孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
30分くらい喫茶店でお喋りして。
時間になったからボテハラ神社に出向いた。
屋台がいっぱい立っていていて。
私たちはそこで綿菓子を買った。
「神楽はどこでやるの?」
「拝殿前に舞台が出来てるはずだよ」
2人で綿菓子をパクつきながら、神楽の舞台……神楽殿の前まで移動する。
すでに人がだいぶ集まっていた。
その10メートル大の神楽殿は木で造られていて。
赤と白の布と綱で飾られてる。
お祭りステージって感じだったけど。
……ちょっとイメージと違うなぁ。
確か、遠隔地に住む女の子と男の子が入れ替わり、大破壊を回避するために奮闘する内容の。
問題解決後に再会したとき、ものすごい子作りセックスをしそうな少年少女がメインの。
あのアニメ映画では……もっとちゃんとした建物で踊って無かったっけ?
「まぁ、ボテハラ市は少子化対策重点実施都市に指定されるまでは、財政が火の車の限界集落状態だったみたいだしね」
私が神楽殿の様子がイメージと違うことを雄介君に伝えると、そんな言葉が返って来た。
……なるほどねぇ。
そして私が綿菓子を半分くらいまで食べたときだった。
神楽殿に人が集まって、登って来た。
雄介君が言葉を発する。
「あ、神楽がはじまるよ」
おお……
注目する。
神道関係……巫女さん? 宮司さん?
そういう人たちが、お面を被って台詞の無いお芝居をはじめた。
事前に伝説の内容は聞いてはいたから、なんとなく内容は理解できる。
最初に10人家族が幸せに暮らしている様子を示す舞があって。
その後怪物・金剛無がやって来るシーン。
戦いのシーン。
両親が戦死するシーン。
神様を召喚するシーン。
そして怪物が倒されるシーン。
……で。
残された7人の兄弟姉妹で大アバレして家族を増やすシーン。
……まあ、神話だもんね。
兄弟姉妹で新しいパパママになるの、どこの神話でもやってるよ。
でもさ
舞を見ていたら
「姉さんのナカに出すよ!」
「オニイの精子が私の卵子とドッキングしちゃう!」
……そんな台詞が脳内で聞こえた気がした。
それぐらい、凄い舞だったんだ。
全部終わった後、思わず拍手。
いや、良いものを見た。
「良かったね」
「うん」
雄介君も拍手していた。
……そのときだった。
「まったく下らぬ!」
……男性の声がしたんだ。
聞き覚えのある声が。
私は視線を向けた。
上空に。
そこには……
灰色のビジネススーツに身を包んだ男性が宙に浮かんでいる。
50代くらいの年齢の男性で、白髪交じりながらキッチリ髪型を固めている。
なかなかのイケてる年配男性。
私は、この男性の名前を知っていた。
「……コンドゥム!」
私の言葉に、AHR幹部・コンドゥムは鋭い視線をこちらに向けて来た……!
幹部登場!
本作を読んでいただき感謝です。
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