※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第2話 ラバーズ法

 種原(たねはら)雄介(ゆうすけ)君。

 同い年の彼氏。

 

 高校1年のとき、前の学校の阿比須高校で出会った人なんだ。

 とても思慮深くて、優しいの。

 もし許してくれるなら、私はこの人と結婚したいって思ってる。

 

 見た目は中肉中背で、眼鏡を掛けているのが知的ではあるけど、多分美形の男の子じゃ無いと思う。

 でも、好きになったら関係ないから……

 

 まあ、そんなことよりも

 

「雄介君、待ったの?」

 

 ……これを訊いておかないとね。

 他人を待たせるのは時間を盗むことと同じだもん。

 私はそんな礼儀知らずの女の子と思われたくない。

 

 雄介君は

 

「いや、全然。本を読んでたからすぐだったよ」

 

 そう、穏やかに答えてくれた。

 ……ホントはきっと、だいぶ待ったと思うんだけどね。

 

 雄介君は努力家で、社会に出るまで2000の特技を身に着けるって言ってて。

 さっきサッと手提げ鞄に仕舞った本。

 多分、何かの資格の本なんだよね。

 

 ……何の資格か分からないけど、多分就職に有利な資格だと思う。

 私も何かしないとなぁ、って思っちゃうよ。

 だってそうしないと、きっと私は雄介君のお嫁さんになれない。

 

「まぁ、出発しようか」

 

 歩き出す雄介君。

 それに私は

 

「うん!」

 

 頷いて、一緒に歩き出す。

 当然、手を繋いで。

 

 

 

 

 私たちは図書館を見て、書店を巡った。

 雄介君は本を読んでいるので、用事のある場所を巡ったんだ。

 

 ボテハラ駅近くの大型商業施設に入ってる、大型書店「ジューク堂」

 ここに来れば、だいたいの欲しい本は揃う。

 

 ……揃うんだけど。

 

「ジューク堂書店は品揃えは良いんだけど、商品を探すのにはそれが仇になるよね」

 

「うん……まぁ、そうかな」

 

 ジューク堂書店の大きな本棚の前で。

 ジャグリングについて書かれた本をパラパラと見ている雄介君を見つめつつ。

 

 私はそう言葉を返す。

 

 彼の言わんとすることは分からなくもない。

 目当ての本以外の余計な本がたくさんあるせいで、目的の本を探しにくい。

 そう言いたいんだと思う。

 

 だけど私は

 

「でもさ、目的の本を探す以外にも、興味のある本を探すのにはそれも良くない?」

 

 そんなことを言った。

 

 例えばさ。

 今、雄介君はジャグリングの本を見てるけど。

 品揃えのいい本屋だったら、そこに至るまでに手品の本だったり、サーカスの本を見てしまうかもしれないじゃない。

 そういうの、面白くない?

 

 ……そう言って。私は雄介君に自分の思うところを語ったんだ。

 

 雄介君はそんな私の言葉に

 

「んー、まあ一理あるとは思うかな。確かに効率だけじゃないよね」

 

 顎に手を当て、雄介君がそんなことを言った。

 

 

 そのときだった。

 

 

 ズンッ、と周囲に衝撃が走り。

 次の瞬間、激しく揺れ始めた。

 

 ……地震!?

 

 突然のことだったので、私はパニックになりそうになったんだけど。

 

 傍に雄介君が居たことと

 

「きゃー!」

 

 小さい女の子が悲鳴をあげてしゃがみ込んだので。

 その子に意識が向き。

 

 私は冷静になった。

 

 ……その子の傍の本棚が、地震の揺れのためか倒れて来ていたんだ。

 

 いけない!

 このままじゃ、あの子が本棚で潰れちゃう!

 

 それを見て、状況を把握した私は

 

(ラバーズ法!)

 

 即座にラバーズ法を使用することを決めたんだ。




次回、ラバーズ法の解説。

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