※この作品はR-18です。

孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~   作:XX(旧山川海のすけ)

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第55話 師匠のキモチ

「望師匠がお隣さんになったんだよね」

 

 次の日。

 学校でお昼になったとき。

 

 教室で。

 私、葵さん、ナベさんの3人でお弁当を食べて。

 その食後に昨日の話になった。

 

 私が望師匠に再会したことを葵さんに言ったんだけど。

 

「おや」

 

 葵さん、ちょっと驚いて。

 

「師匠、どうでした?」

 

「ん、普通に、上品だったよ。いつも通り」

 

 食後のお茶を飲みながら。

 

「そのお師匠さん、どこから引っ越してきたの?」

 

 一緒にご飯食べてたナベさんが、話に加わって来た。

 そこでナベさんが蚊帳の外になってることに気づいて。

 

「元々阿比須町の人だったんだけど……」

 

 その後、どこに引っ越したんだろ?

 

 葵さんに視線を投げる。

 

 葵さんは

 

「……東京だったはずですよ」

 

 え? 東京……?

 

 東京に住んでいたのに、何故地方都市のボテハラ市に引っ越してきたんだろうか?

 しかも、極めて短期間に。

 

 私が免許皆伝を貰って、その後だよね?

 師匠がパート辞めたのは。

 

 その後引っ越して、その先が東京で。

 

 で、間を置かないでボテハラ市に引っ越し。

 

 ……変だよね?

 

 ボテハラ市は不便では無いけど、東京には絶対に及ばないはずなのに。

 

 あまりにも子供を作り過ぎて、育児に掛かる費用が億に迫ったから、みたいなのも違うしなぁ。

 そこまで行くのには、1年無いから無理筋だもの。

 

 う~ん、何でだろ?

 

 そこも謎なんだけどさ……

 

「師匠にお子さんが出来たんですか? って訊いたら」

 

 葵さんに相談するつもりで、私は伝えた。

 

 昨日あったことで、1番引っ掛かってることを。

 

「なんか師匠、暗い顔をしたんだよ」

 

 そう……

 あれは何か悩みがある、暗い顔だった。

 おそらく、妊娠に関わる何か……

 

 私、どうするべきなんだろうか?

 

 そう思っていたんだけど

 

「純真さん、師匠は大人の女性ですよ」

 

 子供を相手にするんじゃ無いですから。

 と、葵さん。

 

「大人は自分で自分がまずい状態だと感じたら、自分で助けを求めるんです」

 

 私は葵さんの言葉には何も言えなかった。

 

 自分が何も言わなくても、察して助けて欲しい、なんてのは幼稚な考え。

 自分の管理にすら他人(ひと)任せだ、ってことですし。

 

 なのに相手が明確に救いを求めて無いのに、手を貸そうとするのは師匠への侮辱ではないでしょうか?

 あなたは自分の管理も満足にできない子供なんですよね、って言ってるのと同じですよそれは。

 

 ……そんな葵さんの言葉を聞き

 

 私は

 

 ああ、やっぱり。

 あのとき、師匠のプライベートに踏み込むのはおかしいかなと思ってやめたんだけど。

 

 正しい判断だったみたいだな。

 そう、思ったんだ……そのときは。




ししょー!(関さんの声で読め)

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