しいですか?」
質問が飛んできた。
確か、雄介君も鰹は別に好きじゃなかった。
だから
「彼も私も、鰹はそんなに好きじゃない」
そう返すと
「分かりました」
葵さんはそう言って、鰹のブロックのパックを陳列棚に戻したんだ。
で。
レジで葵さんがクレカで支払いをする。
……ブラックカードだった。
あれだ。
使用できる金額の上限が無いクレジットカードだ。
……すんご。
私は庶民なのでそう思ってしまう。
総額万に到達しそうだったけど、葵さんは狼狽えない。
うーむブルジョワブルジョワブルジョワジー。
そんなことを庶民の嗜みとして心の中で唱えていたときだった。
きゃああああ!
化け物だー!
逃げろー!
スーパーの外で人が騒ぎ始めたんだ。
私は、いや私と雄介君のふたりは。
互いに顔を見合わせ、頷きあい。
飛び出した。
葵さんたちをスーパーに残して。
私と雄介君がスーパーの外に出ていくと。
外では、化け物が……
それは生き物がヘリコプターになったと表現するのが一番適当な姿で。
4枚のプロペラを激しく回転させながら宙を舞い。
尻尾の先にもついているプロペラで姿勢を制御している。
ヘリだとついているソリのような脚部が、四足獣のそれになっていて。
ヘリのボディが、鮫の頭のような形に。
全体としての色は赤。
毛皮で覆われていた。
「ゼツメーツ!」
ヘリコプター
……なんて危険な相手!
倒さないと!
そう、変身の意志を固め、ザーメンチャージという言葉が脳裏に浮かんだときだった。
「あははははっ! 良いわ私の
地上に、明らかに異常なことを言ってる女の子が居たんだ。
それは黒髪の女の子で。
清楚で上品な感じの長髪。
そしてアイドル並みに可愛い顔をしてて、服装もまさにそんな感じだった。
この子、ひょっとして……?
「そこのあなた!
私は確認していた。
これは、ハッキリさせないといけないことだったから。
次回、新幹部お披露目。
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