※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第4章 3人のチカラ! 繰り出せHRエクスクラメーション!
第39話 頼られたい!


 ある日曜日。

 

 昼下がりに雄介君とデートで公園に入ったら。

 

 中で半ズボンで灰色シャツ姿のショタ少年……雨田君がひとりでブランコに腰掛けていた。

 なんだか辛そうな顔で。

 

 ……何で1人なんだろうか?

 

 葵さんはどこにいるのかな?

 大切なパートナーじゃん。

 

 夫婦としてもだけど、HRプリンセスの在り方としても良く無いし。

 

 何で居ないんだ……?

 

 だけど

 

「……あの顔は何か悩んでる顔だと思う」

 

 雨田君の様子に、私が疑問点を考えて首を捻っていると。

 雄介君がそう一言言ってくれたんだ。

 

 ……そうだよね。

 

 疑問点は色々あるけど。

 雨田君は私たちの仲間で、私の友達の夫なんだし。

 

 何だか悩んでるように見えるのに、知らんぷりは違うでしょ。

 

 なので傍に行って

 

「雨田君、何を悩んでるの……?」

 

 声を掛けた。

 

 雨田君は私の言葉に気づいて

 

「純真さん、雄介さん」

 

 そう一言発して

 

 教えてくれた……

 

 

 

 雨田君は、昼食後に葵さんと一緒に自宅のソファに並んで座って。

 大画面のテレビで映画を観ていたそうなんだ。

 

 有名なホラー映画だ。

 

 1軒の廃屋と化した民家を舞台に。

 そこに足を踏み入れた人間が次々に惨たらしい最期を遂げていく……。

 

 そんな、呪いの家の物語。

 

「超怖かったんです……」

 

 雨田君、悔しそうに。

 

 映画を観る前は雨田君、映画の怖さに悲鳴をあげた葵さんが

 

 雨田君にギュッと抱き着いたり。

 そして密着した葵さんの良い香りのする柔肌やおっぱいの感触を味わったり。

 同じホラー映画を堪能して、ドキドキを共有して、映画のあとに激しく仲良しタイム。

 

 ……そんなことをアソコをカチカチにしながら想像してたそうなんだけど。

 

 実際は

 

「ウワーッ!」

 

 テレビ画面の中で展開する恐怖の物語に、悲鳴をあげてパートナーにしがみ付くのは雨田君の方で。

 葵さんは全く動じずに

 

「あ、やっぱりそう来ますか」

 

「なかなか怖い構図ですね」

 

 ……そんなクールなことしか口にしないで落ち着いている。

 

 で、葵さんの白Tシャツの胸に顔を埋めて半泣きになっている雨田君に

 

 葵さんがこう言ったそうだ。

 

「……ツルギさん可愛い」

 

 クスッと笑って。

 

 で、頭をポンポンされて、ナデナデされて、ほっぺたをチュッチュされたらしい。

 

 完全に子ども扱い……!

 

「で、自分が情けなくなって、思わず部屋を飛び出してきてしまいました……」

 

 ……ここに至るまでにあったことを語り終えた雨田君は。

 

 本当に辛そうだった。

 とことん、打ちのめされた顔で。

 

 これは……

 

 私は雄介君に視線を向けた。

 

 彼は頷いて

 

「……雨田君……苦しかったのは想像できる。辛かったな……」

 

 そして彼の頭を撫でて。

 ハグをしたんだよ。

 

 ……包み込むように、先輩としてのハグを。

 

 ここで私が慰めるのは違う。

 女の子の出る幕じゃないんだ。

 

 同じ立場である、男性。

 

 男性の言葉なんだよ。

 

「……僕は……頼られたかった……!」

 

 雨田君の絞り出すような声。

 

 ここは私は何も言えないから、お願い雄介君!

 

 ……そんな私の意図をすぐに汲んでくれて動いてくれた雄介君に。

 私は、彼に惚れ直すような感覚を味わわせて貰ったんだよね……!

 

 素敵……!




雨田君は立ち直れるのか?

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