孕ませプリンセス!~孕ませを守る3人の魔法少女たち~ 作:XX(旧山川海のすけ)
まずは私が仕る!
私は両腕の関節を仙道エネルギーで外し、関節を外したその両腕で怒涛の連続パンチを繰り出した。
「ラバーズ法ズームパンチガトリング!」
海賊の王の風格を感じる。
そう、言ってくれましたよね師匠……!
そんな、私のズームパンチガトリングを師匠は
全てミリ単位で、最小限の動きで避け……
同時に、右腕の関節を仙道エネルギーを駆使して外し
「ラバーズ法ズームパンチライフル」
静かな言葉を発しつつ、右腕の伸縮腕によるストレートパンチを繰り出して来る。
そしてその一撃は私の顔面を捉えて、食い込んだ。
「あぎゃらば!」
変な声をあげつつ、ぶっ飛ぶ私。
神社の参道の石畳に叩きつけられる。
私は素早く身を起こし、口を拭う。
……良かった。
鼻は折れて無いし、歯も折れてない……!
私をぶっ飛ばした後、師匠は。
葵さんと戦っていた。
葵さんが仙道エネルギーを駆使し、空気を足場に宙を舞うと
師匠も同じ技を使い、葵さんに接近していく。
迫って来る師匠に向かって
「ラバーズ法エアブレット!」
葵さんが両手を振るい、合計10発の高質化した空気の弾丸を繰り出すが
師匠は
「ラバーズ法エアシールド!」
突き出した左手の先に、同じく高質化した空気の盾を展開する。
そしてそれは
葵さんの弾丸を全て弾き返してしまう。
「!」
驚愕に見開かれる葵さんの目。
硬直する。
その隙に師匠は間合いを詰め切って
右腕を振るい、葵さんの頬にフック気味のパンチを叩き込む。
「ぶべらっ!」
葵さんも声をあげ、地上に墜落して背中から地面に叩きつけられた。
落下の衝撃で行動不能に陥る葵さん。
そんな葵さんを冷たく見下ろし
私にも視線を向けて
「その程度ですか……免許皆伝が出たからと、日々の精進を怠りましたね……2人とも」
師匠はそう呟く。
呟きながら
「ラバーズ法ティアージャベリン!」
ビッと。
師匠の両方の瞳からビームのようなものが飛んだ。
それが何なのかは私は知っている。
……涙だ。
師匠は涙を増幅して量を増やし、それを超高圧で撃ち出したんだ。
ラバーズ法の仙道エネルギーにより実現する「液」の技。
涙の手槍・ティアージャベリン……!
「ぐあっ!」
美池さんの悲鳴。
何が起きたのか見なくても分かったけど……
視線を向けると、美池さんは師匠に厳しい目を向けながら、肩を押さえていた。
どくどくと出血する右肩を。
……涙の手槍を喰らったんだ!
どうしよう……?
強すぎる……!
体・液・外。
3系統全ての技を使いこなし、ラバーズ法を完全に極めた究極のお嫁さん……!
それが私たちの師匠・望星子なんだ。
そんな人が私たちの敵として立ち塞がって来るなんて……!
師匠越えはそうそう簡単には行かぬもの。
本作を読んでいただき感謝です。
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