孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
第53話 望師匠との再会
今日はボテハラフィスティバルで、市内が賑わっている。
ボテハラフィスティバルっていうのは、このボテハラ市の初代市長の誕生日を発端にしたお祭りで。
1人でも多くの若い女性が、大好きな男性の子供を孕んでボテ腹になることを願って騒ぐんだ。
孕ませ系の名作映画……ターミネーター1とか、
その名シーンを延々町中のテレビで流す。
ボテ腹神輿ってものが出て来て、皆で担ぐんだ。
そして、SNSで祭りに文句をつけている連中の身元を特定し、とっ捕まえて。
市役所前の広場で1人ずつ永久障害上等の暴行を加える。
クズどもの悲鳴が本当に心地いいんだ。
大体数分持たないで「孕ませこそ正義ですよ!」って意見変わるんだよね。
私は明後日、そんなお祭りでデートする約束をしてるんだ。
楽しみだなぁ。
デート衣装の確認をしている私。
手持ちの服をベッドの上に並べて、何を着て行くべきか思案。
そして顎に手を当てて首を捻っていると。
ピンポーン。
家のインターホンが鳴った。
誰か来た!
そして受け答えするために玄関に向かったら
「えっ!?」
私は驚いてしまった。
そこには乾麺の蕎麦の袋を持った女性が居たんだよ。
……向こうも驚いていたんだけどね。
その人は完璧な美人って言ったら良いのかな?
スタイルはまぁ、モデル級と言っても大げさじゃない。
髪の毛はすごく手入れが行き届いてるのか、輝く柔らかな黒髪で。
背中にまで届いている。
白いヘアバンドと、黒いニットワンピ姿で。
顔つきはおっとり系の穏やかフェイス。
私はこの人を知っていて……
「望師匠じゃ無いですか」
「……純真さんですか。お久しぶりですね」
まさかこのボテハラ市で再会するなんて。
私たちの師匠の……
お世話になったラバーズ法のママさん道場の師範に再会したんだから、私は当然部屋に招き入れた。
いつもは1人でしか使わない小さいテーブルに2人で掛けて。
紅茶を入れて、お話した。
「純真さんは1人暮らしなんですか?」
「ええ、まぁ」
阿比須町の高校で。
雄介君と階段の踊り場で立ちバックでセックスしてたら他の生徒に目撃されて。
学校を追い出された経緯を話した。
ちょっと恥ずかしかったけど。
失敗談だからね。
「ちょっと燃え上がり過ぎてやりすぎちゃって」
テヘペロ。
思わずやってしまう。
師匠は
「所かまわずサカってしまうのは若気の至りのあるあるですけど、二度と同じことをしてはいけませんよ」
師匠は敬語で窘めてくれる。
……はい、そうですね。
流石にそこは分かってますから。
そして
「師匠は道場のパートを辞めたって聞きましたけど」
私は別の話を切り出した。
聞きたかったからね。
師匠の近況も。
「ええ。もう少しお給料の良い別のパートで働いていました」
頷いて。
続けて
「別のパートでお金が十分溜まったので、夫と共にこの街に一昨日、引っ越してきたんですよ」
……そうなのか。
そういや、隣の家の前に車がたくさん停車しているなとは思ってたけどさ。
あれ、引っ越しだったんだ。
「これからよろしくお願いしますね。純真さん」
私が記憶を遡って思い返していると。
師匠がニッコリ微笑んでそう言ってくれたので
私は
「ええ。よろしくお願いします」
そう言って、微笑み返した。
大恩ある人に再会した。
本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。