孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
え? どうして?
どうしてチャージ数が1つ減ってるの?
混乱する私。
わけがわからなかったから。
だから
「あのさハクト!」
呼びかけた。
「何ウサ!?」
「どうして画数1つ減ってるの!?」
……訊くために。
「それはウサ! 1画で変身を維持できる限界時間が99.9秒だからウサ!」
……いきなりそんなことを言われた。
そういえば……
変身で1画、維持で1画、浄化技で1回。
計3回。
……そう教えられたっけ。
ということは……
「もう99.9秒経ったんだ!」
……そういうことか!
もたついているうちに、1画あたりの制限時間をオーバーしてしまったんだねッッ!!
ということは、次に99.9秒過ぎたら、私の変身が解けちゃうのか!
マズイッッ!
……というより
浄化技、もはやフルパワーで出せないじゃん!
浄化技用の1画がすでに消費されてはじめているんだから!
ここで浄化技を出しても、エネルギー不足で失敗する恐れがあるッッ!
……どうしよう?
そう思って、私がこの戦いの先が見えなくなり。
その手が止まりそうになったときだった。
「純真さん!」
この場所に、買い物がパンパンに入ったエコバックを肩に掛けた、灰色のヒモタンクトップにショートパンツの女子高生……
天龍葵さんが駆け付けて来たんだ。
……葵さん!
葵さんは、一緒に雨田君も連れていた。
私は……
「葵さん! 危ない!」
来ちゃダメだよ!
……そう、言おうとして。
ハタと気づく。
……なんで葵さん、私のことが純真心愛だって分かるの?
ハクトがさ、言ったんだよ。
僕たちHRアニマルは一般人の目には見えない。
僕らが見えるのは、HRプリンセスかその候補生。そしてHRプリンセスのパートナーだけだ、って。
そして変身したHRプリンセスの正体を見抜けるのは、同じHRプリンセスかその候補生だけだ、とも。
何故なら、常人は変身したHRプリンセスの正体が普通のJKであることに気づけないように魔法を掛けられているから。
これを認識阻害の魔法っていうらしいんだけど。
……それなのに。
葵さんは私が純真心愛だって気づいた。
それの意味するところ。
それぐらい、私にだって分かる。
私が見ている前で。
葵さんは買い物が詰まったエコバックを地面に下ろし。
右手に持ったマジックペンを雨田君に渡したんだ。
……ああ、そっか。
やっぱりそういうことなのか……。
そして
「HRフィールドチュー!」
エコバックの影から。
灰色のネズミが飛び出してきて。
前足を振り上げてそう叫んだ。
……HRアニマル……!
あれが、葵さんのHRアニマルなんだね……!
……そこで私は見たんだ。
葵さんの初めてのザーメンチャージを……!
次回、葵さんのザーメンチャージ!
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