※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第18話 ラバーズ法の3つの系統

 そして私はHRフィールド解除と同時に戦場へと飛び出す。

 

 同時に引き延ばされてほぼ停止していた時間が一気に元に戻り。

 

 虚無獣(ボイドビースト)が発射したミサイルのようなものが複数私に迫って来ていた。

 私は……

 

「ラバーズ法ラブデラックスヘアー!」

 

 仙道エネルギーを通して強化した髪を操作。

 長く伸ばし、飛んでくるミサイルの推進方向を操作し、同士討ちさせて空中爆発させる。

 

 移動する物体っていうのは、進む方向には強い力がかかっているけど。

 側面方向にはそんなものは無いから。

 

 仙道エネルギーで長く伸ばした髪の毛で、側面方向からミサイルの推進方向を捻じ曲げてやれば、容易いワザなんだよ。

 

 空中爆発を起こしたミサイルの爆風の向こう側。

 必殺ミサイルを防がれたことに驚愕し、硬直していた敵幹部コーラー。

 

 彼女は大きく目を見開いて私を見ていたけど

 

「……何者!?」

 

 誰何の声だ。

 

 そんなことを言われたら……

 

「一途な愛を抱きしめて!!」

 

 真っ直ぐにコーラーを見据えて

 

「未来を掴む純愛のプリンセス!」

 

 大きく腕を振り、見得切り。

 そして……

 

「ラブラブプリンセス!」

 

 名乗りを上げた!

 

 ……決まった!

 

 私の会心の名乗りを受けたコーラーは、わなわなと震えて

 

「……プリンセスですって……?」

 

 その形相は……私に対する深い憎悪に彩られていて

 

 彼女は私を指差して、叩きつけるように叫んだ。

 

「さては魔王マーラの手先ね! ブチ殺してやる!」

 

 その言葉に反応し、虚無獣(ボイドビースト)の標的は私1人になり

 

 私と、ヘリコプターが変じた怪物との一騎打ちがはじまったんだ。

 

 

 

 戦いは難航してた。

 

 私は別にダメージを受けないんだけど。

 こっちからも攻撃を仕掛けられないんだよね。

 

 前に戦った本の虚無獣(ボイドビースト)も飛んでいたけど。

 アイツは、デパートの中で戦っていたから、その能力を存分には生かせなかった。

 

 でも、こいつは違う。

 屋外だから、ヘリの能力はフルで活用できるんだ。

 

 危なくなったら、私の攻撃が届く高さから離脱して逃げられる。

 これが非常に厄介。

 

 おかげでこっちの攻撃が一切当てられていない。

 向こうの攻撃は悉く潰しているけどね。

 

 ミサイルもだけど。

 火炎放射だとか。

 機銃掃射だとか。

 

 火炎放射は「ラバーズ法フレアガード」で無効化し。

 機銃掃射は「ラバーズ法アイアンスキン」で耐え抜いた。

 

 ……私に飛行能力があれば。

 

 私、出来ないんだよね。

 空を飛ぶの。

 

 ……思えば。

 空を飛ぶのは葵さんが得意だった。

 

 ラバーズ法には痛覚遮断と身体能力強化といった基本技以外に3種類の技の系統があり。

 

 それは、体・液・外と言われている。

 通称「外出し」

 この3つを「体液を外に出す」というキーワードで覚える覚え方から来た呼び方だ。

 

 私は体……

 

 関節を外した腕を、自由自在に動かしたり。

 髪を伸ばし強度を上昇させて手足のように操ったり。

 皮膚の耐熱強度を引き上げたり。

 爪を伸ばして鋼鉄をも貫く針にしたり。

 知覚能力を引き上げて、1秒を何時間にも感じる勢いで把握したり。

 

 そういう、自分の身体に働きかける技が得意だ。

 私の受けた免許皆伝は、この「体」の技に対してのもの。

 

 空を飛ぶことの出来る「外」の技の習得に関わるものでは無いんだ。

 そして葵さんは、その「外」の技の免許皆伝を持っていた。

 

 もし葵さんがHRプリンセスだったら、きっとこんな虚無獣(ボイドビースト)楽勝なのに!

 

 ……そんなことを。

 私はあまりに攻撃できないので、まるで責任転嫁するように考え込んでいた。

 

 そのときだった。

 

 私は、太ももから力が1つ消えたのを自覚した。

 

 もしや、と思った。

 だから自分のフリフリスカートをめくり、自分の太ももを確認したんだ。

 

 すると……

 チャージ回数を示す表示が、1画引かれていたんだよ……!




残り1画しかない!
一体どうして……?

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