※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第28話 信念の一致

 妊娠疑惑でひと悶着あった後。

 

 雄介君と放課後に下校デート。

 

 ボテハラ高校近くの、公園に2人で入ったんだ。

 そこでベンチで並んで座って。

 

 自動販売機で買ったコーヒーを、2人で一緒に並んで飲んだ。

 

 ……そういや、産婦人科に行ったとき。

 コーヒー飲むの控えてたなぁ。

 

 カフェイン、赤ちゃんに悪いじゃん、って思って。

 

 自分が今、一口飲んだ缶コーヒーを見つめながら。

 私はそんなことを考えた。

 

 そこに

 

「……何か気にしてるね。どうしたの?」

 

 雄介君が話し掛けて来たんだ……。

 

 私は……自分の顔色で考え事をしていたことを雄介君に見抜かれた。

 

 そこに驚いたのと、彼に対する想いが高まるのを感じてしまった。

 

 

 

「そっか」

 

 全てを聞いた後。

 言って、雄介君はコーヒーを飲み干した。

 その表情は、色々複雑そうだった。

 

「産婦人科に行く前に、教えなくてごめんなさい」

 

 私は謝った。

 まるで、雄介君のことを信じていないみたいな。

 そんな振る舞いを謝ったんだ。

 

 だけど

 

「……無理も無いよ。確証無いでしょ?」

 

 妊娠出産。

 その、あまりに大きいことを背負って立てるか。

 そんなの、今まで私を愛してくれたから。

 

 ただ、それだけの理由で信じるのは無理があるよ。

 

 ……そう言って、雄介君は私のことを非難しなかった。

 

 雄介君……!

 

 そして雄介君は

 

「……心愛。もし妊娠していたとしたらどうしてた?」

 

 そう一言。

 コーヒーをもう一口飲もうとして、無いことに気づいて止めて。

 

 私を見つめた。

 

 私は……

 

「産んでたよ」

 

 何も迷わなかった。

 そこは何も悩むことは無かった。

 

 雄介君の赤ちゃんなら産みたい。

 どんなに苦労しても、産みたいよ。

 

 だって雄介君は私が結婚したい男性なんだもの。

 

 すると

 

「僕だって同じさ。産んで欲しいって言ってたよ」

 

 そんな雄介君の言葉に。

 私は心を撃ち抜かれていた。

 

 ……雄介君。

 

 私が喜びに震えていると。

 

「でもね」

 

 雄介君は後に続けて来た。

 

「……そうなったら、僕らは自分の人生を子供に捧げないといけないと思ってる。そこはいいかな?」

 

 ああ……

 そこも私、雄介君と一緒だった。

 

 だから……

 

「雄介君だって」

 

 彼を見つめながら

 

「私の一番大事な人間が、あなたの子供になってしまっても耐えられる?」

 

 ニヤリと微笑みつつ。

 そんなことを言ったんだ。

 

 雄介君、全く動揺してなくて

 

「そんなの当たり前だろ。親なんだから」

 

 そう返してくれた。

 

 嬉しい……!

 

 信念の一致。

 私と雄介君、やっぱり運命の相手だと思う……

 

 そして笑い合って、キスしようと顔を近づけて

 

 そのときだ。

 

 

「美池さん! 僕の精子で妊娠して!」

 

 ……なんかさ。

 

 公園の周囲の繁みの方から、そんな声が聞こえて来たんだよね……!




周囲で何が行われているのか……?

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