※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第32話 突然の救い主

「手を上げろオラー!」

 

「強盗だぞオラー!」

 

 タタタタ、と天井に向けて機関銃を発砲。

 男たちの銃が本物であることを確信できたので、パニックが起きそうになる。

 

 だけど

 

「騒いだら殺すぞコラー!」

 

「黙ってこの鞄に金を詰め込めコラー!」

 

 怒声を張り上げる。

 

 殺される。

 嘘じゃない。

 

 大半の人は本能的に納得したようだったけど

 

「怖いよママーッ!」

 

 ……子連れの若いママさんが連れていた男の子……

 まだ、絶対に未就学児……

 

 その子が、恐怖に耐えられず泣き出したんだ。

 

 すると男たちは

 

「やかましいぞこのクソガキがーッ!」

 

 機関銃を男の子に向けたんだ。

 

 ……いけない!

 

 私は飛び出し、男の子と男たちの中間地点に両手を広げて立ち塞がって、その射線を遮った。

 同時にばら撒かれる機関銃の銃弾。

 

 私はその銃弾を浴びた。

 しかし

 

「ラバーズ法アイアンスキン!」

 

 ラバーズ法を発動させて。

 皮膚の硬度を鋼鉄の強度にし。

 

 銃弾を全て跳ね返す。

 

 私の皮膚を突き破れなかった鉛玉。

 

 それが私の足元に散らばる。

 

「子供に発砲するなんて何考えてるのオジさんたちーッ!?」

 

 全て防ぎ切ったとき。

 激昂し、私は思わず叫んでいた。

 

 

 

「け、警告しただろうがッ!」

 

 男たちは私が銃弾を全て防いだので、動揺している。

 私は

 

「そんなこと絶対にやっちゃいけないことでしょ! 大人として恥ずかしく無いのッ!?」

 

 私の言葉に、男たちの目が泳いだ。

 罪悪感、あるんだ。

 

 だけど

 

「俺たちを馬鹿にするな! 俺たちはこの町の犠牲者だーッ!」

 

 何も言い返せないのか、逆切れしてきた。

 

 それから

 

 この町は独身者への税金が高すぎるだの。

 

 この町なら、若い性格の良い女と結婚できると思ったのに、2年経ってもまだ出来ないだの。

 

 税金が高すぎて、1000万円超えていた貯金がゼロになった、全てこの町のメチャクチャな条例が悪い、だの。

 

 自分の不遇を社会のせいにする、かっこ悪い言葉ばっかり並べ立てる。

 

 ……男性の税金が高くなるのは居住後1年過ぎてからだし。

 その間に結婚出来れば問題無いのに。

 

 1年で結婚が決まらなかったら、諦めてこの町から出ていくべきなのに居座るからそうなるんだよ!

 

「全部自分が悪いんじゃない! 本当にカッコ悪い!」

 

 だからそう、一刀両断に斬り捨てたら

 

 男たちは悔しそうな顔を表情を浮かべて

 

「お前が悪いんだからな!」

 

 ……全然別の方向にいた人たちに銃口を向けたんだ。

 

 まずい!

 

 あの位置だと、守護(まも)れない!

 

 ラバーズ法で強化された身体でも、無理なことはある。

 どうしよう……?

 

 血の気が引き、真っ青になる。

 

 そして男たちの機関銃の引き金が引かれ、ばら撒かれた銃弾で。

 狙われた人たちがハチの巣に……

 

 なる前だ。

 

 バシャっと。

 

 無抵抗の人々に機関銃の銃口を向けていた男が、何か大量の液体をぶっ掛けられたんだ。

 

「うわっぷ!」

 

 男は発砲を中止させられ、騒ぐ。

 

 何なんだこの液体、しょっぱい。

 そんなことを言ってたんだけど。

 

 一瞬後。

 

「ぐあああああああ! か、痒い!」

 

 機関銃を放り出し、床に倒れて身体を掻き毟りはじめたんだ。

 

 思わず固まってしまう。

 一体、何が起きてるの……?

 

 そしてそれは他の男たちも同じだったようで

 

 その隙に全員、謎の液体を掛けられて

 

 全員、体中が痒くなり倒れて悶え始めた。

 

 ……えっと?

 

 言葉を発せない私に

 

「……緩い痛みは人体には痒みになるんだよね。その痒みは丸1日は取れないよ」

 

 その場に進み出て来た人物。

 

 その人物を目にしたとき。

 私は言葉を失った。

 

「結婚に夢を見ていたオジさんたちは気の毒だけど、やり方を間違ったんだよ……この町にはいられなくなったかもしれないけど、他所の土地で頑張って」

 

 それは。

 

 長身、巨乳、ナイスバディ、アスリート体型、金髪ロングの勝ち気そうなヤンキー系美少女。

 

 美池華だったんだ……。




クソビッチは何者なのか?

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